2020年10月31日土曜日

健康寿命後の10年間の人生をどう考えるか?

健康寿命を考えると人生は短い


セミリタイア希望者の多くが「健康寿命」に言及しています。

どういう文脈で言及しているかと言えば、

”80歳以上まで寿命が延びたとは言え、健康寿命は70代の前半までだ。
 だから、80歳とか90歳まで生きることを考えて人生設計をするよりも、
 若い内に楽しめるような人生設計を立てるべきだ!”

といった感じがかと思います。

この手の内容をどう考えるべきか?
今回はこの件について自分の考えを述べたいと思います。

若い内にしかできないこと


若い内にしかできないことは確かに存在します。

体力を使うアウトドア系のアクティビティが趣味の方などは、
定年後の60歳を過ぎてから楽しむには体力的に遅すぎる!
という風に感じる方も多いかと思います。

知人で登山が趣味の方がいるのですが、
若い内にもっと時間があったら色々な山に行けたのに!
という事を言っていましたが、
まさにこれに当てはまると思います。

そういう方が早期退職・セミリタイアという概念を知って、
30代~40代にサラリーマンなんかやっている場合ではないな!
という結論に至るのは理解できる考えです。

以外と長い「健康寿命後」をどう生きるか?


一方、健康寿命と平均寿命の差を考えると、
「健康寿命後にどう生きるか?」
というのを真剣に考える必要があります。

厚生労働省の資料によれば、男女の健康寿命・平均寿命は以下の通りです。

男性:健康寿命 72.14歳 平均寿命 80.98歳 (差  8.84歳)
女性:健康寿命 74.49歳 平均寿命 87.14歳 (差 12.35歳)

この事からわかることは、健康寿命後、
すなわち日常生活に制限がある期間は、
人生において10年間くらいはあるということです。

日本の財政や高齢化の進展を考えると、
この10年間に政府の手厚いサポートというのは期待できません。

となりますと、ある程度の資金は必要になるのではないかと思われます。

買物や食事や掃除と言ったものについて、
身体が自由に動けなくなってからやるのはシンドイですし、
今なら10分でできるものが1時間とかかかるようになります。

ある程度の資金があれば、
「家事代行サービス」といったものが利用できて、
老後の時間が有効に使えるようになります。

この問題をどう考えるか結構重要なのではないか?
というのが私がセミリタイア後に重きを置くようになった問題です。

若い内にやりたいことをやったので後悔はない?


「若い内にやりたいことをやったので、
  老後は質素に慎ましく生きるのは問題ない」
と言い切れるだけ、若い内の生活が充実していればよいのですが、
なかなかそう達観するのも難しいような気がしますね。

この辺の事情を考えますと、
早期退職に踏み切るタイミングは結構難しいかもしれません。

この問題はより長期で見る必要があるため、
50歳くらいでセミリタイアに踏み切った人が、

「お金も思ったより使わないし、もっと早くセミリタイアすればよかった!」

と言うのが多数派の現状ですが、70歳くらいになって、

「今の手持ち資金、年金額を考えると、50歳までは働いて良かった!」

と思う確率は結構高いような気がしますね。

まあ、答えがでるのは20年後なんで、
今は何とも言えませんけど...


2020年10月30日金曜日

セミリタイア遅延で後悔したことがあるとすれば... ~ 世界一周旅行かな? ~

セミリタイアを目指し始めた時にやりたかったこと


セミリタイアを本格的に目指し始めたのは30代ですが、
その時に会社を辞めたら真っ先にやりたかったことは、
「世界一周旅行」です。

世界一周旅行と言っても、本当に世界を一周することにはこだわらず、
1年くらい、気の向くまま色々な場所に行けたらよいな~、
という感じです。

実際に会社を辞めた段階で、
時間的・経済的に世界一周旅行に行くことは可能だったと思いますが、
肉体的・精神的に行く気力はなくなっていましたね。

50代になると色々と面倒くさくなる


定年後の60代とかでも、世界一周旅行などの、
1年単位の旅行をされている方は散見されますが、
私には彼らと同様のバイタリティはなかったようです。

仮に40代前半くらいでセミリタイア生活に入っていれば、
当初の希望通り世界一周旅行に行っていて、
今頃、その経験というものが良き思い出になっていたかもしれません。

セミリタイア時期が50代まで遅れたことに関して、
後悔することがあるとすれば、
この点くらいですかね?

ただ、老後の生活の充実を考えると...


しかしながら、40代前半でセミリタイア生活に入っているとすれば、
今より相当な緊縮生活を強いられているか、
週に何日かの労働をせざるを得ない状況にになっているのに加え、
将来的な年金受給見込み額も相当減少していたかと思います。

こういったものを犠牲にしてまで世界一周旅行に行きたかったのか?
と聞かれるとやはり答えは「NO!」という事になりますかね。

やはり人生設計をするにあたって、
すべての希望を叶えるというのは極めて困難な事ではないかと思います。

若い頃にやりたい事 VS 老後の充実


この辺は若い頃にやりたい事をするのを優先するか?
老後にそれなりの経済的充実を求めるのを優先する?
という問題になるのではないかと思います。

老後についての考え方は、
セミリタイアしてから考え方も少々変化しましたので、
本件については、改めて別項でまとめたいと思います。

2020年10月29日木曜日

セミリタイアの目標は達成できたか? ~ 人生のピークを50代にもっていくということ ~

人生のピークは50代?


