2023年5月31日水曜日

【セミリタイア海外旅行】タイと台湾に3週間程行ってきました

2020年1月以来の海外旅行


タイに2週間(バンコク、パタヤ)、
台湾に1週間(台北、台中、彰化、鹿港、嘉義)ほど行ってきて、
昨晩帰国致しました。

パタヤ

鹿港




海外旅行に行くのも2020年1月以来ですから、
実に3年以上のブランクがあったわけです。

久しぶりの海外旅行ということで、
心躍る瞬間は何度もあって、
やはり旅行はいいな~というのが第一の感想となります。

家に普通にいた方が快適?


一方、今回の旅行で何度か感じたことは、

「あれっ?普通に家にいた方が快適じゃない?」

ということですかね?

自分がこういう感覚を持つようになるとは、
サラリーマン時代は思ってもいませんでした。

この事は、サラリーマン時代は辛い日常から逃げ出す(一時的だが...)手段として、
海外旅行の役割が大きかったのですが、
今のセミリタイア生活は辛くもなんともない状況であり、
その点での海外旅行の位置付けが変わったことも影響しているのでは?
ということを思います。

3週間は長いかも?


元々私がセミリタイアを目指したというのも、
サラリーマンである以上、最長でも9日間しか旅行できない!
会社を辞めて長期の旅行に行くのだ!
というのがありました。

確かに、9日間というのは、特に欧州など長距離移動の場合は短かすぎます。
また、サラリーマンである以上、
出発直前まで仕事、帰国してからすぐ仕事という状況ですので、
9日間をフルに活用するのは実質的には困難です。

ただ、体力の衰えの影響なんかもあって、
今回のような3週間の旅行はちょっと長いかも...と感じました。

おそらく、今の私には2週間くらいがちょうどよいのでは?
ということを感じましたね。

これ以外にも、セミリタイア生活と旅行について、
色々と考えたことがありますので、
考えをまとめたうえで当ブログで記載していきたいと思います。

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2023年5月28日日曜日

【体力ないので】70歳過ぎの労働リスクで思ったこと

最近の求人チラシの傾向で気になること


私の住む集合住宅は高齢者が比較的多いからか、
高齢者向けの求人チラシがよくポストに入っています。

高齢者向けの求人チラシの職種ですが、
基本的には「警備員」と「清掃員」の2つです。

この傾向は変わらないのですが、
最近は清掃員向けのチラシに若干の変化がみられます。

警備員の方は相変わらず、
「働いている人の多くが高齢者です」と言った文言で、
時給と労働時間の概要が書いてあるだけですが、
清掃員の方は個別具体的な場所と条件が書いてあります。

これには何か理由があるのでしょうかね?

実はきつい現場だったりするのか?


考えられるのが、家から近くだからここで働いて!
という単純明快な理由というもの。

最近見たのは、自宅から4Km程離れた駅ビル、
3Km程離れた総合病院と言ったところです。

一応交通費は出るみたいですが、
時給は東京都の最低賃金に近いものでした。

ただ、何らかの理由(知る人ぞ知るきつい現場とか)で、
ピンポイントで募集しているみたいな裏があるとちょっと嫌ですね。

高齢でも仕事があるのは結構なことだが...


週5日、1日5時間程度働けば10万円くらいにはなりますので、
これで十分生きていけるのでラッキーと考えるのか?

ただ、70歳くらいで7時から12時まで働いたら、
体力のない私がその点を考慮すると、
午後は疲れて寝るだけになりそうかな?

となると、人生の最晩年の過ごし方としてはちょっとどうかな?
という感じを個人的にはどうしても持ってしまいます。

私は基本的には70歳も過ぎれば年金の範囲内で暮らす戦略ですが、
年金の大幅カット等が発生した際のリスクヘッジのために、
高齢者の労働事情については、
一応調べるだけは調べておいた方が良いのかな?
なんてことをふと思ってしまうことはちょくちょくありますね。

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2023年5月24日水曜日

億単位の資産があるのにFIREしない人 ③ 更に上を目指すという考えはあってもよい

節約を追求しすぎて見失うもの


随分と前から節約型のFIREがクローズアップされています。

楽しい人生を過ごすのに思ったより必要なお金は多くない、
これについては全くその通りだとは思います。

ただし、これがちょっと行き過ぎた感はあって、
億単位の資産も数百万円の資産も同じだとか、
いや、むしろ資産は少ない方が良いなどいう珍説も見られるようになっています。

これによって、結構見失うものもあるのでは?
ということを最近よく思います。

旬の食材も堪能できず...


