2022年10月30日日曜日

警備員募集のチラシをみて思ったこと ~ 70歳超えても仕事があると考えるべきか? ~

警備員募集のチラシ


居住する集合住宅の郵便受けが新しくなりました。

以前の郵便受けには「チラシ投函禁止」のシールを貼っていたので、
チラシが投函される頻度は少なかったのですが、
まだそのシールを貼っていないため、
多数のチラシが投函されます。

チラシで多いのは不動産、整体、飲食店なのですが、
その中で個人的に気になったのは「警備員募集」のチラシです。

急募!警備員スタッフ


私の住む集合住宅は高齢化率が高く、
家賃も周囲の物件に比べて安いので、
このチラシがそういった属性を考慮してまかれたものか、
はたまたエリア一帯にまかれたものかはわかりません。

ただ、「60歳、70歳からはじめた方が多数」
「未経験者OK」「急募」という文字が踊り、
どうも高齢者をターゲットにしているのは間違いないところです。

日給は8,600円~ですが、
8:00~17:00で休憩1時間の8時間勤務が基本だそうなので、
労働時間はサラリーマンとほぼ変わらない上に、
時給は東京都最低賃金に果てしなく近いです※。

週2~3日だけ働くのはありのようですが、
午前中だけみたいな働き方はこのチラシではないようですね。
「週6日の常駐勤務」というかなりハードな選択肢はあるようですが...

※ 1.072円 × 8時間 = 8,576円

70歳を超えても仕事があると考えるべきか?


早期退職者の視点からこのことを見ると、
仮に計算が狂って老後に手持資金が足りなくなっても、
70歳以上でも仕事はあると考えることもできます。

一方、その仕事というのは老人にはきつく、
時給面でも最低賃金に近い条件になる可能性が高そうです。

この辺りを総合的に考えると、やはり、
高齢になって働く可能性が高いようなセミリタイア計画というのは、
出来れば避けた方が無難な気がしますね。

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2022年10月29日土曜日

まだ4割の会社が忘年会をやるの?

忘年会をやる会社が9.0%も増えた!


コロナ禍で消滅傾向にあった忘年会・新年会ですが、
昨年度に比較して随分と増えてきたようです。

"京商工リサーチ(TSR)は10月3日~12日、全国の企業を対象に「忘年会・新年会」の実施をアンケート調査した。これによると忘年会を「開催しない」企業は61.4%で、昨年10月の調査に比べ9.0ポイント減少した。"  (引用元) 忘・新年会を「開催しない」が61.4%、前年から9.0ポイント減少=2022年「忘・新年会に関するアンケート」調査”"
6割以上の会社が既に忘年会・新年会を行わないというより、
コロナも落ち着いてきたし今年は忘年会をやろう!
と言う企業が1割近く増えたことの方が驚きですね。

憂鬱な忘年会幹事


案の定というか、ネット上では非難のコメントが殺到しています。
その中で自分のサラリーマン時代を思い出して嫌な気持ちになったのが、
「幹事」の苦労に関するものですね。

私の場合苦労したのは、会場選びですね。
私が選んだ場所について、必ず文句をつける人がいました。

ある時などは、

「こんな店でやるくらいなら忘年会をやらない方がマシだ!」

などと、何がお気に召さないのか今でもわからない理由で、
怒鳴りつけられたことがありました。

忘年会って自腹ですか?


ところで、忘年会・新年会の費用って今では自腹が多いのでしょうか?

私の場合、初期は全額会社負担でやっていましたが、
それが会社の半額負担に代わり、
最終的には全額自己負担となりました。

個人的には、全額自己負担になった時点で、
忘年会・新年会の意義は完全になくなったと考えます。

全額自己負担なら単なる有志の飲み会ですからね...
そんなもん、行く必要性は欠片もないと思います。

とは言っても、忘年会は断れる雰囲気はなくて、
飲み会を断りまくっていた私でも嫌々参加していました。

二次会を断るくらいがせいぜいの抵抗といったところで、
やはりサラリーマン時代は自由がなかったことを改めて実感しますね。


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2022年10月28日金曜日

就活生を見てげっそり ~ 若者が全然羨ましく見えない... ~

就活イベントに遭遇


地元自治体の図書館は相変わらず定期的に利用させてもらっています。

私が良く行く図書館は、自治体の様々な機能が集約されているビルの一部で、
そのビルにはちょっと広めの部屋もあったりするのですが、
そこで就活イベントを行っているのに遭遇しました。

