2018年4月14日土曜日

ハリル解任劇とサラリーマン役職者の評価

ハリル解任劇で思ったこと

サッカー日本代表のハリルホジッチ監督が解任されました。
ネットでは、賛成・反対色々な意見が入り乱れていますが、
自分が一番注目したのは、以下のような意見です。

「ハリルホジッチ監督が日本代表をワールドカップへ導いた実績は評価するが」
という類のものです。

しかしながら、サッカー日本代表は過去5回連続で
ワールドカップに出場しているわけです。
過去1度もワールドカップに出たことがないチームが
監督が代わって初めてワールドカップに出場できた!
となれば監督の手腕は流石ということになるでしょうが、
今回のケースは6回目の出場なので、
単純にそういうことを言ってもよいのか?
と素人考えには思います。

私は特別サッカーに詳しいわけではないので、
ハリル監督の業績や解任が妥当かについてはコメントしませんが、
私がこのようなことを考えてしますのは、
サラリーマン時代の「理不尽な」評価方法を思い出しての事です。

課長以上の賞与は実質的に組織の実績で決まる

課長職以上の賞与というのは課の実績で決定することが多いかと思います。
自分が勤務していた会社の賞与決定方法は
半分以上が業績連動だったと思います。

残りの定性評価については、よっぽどひどかったり、
逆に卓越していない限りは「普通」に近いらしいので、
実質、賞与はほぼ業績で決定するといっても良いかと思います。

"おかげ" ではなく"にもかかわらず" 

実際に自分がサラリーマン時代に所属していたあるセクションの某課長は、
見事なくらい業績に何も貢献していませんでした。

顧客に連れて行けば、「二度とあいつは連れてくるな!」といわれ、
内部業務はすべて部下に丸投げという具合です。

当時の自分が所属していたセクションはそれなりに業績が良かったので、
その課長の賞与はアップ致します。

一方、非役職者は業績連動部分の比率が少ないので、
営業成績が良くてもそれほど賞与はあがりません。
「賞与が業績に左右されない」と言えば聞こえがよいですが
(確かに、業績が悪化してもそれほど賞与は下がらないという面はあります)
ちょっと違うでしょ!という感じでした。

上記のケースでは、「課長のおかげ」ではなく
「課長がいたにも関わらず」業績が良かったわけですが、
いいところは課長が持っていくシステムになっているわけです

この時は仕事のモチベーションが恐ろしく低くなりましたね。

自分がサラリーマン生活に見切りをつけた理由の一端は
こういう理不尽な評価システムにもあるわけです。

人の評価が難しいのはわかるんですけど、
もうちょっと何とかなりませんかね?
とサラリーマン時代はいつも愚痴っていたことを
この手のニュースを見るといつも思い出すのです。

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