私が超絶的節約型のFIREに踏み切らなくてよかったと思うのは、
主として食生活と住居の2点です。

月額の食費予算が1万円以下とかですと、
旬の食材(特に果物や魚)等々を堪能できる機会が著しく減少します。

また、セミリタイアは家にいることが多いので、
隣家の音が丸聞こえだったり、
極端に狭い家などはちょっとどうかな?と思ったりします。

もちろん、食に全く興味がない人や、
狭い家が気にならないというか好きな人もいるでしょうから、
その考え方を否定する気はありません。

ただ、多くの人にとっては食生活は大事だし、
家だってグレードが高い方が良いと思います。

先日も述べましたが、FIRE後の生活に関しましては、
最低限からのアプローチより、
理想からどこまで妥協できるかで考えた方が良い気が致します。

数億円もっていてもさらに上を目指すのは何故か?


億単位の資産を持っていれば、
私なんかからみればもう十分では?と思ったりはします。

ただ、その人にとってみれば、
さらなる上を目指したいということなのかと思いますし、
それが何であるのか?
どうしてそこを目指すのか?というのは、
個人的に非常に気になる部分で、
自分のFIRE生活を充実されるために、
参考になる部分もあるのでは?と思ったりします。

もちろん、そんなことの為にまだ働いているの?
なんていう感想を持つ可能性もありますが、
それはそれで自分のFIRE生活の正当性が立証されるということで、
意味はあるんじゃないでしょうかね?

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2023年5月22日月曜日

億単位の資産があるのにFIREしない人 ② 仕事が充実すれば会社を辞めなくて当然!

数億円の資産達成の原動力は高給?ならば...


数億円の資産を達成された方の中には、
数万円~数十万円の元手を投資のみで増やした!という方もいるでしょうが、
実は数億円の資産の原動力は”高給”であるのでは?
と思うこともあります。

高給を得るということは、
それなりの会社でそれなりの仕事をしているということで、
仕事はきつかったり忙しかったりするかもしれませんが、
まるっきりばからしい仕事をしているわけではないでしょう。

となれば、忙しすぎる毎日に嫌気がさしてFIREを目指していたが、
仕事上に転機が訪れて、仕事に余裕ができるなり、
やりがいのあるポジションに就くなどして、
FIREを目指すのを辞めるというケースは結構あるのでは?
と推察されます。

希望の部署に給料倍で異動でも辞めるか?


どうしようもないブラック企業に勤めているのでもなければ、
FIREを撤回する条件というのは、
一般的なサラリーマンでも結構あるのかもしれない...
と思うことはあります。

私はサラリーマンの最後の5年間くらいは完全FIREモードで、
会社を辞める辞めないでは迷ってなく、
問題はいつ辞めるかだけでした。

逆に言えば、
それ以前はサラリーマン人生に微かな希望はあったという感じで、
40代前半くらいでそれなりの処遇を得ていれば、
普通にサラリーマンを継続していた可能性もゼロではありませんでした。

例えば、自分の希望部署に異動できて給料が倍という辞令が出た場合、
既にFIRE資産は目標を達成しているのでやっぱ会社辞めるは...
となるかどうかということですね。

FIRE資産達成と言っても、
一般人であればせいぜい準富裕層レベルのことが多いので、
本来はもう少し資産を積み上げておきたいというレベルの人が多いでしょうから、
それなりの労働条件で仕事を継続できるなら働くというケースは、
結構あっても不思議でない気は致します。

FIREを撤回する条件を事前に想定


まあ、実際問題としては、FIREを撤回するほどの好条件が提示される、
そんなケースは極めてレアであると思います。
私なんかも結果的にかすりもしませんでしたからね。

ただ、事前にこういった条件ならFIREを撤回してもよい、
という最低ラインみたいなものを決めておくということは、
いざ微妙な辞令がでてもあわてずにすみますし、
サラリーマン人生の今後を改めて考えるうえでも、
それなりの意味を持つのでは?と思います。

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2023年5月21日日曜日

億単位の資産があるのにFIREしない人 ① 批判対象ではなく教材として見ては?

数億円の資産に達成、でも会社は辞めない?


