葛西リサ氏の著作を読む
”単身高齢者のリアル ――老後ひとりの住宅問題”という、
葛西リサ氏の著作を読みました。
単身の高齢者が住宅を借りるにも一苦労であることや、
孤独死リスクについての現状や具体的な取り組みについて書かれており、
なかなか興味深い内容でしたので、
気になった点についていくつか述べてみたいと思います。
高齢者は家を借りにくい
本書では高齢者が家を借りにくい実例が取り上げられており、
オーナーチェンジと物件の建て替えで立ち退きを要求されるも、
次に住める物件が見つからないとか、
結局、高齢者が借りられる物件は条件が悪いところしかなく、
家を買うことになった例などがありました。
私も賃貸住宅に住んでおり、
70歳とかになって引越したいと思っても、
なかなか困難であることは改めて認識しておいた方が良いとは思いました。
孤独死のリスクは持ち家でもある
ただし、持ち家であれば住む場所は確保できるものの、
高齢となって一人で普通に生活できるかは別の話だし、
また、孤独死のリスクは常に付きまとう感じです。
本書では、高齢者用のシェアハウスであったり、
見守り支援付の住宅の例がとりあげられており、
それであれば、少なくとも孤独死のリスクは避けられそうです。
NPO法人に人生の幕引きを託す
本書で印象的な事例として紹介されていたのが、
兄弟に遺骨の引き取り・財産の相続を拒否された単身高齢者が、
結局、住居を斡旋してくれたNPO法人により葬式などを一任されたケースです。
いわゆる老人ホーム的に集団生活するではなく、
単身で居住しつつも生存確認的なケアはしてもらいつつ、
いざ亡くなったら遺産から費用を捻出して、
葬式など事後処理をやってもらうサービスというのは、
今後は結構ニーズがでてくるでしょう。
まあ、私は終活にはまだ早い年齢だとは思いますが、
孤独死を避ける対策、最終的にはどこに住むのか?
この辺りは今から考えておいた方が良いとは思いましたね。
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