労働系FIREの隆盛
FIREは「Financial Independence, Retire Early」のことなので、
本来は「経済的自立」と「早期リタイア」の達成がセットであるかと思います。
しかしながら、コーストFIREのような、
全然仕事を辞めていないタイプまでFIREの一形態に数えられ、
その傍系のようなものも増えている印象があります。
本項では理由はともかく、とにかく働いている人、
とくにサラリーマンを継続しているのにFIREと言っている人を、
労働系FIREと一括りで捉えて考えた場合に見えてきたこと、
それについて私見をまとめてみたいと思います。
「いつでも辞められる」は「結局辞めていない」
まず第一に、労働系FIREで良く聞かれる話として、
「資産が潤沢にあるのでいつでも会社は辞められる」
という言説があります。
私個人のスタンスというか考えとしては、
これは「結局のところ仕事を辞めていないじゃないの?」
という点が重要ではないかと思います。
と言いますのも、仕事を辞めてない理由としては、
・ いつでも辞められると思うと仕事が辛くなくなった
・ 仕事は好きでやっている
と言った理由を挙げられることが多いのですが、
ここに抜け落ちていると思われる視点があると思うからです。
実際に会社を辞めていたらどうなっていたか?
それは何かと言えば、会社を本当に辞めていたらどういう生活をしていたのか?
というものとの比較という視点です。
上記の例を挙げると以下の3パターンでどれが良いか?という比較です。
① 資産1億円で完全FIRE。毎年400万円の予算で働かない暮らし。
② 資産1億円だが労働は継続、いつでも辞められると思うと仕事にゆとりが出た
③ 資産1億円だが労働は継続、FIREとか関係なく仕事が楽しくなった
③みたいな人はそもそもFIRE目指すことが間違いなので、
①と②の比較が重要になるかと思います。
②でも③に近い方は良いとは思いますが、
仕事がつまらないけど、まあいざとなれば辞められるからな~
などと思いながらずるずると働くというのが、
①の生活に比べて本当に良いのか?
この辺りをかなり突っ込んで考察しているのを個人的には見たことがないので、
②のタイプの方はそれなりに満足した生活をされているかもしれませんが、
実は結構もったいない選択をされているのではないか?
という疑念を持ちました。
これを補完する材料としてですが、
実際に会社を辞めてFIRE生活をしている人と言うのは、
以下のような経験・考察をしています。
・会社をいつでも辞められる状態で働いた経験がある
・会社を辞めた後の楽しいFIRE生活を経験している
・会社員を継続した場合のシミュレーションも済んでいる
この点について次項以降で述べてみたいと思います。
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