セミリタイアやFIREを希望することを公言していて、
実際に目標資産である億単位の資産を達成したにもかかわらず、
会社を辞めることなく普通に働き続けている人もいらっしゃいます。

こういった方々に対して、
「何で会社を辞めないんだ!」
と批判をするのは大きなお世話ですが、
「何で会社を辞めないのだろうか?」
と考察するのは、
自分のFIREへの決断にも参考になるところは大かと思います。

何故辞めないのか?の主たる理由を推察


億単位の資産を築きつつも何故会社を辞めないのか?
これには私が考えるに以下のような理由があると思われます。

① 仕事が充実している
② 理想の生活に比べて資産がまだ足りない
③ 「無職」へ踏み切る勇気がでない
④ 家族の理解が得られない

話は単純なことかもしれない...


億単位の資産があれば、会社を辞めて無職になったところで、
金銭的な不安というのはないように思えます。

ただ、そうは言っても漠然とした不安は残る可能性があるかと思います。

また、世間体などから家族からの理解を得られない...
なんてケースもありうるとは思います。

これら上記でいうところの③④のケースは、
金銭の多寡に限らずありうる話なので、
大金を持っていてもセミリタイアしないのは、
意外と単純な話なのかもしれません。

しかしながら、仕事の内容や資産額の問題で、
今が退職するべきでないと考えているのであれば、
一般のセミリタイア希望者にとっても参考になるところがあるかと思います。

次項ではその点について、私見を述べたいと思います。

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2023年5月20日土曜日

【違和感】タワマン買うパワーカップルはそんなに愚かなのか?

パワーカップルでもタワマンを買うのはアホ?


タワマンの建設ラッシュは未だに継続しているようですが、
タワマンに対する批判も相次いでいます。

例えば、先般、当ブログでもご紹介した、
に沿った形で森永卓郎氏は以下のような批判を展開します。

"タワマンに住むようなパワーカップルは、できるだけ上層階を買いたがる。そこから下界を見下ろして、「俺ら勝ち組だぜ」と自分に酔っているわけだが、夫婦ともに35年ローンを組んでいたりする。
夫婦どちらかがリストラにあえば、すぐに破綻(はたん)するし、タワマンの資産価値が暴落する可能性もある。現実に韓国や中国ではひどいことになっている。不動産バブルが崩壊して売るにも売れない。しかも金利が上がってきているので、住宅ローンが返せなくなってきている。"  (引用元) 森永卓郎がタワマン暮らしの“自称・勝ち組パワーカップル”を「不幸にしか見えない」と心配するワケ"
この文章を読むと、パワーカップルというのは、
超背伸びをして見栄をはってタワマンを購入する、
しかもちょっとリストラにあえば破綻が待っている...
という危なっかしい生活をしている人たちに思えます。

同じような批判はネットニュースで山ほど見かけますが、
パワーカップルの多くがそんなにアホとも思えません...

キャッシュでポン!と購入


最近は晩婚化も進んでいる関係上、
例えば、40代で結婚するようなケースでは、
郊外のマンション程度なら手持ちキャッシュで買えるケースも少なくないです。

現に私の知人のケースでも、超一流企業の社内結婚でしたが、
ほぼほぼキャッシュでタワマンを購入したケースもあります。
夫婦ともに、郊外マンションを買えるキャッシュがあれば、
夫婦あわせて都心のタワマンを買うことも可能というわけです。

彼ら曰く、タワマンの何が良いのか?
第一にアクセスだそうで、通勤先まで電車に乗る時間は6分!
これだと通勤地獄とは無縁なのが良いと言っていました。

あえて下層階を狙う


森永氏の記事ではパワーカップルは上層階を狙うとありますが、
別の知人のケースだとあえて下層階を買うというケースもありました。

下層階と上層階では値段が大きく異なりますが、
使える共用部などタワマンのメリットは下層階でも享受できます。

また、災害時にエレベーターが使えなくなっても歩いて降りられるし、
普段の買物などに出かけるのも楽と言っていました。

パワーカップルは堅実


私の周りのパワーカップルを見てみると、
世間のイメージよりも堅実な生活をしていますね。

それなりの貯金と収入があるならば、
職場に近いタワマンを買って優雅に効率的に過ごすのもありでしょう。

まあ、私ならタワマン買うお金があれば、
とっととセミリタイアしていたでしょうが、
この辺は単なる価値観の違いというものでしょうね。

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2023年5月19日金曜日

【怠惰なセミリタイア生活】トレーニングが全然できていない...

体力低下が著しい


ここのところ体力の低下が著しいと感じています。

持久力は元々なくて、長時間の歩行で疲れるのは前からですが、
純粋な筋力も落ちてきたような感じです。

先日、部屋の模様替え的なものを試みて重いものを持とうとしたのですが、
電子レンジなどは今がぎりぎり持てるレベルで、
これ以上体力が落ちると自分では動かせなくなるかも?
という感じです。

セミリタイア後はトレーニングをするはずが...