どのようなイベントかの詳細は不明ですが、
地元企業が大学4年生を対象に会社説明を行っているようで、
リクルートスーツの若者を多数見かけました。

キラキラ感のある若者


イベント終了後に学生同士がロビーで情報交換をしている中で、
若手社員(20代後半?)と思われる方を取り囲むような一団がありました。

中でも熱心に話を聞く一人の若者は、
目がキラキラと輝く感じがして、
若手社員の話に熱心に耳を傾けている感じです。

まあ、若手社員が就活生にネガティブな情報を語るはずもなく、
良い事だけ語っているんだろうな~などと見ていたら、
自分も大学生時代に聞いた話がウソばっかりだったことを思い出し、
ちょっとゲッソリとした気分になりました。

若者が羨ましいとは思えないな~


実際問題として、今の若者の方がネット情報などもあって、
私の時代よりは会社の実態を把握しやすくなっており、
若手社員の話を鵜呑みにするようなことは少ないと思いますが、
サラリーマンは配属ガチャもありますし、
実際に働いてみないとわからないことだらけですから、
その目のキラキラがいつまで続くのかは他人事ながら心配です。

私のような中年男性からみると、
若者が羨ましく見えると思う人もいるかもしれませんが、
これから下手したら40~50年働かなければいけない人を見ても、
少しも羨ましくは見えないな~
というのを改めて感じましたね。
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2022年10月27日木曜日

節約前提のセミリタイア生活を目指すべきか? ③ 多大な労力を要するセミリタイアを是とするか?

セミリタイアの労力は2つの系統


せっかくサラリーマンを辞めて自由になったのだから、
短時間といえども自分の望まない仕事はしたくないものです。
たとえその仕事が”楽勝”であったとしても...

また、例えば100%自炊を前提としたセミリタイア生活だと、
節約疲れが発生する確率が高いと思いますし、
自炊に費やす時間もバカになりません。

上記の点をまとめると、
セミリタイア生活における労力は2つあると考えられます。

一つは、お金を稼ぐための労力、
もう一つが、節約をする為の労力です。

理想は二つの労力からのフリー


理想的なセミリタイア生活を考えてみると、
上記2つの労力からのフリーということかと思います。

「お金を稼ぐためだけの労働」というのは、
たとえ短時間でもあってもQOLを大幅に減らすと思うのですね...

気分転換ややりがいを求めてセミリタイア後も働くという方もいらっしゃいますが、
これなどは、「お金を稼ぐためだけでない労働」をうまいこと見つけたという感じで、
楽かもしれないけど本当はやりたくない労働と区別する必要はあります。

また、私の今のライフスタイルを考えると、
自炊は節約というより贅沢の為かな?

例えば、オムライスなどは弁当屋で買うとしょぼい具しか入っていないですが、
自分で作ればたっぷりと鶏肉などを入れることができて、
多少なりともリッチな食事になります。

また、自宅から遠方にあるディスカウントストアでしか買わないとか、
毎日スーパーの値段を比較しまくるとかだと、
実は相当な労力を節約のために使っていることになります。

セミリタイア開始はその分遅れるが...


セミリタイア後に楽をすることを考えた結果、
私などは50歳を過ぎてのセミリタイアとなったわけですが、
そこまで普通に働くくらいなら30歳でバイト前提のセミリタイアのが良い!
という発想も当然出てくるかと思います。

ただ既に隠居生活のようなセミリタイア生活者から見ると、
30代でバイト前提のセミリタイアはあまり楽そうに見えない人が多いこと、
この人は50歳過ぎても同じ生活なのかな?
というより何歳までバイトを続けるつもりなのか?
等々、疑問に思える要素はいくつかあります。

なかなか難しい問題かと思いますが、
個人的にはある程度働かなくて良い目途がたってからのセミリタイアの方が、
人生全般を考えた場合良いかと思いますが、
一般的にはどんな感じなのでしょうかね?

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2022年10月26日水曜日

節約前提のセミリタイア生活を目指すべきか? ② 生活費をどれだけ削れるかでなく、 どういった生活をしたいのかが大事

なぜ若い頃に節約をするのか?


