2018年4月30日月曜日

「会社を辞めてまで本当にやりたいことは何ですか?」と聞かれた

「本当は何がしたいんですか?」と聞かれる

昔一緒に働いていた仲間と久しぶりに会いました。
会合自体は楽しく、普段ほとんど一人で過ごしている自分にとっては
貴重な時間を過ごさせて頂いたという感じです。

話をしていく内に、自分がかつて考えていたことを思い出したり、
また、今後のセミリタイア生活を考える上で重要な示唆もあったりしました。
多くはまだ考えがまとまっていないので、改めて整理したいと考えていますが、
言われた事で一番印象に残ったのが

「本当は何がしたいんですか?」

というセリフです。

私はセミリタイアという言葉は使いませんでしたが、
近況報告という形で、会社を昨年夏に辞めて、
以降は読書をしたり、神社巡りなど近場を散策して過ごしている、
当面働く意思はない、という趣旨のことを申し上げました。

それで返ってきた質問の一つが「本当は何がしたいんですか?」
というものでした。

今まで、セミリタイアをしたという趣旨の発言に対する答えで、
「暇でやることがないだろう」を中心とするセミリタイア生活への
ネガティブな反応というのはありましたが、
「本当はやりたいことがあって会社を辞めたんじゃないですか?
 隠してないで教えてくださいよ!」
というような反応は初めてでしたね。

理解されない「セミリタイアという穏やかな生活」

自分はサラリーマン生活にうんざりして会社を辞めて、
読書と旅行を軸とする生活にシフトしたわけですが、
そんな理由で会社を辞めるわけはない!
という考え方はある意味新鮮でした。

セミリタイアという穏やかな生活はまだまだマイナーであるようです。

一方、「本当にやりたいこと」は「読書と旅行」
であることは間違いないのですが、
なるほど、それに限定する必要はないよな、なんてことは思いました。

幸い時間はまだまだ十分ありますので、
色々考えていきたいと思います。

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2018年4月29日日曜日

GW & 有給消化 ⇒ 賞与 ⇒ 退職 & セミリタイアという黄金ルート

GW明けに退職をする人も多いかも?

セミリタイア後は初となるゴールデンウイークを迎えております。
昨日は所用で出かけましたが人の多さにうんざりといった感じでした。
残りのGWは家でおとなしくする予定です。

GW突入で思い出しました。
セミリタイア1周年はもうちょい先ですが、
会社に退職の意思表明をしてからはいつの間にか1年以上経過していました。

自分の当初の計画は

・  3月中退職届提出 
⇒ 4月中引継ぎ
⇒ GW明けに有給消化で実質退職
⇒ 6月賞与受領
⇒ 6月末退職

と言う計画を立てていました。

実際には退職慰留+後任選定の関係で若干退職が伸びることとなりますが、
まあ遅延は許容範囲ということが言えます。

GW明けに退職届を叩きつけてやろう!
という方もいらっしゃるかもしれませんので、
自分が上記スケジュールにした理由を改めて整理してみようと思います。

上記スケジュールにした理由

① 4月になると新たに有給休暇が付与される

自分のケースでは4月になると有給休暇が20日付与されました。
その代わり、2年前取得の有給休暇は没収されます。
それなので、辞める1年前は有給休暇を積極的に取得して、
辞める年は40日分 (20日間 × 2年) の有給休暇はバッチリ取得を考えていました。

実際は、辞める1年前の有給は3日間ほど残しましたが、
まあ許容範囲といったところです。

有給休暇は買取を選択するケースもあるかと思いますが、
厚生年金・健康保険の会社負担分など考えると、
実際に有給休暇を取得して出社しない選択の方が良いかと思います。

ポイントは4月になってから辞めれば、20日分の有給が付与されるので、
実質1か月分の給与が丸々貰えるということです。

② 6月在籍しないと賞与がもらえない?

賞与規程は会社によって違いますが、6月・12月賞与支給の場合

A. 賞与は月割りで支給される
B. 賞与は6月・12月在籍者にのみ支給される

という2つのケースが主流かと思います。

例えば、5月末で退職をした場合、
Aのケースですと賞与は六分の5貰えますが、
Bのケースは0円となります。

自分の会社の賞与規程はBだったので、
このことを知らずに11月末で退社して賞与0円だった人がいます。
賞与規程は必ずチェックすべきポイントです。

計算違いのポイント

自分が計算間違いだったのが、
「慰留されるということを全く考えていなかった」
という事です。

評価の高くないおじさんが一人辞めるだけだから会社に影響はなく、
すんなり辞表が受理されるものと思っていましたが、
よく考えれば、人が余りまくっている会社でもない限りは、
それなりの影響はあります。

特に、3月というのは年に1回の大人事異動がある月ですから、
ここで誰かが辞めるとパズルを組みなおす必要があります。
会社にとってみれば、一番辞表を出して欲しくない月かもしれません。

自分の場合は、

① 会社か引継ぎ期間内に色々と文句を言われる可能性を考慮
② 退職後に電話と掛けて欲しくなかった

という理由で退職延長の条件をのみましたが、
絶対にスケジュール通り退職したい人はこの辺りを考慮すべきと思います。

そんなわけで、昨年のGWは退職届を出したけど、
まだ引継ぎが完了していないという中途半端な状況でした。
何かモヤモヤした感じで過ごしたGWでしたが、
今年はスッキリとした気分で過ごせていますね。
やっぱり、やらなければいけないことがない生活は最高です。



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2018年4月28日土曜日

ゆうちょ銀行リストラへの違和感 ~ 自社社員を活かすつもりはないのか? ~

ゆうちょ銀行リストラ ~ 1200人削減の中身が問題 ~

ゆうちょ銀行リストラのニュースを見ました。
金融機関はどこも人員削減を行っているので、
人員削減自体は驚くべきことではありません。
問題はその中身です。

" ゆうちょ銀は、現在約1万8000人いる従業員を約1200人削減する。
具体的には2000人減らす一方、営業力の強化へ向けて、
投資信託の販売担当者などを800人程度増やす。"
(出典 https://news.nifty.com/article/economy/stock/12213-20180425-50106/ )

要するに全体の11.1%にもあたる2000人の従業員を削減するけど、
その40%相当に該当する800人を新規採用しますよ!ということです。

既存の従業員では対応できないのでしょうか?