思えば、セミリタイア後はジムで定期的なトレーニングを行い、
引き締まった身体にするはずでしたが、まるでできていませんね。

時々、発作的に負荷の高いトレーニングをすることがありますが、
その後の疲れや筋肉痛などで、
読書などの活動に影響がでると時間がもったいない...とか考えてしまいます。

まあ、実際それは言い訳という部分があって、
怠惰なセミリタイア生活にどっぷり浸かっているという感じなのですが...

そろそろ本気にならないと...


トレーニングしなければ...というのは、
当ブログでも定期的に語っている気がしますが、
筋力の低下というのをしみじみ実感している今、
そろそろ本気にならないといけないと思います。

今後のセミリタイア生活を楽しめるかどうかは、
経済的制約よりも体力的制約のが大きい気がしますからね。

ジムも毎月1万円以上支払っていて、
サウナとプールだけだともったいないので、
有効活用していきたいですね。

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2023年5月18日木曜日

株高で含み益過去最高水準 ~ 含み益ってあてにしてよいのかな? ~

日経平均が3万円を突破


日経平均株価があっさり3万円を突破致しました。
2021年9月以来、約1年8か月ぶりだそうですが、
そういえば、そんな時期にも突破していましたね。

今回の株高については、色々な方がもっともらしいことを述べていますが、
実際は何がどうなっているのでしょうか?

この傾向はしばらく続くとみて良いのか?
とりあえずは、手仕舞えるところはした方がよいのか?

個人資産の含み益は最高益を更新だが...


といいますのも、個人資産の含み益は最高益を更新しており、
1年8ヵ月前よりも投資資産は増えています。

まあ、私の場合はフルインベストメントとは程遠い状況なので、
会社を辞めてから資産が増え続いているなんてことはなく、
順調に?資産は減少していますが、
ここにきてその速度は鈍化しています。

このあたりの含み益増加というのを、
今後の消費計画にどれだけ当て込んでよいのか?

当て込んでよいのなら、この夏はちょっと豪華な旅行を...
なんてことを考えたいのですが...

当面は何もせず...


ただ、私の場合、利益確定した株がその後爆上がりとか、
そんなケースばっかりなので、当面は様子見で行きたいと思います。
今が天井かとか考えるのも面倒ですしね。

よく考えれば、利益を確定してまで消費を増やしたい対象があるか?
個人的にはそれ程ないかな~という感じですので、
含み益などあてにせず、これまで通りで自然体が良いのでしょう。

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2023年5月17日水曜日

【FIRE】最低限の資産を目指すな!についての私見

年間400万円以下で過ごすFIREはお勧めしない?


FIREの本場?アメリカのFPさんが面白いことを言っています。

"早期退職ができるほどの「経済的自立」を達成する方法に関する情報が氾濫している。しかし、そうした戦略はほとんどの場合で、投資を通じて数十年にわたって最低限の年収が得られる程度の資産を構築することに重点を置いている。ファイナンシャルプランナーの私は、早期退職を目指すクライアントにそのような道を歩ませるつもりはない。
実際、あなたがこれからの10年間、懸命に節約と貯金をして、30代か40代のうちに引退できるほどの貯蓄ができたとしても、残りの人生(50~60年続くかもしれない!)を年間3万ドル(約400万円)以下で過ごさなければならないのなら、そんな生き方は経済的に安定しているとは言えない。"  (引用元) FIREを希望するクライアントに、FPの私が伝えている3つのこと(海外)"
年間3万ドル(約400万円)以下で過ごすなんてのは、
経済的に安定しない!とバッサリですが、
これはアメリカの物価が高いからなんでしょうか?

日本のFIRE民のブログなどを見ても、
年間400万円も使っている人なんてあまり見ない印象ですが...

最低限を目指すな!には同意する部分も...


