「休日に繋がらない権利」～ 日本では無理っぽい？ ～

フランスで導入済みの「完全ログオフ」とは？

先般も取り上げました「休日に繋がらない権利」についてですが、
4月からの働き方改革を前に議題に取り上げるマスコミも増えているようです。
Abema的ニュースショーでも本格的に取り上げたようですね。

いま欧米では、休日や勤務時間外の仕事メールに返信しなくてもよい権利
「繋がらない権利」が定着、広がりつつある。
フランスでは既に従業員50人以上の企業に対して勤務時間外の
「完全ログオフ」が法律で義務化されており、
ニューヨークでは休日メールの返信を強要した企業に対して
最大500ドルの罰金を科すという条例案が審議されている。
(出典: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190304-00010017-abema-soci )

「完全ログオフ」はメールなどのアクセスを遮断する権利とのことです。

ここで注意が必要なのは「つながらない権利」というのは、
あくまでも従業員側の権利だということです。

企業側が勤務時間外の時間にメールを発信してはいけないのではなくて、
勤務時間外に従業員が対応を拒否する権利がありますよ！というものです。

そうだとすれば、

「メールは一応土曜日に入れておくよ！
  でも完全ログオフ権があるからもちろん見なくても良いよ。
  労働者の権利だからね！
  くどいようだが見なくてもいいんだよ！」

などと言う脅しがまかり通りそうです。

「完全ログオフ」は日本でも導入されるか？

労働者の権利意識が低く、パワハラ大国の日本では、
メール発信そのものを禁止する必要がありますね。

実際問題として、企業ベースでは深夜帯や休日のメール発信そのものを
内規で禁止している例もあるようです。

これが実施されれば日本のサラリーマン生活も少しはマシになるでしょうが、
私は本件について極めて懐疑的です。

たかが有給休暇を5日義務化するだけでこれだけ時間がかかった日本ですから、
完全ログオフが法制化するにしても何年先になることやら！ですね。

残業ゼロのノート術

posted with ヨメレバ

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