ここで気になったのは
「投資信託の販売担当者などを800人程度増やす」
という文言です。

私が一番最初に感じた違和感というのはここで、
800人新規採用するとかいう前に、
削減する従業員の2000人の中から800人は配置転換で
投資信託を販売する担当にできないか?ということですね。

新規採用する800人の方々が、ゆうちょ銀行従業員よりスキルがあって
優秀な人なんでしょうかね?というのも気になるところです。

経営サイドは即戦力を期待するイメージなのかもしれませんが、
これでは内部の人がやる気がなくなるよな~と思いました。

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2018年4月27日金曜日

新卒入社のメリット ~ 同期という存在 ~

自分の人間関係のベース

自分の幅広いとは言い難い人間関係の柱となっているのは
以下の3つとなっています。

① 大学時代の同級生・仲間
② 新卒で入社した会社の同期
③ 新卒で入社した会社の初任店の同僚

①については所属していたサークル・ゼミが中心であり、
同級生だけでなく年次の近い後輩なども含まれます。
自分は高校時代より前の同級生とは交流がほとんど途絶えています。
特に小学生時代の友人とは成人式以来一度も会っていません。

②と③は要するに新卒入社後にすぐに知り合った同僚です。
良い悪いは別にしまして、お互い呼び捨てで呼び合える人と
知り合うことになるのはこれが最後です。

中途採用で入社した会社では、どんなに年下でも自分はさん付けで呼んでいましたし、
95%くらいの方からはさん付け、もしくはくん付けで呼ばれていました
(一部上司からのみ呼び捨て)。

中途採用で入社した会社で今でも付き合いがある人は極めて限られます。
自分はその会社に対しての忠誠心は最初から0だっとということと、
入社した会社の方々は会社への忠誠心が強かったというギャップは
最後まで埋まることがなかったのが遠因かなとは思います。

同期という存在

新卒一括採用のディメリットが叫ばれてはいますが、
新卒採用がなくなりそうだという話はあまり聞きません。

自分が最初に入った会社では、話によると新人研修期間が長くなるなど、
むしろ新卒強化の方向に行っているかもしれませんね。

生涯をサラリーマンとして過ごすのは御免被りますが、

① フリーランスよりはとりあえず安定した賃金が稼げる
② 同期を中心とした人間関係構築

といった2点は、新卒で「とりあえずサラリーマンになる」
メリットとして挙げられるかな?とは思います。

もちろん、「人間関係構築の為に新卒入社でサラリーマンになる」
というのは本末転倒も甚だしいわけですが、
新卒入社で培った人間関係は貴重なことは事実ですね。

そう考えますと、

「とりあえずサラリーマン」から「セミリタイア」

というルートはあながち間違いではないかもしれませんね。



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2018年4月26日木曜日

正社員受難の時代? ~ 日本郵政・正社員待遇引き下げを組合も受け入れ ~

なるほど、非正規の雇用を増やそうとしているのか!

THE PAGEの記事
" 日本郵政、正社員待遇引き下げを組合も受け入れ。何が起きようとしている?"
を読んでいて、日本郵政の正社員待遇引き下げの意図がちょっと理解できました。
核心部分を引用致します。

"日本の大企業は終身雇用が大前提となっており、
総人件費を削減することが難しい状況にあります。
一方、労働市場は空前の人手不足となっており、
より高い条件を提示しないと非正規社員を募集することができません。
総人件費が増大している以上、どこかを削って費用を捻出するよりほかなく、
その対象が正社員の給料というわけです。"
(出典: https://thepage.jp/detail/20180425-00000007-wordleaf )

要するに

「クビにしないけど正社員は給与下げるよ!
 いやなら辞めてね、非正規とるから」

ということですね。

転職できる人は転職する

記事では "昇給の抑制や手当の削減など、マイルドな形で
正社員の待遇を引き下げていく動きがさらに活発になると考えられます"
と結んでいます。

自分がいた会社のケースでは、
こういった昇給の抑制により同業他社比で給与が下がると
優秀な人材 (転職できるスキルがある人) は外部へ逃げていきます。

課長レベルまではこの状態に危機感を持っていたようですが、
トップレベルの問題意識の希薄さは驚くほどです。
未だに、お前らなんか雇ってやっているという意識が抜けていません。

日本郵政のケースを勝手に想像すると、

① 正社員の給与抑制 → 浮いたコストで非正規社員増員
② 賃金カットで正社員退社 → 代替で非正規社員を雇う

といったシナリオを考えているのではないかと思います。

①なともかく、②に於いては、従来より非正規社員の給与が上がっているので、
人が集めやすくなるとトップは見ているのでしょうかね?
甘すぎると思いますが。。。

いずれにしましても、世界トップレベルと言われる
日本郵政のサービスが低下しないことを祈るのみですが、
正社員の方々のモーチベーションが保てるのかどうかですね。
日本の将来を考える上でも相当心配になりました。



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2018年4月25日水曜日

「アーリーリタイアメントではなく生涯現役が理想」は本当か?