ただし、前半部のコンセプトは理解できる部分はあります。

筆者はこの文章に続くパートでも
”最低額を目指さず、綿密な計画を立てる"
ということを主張していますが、
いくらあればFIREできるか?ではなく、
自分の理想とする生活にはいくら必要か?
こういった視点は必要かと思います。

あまりの低資産FIREの場合であれば、
最初の10~20年は良くても、
後半の20~60年はちょっとどうかな?
と思う確率はそれなりにあると思います。

FIREやセミリタイアは経験者と言ったところで、
長くて10年程度の方が中心でしょうから、
社会的経験値の蓄積はまだまだだと思います。

理想的な計画から現実的な計画へ


まあ、とは言っても、本当の理想の生活とか計算すると、
年間1,000万円くらいは必要で、
そうすると資産は3億円くらいあった方が...
などと非現実的な目標になりかねません。

となれば、当然、どこがで「妥協」が必要になります。

ただ、個人的な経験から言わせて頂きますと、
この辺の妥協というか、
FIRE生活に不必要なものは何かというものについては、
FIRE準備期間に自然と明確になっていくという感じかと思います。

なので、FIREへのアプローチというのは、
「最低限FIREにいくら必要か?」から出発するよりは、
「理想のFIREにはいくら必要か?」から出発して、
不必要なものをそぎ落として現実的なラインに落ち着かせる...
その方が良いのでは?と思う次第です。


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2023年5月16日火曜日

完全リタイアの条件について ② 家事という重労働

節約という名の重労働


セミリタイア生活を過ごす人の中には、
節約等々という観点からか、
結構な重労働?をしているのでは?というケースも散見されます。

例えば、洗濯を例にとってみます。
私は一人暮らしですが、全自動ドラム式で大型のものを使っています。

これですと、週に1回程度の洗濯で済みますし、
洗剤を入れたらあとは乾燥が終わるのを待つだけです。

ただ、これが乾燥機能なしの小型洗濯機だった場合、
洗濯頻度は増えて、干す手間も増えます。

また、洗濯機購入をやめてコインランドリー利用であれば、
往復の時間や待ち時間などの時間ロスができますし、
「洗濯機不要」などということになれば、
昔ながらの重労働の手洗い洗濯をする必要がでてきます。

完全リタイア = 労働時間0 = 自由時間MAXのはず...


洗濯以外にも、料理、掃除など、
節約のために結構な時間を使っているケースを見ることがあります。

本来、完全リタイアを目指す目的として、
労働時間を0にすることによって自由時間をMAXにする!
というのがあるはずですが、
結構な時間を家事に割くことになっては、
本末転倒になりはしないか...と思うこともあります。

雇われ仕事からの解放というメリットはあるが...


もちろん、家事労働がいくら大変と言ったところで、
サラリーマンの仕事に比べたら楽勝で、
失敗したところで罵倒されるわけでもありません。

なので、少しでも早くリタイアするために、
超節約型のリタイア計画を立てるというのは、
理にかなっている部分はあります。

しかしながら、完全リタイアに近づけるのが目標であるならば、
ある程度のお金で軽減できる家事などについては
(全自動洗濯機、食洗機、掃除ロボット等)、
その分、予算化しておけば、
リタイア後の自由時間が増えることになります。

年齢とともに家事が面倒に...


自分自身の経験から言わせて頂ければ、
年齢とともにあらゆる家事に対する面倒度合いが増してきました。
今後もこの傾向は続くでしょうね...

私だって、セミリタイアを想起している段階では、
掃除も完璧にやって料理も凝ったものを作ろうなんて思っていましたが、
実際は全然そうなっていませんからね...

このあたりの感覚は個人差があるとは思いますので一概には言えませんが、
面倒な家事を避けるためにいくらコストがかかるか?
この観点からリタイア計画を立てるのはありかと思います。

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2023年5月15日月曜日

完全リタイアの条件について ① 資産運用に取られる時間

資産所得だけで暮らしても完全リタイアではない?


私自身、いわゆる雇われ仕事は一切していませんが、
会場調査、治験、モニターなどのバイト活動は行っているので、
厳密な意味での完全リタイアではなく、
基本的にはセミリタイアを名乗っている状況です。

世の中には私などとは異なり、
手持ち資産からの運用益・取り崩しのみで
生活している人は一定数いらっしゃいます。

普通に考えますと、数億円の資産をお持ちであれば、
「完全リタイア」という状況なのかと思いますが、
ちょっと違うのでは?という方も散見されます。

それは、資産運用に相当な時間を取られている人です。

完全リタイア = 労働時間0と考えるなら...