サラリーマンを辞めてセミリタイア生活に入るとき、
これからの50代が人生のピークになるかもしれないな~、
という漠然とした期待があって、
いつしかこのことがセミリタイア生活の目標になりました。

今回は50代の約1/3が経過した段階で、
その目標が達成できているのかをレビューしてみたいと思います。

目標達成できていること


セミリタイアの目標で達成していること、
それはやはり「ノーストレスの生活が過ごせていること」ですね。

サラリーマンを辞めた当初は、
携帯電話が鳴るだけでビクッとしていた状況が継続していましたが、
それも1年程度経過するとなくなりました。

サラリーマン時代の悪夢を見る度に思い出すのですが、
サラリーマン時代がいかにストレスまみれの生活を過ごしていたか!
よくもあんな生活に耐えていたな~と思います。

その他、自分の知的好奇心の赴くまま、
色々な本を読んだり、ネットをチェックしたりと、
自由な活動ができており、
日常生活を楽しむという意味ではまずまずの合格点と言えます。

目標達成できていないこと


目標達成できていないことは「旅行関連」ということになります。

今回のコロナ騒動により、海外旅行は全くできない状況であり、
いったいいつになったら海外旅行に行けるのかの目途も立っていません。

これは致したかないこととは言え、最大の誤算です。

ただ旅行関連でコロナの影響を除いて考えると、
経済的な制約というのは案外と大きいことに気付きました。

旅行に行く回数もそうですが、
宿泊するホテルのグレード、
旅先での食事なんかについても、
もう少し多くの予算があればもっと楽しめるな~とは思います。

私は公共交通機関を利用しての旅行も好きですし、
安宿も現地の大衆食堂も好きなのですが、
時には高級リゾートに泊まったり、
高級レストランで食事もしたいと思っています。

ただその為のセミリタイア予算は潤沢にあるとは言い難い状況ではあります。

50代はまずまず(ピークじゃないと思うけど...)


上記をまとめてみますと、
ストレスなく、自分が好きなことを日々できることに関しては、
人生の中で一番恵まれている時であるとは思います。

一方、ある程度大きなイベント的な楽しみを考えると、
コロナで旅行に行けないのはダメージが大きく、
また、旅行予算の制約は当初想定より大きく感じます。

ただ、予算は多い方が良いのは事実ですが、
それではもう少しサラリーマンを続ければ良かったとか、
週に何日かパートに出ようとは思わないので、
手持ちの予算で効用を最大化するように努めるだけですかね?

まあ、50代が人生のピークかどうかはわかりませんが、
なかなか良い時代であることは間違いないかと思います。

少なくともサラリーマンを継続していたよりは遥かに良い!
ということだけは断言しておきます。

2020年10月28日水曜日

【だからセミリタイア!】必ず職場に嫌な人がいるという事

職場に一人はいる「嫌な人」


私は結局、30年近くをサラリーマンとして働いたわけですが、
職場に一人も嫌な人がいないなんてことはありませんでした。

もちろん、どれくらい嫌かというのはそれぞれで、
上司のパワハラで心を病むのではないかと思うこともあれば、
無礼な後輩の態度に腹を立てることもあります。

私はこういった方々の理不尽な振る舞いに対して、
心の平安を保つというのがうまくできないタイプなので、
そもそも組織で働くのは向いてないのだと思います。

ありえない仮定で考えてみると...


もちろん、30年間も働いていれば良い人もそれなりにはいました。
まあ、恩師的な存在の上司とかはいませんでしたけど...

ここでちょっとあり得ないおバカな妄想なのですが、
今までで一番気の合った上司、同僚、後輩だけが一堂に会した職場だったら、
会社を辞めたいと思ったか?という疑問が湧いてきました。

私は仕事内容にも大いに不満があったのですが、
そういった良い人達にだけ囲まれていた職場環境だったら、
早期退職などという発想は思いつかずに、
何となく定年までは働いていただろうなと思います。

良い人だけに囲まれる確率は極めて低い


それでは、良い人だけに囲まれる確率ってどのくらいでしょうかね?
そんなの0%と言いたいところですが、
たま~にお隣りの課がそんな雰囲気に見えることがあって、
一定程度の確率はありそうです。

まあ、そうは言っても嫌な人と働く確率のが圧倒的に高いわけで、
またそれが我慢できない程度になる確率も結構高かったりします。

そこから逃れる方法として転職がありますが、
もっとヒドイ環境に身を置く羽目になる可能性もあります。
(私がそうでした)

早期退職・セミリタイアというのは、
そういう意味では、自分を守る手段としてはかなり有効かと思います。

嫌な人に接しなくて良いメリットって、
想像していたより遥かに大きいですからね。


2020年10月27日火曜日

早期退職を後悔するとしたら「お金」の問題しかないかな?