「専業主婦は2億円損をする」を読んでの感想 

遅ればせながら、専業主婦は2億円損をする を読了致しました。
本書全般の内容については多くのレビューが既にありますので、
こちらでは本書をセミリタイア者の視点から読み解いてみました。

本書にはアーリー・リタイアメントについて言及している箇所がありますが、
かなり否定的なニュアンスになっています。

" (前略) 好きな仕事を通じて社会にかかわっているほうがカッコいいのです。
こうしていまでは、「アーリー・リタイアメント(早期退職)」ではなく、
「生涯現役」が理想の生き方になりました。" (p186) 

ここで生涯現役の理想例として挙げられているのが、
日野原重明さん、三浦雄一郎さん、森光子さんといったレジェンドです。

また、著者は老後問題とは老後が長すぎる事が原因であり、
いかに長く働くかが重要と言うことを述べておられます。
そのためには

"「好きを仕事にする」ことが唯一の選択肢なのです。" (p190) 
" 私たちは、「好きを仕事にする」以外に生き延びることのできない
残酷な世界に投げ込まれてしまったのです。" (p190)

と結論付けています。

セミリタイアという選択肢

確かに、「仕事が何よりも好き」「仕事が生き甲斐」
という状態が理想的であることを否定しません。
自分もそうであったらさぞや幸福な人生だったかと思います。

ただし、現実のサラリーマン世界を見た場合、
単に「仕事が生き甲斐」を「仕事が好き」にハードルを下げたところで
少数派に留まるのではないでしょうか?
まさに現実世界は著者の言うように「残酷な世界」かと思います。

そうであるならば、セミリタイアという選択肢はかなり有効かと思います。
ある程度の資産を貯めてセミリタイアすれば、
「好きな仕事をする」ことも可能です。

例えば、小説家で生計をたてるのは相当難易度が高いですが、
小説を書いて発表するだけなら電子出版もあるので相当ハードルが低いです。

そう考えれば、ミドルリスク・ミドルリターンの生き方として
セミリタイアにはもっと注目が集まっても良いかと思いますけどね。
このことを表にまとめてみるとこんな感じでしょうかね?

 
難易度
幸せ度
生涯現役 (好きを仕事)
☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
セミリタイア
☆☆☆
☆☆☆
生涯サラリーマン (社畜)
💀💀💀💀💀


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2018年4月24日火曜日

孤独死予備軍

増える孤独死予備軍

「密かに増える「内部崩壊マンション」の恐怖」
(https://toyokeizai.net/articles/-/217671)

という東洋経済の記事を興味深く読ませて頂きました。

この記事の中では70代孤独死予備軍の話が出てきます。
経済的には困っていないが、妻に先立たれ周囲との付き合いはなし、
家はゴミ屋敷化しているといった話です。

自分は70代になるまでには時間がまだありますが、
周囲との付き合いのない一人暮らしである点では共通しています。

しかしながら、自分は最初から独身というのが記事の男性と違うところです
「妻に先立たれた」ケースですと、精神的な喪失感や、
今まで一切家事をやってこなかった、
と言った理由でゴミ屋敷化するケースがあると思いますが、
この点の心配は無用かと思います。

こちとら、何しろ一人暮らし歴30年近くのベテランです。

私の部屋は片付いているとは言えませんが、
今のところゴミ屋敷ではありません。
生ごみ系は毎日きちんと捨てています。

また、あと10年もすれば、見守り系サービスが充実するのでは?
と思います。

現在でも、高齢者の一人暮らしの安否を確認するサービスはありますが、
高齢者の方の家族・子供に連絡するといった類のものが中心のようです。

あと20年もすれば、天涯孤独系の独居老人に対する
孤独死防止対策的なものはより充実するのではないか?
と勝手に想像しています。

例えば、存命中は定期的な安否確認を行い、
何かあれば業者が駆けつけてくれる、
死後は葬式・遺品整理・財産処分などをトータルで行うサービスです。

いずれにしましても、老後の心配というのはある程度はしておくべきかと思いますが、
過度に心配しすぎると、現在の生活を楽しめなくなりますね。

孤独死については、当面は頭の片隅に置く程度にとどめたいと思います。

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2018年4月23日月曜日

二次会に強制連行される若手社員を見てかつての自分を思い出す

二次会のキャバクラへ無理やり連れていかれる若手社員

スポーツクラブで風呂に入って帰る途中のことですが、
サラリーマンの集団(20人くらい)が道路を塞いでいました。

何やってんだこいつら!と思いながら会話を聞いていると、
どうやら1次会が終了して2次会に行くとか行かないとかで
うだうだしている集団のようです。

リーダー格の男性(30歳くらい?)がしきりに
いかにも行きたくなさそうな若手(25歳くらい?)を誘っています。
若手は必死に何とか断ろうとしているのですが、
両サイドを別の先輩社員ががっちりガードしています。

完全なパワハラかと思いますが、
彼は恐らく目の前のキャバクラに消えていく運命でしょう。
ご愁傷様です。

二次会を断るのは一次会を断るより難しい

私はサラリーマン生活の晩年は飲み会は断りまくっていました。
名目は先約があるという理由が多かったですが、
行きたくないから断っていたというのが見え見えだったと思います。

それでも「嘘つけこの野郎!」と言われなかったのは
まだ一応大人の世界だからでしょう。

ところが二次会というのはこの手が使えません。
中年のおっさんが早く家に帰らなければいけない理由がないからです。
子供がいる女性などは子供が待っているといった理由で
二次会は免除されていましたが、
これが唯一の例外でした。

キャバクラへ連れていかれた若手を見て思い出したのは、
二次会が断れなかったという自分の直近の話もそうですが、
自分が若手の頃は先輩の命令は断れなかったな~という話です。

若手の頃の上下関係は学生の体格系のような嫌なノリがあって、
課長や部長よりエバっている先輩がいたのを久しぶりに思い出しました。
世間一般でもこの辺は30年前とあまり変わってないのかもしれません。

若くしてセミリタイアを目指す人は、
この辺のくだらなさにいち早く気が付いたんでしょうね。
20代の自分はこれが当たり前と思っていたので、
今考えればバカな話です。

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2018年4月22日日曜日

最悪でも60歳でリタイア ~ 定年延長を避けるべき理由 ~

60歳以降に無役職&給与半額で働く

私がいた会社でも65歳までの定年延長がスタートしたようですが、
現場では混乱?も生じているようです。

非役職者の方は単純に給料が半額程度にダウンするだけですが、
役職者の扱いがどうもよくわからないそうです。
役職が解かれた後の肩書が結局何をやるのかイマイチ不明らしいです。

それでも文句を言いながらも、ほとんどの皆さんは65歳まで働くようです。
お疲れ様でございます。

5年分の給与くらいは何とか捻出できるのでは?