完全リタイア = 労働時間0と考えるのであれば、
資産運用に掛けている時間というのも立派な労働時間でしょうから、
資産運用で生活している人に完全リタイアしている人はいない!
という屁理屈も一見成り立ちそうです。

随分と昔に読んだブログで、
総資産を全部普通預金に移して会社を辞めて、
今後はこの預金からすべて生活費を賄うと宣言している人がいましたが、
ここまでやれば「完全リタイア」に異議はないところです。
とは言え、これが理想的な方法とも思えないのも確かです。

資産運用ありきでなくてよかった


「完全リタイア」というのがFIRE民やセミリタイア民の理想であるならば、
資産運用に掛ける時間もミニマムにするのが理想なのかな?
という思いが最近個人的には強くなってきました。

ただ、資産運用でセミリタイア資産を築いた人の中には、
資産運用に掛ける時間を趣味的に捉えているように見える人もいらっしゃいます。

そうであるならば、「完全リタイア」なという定義にこだわらず
(こだわっている人はいないと思いますが...)、
好きなようにされるのが理想なのは言うまでもないです。

ただ、一般的なセミリタイア民であるならば、
相場を毎日眺めて一喜一憂するよりも、
その時間を趣味にでも向けた方が良い気がします。

このあたりの時間の使い方については、
サラリーマン時代にはあまり深く考えていなかったけど、
資産運用益ありきのセミリタイア計画でなくてよかったと思う次第です。

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2023年5月14日日曜日

リサーチ不足か運が悪いのか? ~ 辞めたくなる会社に入ったのは ~

”サラリーマン”を辞めたい


セミリタイアを希望する第一の理由としては、
「会社が嫌である」
というケースは一般的かと思います。

しかしながら、会社が嫌である理由というのは、
様々であると思います。

単純に上司が嫌いという理由を挙げる人もいれば、
サラリーマンがいかに理不尽か?
ということを、社会学的・哲学的に語る人もいます。

ただし、どんなにサラリーマンというのが本質的に非人間的な生活だと力説しても、
実際問題、サラリーマン生活に満足している人は一定数いるわけであり、
あまり大所高所的に論理展開しすぎると、
逆に説得力を失う印象はあります。

リサーチ不足 or 運が悪い


自分の上司が性格的にも仕事に対する価値観的にも全くあわないとします。
一般的にこのケースでは、運が悪い、上司ガチャにハズレとされます。

しかしながら、会社には「社風」というのもありますので、
イケイケどんどんの会社でアグレッシブな上司にあたってハズレ!というのは、
実はちょっと違うのではないかと思ったりします。

この場合、ひょっとしたら嫌な上司にあたったのは、
運が悪いというよりは、リサーチ不足だったのかもしれません。

配属なんかもそうで、
そもそも自分の経歴を考えれば、
そんな花形部署に行くのはむりだろう...
というケースでも、配属ガチャで片づけらることもあるのでは?

リサーチ不足という感は否めないな~


私がサラリーマンとして自分的に満足した結果を残せなかったのは、
そもそもリサーチ不足によるところも大きいかな?
なんてことを思ったりもします。

ただ、そうは言っても会社の内部のことなど、
外からはわかりにくい部分は大きいので限界はあるとは思いますが...

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2023年5月11日木曜日

「入社初日に辞めたくなる」について考えた

入社初日に辞めたくなる


セミリタイア希望者の中には、
「入社初日に辞めたくなった」
といって、その後にその志?を貫いてセミリタイアをした人もいるようです。

ストーリーとしては感動的な部分もある話ですが、
私がこの手の話を聞いて、ちょっと違和感を覚えるのは、
自分の場合と比較してのことです。

私の入社初日は入社式が一応あって、
その後に研修所に直行した記憶があり、
これで辞めたくなるってのは流石にないよな~と思ったからです。

出社初日に辞めたくなるか?


なので、この「入社初日」を「出社初日」に置き換えると、
その気持ちは少しわかる気も致します。

まあ、入社式とか研修とか一切ない会社であれば、
入社初日が出社初日というケースもあるかと思いますが...

さて、この出社初日についても、
会社を辞めたくなる気持ちはわかりながらも、
ちょっと早いと思っていました。

というのも、私が会社員生活をスタートした金融機関では、
最初は全員配属先が営業店となるので、
将来的にやりたい仕事と全く異なるケースが多いです。

メーカーの中には、とりあえず最初は全員工場勤務というところもあり、
これも将来的にやりたい仕事と最初の仕事が異なるケースもあるかと思います。

そりゃ~こんな仕事はしたくないと思っても、
1~3年くらいで次のステップへいくわけで、
ここで辞めたいというのもちょっと違うかな?ということです。

転勤というファクターをどうみるか?