現在はリッチな生活をしているであろうYouTuberの方が、
若いころの節約ノウハウを語る動画を見ました。

その節約ノウハウ自体は特に目新しいものはなかったのですが、
なぜ若い頃に節約をするのか?
その理由の一つとして、いずれはリッチな生活をするため!
というのもあるのかな?という感想を持ちました。

セミリタイアという考えが広まる黎明期においては、
会社を辞めてある程度リッチな生活を過ごしたいというのが、
今よりはずっと主流だったように記憶しています。

サラリーマンからの早期脱出が目的化


しかしながら、最近のFIREやセミリタイアの風潮としては、
サラリーマンを辞めてリッチな生活を過ごしたいという人は少数派で、
多くの人は
「なるべく早くサラリーマンを辞めたい」
ということが目的化している気が致します。

その結果として、

① 極端な節約生活が礼賛
② FIRE後の労働(Uber EatsやYouTube等)は楽勝

という傾向があるように思えます。

①について言えば、
普通に過酷でストレスフルなサラリーマン生活を過ごすよりは、
貧乏なFIRE生活の方が良いという比較は納得できます。

しかしながら、本来は多少なりともゆとりのあるFIRE生活のが良いのでは?
という大前提があるはずが、
いつしか節約生活の方が楽しいという方向へ行き、
一種の節約合戦みたいになるのは、
見ている分には楽しいですが、
いざ自分がやるとなると真似をしたくないという感じです。

②について言えば、以前にも触れたことがありますが、
サラリーマン時代より低時給で働く前提となりますので、
FIREした結果労働時間が長くなる可能性があります。

従って、①と②の最悪な組み合わせを想定すると、
労働時間が増えて、生活水準が低下するという事態さえありえます。

リッチな生活は必要ないかもしれないが...


現実に目を向けてみると、リッチなFIREやセミリタイア生活というのは、
極めてハードルが高いかと思います。

そこで、多少の妥協をして生活レベルを落としていって...
というところが、行きつくとこまで行ってしまったのが、
今の風潮なのかな?という気がします。

どこまで生活費が削れるかではなく、
どういった生活をしたいのか?
というアプローチから節約生活を見直すと、
また別の理想が見えてくると思うのですが、
どうでしょうかね?

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2022年10月25日火曜日

節約前提のセミリタイア生活を目指すべきか? ① 主流は節約系セミリタイア

支出を減らすのはセミリタイアへの第一歩だが...


セミリタイアやFIREを目指す方法として、
収入を増やすことと支出を減らすことが真っ先に考えられます。

収入を増やすと言っても簡単なことではないが、
支出を減らすのは誰でもできるので、
まずは支出をいかに減らすかを考えるというのが、
セミリタイアへの第一歩であることに異論はないかと思います。

節約生活の継続には本来異論があるはず...


しかしながら、節約生活を未来永劫続けるのかどうか?
これには本来は異論があるのではないかと思います。

この辺りを以下の通りまとめてみました。

セミリタイアへの節約の系譜
① 節約など考えずに適当に生活する
② セミリタイアを目指して節約生活に入る
③ セミリタイア達成!
③-1 サラリーマン時代よりも過酷な節約生活
③-2 サラリーマン時代と同等の節約生活
③-3 節約を意識しないセミリタイア生活
③-4 リッチなセミリタイア生活


要するに、特に節約など意識しないで普通の生活をしていた人が、
セミリタイアやFIREなどの考えに共感しそれを目指す、
その過程で程度の差こそあれ節約生活に入るのは、
ある程度共通した行動かと思われます。

ただ、そこから先は本来は色々な選択肢があるはずではないか?
そのように思うようになりました。

節約生活継続がメインストリーム


今現在のメインストリームとも言える流れは、
上記で言えば ①もしくは②の節約継続かと思います。

なるべく早くセミリタイア生活に入るという目標に加え、
節約をゲーム感覚で楽しむという風潮もあり、
暗黒のサラリーマン時代に比べれば、
遥かに有意義な生活を過ごしている実感のある人も多そうです。

しかしながら、それが本当にベストな選択肢なのか?
どこかで「節約疲れ」がでてこないか?
その節約は「若さ」を前提としていないか?
そもそも理想のセミリタイア生活で節約したいのか?
と言った疑問が出てきました。

実は私は当初は④のリッチなセミリタイア生活を目指していたこともあり、
セミリタイア生活へのアプローチが若干異なるかもしれないので、
その辺りについて次項でまとめてみたいと思います。
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2022年10月24日月曜日

会社のパソコンを盗まれる夢ばかり見る...

ここのところよく見る悪夢


ここ1週間くらいで3回目になる悪夢なのですが、
会社のパソコンを盗まれる夢をよく見ます。

最初は会社のパソコンが気が付いたらなくなっており、
青い顔をして探しまくるという夢でした。

次は、海外旅行中に会社のパソコンがなくなり焦りますが、
何故か、あと半年で会社辞めるし、まあいいか...
みたいな感じで目が覚めました。

最後はちょっと変形なのですが、
パソコン用の電源コードだけがなくなり、
これまた色々なところを探しまくるという夢です。

私はサラリーマン時代にパソコンを盗まれたりしたことはないので、
ちょっと不思議な感覚にとらわれました。

基本的には良い兆候らしいが...