定年延長期間は5年間です。
60歳で一旦退職となって、以降の給与は半額以下になるケースもあります。

こういった待遇面の悪化を考えれば、
早期セミリタイアはハードルが高いと思っている人でも、
60歳で仕事を辞める「プチ・アーリーリタイア」は考えた方が良いのでは?
なんてことを考えました。

例えば、年収500万円の人が60歳以降に年収250万円になるとします。
そうしますと、60歳~65歳までに稼ぐ金額は1,250万円となります。

この金額を”現役時代”に貯めるとすると例えばこんな感じです。

・ 給与の10%貯金: 25年間 (500万円 × 10% × 25年 = 1,250万円)
・ 給与の25%貯金: 10年間 (500万円 × 25% × 10年 = 1,250万円)

上記の例では35歳から給与の1割をコツコツ貯金すれば、
60歳から5年間の自由が手に入ります。
25%のケースは、例えば、子育てが一段落した50歳から、
子供に掛けていたコストをすべて貯金に回すということが考えられます。

節約が嫌だ!という方は、長期投資や副業で対応という手もあります。
また、5年丸々ではなくて、1年だけでも早く辞めるというのならば、
もっとハードルは下がりますね。

本人以外は望まない定年延長

こんなことを書いたのは、定年延長がWin-Winの関係になっていないからです。
会社としては本当は早く辞めてもらって若い人を採用したい、
かつての部下たちにとっても仕事がやりにくい、
と本人以外は全く得をしないケースが多いからです。

現場の柱となっている人で、本当に辞めてもらっては困るという人もいますが、
これはあまり一般的なケースではないですね。
(こういう人ほど慰留しても辞めるのも「あるある」です)

望まれているか望まれていないかは、
定年後のポジションで完璧に分かりますからね。。。

本当は望まれていない定年延長だったら、
自分の方からスパッと辞めるのはどうかな?と思います。
その為の準備はとりあえずしておくと。

60歳からの5年間は残りの人生を考えると非常に貴重ですからね。
5年間自由に過ごせる時間があるのとないのとでは大違いですよ!
この場合、60歳でリタイアこそ Win-Winの関係ではないでしょうか?



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2018年4月21日土曜日

お金があるからセミリタイアしたのではない。セミリタイアしたいからお金を貯めたのだ。

お金があるからセミリタイア?

自分がセミリタイアしていることを知っている数少ない知人と話しをしていて、
ちょっとだけ気になることを言われました。

どんな事かと言いますと、

「お金があったら私も仕事辞めたいですよ!」

といった趣旨の発言です。

この手の話を聞く度に思うのが、因果関係が逆だよ!
と言うことですね。

要するに、

「お金があるからセミリタイアしたのではなく、
 セミリタイアしたいからお金を貯めたんですよ!」

ということです。

どうも最近、結果だけを見てを「羨ましい」とか「けしからん」
とか言う人が増えている気が致します。

10年以上の緊縮生活に耐えられますか?

自分がセミリタイア資金を捻出した方法は、
第一には10年以上に渡る緊縮生活です。
投資やネットでのお小遣い稼ぎも積極的に取り組みました。

別に何とはなしにお金が貯まったわけではないのですね。
そのあたりを誤解して頂きたくないし、
そもそもあなたは、給与の相当部分を貯蓄に回す生活を10年以上出来ますかね?
ということを言いたいわけです。

と、ここまで書いた文章を読んでみますと、
ちょっとエラソーに聞こえますね。

実際は緊縮生活というのはそれほどツライものではありません。
デフレの続く日本は安くて良いものに溢れています。
見栄さえ張らなければ生活費はそもそも安くすむのです。
こういうものは「慣れ」もあります。

しかしながら、いつまで経っても慣れなかったのが
「サラリーマン生活」ですね。
慣れるどころか年々日を追うごとにイヤになっていきました。

個人的な感想ですが、節約生活の辛さというのは、
どう考えてもサラリーマン生活の辛さよりは楽です。

つまり、節約したらサラリーマンを早く辞められる!
ということに気づきさえすれば、
セミリタイア方面へ進む人は増えるんじゃないかな?
と思います。

なので、最初に話に出た知人に言いたかったことは、
本当に仕事が嫌ならちょっと贅沢を辞めてみたらいかがですか?
という事なんですね。
でも、本当に言ったら怒るので言いませんでしたけど。。。

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2018年4月20日金曜日

セクハラ冤罪リスクはサラリーマンにつきものだ!

セクハラ認定されるリスクについて

財務省事務次官によるセクハラ報道が波紋を呼んでいます。
自分はいくつか腑に落ちない点がありますが、
より明確な全体像が見えてくる時を注視したいと思います。

私が勤務していた会社ではパワハラは一般的でしたが、
セクハラについては(少なくとも表面上は)ありませんでした。

女性が働きやすい職場を標榜している会社だったこともあり、
この点については徹底されていたと思います。
(だったらパワハラも徹底しろと言いたいですが。。。)

しかしながら、セクハラ認定されるリスクは常にありました。

これは、とある職場の同僚女性の話ですが、

「Aさんが私の事をいつもジロジロ見ている」
「気が付くと後ろにいる」

という類の訴えをいつもしていたのですが、誰がどう見ても「冤罪」なのです。

実際にAさんはタッチはもちろん、話しかけもしていないので、
出るとこ出ても流石に「クロ」とはならないでしょうし、
Aさんは他部署の人なので、直接抗議という事態まではいきませんでしたが、
仮に騒がれたらこちらも交渉とか面倒なことに巻き込まれていました。

自分はとにかくこの人だけには気を付けよう!
と細心の注意を払って接したのを思いました。

サラリーマンの冤罪系リスクについて

自分はサラリーマン生活にリスクはつきものだと考えていますが、
「冤罪系のリスク」では次の2つが大きいと思っています。

① 痴漢に間違われるリスク

② セクハラと訴えられるリスク

①は都心に通勤している以上常に注意しなくてはいけません。
女性側の過剰反応・勘違いだけでなく、グルになってはめる奴らもいます。
私は常に両手で本を読むか、両手でつり革を掴むかしていました。