セミリタイアという決断に後悔はないが...


定年まで10年程を残して早期退職、
その後にセミリタイアという決断を下したわけですが、
その決断に後悔はありません。
それどころか、人生最大級のナイスな決断だったと思います。

タイミング的にも3年程前だったのが良かったですね。
退職後に比較的長い旅行に4度行くことができました。
この経験だけでも早期退職の意義はありました。

逆に言うと、仮にコロナ禍でのセミリタイア生活スタートだと、
ちょっと印象が変わった部分はあるかもしれませんが、
それでも早期退職を後悔するということはない気がします。

セミリタイア界隈では私と同様、
セミリタイアに後悔はないという意見が圧倒的多数派に見えますが、
将来的にセミリタイアを後悔するシチュエーションが訪れるとすれば、
やはりそれは「お金」の問題ではないかと思います。

60歳からのリッチ生活のが良いか?


仮に私が10年間余計に働いて60歳の定年を迎えたとすると、
リタイア資金がその分余計に貯まったことに加えて、
退職金や年金もアップするため、
60歳からの生活を「お金」という観点で見た場合は、
明らかに60歳まで働いた方が得です。

私は特に贅沢をしたいタイプではないものの、
極端な節約を好むタイプでもありません。

従って、私が60歳になったときの外的環境変化(物価水準の影響が大きいかも?)、
心的変化(高級ホテルで長期間の滞在をしたいと思うようになるとか)によっては、
楽しい50代を過ごしたことなど忘れてしまって、
60歳まで働けば良かったと思う可能性は0ではありません。

ミニマム生活と長生きリスク


まあ、この先の環境変化についてあまり深刻に考えると、
生涯現役という結論にならざるをえないので、
今時点では気楽に構えることにしています。

ただし、セミリタイア生活が3年を経過して、
これから極端なリッチ志向へと変貌するリスクはほぼないと思いますが、
インフレリスクは自分では何ともしがたいので、
この辺の対策はより慎重に進める必要があると思っています。

早期退職を後悔しない為にも、
お金の問題で悩むことだけは避けたいという思いは、
早期退職当初より強くなっている気が致します。



2020年10月26日月曜日

セミリタイア後、風邪からの回復が遅れる理由を考える

セミリタイア後は体調はよいが...


セミリタイア後は基本的に体調は良くなりました。

サラリーマン時代は常に何となく鉛を飲んだような状態と言うか、
身体が重い感じが継続していました。

また精神的にも、朝起きた瞬間から倦怠感が漂っていた感じで、
そういった感じが皆無になっただけでも、
セミリタイア生活へと入った価値はあるかと考えています。

しかしながら、風邪をひくなどの体調悪化については、
サラリーマン時代より若干ですが頻度が増しており、
回復までに時間を要しているような気が致します。

今回はその原因について考えてみました。

油断だらけのセミリタイア生活


サラリーマン時代は風邪や体調不良で休むわけにはいかないので、
緊張感を持った生活をしていたのに加えて、
規則正しい生活を心がけていました。

それに比べると今のセミリタイア生活ですが、
特に何の予定もない日々が継続していることもあり、
緊張感ゼロの生活となっています。

時々予定が入っていると、妙に緊張しますね。
体調壊さないかな~、とか。

「規則正しい生活」という面では意外と変わっていないのですが、
推理小説が面白くて途中でやめられない場合などは深夜まで読書をしたりと、
時々、変則的な生活となっています。
翌日の朝、早く起きる必要がありませんからね。

風邪をひくタイミングというのは、
緊張感が特に緩んだ状態の時に、
生活が不規則モードになっているときが多いような気がします。

風邪をひいても大きな問題にはならない


実は先週まで10日間程、風邪で喉が痛い状態が続いていました。

大事をとってずっと横になっていましたが、
それ程ひどい状態でもなかったので、
普通に本を読んだり、YouTubeを見たりはしていました。
なので生活はそれ程変化していないという感じでしたね。

ディメリットは運動ができないことですが、
これは10日間の「禁酒」と相殺されると勝手に思っています。

そんなわけで、よっぽど高熱でもでてうなされない限りは、
風邪をひいてもセミリタイア生活への影響は軽微ですね。

思えばサラリーマン時代は、ちょっと体調が悪化すると、
すぐ薬を飲んだり、高めのドリンク剤を飲んだりと、
無理やり風邪状態からの脱出を図っていましたが、
あれって本当は身体に良くないのではないかと思います。