まあ、とんでもないパワハラ上司がいたとかなら、
とっとと辞めたくなる気持ちもわかるし、
場合によっては本当に辞めた方が良いとは思います。

ただ、サラリーマンの場合は転勤があるケースがほとんどで、
2~3年我慢すれば希望が叶うかもしれないので、
最初の仕事がつまらないのですぐ辞めるというというのは、
本当に得策なのかは微妙な要素がからむかと思います。

この見切りを早期につけるのは極めて難しく、
入社初日にはさすがに見極められないだろう...と個人的には思います。

ただ、10年頑張ったけどやっぱりだめだった...
なんてケースも多々あるわけですから、
入社初日に辞めたくなったのは慧眼だった!
というケースも少なからずあるんでしょうね。

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2023年5月9日火曜日

本当に増税が続くなら早めにFIRE

増税地獄



本書は、すでに48%に達してる国民負担率が、
消費税率のアップ、退職所得控除の圧縮・廃止、
国民年金保険料納付期間の延長当により、
さらにアップするという見通しを掲げています。

そのための対策としてのトカイナカ暮らしを推奨、
将来的に年金の範囲内で暮らせる家計の構造改革を説いています。
そして、自分で農業をすることを以下のようにすすめています。

"私は、コロナ禍の2年ほどの間に、一人社会実験をしてきた。
それは、将来年金が夫婦で13万円に下がることを想定して、
それで暮らせるかを試したのだ。
実験の結果わかったことは、自産自消が必要であり、
それは可能だということだ。(p138-139)"
うーん、月13万円の暮らしで自産自消がマストでしょうかね?
本書でも自分で作った野菜の方が美味しいと言っていますが、
それはコスト面とは切り離して考えたいですね。
なので、実際に野菜造りにかかる手間とコストはどうなのか?
この辺はもう少し詳しく知りたいところですが、
家計の構造改革は多くの人にとって必要なのは確かかと思います。

森永氏はまた、住民税非課税のメリットも強調しており、
この辺りはおおくのFIRE民と認識を同一にしています。

FIREを目指すのは危険


一方、本書内ではバブル崩壊を予言していることもあり、
FIREを目指すことには否定的で、
年金生活で4%ルールをキープするのはむずかしい(p88)としています。

確かに彼の予言通り本当に株価が下落すれば、
株式の値下がりと取り崩しで資産が0になるリスクはありますが、
そうなるまで何もしないということはないでしょうね。

また、FIREの計算の例として、
年間生活費300万円、リータン4%、資産7,500万円としていますが、
上述の月の年金13万円に抑えれば資産は半分程度でよくなるし、
多少の労働など加えれば、そこまでFIREがリスキーとも思えません。

この辺りの論理展開は若干恣意的に感じました。

本当に増税が続くなら早めにFIREを!


まあ、今後本当に増税が続くのであれば(続きそうだが...)、
頑張って給料アップしてもその分税金が増えるなんてことになりかねず、
早めにFIREを達成して住民税非課税世帯として生きていくのが賢いかも?
なんてことを思ってしまいますね。

ただ、森永氏が賛成する金融所得課税強化が実現すると、
FIREのメリットも薄れていく可能性がありますので要注意です。

森永氏の予測が当たるかどうかも含めて、
税金の動向は注視していかねばならないでしょうね。

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2023年5月7日日曜日

仕事の集大成 & 残り時間を考える? ~ そんな年なのか...としみじみ思う ~

仕事が順調だったら...


YouTubeを見ていて、とある私と同世代の評論家の方が語っていたのですが、

「残された時間は少ない。
 そろそろ仕事の集大成をしなければいけない。」

といった類のことを言っているのを聞きました。

仮にサラリーマンとして順調にキャリアを積み重ねていれば、
自分も60歳定年まであと数年なので、
そういった仕事に前向きな気持ちになっていたかも?
などと一瞬だけ思いましたが、
なかなかサラリーマンだとそれは高い壁だなと思います。

仕事での”集大成”は既に完了


今や役職定年が当たり前の時代ということもあり、
私の同期でも収入や役職がキャリアハイだった時代は、
多くの人が既に過ぎ去っています。

ある程度偉くなった人でもキャリアハイだった時代に、
自分の仕事の集大成などと考えて仕事をしていたか?