②は「相手が不快に思えばセクハラ」というのを逆手に取られて
訴えられるリスクは常にあるわけです。

①は都心の一極集中が増々継続している昨今、
むしろ環境は悪化しているでしょうし、
②はどこで玉が飛んでくるかわかりません。

サラリーマン生活から距離を置いてみると、
この辺のリスクは一発アウトで結構怖いものだったのを改めて感じます。
まあ、サラリーマンなんて長く続けるもんじゃないという理由がここにもありますね。

※ 女性からみると ① 痴漢にあうリスク ② セクハラされるリスク
 というのも常にあるわけで、女性にとっても会社員のリスクというものが
 大きいのは言うまでもありません。

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2018年4月19日木曜日

マンション買って自己破産

続くマンション建設ラッシュ

自分が住んでいるエリアは都心へのアクセスが良いせいか、
マンション建設ラッシュが続いております。

駅の近くには必ずプラカードを持った販売員が立っています。
偶々チラシを受け取ったら、マンションの説明を矢のようなスピードではじめ、
「今日誰も案内できてないんで、モデルルームだけでも見て下さい!」
なんてことを言いだしました。

このおじさんのノルマが達成できないのはお気の毒と思いますが、
こちらにはお付き合いする義理は全くないのでその場を後にしましたが、
マンションは黙っても売れているわけではなく、
熾烈な販売攻勢でやっとこさ売れているということをちょっとだけ垣間見ました。

マンション買って自己破産した人の話

そんな出来事があって数日後に、知人の知り合いが
マンションを買って自己破産したという衝撃的な話を聞きました。

購入した相手が訪問販売員という時点でこの話はアウトのニオイが漂いますが、
実際に何回も断ったにもかかわらず断り切れずに購入してしまったらしいです。

「マンション価格はこれから上昇するから今買わなければ損!」
というよくあるセールストークが決め手でハンコを押してしまったらしいですが、
マンションを買ってから収入が減少するというアクシデントにより、
どう考えてもローン返済ができないことがわかったので、
傷は浅いうちにということで自己破産を申請したとのことです。

この方は50歳近くでマンションを購入して、
返済終了は80歳くらいという契約だったらしいですが、
80歳でローン返済なんて契約が実際にあるんですね。
びっくりです。

そもそも80歳まで働き続ける計画にも無理があるし、
やっぱりマイホームってそこまでしても欲しいもんなんですかね?
と素朴な疑問を持ってしまいました。

10年以上に渡り会社を辞めることしか考えてこなかった自分にとっては、
異次元の話がありますね。

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2018年4月18日水曜日

ワークアズライフ VS セミリタイア

「日本再興戦略」を読んでの感想

落合陽一氏の著作 「日本再興戦略」 を読みました。

本書の趣旨としては、

・ AI、ロボット、自動運転、AR・VR、ブロックチェーンなどの
    テクノロジーがこれからの生活や仕事、国防までをも変えていく

・ 人口減少はむしろチャンス

・ 西洋的発想から東洋的発想への回帰が鍵である

といった内容で、やり方次第で日本の未来は明るい!
という中々希望に満ち溢れている本で面白く拝読させて頂きました。

254ページの本に壮大な内容を詰め込んでいるため、
もう少し深掘りしてほしい項目は多々ありましたが、
著者の視点や着眼点は多々参考になることがありました。

「ワークアズライフ」の時代は来るのか?

サラリーマンを嫌で辞めた自分にとって興味深く読ませて頂いたのが
「ワークアズライフ」というコンセプトです。

「ワークライフバランス」という考え方は
「ワーク」と「ライフ」を対比でとらえますが、
「ワークアズライフ」はワークとライフが無差別で、
すべての時間がワークかつライフになる、
ということだそうです。

個人ベースで見た場合、「ストレスフリーの自分がやりたい仕事」
を見つけて、仕事と生活が一体化した状態を目指すというのは
理想的な生き方であることに異議はありません。
特にこれから社会に出ようとしている人はありかと思います。

しかし、自分のようなアラフィフのおじさんが
このような生き方をこれから模索するのはちょっとね?と思いますし、
日本人全体がこういった働き方ができるようになる、
というのは相当ハードルが高すぎるのでは?と思います。

セミリタイアという戦略的生き方

同じようなトーンでセミリタイアを語るとすると、

・ ストレスフルな会社でのワークを一定期間我慢する

・ その対価として残りの人生に必要な軍資金を確保する

・ その後は1円にもならないことでも自分がやりたいことに集中する

と言ったところでしょうか?

また、セミリタイアですと、"「ストレスフルな仕事」と
「ストレスフルではない仕事」をどうバランスするか" (p222)
という著者の問題提起も簡単に解決できます。

そう考えるとセミリタイアという選択はワークアズライフの時代にも
有効性を持つのではないか?というのが今の結論ですね。

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2018年4月17日火曜日

辞めた会社の決算無事終了 ~ これで心配事は0だ! ~

朗報!決算無事終了の連絡あり

辞めた会社の決算が無事終了したという連絡がありました。
私が退職したのが昨年度の7月ということで、
引継ぎを受けた人にとっては初めての決算業務。

自分は長い間、唯一の経理責任者兼担当者として勤務していたので、
自分しか知らない事項もないとは言えません。

実は引継ぎの時に未解決案件がいくつかあったので、
ひょっとしたら4月頭にはいくつか質問が来る可能性があるかな?
と思いましたがうまくやってくれたようです。

仕事関係の電話が今後来る可能性は0になった!

