2026年5月9日土曜日

”FIREして長期旅行に行ったら働きたくなる”なんてことが起こるか?

長期海外旅行後に働きたくなる?


昨日ご紹介した記事でもう一つ気になる箇所がありまして、
それは、この方が長期で海外旅行した後に働くことを決意するという箇所です。

"「旅先での出会いが楽しすぎたせいで、帰国してから孤独をより一層感じるようになったんです。お金がいくらあっても、喜びを共有できる相手や、社会から必要とされている実感がなければ、心までは豊かにならないと気づいたんです」ずっと旅をしているわけにもいかず、結局マサヒロさんはFIRE生活に見切りをつけ、再び働くことを決意しました。” (引用元) 「虚しいだけでした…」46歳独身男性が〈資産1億円〉達成して会社とはオサラバも、「FIREを卒業」してサラリーマンに逆戻りしたワケ
実は、私は長期海外旅行後に働きたくなった!
みたいな主張を何度か聞いたことがあるのですが、
この方とは旅行へ向かう背景が全然違います。

この辺りを分析しつつ、FIRE後に旅行に行ったら働きたくなる??
という言説の私が感じた不自然さを述べてみたいと思います。

シベリア鉄道に乗車する為に会社を辞めた女性


私がまだ20歳くらいの頃、
ノルウェーで25歳くらいの女性と出会いました。

その方は、シベリア鉄道に乗車したいので会社を辞めて、
モスクワから北欧を巡って1ヵ月くらいして日本に帰ると言っていました。

その時、一緒に行動した別の40歳くらいの女性から帰国後の予定を聞かれて、

「私はやっぱり人と接するのが好きなので、そういった仕事に就きたい!」

みたいなことを語っておられました。

一見すると先のFIREした方と同じような経験に見えますが、
実は背景を考えると全然違います。

まず、FIREの人は一生働かないつもりで早期退職したのに、
数か月の旅行から帰国後、虚しくなりやっぱり働くとなります。

一方、シベリア鉄道の女性は、旅行への情熱を消し去ることができず、
会社を辞めて旅行に行って楽しい時を過ごし、
これで思い残すことはない!今後は仕事に集中するぞ!
みたいな感じです。

要は、旅行後に働きたくなる人と言うのは、
予めこうなることを予期して旅行に行っており、
別に仕事が嫌だった人が旅行に行って、
考え方が変わったわけではないということですね。

旅行後働きたくなるタイプの人と言うのは、
私の知る限りはこのパターンの人のみです。

なので、このFIREの方と言うのも、
30代とかで可能であるならば1年間休職とかして、
その間に世界を旅して歩くみたいな行動が正解だった気が致します。

24年もFIREを目指して頑張ったのに...


まあそもそもこの方、家賃4万円のアパートに住み続け、
24年間で目標だった「資産1億円」を達成されているわけで、
数か月旅行したくらいでやっぱり働くはあまりに不自然ですね。

記事内ではサラッと書かれている

”ずっと旅をしているわけにもいかず”

と言う文言ですが、いやいや、ずっと旅すりゃいいじゃないの?
と私なんかは思います。

そりゃ、グランドキャニオンとかスペインサッカー観戦はお金がかかるでしょうけど、
タイのナイトマーケットくらいなら格安で楽しめます。

本当に旅行が楽しかったら、
また旅行に行こうがシンプルな感想で、
やっぱり働きたくなるはあまりに不自然ですね。

FIRE後の旅行は達成感を感じた


ちなみに私ですが、比較的長期の旅行としては、
早期退職前の有給消化期間に1ヵ月程かけてマレーシア・タイ・中国を旅行、
その翌年にイタリア・マルタを同じく1ヵ月くらいかけて旅行をしました。

旅行は非常に楽しく、
早期退職をして良かったのは実感したものの、
強烈な虚無感に襲われることなど全くなく、
そしてどちらかと言うと、
また旅行に行きたいと思うよりは、
ある種の達成感のが強かった印象ですね。

これはFIRE生活が次の段階へ移るとも言えて、
旅行などビッグイベントがなくともFIRE生活を楽しめる!
そうした実感が今思えばあったな~という感じです。

ここでやっぱり働きたいと思うかと言われれば、
個人的にはどうするとそうなるのよ?としかやはり思わないですね。

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