それよりも、次の異動とか出向先が気になって、
それどころじゃないという人が多かったのでは?と思います。

自然体だが残り時間は意識する


今ぐらいの年齢で、仕事の集大成などと言える状況なら、
それはさぞや幸せな仕事人生だったでしょうが、
今さらそんなことを言っても仕方ないです。

ただ、「残された時間」という点においては、
基本的には成功者と私も同じようなものかと思います。

まあ、私みたいなものが「集大成」などと気負う必要はないかと思いますが、
残り時間なども意識しつつ、
やりたいことを自分も一つずつ潰していなかければな~
なんてことを漠然と思ってしまいました。

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2023年5月6日土曜日

【セミリタイア計画】90歳くらいまでは生きるつもりで...

思ったより長生きしそうだが、健康面では大丈夫


という本を読みました。

本書は漠然とした還暦後のイメージではなく、
統計的な事実に基づいき還暦後のリアルを説明するというテイストの本で、
そこから浮かび上がる還暦後の実態というものは、
多くの人が自力で結構長生きできるのだ!というものです。

例えば、本書によれば、

「健康寿命」を過ぎても、
日常生活にはほとんど支障がなく、
80歳を超えて暮らすことができる。(p.9)

とあり、健康寿命後は下手したら寝たきりになるのでは?
という、ある種の悲観論を否定しています。

90歳くらいまでは生きる


本書の中で私が特に気になったのは平均寿命の箇所で、
本書が結論的に語っているところは、

現在の還暦世代は男女とも半数以上が90歳に到達する可能性が高い (p.59)

となっています。

詳細な論拠については本書に当たって頂きたいものの、
長寿化が進展しているというのは実感としてもあります。

セミリタイア生活の資金計画を立てる際に、
「何歳まで生きるか?」
ということを考えない人はいないと思われますが、
「これからも平均寿命が伸びていく」
という要素を加味した計画を立てている人はあまりいない印象があります。

長寿化という傾向が続くのであれば、
今の若い人は100歳まで生きる前提でセミリタイア計画を立てたとしても、
特別なことではないのかもしれません。

私も90歳くらいまでいきるつもりで...


こういった長寿化のデータが出てくるのとは裏腹に、
未婚男性の平均寿命が67歳というのも、
セミリタイア界隈ではよく取り上げられます。

本当に67歳が寿命であるなら、
65歳まで好きでもない仕事をやるなんて論外!
というのは納得できる話です。

しかしながら、これが90歳とか100歳とかまで生きる、
しかも、結構、元気で生活できますよ!
となると話は全く変わってきます。

まあ、どちらをとるのかは難しい問題ですが、
私個人としては、一応90歳くらいまで生きる前提で、
これからの人生を考えた方が良いのかな?
という方向に傾きつつあります。

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2023年5月5日金曜日

【セミリタイア準備期間】節約の為にGWに旅行に行くべきでないのか? ③ セミリタイアの目途が立っていれば行きたきゃ行く

セミリタイアの目途が立ったら...


セミリタイアを目指し始めた頃であれば、
せっかくの休暇に旅行に行くべきなのか?
はたまたセミリタイアの早期実現の為に節約すべきか?

この辺りは迷うところですが、
個人的には節約旅行に行ったというお話をしました。

ただこれが、セミリタイアの目途が既に立っており、
遅くとも3年以内には絶対にセミリタイアする!
というステージに到達すれば、

・旅行はセミリタイアしてから、
 安い時期に好きなだけ行けば良い。
 
という気持ちになって、
旅行に行こうなどとは全く思いませんでした。

激安旅行に行けばよかった?


この発想自体は基本的には今でもそれほど間違いではなかったと思います。

ただ、私の場合、サラリーマン時代の最晩年というのは、
仕事的にはオソロシイ程つまらないと思っていた時期で、
この時期に気分転換的に旅行に行くのはありだったと思うのですよね...

仮にマイルで航空券が取れれば、
必要なマイルはそれほど多くはありません。

国内移動で飛行機や新幹線は満席で移動もうんざりですが、
普通列車の移動であれば普段よりも空いていたりします。

ホテルも著名観光地でなければなんとでもなりそうです。

すでに資産的な目途は立っていたので、
この程度の旅行費用は節約する必要はなかったのかな?
と思う部分はあります。

セミリタイアの目途が立っていれば自然体で


本来、セミリタイアへ向けての資産が積みあがってくれば、
精神的なゆとりもそれにつれてでてくると思うのですが、
私のサラリーマンの晩年はこのゆとりがイマイチだったと思います。

旅行への出費に限らずですが、
セミリタイア資産の目途がついた時点で、
もっと気楽にサラリーマン生活を過ごしていれば、
サラリーマンの晩年はもう少しマシなものになっていたかと思うと、
ちょっと残念だった部分はあるかな?という感じです。

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