会社を辞めて8か月経過して、仕事関係の質問は全部で6回程ありました。
ただし、上司からの1回の質問以外は、
元同僚からの雑談・近況報告メインだったので、
実質は1回と言ってもよいでしょうね。

私が在籍していた会社は、休日だろうが就業時間外だろうが
わからないことがあるとすぐに電話して聞く、
という厄介な社風があったので、時々ではありますが、
「電話あったら嫌だな」と思う事がありました。
ましてやそれが自分のミスに起因するものだったら。。。
ちょっとぞっとすることはありました。

決算終了とともに、新システムへ移行するらしいので、
聞かれてもわからなくなることもあり、
これで、今後は会社から仕事絡みの連絡が来ることもなく、
枕を高くして眠ることができるでしょう。

大げさに言えば、セミリタイア生活も第2章突入ですね。
今のところ、セミリタイア生活は順調に推移しています。

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2018年4月16日月曜日

セミリタイア自宅生活の敵 ~ 「押し買い」が横行 ~

訪問販売は基本的には居留守で対応

平穏なセミリタイア生活なのですが、
自宅に居てやっかいなのが「訪問販売」の類です。

下記の記事にも、このやっかいな問題が取り上げられています。

「押し買い」が横行 相談5年で10倍、6割高齢者 強い口調や態度に注意
「自宅訪問→貴金属買いたたき→連絡取れず」
(出典: http://www.chibanippo.co.jp/news/national/491144 )

記事には

" 相談者のうち、60代以上が占める割合は6割前後。
高齢者が狙われる状況が浮かび上がる。
自宅にいることが多いため、被害に遭いやすいとみられる。"

とありますが、自宅にいることが多いのはセミリタイア者も一緒です。

私の住んでいる集合住宅はそれなりに戸数も多いので、
この訪問販売の類がよく来るのです。
以前は宅配便と間違えてドアを開けてしまうことが多かったですが、
今は100%居留守を使うことにしています。
そういう意味ではカメラ付きのインターフォンは必須ですね。
(宅配便は制服を着ているのですぐわかります。)

お昼のプライムタイムを邪魔される!

訪問販売が来る時間が多いのが、午前中と午後の早い時間です。
どちらも「2度寝をしている」or 「昼寝をしている」可能性が高く、
幸せなひとときを台無しにされるわけです。

訪問販売にせよ押し買いにせよ、頼んでもいないのに
自宅におしかけるわけですから迷惑この上ないです。

最近は応対そのものをしていないので、
自宅に来ているおじさんが押し売りなのか押し買いなのかわかりませんが、
先日運悪く、帰宅時に訪問販売のおじさんとかち合ってしまいました。

そのおじさん(年齢的にはおじいさん)は何と、「包丁研ぎ」だそうで。。。
いきなり自宅に来られて、「ちょうどよかった!包丁研いで!」
なんて人がいるんでしょうかね?

自分は昼寝を邪魔される程度ですんでいますが、
高齢者の被害が相次いでいると言われて久しいです。
政府の動きは遅すぎますね。
訪問販売そのものの禁止も含めて真剣に対策を出してほしいです。



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2018年4月15日日曜日

ほっともっと・のり弁当 300円に値下げ

「ほっともっと」が初の値下げ

値上げのニュースばかりだった昨今ですが、
久しぶりにデフレ時代のようなニュースです。
ほっともっとがのり弁当を値下げするそうです。

「のり弁当」はこれまで地域ごとに330円か350円で販売されていましたが、
来月からは全国一律で300円になります。
(出典: https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180413-00000068-jnn-bus_all)

このニュースを聞いて、サラリーマン時代の昼食を思い出しました。

サラリーマン時代の昼食

最初に入社した会社は社員食堂があり、一食300円程度だったと記憶しています。
転職をしてからは社員食堂がないので、もっぱら外食でした。

上司によっては昼食を一緒に行くことを強要されるので、
昼食時間が休養ではなく、最も疲れる時間だった時代もあります。

時々、おごってくれるわけでもないのに、
「今日は良いものを食べに行こう!」
とか言われて、1,500円くらいする寿司とか天ぷらに
連れていかれるのは、まさに「ランチ・ハラスメント」でした。

サラリーマン時代の晩年は、2つの業者が社内で弁当を販売していました。
一つは単一メニューを500円程度で販売する業者で、
もうひとつがほっともっとでした。

当時の「のり弁当」は290円というイメージがあったので調べてみると、
平日(11:00 - 15:00) 限定で350円ののり弁当を290円で販売しており、
このサービスは4月27日で終了するけれども、
5月1日からのり弁当は常時300円で販売するとのことですね。
ランチ利用者にとっては10円の値上げだったわけですな。

ちなみに、のり弁当は人気メニューだったので
早く行かないとすぐ売り切れていましたね。

セミリタイア後の昼食事情

セミリタイア後のランチは専ら自宅で自炊です。
サラリーマン時代に比べてコスト面が大幅に下がったのはもちろん、
栄養面でも野菜を多めにとるようにしているので、
相当改善していると思います。

何よりも、1時間で昼食を終わらせなければいけない!
という縛りがないのがいいですね。

「のり弁当を5分で食べて仕事」
「昼食時間中ずっと上司の説教」
と言う世界はやっぱりおかしいですよ。




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2018年4月14日土曜日

ハリル解任劇とサラリーマン役職者の評価

ハリル解任劇で思ったこと

サッカー日本代表のハリルホジッチ監督が解任されました。
ネットでは、賛成・反対色々な意見が入り乱れていますが、
自分が一番注目したのは、以下のような意見です。

「ハリルホジッチ監督が日本代表をワールドカップへ導いた実績は評価するが」
という類のものです。

しかしながら、サッカー日本代表は過去5回連続で
ワールドカップに出場しているわけです。
過去1度もワールドカップに出たことがないチームが
監督が代わって初めてワールドカップに出場できた!
となれば監督の手腕は流石ということになるでしょうが、
今回のケースは6回目の出場なので、
単純にそういうことを言ってもよいのか?
と素人考えには思います。

私は特別サッカーに詳しいわけではないので、
ハリル監督の業績や解任が妥当かについてはコメントしませんが、
私がこのようなことを考えてしますのは、
サラリーマン時代の「理不尽な」評価方法を思い出しての事です。

課長以上の賞与は実質的に組織の実績で決まる

課長職以上の賞与というのは課の実績で決定することが多いかと思います。
自分が勤務していた会社の賞与決定方法は
半分以上が業績連動だったと思います。

残りの定性評価については、よっぽどひどかったり、
逆に卓越していない限りは「普通」に近いらしいので、
実質、賞与はほぼ業績で決定するといっても良いかと思います。

"おかげ" ではなく"にもかかわらず" 