多少回復までに時間がかかるとしても、
ゆっくり休んで回復を図るという今の生活の方が、
後々の身体へのダメージを考えると良い気がしますね。

2020年10月25日日曜日

セミリタイア生活の朝食の変化

頭を悩ませるセミリタイア生活の朝食


セミリタイア生活に入る前は毎朝優雅な朝食を楽しもう!
なんてことを考えなくもなかったですが、
今現在それとは程遠い状況になっています。

もっともそれが悪いというわけでなく、
時間・コスト・栄養面など色々考えると、
何が良いかわからなくて試行錯誤が継続しているという感じです。

今回は、3年を経過したセミリタイア生活の朝食をまとめてみたいと思います。

セミリタイア生活の朝食の変遷


セミリタイア生活における朝食の変遷とその理由は以下の通りです。

① 朝食抜き

"空腹時間はできるだけ長い方が良い”という理論に基づき、
セミリタイア直後は「一日二食」の生活を過ごしていました。

夕食を午後8時に終えると、
午後12時の昼食まで16時間は食事をとらないことになります。

これが結構身体に良いという説を採用していていましたが、
午前中の空腹時の作業効率の悪さに加えて、
かかりつけ医に「一日三食」にするようアドバイスを受けてやめました。

② お餅 + 卵 + 野菜ジュース + ドリンクヨーグルト

その後、朝食についてはパン、ごはんなど色々試行錯誤をしましたが、
「サトウの切り餅」は保存も効いて手軽にできるので、
しばらくは毎朝お餅ばかり食べていました。

ただ、血糖値が上昇してきて糖質制限をする必要が出てきたので、
朝食でお餅を食べるのをやめることにしました。

卵はタンパク質摂取、ヨーグルトは免疫力アップのため取り入れています。

③ バナナ + 卵 + 野菜ジュース + ドリンクヨーグルト (← 今ココ)

バナナは1本程度に留めれば血糖値対策にも良く、
また腹持ちも適度に良いです。

卵は②の時は目玉焼きにしていましたが、
油の摂取を避けるために今はゆで卵にしています。

今後の課題 ~ 朝食を楽しみたい! ~


バナナは3~4本で100円程度のもの、卵は1個20円弱、
野菜ジュースとヨーグルトは大容量のものを買っているので、
一回あたりはそれぞれ40円程度となっていますので、
朝食一食あたりのコストは130円程度となっています。

コスト面と栄養面では概ね満足はしてはいますが、
やはり味的なものは物足りなさを感じますね。

血糖値も通常に戻ったこともあり、
例えば週末だけはパンとコーヒーを取り入れるとか、
ちょっと工夫をしてみようかと思っています。

せっかく朝はゆっくりできる環境になったのですが、
イマイチこのメリットを活かしてないのかもしれませんね。

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2020年10月24日土曜日

超早期セミリタイア者のサラリーマン全否定的発想は正しいか?

サラリーマン生活全否定は正しいか?


20代~30代前半でセミリタイアを達成された方の多くは、
サラリーマン生活を全否定されているのかな?
と思うことがあります。

しかしながら、サラリーマン生活にも楽しいことはあるだろうし、
辛い事とつまらない事しかないにしても、
その程度は個々によって異なります。

「サラリーマン = 社畜」と定義するのは良いですが、
同じ社畜でも毎日定時で帰る人もいれば終電で帰る人もいます。
年収300万円の人もいれば1,000万円の人もいるわけで、
サラリーマンと一括りにするのはちょっと無理があるのではないかと思います。

個別のケースで見るとわかりやすいかも?


極めて単純化した次の3つの例を挙げて見ます。
どれが良いとは一概には言えないというのが、
私の考えですが如何でしょうか?

① 20歳~30歳までつまらない & しんどい仕事を継続、
  その間に無駄使いは一切せず貯金、
  30歳でセミリタイア達成

② 20歳~40歳まで多少の面白みはある仕事をして、
  それなりに友達付き合いなどはしつつも貯金重視の生活、
  40歳でセミリタイア達成

③ 20歳~60歳まで充実した仕事をこなし、
  特別貯金など意識せず楽しい消費生活をするものの、
  それなりの退職金をゲット、
  60歳でリタイア生活に入る

仕事が面白いかは不確定要素が高い


私的には上記の例で言えば③を目指したいとは思うものの、
「充実した仕事をこなし」というのはハードルが高いですね。
嫌な上司の一人でもいれば、もろくも崩れ去ります。

なので、②をベースに人生プランを練りつつ、
仕事が面白ければ③に近い方向へ、
仕事が超絶しんどければ①に近い方向へ、
というのが落としどころのような気がします。

①は非常に魅力的に映る部分はありますが、
20代から生涯ずっと緊縮生活を余儀なくされるというのが、
私的には引っかかるところですね。

私はお金使うアクティビティも結構すきなものなので...