ネット上の夢判断系のサイトでこの夢の意味を調べてみると、
基本的には逆夢らしく、良い兆候のようです。

ただ、仕事がうまくいくとか、仕事で心の隙間が埋まるとか、
すでにセミリタイア無職である自分にとっては、
あまり関係ないタイプの運気の上昇であるのが気になるところです。

まあ、合理的な判断ができるようになるというのが底にあるようなので、
その部分だけはちょっと期待したいと思いますが、
特に高度な判断が要求されるようなイベントもないよな~

休暇中にPCを持ち歩かされたのは嫌な思い出


ちょこっと触れましたように、私は会社員時代にPCを無くしたことはありません。

ただ夢との関連で言えば、30代後半の時は休暇中にPCを持ち歩かされ、
休暇中も毎日メールチェックを要求されたことは今でも根に持っています。
休暇の楽しみが半減されましたからね...

あの時、PCを盗まれることがあれば...というのを考えて、
ちょっと空恐ろしくなったことは確かにありました。

サラリーマン時代の悪夢は今でも定期的には見ますが、
このような同系統の夢ばかり見るのは初めての経験で、
何かの暗示かと思いましたが、
特に深刻なものではないようで良かったです。
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2022年10月23日日曜日

【セミリタイア名物】久しぶりに職務質問を受けたが、モヤモヤ感がものすごく残った話

久しぶりに職務質問される


昨日の夕方、久しぶりに職務質問をされました。

前回は確か、東京駅近くのビジネス街を自転車で走っていて、
パトロール中の警察官に呼び止められたもので、
まあ、確かに怪しげに見えたかもな~という感じでした。

その時は防犯登録を確認しただけですぐ解放されました。

ただ、今回の職務質問というのは、
ちょっと納得がいかないというか、
妙なモヤモヤ感が残りましたのでそれについて書いてみたいと思います。

交差点で警察官4名体制


今回職務質問を受けたのは、スーパーの近くの交差点です。
こちらでは良く自動車の取り締まりを行っており、
一時停止違反でつかまっている自動車をよく見ます。

今回は警察官4名体制(2名が通りを挟む感じで配置)で、
てっきり自動車の取り締まりをしていたのかと思いましたが、
防犯何とか週間とやらで自転車のチェックをもしていたようです。

今回の職務質問で私が納得いかないというか、
ちょっとモヤモヤ感が残ったのは以下のポイントです。

・自転車泥棒が警察官の前をわざわざ通らないのでは?

仮に私が自転車泥棒だとしたら、
遠目からも警察官が4人もいて、
取り締まりをしているのがわかるところをわざわざ通るか?
という疑問をシンプルに抱きました。
自転車泥棒はそんなに間抜けなのか?

・鞄の中もチェックされる

てっきり自転車の防犯登録の確認だけかと思ったら、
鞄の中身も見せるように言われました。

これで念入りに中身を調べるならまだしも、
鞄を開けて中身をちょっと見るだけ...
一体何をチェックしようとしたのでしょうか?

・「お父さん、仕事の帰りですか?」と言われる

前述の通り、職質の場所はスーパーの近く。
土曜日の夕方だから買物に決まっているだろ!と内心で毒づきました。

また、中高年の男性や女性に対して一律に、
「お父さん」「お母さん」と呼ぶのはいい加減やめて欲しいです。

これについては、自分はお父さんではないですが...と抗議したら、
呼び名がお兄さんに変わりました...

電動自転車の盗難が増えているとのことだが...


まあ当然ですが、自転車の防犯登録もきちんと私名義であることが確認され、
何の問題もなくリリースされました。

警察官によれば、
電動自転車に対する盗難やいたずらが激増しており、
防犯何とか週間で電動自転車を中心にチェックをしているとのこと。

なので、私が特別に怪しく見えたわけではないみたいですが、
警察の口調は丁寧でも何となく感じは良くなかったというのが印象で、
どうもモヤモヤ感が残ったという感じですね。

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2022年10月22日土曜日

訪問販売は機能しない? ~ ジャノメミシンが営業部員300人に解雇通告 ~

名門ジャノメが訪問販売事業から撤退


リストラ関連のニュースは相変わらず多いのですが、
名門企業で大型のリストラが進展しているのが明らかになりました。

"「ブラザー」「JUKI」と並び、国内3大ミシンメーカーと呼ばれるジャノメ。9月30日、同社は、2023年3月末で訪問販売事業からの撤退を発表した。そして、訪問販売を担当してきた営業部員約300人に事実上の“解雇通告”をしていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった"  (引用元) 「全員に退職してもらいます」ジャノメミシン 訪問販売から撤退で営業部員300人に“解雇通告”"
記事によれば、ジャノメの従業員数は3,000人だそうで、
その1割にあたる300人をいきなり解雇というのはいささか乱暴に見えます。

私は労働法に詳しいわけではないですが、
配置転換等の努力をしないでいきなりの解雇だと、
不当解雇にならないのかという疑問はあります。

訪問販売というビジネスモデルは機能しない?