実際に自分がサラリーマン時代に所属していたあるセクションの某課長は、
見事なくらい業績に何も貢献していませんでした。

顧客に連れて行けば、「二度とあいつは連れてくるな!」といわれ、
内部業務はすべて部下に丸投げという具合です。

当時の自分が所属していたセクションはそれなりに業績が良かったので、
その課長の賞与はアップ致します。

一方、非役職者は業績連動部分の比率が少ないので、
営業成績が良くてもそれほど賞与はあがりません。
「賞与が業績に左右されない」と言えば聞こえがよいですが
(確かに、業績が悪化してもそれほど賞与は下がらないという面はあります)
ちょっと違うでしょ!という感じでした。

上記のケースでは、「課長のおかげ」ではなく
「課長がいたにも関わらず」業績が良かったわけですが、
いいところは課長が持っていくシステムになっているわけです

この時は仕事のモチベーションが恐ろしく低くなりましたね。

自分がサラリーマン生活に見切りをつけた理由の一端は
こういう理不尽な評価システムにもあるわけです。

人の評価が難しいのはわかるんですけど、
もうちょっと何とかなりませんかね?
とサラリーマン時代はいつも愚痴っていたことを
この手のニュースを見るといつも思い出すのです。

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2018年4月13日金曜日

日本郵政・正社員の待遇下げに思う事

正社員の待遇下げ、格差是正 日本郵政が異例の手当廃止

日本郵政グループが正社員の待遇を下げることによって、
「同一労働同一賃金」を実現させようとしているらしいですね。

" 日本郵政グループが、正社員のうち約5千人の住居手当を
今年10月に廃止することがわかった。
この手当は正社員にだけ支給されていて、
非正社員との待遇格差が縮まることになる。
「同一労働同一賃金」を目指す動きは広がりつつあるが、
正社員の待遇を下げて格差の是正を図るのは異例だ。"

(出典: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180413-00000004-asahi-bus_all )

ただでさえ人手不足で人員確保が難しい時代にまさかの待遇悪化。
世間では給与アップが叫ばれる中でのこの対応には
経営者のセンスを疑う声が多いようですね。

嫌な思い出がよみがえる

このニュースを聞いて最初に考えたのは、
自分が受けそうになった理不尽な仕打ちです。

自分が最後に勤めていた会社に中途採用で入社する時の条件は、
年間給与は〇〇万円といった形で提示されました。
その〇〇万円の中に、住宅手当、役職手当といったものが含まれるのですが、
その内訳は面接時は開示されませんでした。
最初の給与を貰って初めて内訳を知るわけです。

ところが、入社して1年も経過しないうちに、
「住宅手当を廃止する」という話が持ち上がります。

当時、自分が所属しているグループは住宅手当が支給されていたのですが、
同じ会社の傘下でも支給されていないグループもあるとのことで、
当時の責任者が「公平を期すため」に廃止するということを思いつきます。

住宅手当廃止となると、結構な金額がマイナスになるわけです。
自分は転職するにあたって、給与の最低ラインを設定しており、
転職先はその最低ラインギリギリだったので、
そもそも住宅手当分が支給されないならば転職していません。

流石に従業員の抵抗が強すぎたのと、
そもそも会社のトップからの指示でもないので、
この話は立ち消えになりましたが、
会社のレベルを把握する意味では良い経験になりました。

仕事の質は確実に落ちる

日本郵政のケースもそうですが、経営者の考えでは、
手当を廃止しても社員は辞めないし、同じパフォーマンスを発揮する
と考えているんでしょうね。

私のケースでは、直属の上司に対しては
「さすがにこれは訴えますよ!」
と言った記憶がありますし、
実際に住宅手当廃止だったら会社を辞めていたと思います。

経営トップが「従業員を雇ってやっている」などと考えているから
こういった発想がでてくるんでしょうね。
こういう会社には、従業員からさっさとNO!を
突き付けるべきではないでしょうかね?

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2018年4月12日木曜日

セミリタイア希望者が増えた方が働きやすい世の中になる

セミリタイア希望者が増加したらどうなるか?

自分の周りに実際にセミリタイアをしている人はいませんが、
世の中にはセミリタイア希望者が増えているのを実感致します。

「セミリタイア」という文字を打ち込んで検索すると、
数多くのブログがヒットする現在ですが、
自分がセミリタイアを目指した10年以上前には、
セミリタイアブログというのは今ほど多くなかったかと思います。

とは言え、セミリタイアというのはまだまだマイナーな存在であり、
まだまだセミリタイア業界(?)には伸びしろがあるかと思います。

特に、会社生活でメンタル面をやられてしまった方にとっては、
セミリタイアという生き方は強力な解決策であり、
当ブログにもそういった「セミリタイア啓蒙活動」
といった側面を持てれば良いと考えております。

このようなことを言うと、
「皆がセミリタイアを目指したら世の中が回らなくなる」
というような反論が予想されますが、そのような心配はする必要がないかと思います。
自分が考える理由は以下の通りです。

① 仕事が生き甲斐という人は確実に一定数存在する

② セミリタイア者が増加すれば、労働者は減少し、
 労働者の価値は相対的に上昇する。
 労働者の希少性があがれば、
 賃金の上昇や労働環境の改善が期待できる。
 その結果、セミリタイアから労働への一定数の逆流が想定される。

セミリタイアブログを読んでいて感じることは、
働くという概念そのものが嫌というよりは、
働いている会社がひどすぎるから辞めたい、
と多くの人が思っているという事です。

若くして会社員を引退したい人の数が無視できない数字になれば、
そういった「潜在労働力」に目をつける企業がいても不思議ではありません。

もともとセミリタイア者はそれほど多くの収入を期待していないわけですから、
収入にはそれほど拘らないのでしょう。
例えば、給料は安いけどストレスフリーでまとまった休みがとれますよ!
なんていう条件ならば再び働いてもいいと思う人もいるでしょう。

実際にそこまでセミリタイアがポピュラーになるとは思えませんし、
上記のシナリオが絵空事であるのはわかっていますが、
経営者サイドが、他の企業だけでなく、
「セミリタイア」をライバル視して働く環境を整えてくれれば
より良い世の中になるんじゃないでしょうかね?