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2020年10月23日金曜日

スポーツジムをやめてからの時間の使い方の変化

スポーツジムをやめてみて


今年の8月末にスポーツジムをやめてから2カ月近く経過しました。
今ではすっかりとジムに行かない生活が普通になってきました。

基本的には「ジムはやめて良かった!」という印象ですが、
最大の要因は時間を有効に使えるようになったということです。

午前中の時間を有効に使う


私がスポーツジムで最大限活用していたのは大浴場とサウナですが、
午前中には毎日のように大浴場とサウナを利用していました。

スポーツジムに通っていた当初の午前中の時間の使い方ですが、
平均的には下記のようになります。

10:00 ~ 10:15 自宅からジムへ
10:15 ~ 10:45 ジムで入浴・サウナ (着替え時間含む)
10:45 ~ 11:00 ジムから自宅へ

ジムの帰りに図書館やスーパーに寄ったりすることもありましたが、
基本的には上記の通り午前中に1時間くらいの時間をジム関係で使いますが、
入浴・サウナの実質的な時間は15分くらいです。

セミリタイア当初はこの15分こそ至福の時間でしたが、
段々と飽きが生じてきたことは以前にも記載しました。

今回、ジム生活をやめて思った事は、
上記一連の作業は結構疲れるということです。

入浴やサウナは疲れをとるという側面もありますが、
心地よい疲れを誘発するという側面もあります。

この点を考慮すると、午前中は実質的に2時間程余計に、
読書などの活動に時間を割くことができるようになりました。

これは結構でかいです。

今後の課題


上記の時間が有効に使えるようになったのは最大のメリットですが、
月会費の1万円が浮いたのもやはり大きいですね。
まあ、1万円浮いたからその分贅沢しようとかは思いませんが...

ただし、大浴場にはやはり時々は行きたくなりますね。
当初は近所の銭湯などに行こうと思っていましたが、
いざ行こうと思うと面倒くさいという思いが先に立ちますね。

今のところ、近場の旅行の締めとして温泉を活用するなどしようと思っていますが、
長期的な視点で見た場合、
近所に日帰り温泉入浴があるような先に引っ越すのも視野に入れています。

いずれにしましても、毎日大浴場に行く必要はなかったよな~
というのが実感ですかね?

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2020年10月22日木曜日

【職務質問】平日昼間に暇そうに見える中年男性は要注意?

駅周辺で増えた警察官の姿


自宅から比較的近いJRの駅構内ですが、
最近警察官の姿を見ることが多くなりました。

コロナ自粛後、街中では時々トラブルを見るようにもなったので、
治安維持という観点から見ると、
これは基本的にありがたい話ですが、
同年代の男性が職務質問をされているのを見て、
自分もちょいと気を付けようと思ったので、
そのことについて触れてみたいと思います。

平日昼間 × ジャージ姿の中年男性


職務質問を受けていた中年男性ですが、
年齢的には私と同じ50代ではないかと思われます。

服装はかなりくたびれた感じの上下のジャージ姿に、
これまた年期の入ったリュックサックを持っていました。

警察官の琴線に触れるものが何かあったのでしょうか、
この男性は駅構内で職務質問を受けていました。

名前の確認だけではなく、リュックサックの中身からポケットまで、
警察官2人からかなり念入りにチェックを受けていました。

かなりの人通りの中でチェックを受けていたことから、
この中年男性は、
「まるで犯人の取り調べだな!」
と苦笑いを浮かべていましたが、
特に怪しい点はなかったらしく、
その後無事解放されていました。

職務質問自体は紳士的だが...


2名の警察官の職務質問自体は極めて紳士的で、
威圧的なところは全くありませんでしたが、
多くの人が行き交う場所で職務質問をされるのは、
あまり気持ちの良いものではありませんね。

この中年男性にしてもればちょっとした災難といったところ。

平日の昼間ですから、我々中年男性の多くは、
スーツや作業着などのいかにも仕事中ですよ!という服装が大多数ですから、
上下ジャージ(ジャージが悪いというよりちょっと不潔に見えた)の男性は、
ちょっと異質に見えたので職務質問の対象になったのではないかと思います。

スーツなど着る機会は全くなくなったセミリタイア生活ですが、
あまりだらしない恰好で出歩くのは良くないな~
と改めて思った次第です。
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2020年10月21日水曜日

丁度良い仕事がない! ~ 忙しすぎる友人達を見て思う事 ~

仕事で活躍できてもセミリタイアしたいと思うかも?


昨日は欧州で活躍する友人について取り上げました。

彼なんかを見ていると、
責任ある仕事でバリバリ働いているのは羨ましくもあり、
自分がそういった路線を歩んでいれば、
早期退職とかセミリタイアを考える隙などなかったのでは?
ということはちょっと思います。

ここで「ちょっと」と但し書きになるのは、
彼のような活躍するポジションでも、
セミリタイアへの誘惑に駆られるファクターは多々あるということです。

それは、プライベートが極端に制約される仕事環境です。
特に欧州で働いているとそれは顕著に現れます。

欧州勤務が最悪になりうる理由


欧州勤務が最悪になりうる理由とは、
時差が8時間あるということです。

日本時間の午前9時の始業時間に欧州では午後5時の終業時間となります。
欧州時間で深夜0時というのは、日本ではまだ午後4時です。

彼のような責任あるポジションにいると、
日本時間にあわせて仕事をしなければならない案件など、
24時間体制で働けなかればいけないケースも多々あるようです。

しかも現在は在宅勤務中心で外出禁止ですので、
「ちょっと用事が...」という言い訳が一切できません。

仕事にやりがいがあって、それなりの給料が貰えても、
こういった生活に耐えられるか?
私にはちょっと自信がありません。

「やりがい」と「忙しさ」はセット?


