2020年10月14日水曜日

セミリタイアするの辞めた!の落とし穴 ③ セミリタイア後の楽しい生活をもう一度思い描いてみる

セミリタイア後の生活プランを捨てても良いのか?


セミリタイアしたい!と考えるきっかけとなるのは
「会社に行きたくない!」
というが圧倒的に多いのではないかと思います。

そして次の段階として、
セミリタイア後の有り余る自由時間を使って、
あれもしたい、これもしたい、
とシアワセな時間を夢想するという方へ向かうかと思います。

しかしながら、職場環境の好転などによって、
「会社に行くのがシンドイ」
という程度が減少することによって、
「まあ、この程度のキツさならこのままでも良いか...」
という風に心境が変化することによって、
セミリタイア願望そのままが希薄になっていくこともあろうかと思います。

ただここで今一度、

「セミリタイア後に思い浮かべていた理想の生活像」

というものを思い出して、
それを捨てでも現状の生活をキープする方が良いのか?
というのは再考した方が良いかと思います。

会社を辞めなければできないこと


私がセミリタイア生活の柱に置いているのは「旅行と読書」ですが、
これはどちらも会社員であってもできます。

しかしながら、旅行に関して言えば、
サラリーマンであれば以下の制約を受けます。

・長期休みは年末年始・GW・夏休みの年3回のみ
・長期といってもせいぜい9日間

しかも、出発直前まで仕事の準備に追われたり、
最悪は仕事で旅行のキャンセルという事態もありえます。
また、旅行中も携帯への着信は当たり前のようにあり、
旅行中も心の底から楽しめる環境ではありませんでした。
そして何より、9日間は欧米旅行には短すぎますね。

つまり、たとえ仕事が楽でストレスがなくなったとしても、
限られた時期、旅行代金がバカ高い時期に短期間しか旅行に行けないのと、
経済的に制約はきつくなるものの、
好きな時期に好きな期間に旅行に行けるのとどちらが良いか?
やはりセミリタイア生活の圧勝ではないか?
そんな風に結論づけました。

ワンランク上の生活を目指す


地獄のサラリーマン生活が終了するのは突然だったりします。

目の前に座っているパワハラ上司が転勤して、
別の人格者の上司がこちらに転勤してくればそれで終わりだったり、
自分が5mしか離れていない別部署に異動すればそれで終わりだったりと、
最悪の事態はそれで終了する確率はそこそこあるかと思います。

ただし、つかの間の天国(そこまでではないと思いますが...)も、
上記の逆を考えればわかりますが、
突然、地獄へ異動させられるのもサラリーマン生活かと思います。

従って、
「ライフワークともいえる仕事に出会った」
「給料が倍になった」
という事態が発生でもしない限り、
仕事がちょっと楽になったくらいで、
「セミリタイアはもう辞めた!」
というのはちょっと早いかも?
と考えた方がよいのではないかな~と思う次第です。

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