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2018年4月11日水曜日

セミリタイア予行演習 – 用事はなくとも有給休暇をとろう!

1日の有給取得からのセミリタイア予行演習

セミリタイアを決断したのはいいけど、
セミリタイア生活とはどのようなものだろう?
具体的なイメージが湧かない方もいらっしゃるかと思います。

そんな時にお勧めするのが、実際に有給休暇を取得して
セミリタイアの予行演習をしてみるということです。

本来は1週間~2週間くらいの有給休暇を取得したいところですが、
それはちょっとハードルが高いでしょうから1日でもOKだと思います。

そもそも多くの方は、「何も用事がないのに有給休暇を取得した」
という経験がないかと思います。
かつての自分もそうでした。
有給休暇と言えば、

1.病欠
2.冠婚葬祭
3.夏休み

以外は取得したことがない、なんて方が多数かと思います。

セミリタイアの予行演習をするにしても土日で十分!と思うかもしれませんが、
それはちょっと違うと思います。
土日は主として疲れをとることがメインだし、
掃除・買物といった雑事がてんこ盛りです。
あくまでも、普通の日に、用事を入れないで休むということが重要なわけです。

自分はサラリーマン生活の晩年は比較的時間の余裕がありましたので、
何回かこのシミュレーションを実行しました。

実際に自分が経験して重要と思った「気付き」は以下の通りです。

1.図書館が静かで空いている

セミリタイア生活に欠かせないのが図書館ですが、
土日に比べて平日の図書館は空いています。
PCが持ち込めるビジネスルームは土日は満席のこともありますが、
平日はそのようなことはありません。

また、土日は小学生・中学生が集団で勉強していて
話声が気になることが多いですが、
平日の午前中はそのようなことはありません。

2.地元のランチは侮れない

自分はビジネス街で働いていたので、ランチは高い値段を出して
限られた時間で食べるしかありませんでした。
自分の住む町は基本的には住宅街ですが、平日に歩くと、
意外とランチを提供する店が多いことに気付きます。

ゆっくりと良質のランチをリーズナブルな値段で食べられるのも
セミリタイア生活の魅力であることに気付きます。

もちろんセミリタイア生活のメインは自炊となりますが、
自炊に関しても昼食の準備をする時間がたっぷりあることに気づきます。

3.平日と休日では町の景色が違います

一番大きかったのはこれですかね?
平日のどんよりとして殺気立っているビジネス街に比べて、
平日の昼に住宅街を流れる空気は明らかに違います。

文庫本片手に公園でちょっと過ごしていても、
時折、携帯電話を片手に仕事の話をしているサラリーマンを見かけます。

そんな姿を見ていると、自分は随分と贅沢な時間の使い方をしているな、
なんてことを考えたのを思い出します。

「仕事をしていないだけで街の景色が違って見える」というのは本当ですね。

セミリタイアは毎日が日曜日ではない

セミリタイア生活は毎日が日曜日という言い方をする人もいると思いますが、
自分はちょっとイメージが違うかな?と思います。

日曜日は仕事で疲れて休むのがメインだったので、
実際に生活を楽しむという要素が欠けていたかな?と思うのです。
特に、40歳過ぎてからは日曜日に遊びに行ったなんてのは、
年間1日あるかないかだったような気がします。

この観点から有給休暇の1日を使ってみると、
1日というのはものすごく長く、有意義に使えることがわかります。
そういう意味では、自分にとっては非常に意味ある行動だったと思います。

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2018年4月10日火曜日

【セミリタイア者には朗報】住宅は選ばなければ借りられる

マンションが借りられなくなるリスクとは?

都心にマンションを購入した独身の自営業者に、
何故マンションを買ったのか聞いたことがあります。

その時の回答は

「自営業者が高齢になるとマンションを借りられなくなる」

というものでした。

自営業者でマンションが借りられないならば、
セミリタイア者 (= 無職) ならばもっと家が借りられないのでは?
と考えられますが、基本的にその心配は無用のようです。

生活保護者むしろ歓迎? 「高齢者は住宅が借りられない」というウソ
(出典: http://www.zakzak.co.jp/eco/news/180409/eco1804090002-n1.html )
という記事を読むとそのことがよくわかります。

" 東京なら山手線内や城南の人気エリアで住宅を借りようとした場合、
オーナーからすると孤独死の危険がある高齢者よりも、
若くて元気な賃貸人を選ぶ。
ただ、何カ月や何年も空室が埋まらないようなエリアなら、
65歳くらいの高齢者でも歓迎してくれる。" 

要するに、人気のあるエリアに拘らなければ、
住む場所はいくらでもありますよ!
という事ですね。

不人気エリアでも問題ない

不人気エリアと言っても、大抵は駅から遠いといった理由でしょう。
毎日通勤する必要のないセミリタイア者にとっては
それほど大きな問題ではないかと思います。

逆に人気エリアは諸物価も高いでしょうから、
むしろ積極的に不人気エリアを狙うという戦術もあり得ますね。

しかしながら、どうしても地元から離れたくない!
といったケースでは少々話が変わるかもしれません。
それ自体が一つの人生の選択だから、自分は否定するつもりはありません。

ただ、自分は住居についてはわりとドライに考えています。
セミリタイア生活が資金的に苦しくなったら、
躊躇なく、より家賃の安いところへ引っ越そうと思っています。
理由は簡単な話で、以下の数式で説明できます。

∴ サラリーマン + 高家賃住宅 <<<<< セミリタイア + 低家賃住宅

低家賃住宅と言っても日本国内ですからね、
エアコン、TV、ネット環境、ユニットバスくらいはあるわけですよ。
基本的に不自由は感じないと思います。

ちょっと良いところに住むためにサラリーマンに復帰する、
なんていう選択肢は今の自分にはありませんね。

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