彼は欧州勤務というある意味特殊な環境に身を置いているわけですが、
それなりに活躍している人は皆さん結構忙しいです。

「仕事もプライベートも充実させる」というのは口で言うのは簡単ですが、
今の日本のサラリーマンではハードルが高いようですね。

「プライベートを犠牲にして仕事を充実させるか?」
それとも、
「仕事からエスケープしてプライベートを充実させるか?」
の二択しかなければ、
今の自分はやはり後者を選ぶでしょうから、
やはりセミリタイアという選択肢は自分にとっては最強ですかね?

つくづく今の日本社会には、
「丁度良い仕事」
というのがないような気がします。
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2020年10月20日火曜日

【セミリタイア後】活躍している友人を見ての心境変化

コロナ禍の欧州での友人の活躍


コロナ禍の欧州で活躍している友人の近況を聞く機会がありました。

彼の住んでいるエリアでは、飲食店の営業停止が再び発令されるなど、
日本より遥かに厳しい環境が継続しているようですが、
その中で難しいビジネスの舵取りを任されており、
なかなかの辣腕を奮っているいるようです。

こういった仕事で大活躍している友人の話を聞いた心境というのは、
サラリーマン時代とセミリタイアしてからでは、
大きな変化があります。

サラリーマン時代に感じた複雑な感情


サラリーマン時代に友人が活躍しているのを聞くと、
何とも複雑な感情を抱いたものでした。

自分にもその程度の仕事はできるよな~、とか、
やはり入る会社を間違えたのかな~、など、
羨ましさとか後悔とかが入り混じった、
複雑な感情を抱きながら一人で唸っていることも多々ありましたが、
サラリーマンを辞めた今ではこのような気持ちになることはありません。

セミリタイア後は素直に拍手を送れるように


セミリタイア後に友人の活躍を耳にして思うことは、
「なかなかやるな!」
「ヤツならこのくらいできて当然!」
と言ったような事ですかね?

素直に友人の活躍に拍手が送れるようになったのも、
今のセミリタイア生活がそれなりに充実しているからであって、
悲惨なサラリーマン生活を送っている時期に、
同じような感情を持てと言われても、
やはりちょっと難しいんじゃないかな?

まあ、大袈裟に言えば、セミリタイアしてやっと普通の感情を取り戻せた!
と言ったところじゃないでしょうかね?


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2020年10月19日月曜日

高校生の疑問に勝手に答える ② 60歳まで好きでもない仕事をするのは奴隷なのか?

「サラリーマン = 奴隷」論の落とし穴


こちらの高校生の場合、
「好きでもない仕事を40年間も続けるのは奴隷のようだ」
と、まだ働いてもいないのに嘆いていました。

私自身、就職する前は同様の不安を抱えていたこともあって、
就職先の選定の際は、「好きな仕事・やりたい仕事」を優先しましたが、
ちょっと視野が狭かったかもしれないな~と思うのは、
以下の2つのチョイスでどっちが奴隷に近いか?
ということを考えればわかります。

A:ツマラナイ仕事だが、毎日定時に終わり、給料も高い

B:オモシロい仕事だが、毎日終電で、給料は安い

この二択だったら、Aを選ぶ人のが多いかと思いますが、
「やりたい事」を追求する視点から就職活動をすると、
Aの仕事は最初から目に入らない可能性が極めて高いです。

「楽な仕事」「給料の高い仕事」


「好きな仕事」と言ってもツマラナイ雑用もあるでしょうし、
仕事でお金を貰う以上はシンドイことも多々あるかと思います。
若く情熱がある時代には、この辺のファクターに対する認識が甘くなりがちです。

どうせ仕事なんてそんなに面白いものではないのだから、
楽 & 高給という観点から仕事をチョイスして、
自由時間と資金を確保するというドライな考え方もあります。

40年間毎日定時で帰る人と終電で帰る人、
人生はまるで違うものになります。

要は、好きな仕事をしていても奴隷みたいに働かされるリスクもあれば、
好きでもない仕事をしていても、奴隷とはほど遠い楽な仕事もある、
そういった観点から仕事を見るという視点もあるということです。

そもそも40年間も働く必要はない


そもそも論ですが、この高校生は定年まで働くことを前提に物事を考えています。

今の主流の考え方に従えば、60歳で仕事を辞めるなんて甘い、
君たちが老人になる頃には、70歳定年が一般的だよ!
なんてことをいう人もいそうですが、本当にそうでしょうか?

今の世の中、低コストで生活できるだけのインフラが整っていますので、
仕事を早めに辞めてセミリタイア生活へ入るというオプションもあります。

「FIRE」という概念を知ったら、この高校生達はどういう反応を示すか?
ちょっと聞いてみたい気はしますね。

まあ、高校時代から早期退職一択で考えるのはお勧めしませんが、
早期退職・セミリタイアというオプションがあることを頭の隅に置いておけば、
人生の選択肢が広がることだけは間違いないかと思います。
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2020年10月18日日曜日

高校生の疑問に勝手に答える ① 「好きな事を仕事にしてはいけない」のか?

高校生の将来の仕事に対する漠然とした不安


昨日、都心部へと外出したのですが、
隣りに座った高校生らしき男性の会話が興味深かったので、
今回の記事で取り上げてみようかと思います。

この高校生二人組ですが、学校の先生に、

「好きな事を仕事にしてはいけない!」

という類の事を言われたらしいのですが、
この事に納得いかない様子です。

この事について、彼らが色々と話をして出した結論というのは、

「好きでもない仕事を60歳までするなんて、まるで奴隷だよね!」

というものでした。

この高校生達の漠然とした不安とでもいうべきものですが、
なかなか仕事というものの本質をついているのでは?と思います。

そこで、この質問に対して私が勝手に答えて見よう!
というのが今回の試みで、
まずは最初の「好きを仕事にするべきか?」について、
述べてみたいと思います。

好きな事を仕事にしてはいけない?


「好きな事を仕事にしてはいけない」というのは、
時々耳にする言葉であって、それなりの理由もあるかと思います。

ここに出てくる先生は、理由や説明を加えることなく、
結論だけ言ったようです。

この態度は非常によろしくありませんね。
「オレの言う事だけ聞いていれば良い!」
という傲慢さを感じさせます。

それはさておき、自分がこれに理屈をつけるとすると、
以下のようなことになります。

✓ 好きな事も仕事としてやると嫌いになるかもしれない

✓ 好きな事を仕事にしたものの、才能のなさに愕然とするかもしれない

✓ そもそも好きな仕事につける保証はない

どんなに好きな事でもずっとやっているうちに飽きるかもしれませんし、
仕事としてやるからにはそれなりの責任が発生します。

そんなことから、好きで仕事にしたはずのものが、
仕事を続けているうちに嫌になるケースも出てくるかと思います。

また、野球選手や俳優などが典型ですが、
そもそもその職業につくのが難しい職種もありますし、
うまいことスタートラインに立てたとしても、
コンスタントに稼ぐだけの才能・実力がないことが、
後々わかるケースも多々あるかと思います。

それだったら、好きな事は趣味のレベルに留めておいた方が幸せかな?
という理屈はそれなりに成り立つかと思います。

そもそも論として、「好きな仕事につけない」というのは、
サラリーマンレベルでも頻繁に発生します。

好きでもない営業職に回されたり、
地方に飛ばされたりなんてのは日常茶飯事ですからね。

好きな仕事につけない可能性というのは、
常に頭に入れる必要はあるんじゃないかと思います。

「好きを仕事」に対するリスクを考える


それでは「好きなことを仕事にするべきか?」についてですが、
それはケースバイケースであって一概には言えないのでは?
というのが結論です。

上記のようなリスクを十分に考えたうえで、
「ここでリスクを取らなければ将来後悔する!」と思えば、
好きな事を仕事にする方向に進み、
「好きなことで苦労するのもシンドイな...」と思えば、
好きな事は趣味として楽しんでいく、
そんなところではないかと思います。

件の高校教師のように、自分の考えを説明もなしに押し付ける、
これは最悪のパターンですね。

まあ、私の高校時代もこんな教師ばかりでしたが... 
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2020年10月17日土曜日

【やりたい仕事】早期リタイアで夢を叶えるという手もある

若い時代は本業では生きていけない


作家になりたい若者がいるとします。

何かの賞でもとって、若い内から専業作家として独立するのは至難の業ですので、
大抵の方は、若手のうちは正社員として働いたり、
アルバイトとして働いて生活費を稼ぐ必要があります。

それでも、10年とかで世に出れれば良い方で、
多くの人にとっては「作家は夢」で終わってしまい、
正社員が本業となったり、
アルバイトを辞めて正社員への道を歩んだりとする方が多数ではないかと思います。

早期リタイアで広がる選択肢


上記は作家などの夢のある職業に就く場合の一般的な順序ですが、
「早期リタイア」というファクターを入れると話が変わってきます。

まずは、サラリーマンとして社会人生活をスタートさせ、
10年くらいは必至になってお金を貯める、
何とか投資収益とミニマム労働で生きていけると確信したら、
仕事をスパッと辞めて「本業」に専念する...

本業が失敗したとしても、生活基盤はあるわけですから、
普通にリタイア生活をエンジョイするのもありですし、
しつこく成功を目指していくというのもありです。

今後はこういった生き方が注目されるかもしれません。

良い時代になったかもしれない


スポーツ選手などは若い内からチャレンジしないとダメですが、
作家だったりyoutuberなんかは、
生活の基盤を築ていてからでも遅くはない気が致します。

私が20代の頃に、こういった生き方があると知っていたら、
ちょっと違う人生になっていたかもしれません。

色々な生き方が発明・発見されて、
それがネットで拡散している現代は、
それ程悪い時代ではないような気がしますね。

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2020年10月16日金曜日

大金持ちが息子を働かせない合理的な理由

一度も働いたことがない大金持ちの息子


大金持ちの子供の中には一度も働いたことがないという方もいらっしゃいます。

大金持ちの子供と言えども働くのが一般的で、
むしろ家業を守り、発展させるために、
一般ピープルより働いているケースのが多いくらいです。

それでは、彼らがなぜ働いていないか?
そんなことは普通は聞けないのですが、
向こうから喋ってきたケースがあり、
この内容が、「サラリーマン → セミリタイア」というのが案外悪くないかも?
と思うヒントにもなるかと思いますので、
ここで取り上げてみたいと思います。

働かない理由とは?


私の知っている金持ちの息子が就職したことがない理由は、
父親にこのようなことを言われたからです。

「お前が一生働いても稼げる金はせいぜい2億円程度だろう。
 わしは既にお前の人生何回か分の資産を持っているわけだ。
 だったら、わしの面倒をみながら、
 一緒にこの金を使っていった方がよかろう。」

この父親は既に事業からは引退しており、
少なくとも数億円の資産は所有しています。

この息子が普通に就職して働いても、
得られる賃金はせいぜい年間数百万円程度といったところです。

息子が普通に働いてそのお金で暮らしていて、
ある日、父親が亡くなったら相続税をごっそりとられます。

相続税をごっそりとられるくらいならば、
そのもととなる資産を父親と一緒に使って減らした方が合理的というわけです。

大金持ちの息子が羨ましいか?


それではこの大金持ちの息子の生活が羨ましいか?
と聞かれれば、羨ましい部分は大いにあるものの、
それ程でもないかな?というのが本音です。

その一番の理由ですが、
この息子はお金の有難みを理解していないように思えるからです。
同じ100万円を使うにしても、得られる効用は、
私なんかとは全然違うでしょうね。

話をしていても、地に足がついていないというか、
何かフワフワした感じなんですよね。

まあ、そう考えると、チマチマと自分で働いてお金を貯めて、
それをチマチマと使っていくセミリタイアスタイルは、
それ程悪くないようにも思えます。

少なくとも、お金の有難みは十分理解していますからね。

資産が毀損したらアウト!


あとはリスクヘッジの観点から、こういった金持ちは危険です。

私は今のセミリタイア生活をキープしたいので、
資産が毀損してセミリタイア終了という事態を非常に恐れていますが、
何らかの事情で資産がなくなってフルタイム労働に復帰しても、
何とかやっていける自信はあります。

ただ、一度も働いたことがないオジサンが、
50歳とかで文無しになったらアウトでしょうね。
この文無しになるリスク、実は結構高かったりします。

オヤジさんが亡くなって自由にお金が使えるようになると、
潤沢な資産と言えども使い果たす可能性もありますし、
儲け話に手を出して資産を溶かしてしまう可能性もあります。

そもそも金持ちを羨んだところでどうしようもないわけですが、
この辺の事情を色々と考えてみると、
普通にサラリーマンをやって、
その後にのんびりとセミリタイア生活を過ごすというのは、
そんなに悪いルートではないような気がしますね。


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2020年10月15日木曜日

兵庫県センチュリー問題 ~ 役人も民間もトップは自分の経費は減らさない ~

兵庫県知事の公用車はセンチュリー


兵庫県が知事と議長の公用車をレクサスからセンチュリーに切り替えたことが、
連日話題になっています。

レクサスでも十分過ぎるほどの高級車なわけですから、
センチュリーに切り替えるなど意味不明です。

それでいて、県民、県職員には「ケチケチ作戦」を公言しているわけですから、
まずは自分の経費を削れよ!と思うのは当然の反応かと思います。

部下には経費削減などを謳いながら、
自分の経費は減らさないという構図は、
役所も民間企業も変わらないよな~というのが、
この記事を読んで思い出した最初の印象です。

私が思い出したのは、海外出張の航空券です。

業績不振でも役員はJALのビジネスクラスで移動


私が勤めていた会社は収益悪化によって出張費にメスが入りました。
不要不急の出張はしないような通達が出るとともに、
欧米出張で利用可能だったビジネスクラスの利用は正式にダメになります。

しかしながら、業績悪化の責任を真っ先にとらなければいけない役員は、
引き続きビジネスクラスでの出張が認められます。

まあ、役員様にエコノミーで出張しろ!はないだろうという意見もありますが、
役員様は航空運賃が相対的に安い欧米系キャリアを使わずに、
引き続き航空券がバカ高いJALを利用し続けます。

当時の経費処理をした記憶を辿ると、
欧州往復の航空券代は次のような感じになります。

・欧米系航空会社エコノミー:15万円 (部長以下利用)
・欧米系ビジネス:30万円      (役員様利用拒否!)
・日系ビジネス:60万円       (役員様利用)

部下には1円でも安い航空券を探すよう叱咤する一方、
自分はJAL便使用を考え直す気は1mmもない、
この辺は兵庫県知事のスタンスと共通するものがありますね。

まあ、役所でも企業でもトップのマインドはこんなものだと思うので、
兵庫県知事の話を聞いても特に何とも思いませんでしたが、
最終的にこの問題がどう決着するかはちょっと興味がありますね。