その辺が気になったのでジャノメのホームページでチェックすると、
気になる文言がありました。

"これらを背景として、当事業の収益環境は悪化の一途を辿っており、訪問販売のビジネスモデルは機能しなくなったと判断いたしました。よって、引き続き国内ミシン市場を有望視してまいりますが、当社の全直営支店は撤退することを決定いたしました。直営支店従業員につきましては、割増退職金支払や再就職支援など、誠意ある対応を行ってまいります。"  (引用元) 訪問販売事業からの撤退について
確かに、割増退職金や再就職支援という言葉はありますが、
配置転換という言葉は見当たりません。

ただ、それ以上に気になったのが、
”訪問販売のビジネスモデルは機能しなくなった”
という文言でしょうか?

簡単にネットで商品が買えて、
複数メーカーの様々な商品がモニター上で比較できる現在において、
確かに訪問販売というのはミシンに限らず機能しないビジネスモデルかもしれませんね。

訪問販売が消滅するのは良い事かも?


私はセミリタイア生活に入ってから日中に家にいることが増えましたが、
訪問販売というのは今でも月に1~2件は来るイメージです。

最近は名乗らない人に対しては扉を開けないので、
何を売りに来ているのかはわかりませんが、
昔は浄水器だとか宅配食品とかが多かったです。
(訪問販売ではないが宗教関連も多い...)

これって貴重な昼寝時間を邪魔されたりと、
訪問される側にとっては迷惑でしかありません。

また、訪問する側から見ても、普通のメンタルでしたら、
一日に何度もイヤな顔されたり怒鳴りつけられたりでは、
なかなか厳しいものがあると思います。

なので、訪問販売というのがなくなるというのは、
長期的に社会全般から見ると良い傾向な気はします。

ただ、実際にミシンの訪問販売一筋何十年で会社に貢献してきた人が、
どういった職に転身するのか?
この辺はきっちりと会社に面倒を見てもらいたいと思いますが、
実際にどうなるのか?
上記の記事だと厳しい未来が待っていそうですが...


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2022年10月21日金曜日

納付期間が65歳まで延長されても年金受給額は増えない? ~ 年金減額リスクをどこまで見込むか? ~

納付期間が65歳まで延長か?


「国民年金」の保険料を納める期間が、
現行の40年から45年に延長することが検討されています。

これにより、年金受給額も増えるのでは?と期待する方もいますが、
森永卓郎先生のよればそんなことはない!と一刀両断です。

"現在は20歳から60歳になるまでの59歳まで、40年間支払うことになっていますが、5年延長となりますと、45年間支払うことになるわけです。では、負担額はどれくらい増えるのか。単純に計算をしたところ、国民年金は月1万6590円(22年度)です。年間約20万円分だとして、延長5年となりますから、約100万円納付額が増えることになります。増えた分、もらえる年金も増えるのかどうか。経済アナリストの森永さんに伺ってみたところ「支払期間が延びても、受給額が増えることはない。この案は年金受給額の減少を緩和するためのもの」つまり、期間が延びて増えるのではなくて減少を抑える、止めるための対策であるということなんですね。"  (引用元) 【年金のギモン】納付期間が65歳までに延長されたら…どれくらい負担が増える?多く納付した分「年金の受給額」も増えるの?みんな気になる“年金”を調査"
細かい制度設計はこれからなので、
森永卓郎先生の言う通りになるかどうかは現時点では不明でしょうが、
「負担は増えても受給額は増えない」
というリスクがあることは頭に入れておいた方が良いかと思います。

年金依存型セミリタイアはリスク再計算が必要?


私は50歳までサラリーマンをやっていたこともあり、
最終的には年金をあてにしたセミリタイア計画を立てております。

ザックリと言えば、70歳からの繰り下げ受給、
年金受領額は3割カット、70歳時点の貯金額はゼロもあり、
と言ったところです。

これが70歳まで繰り下げても年金は増えず、
年金受給水準もカットという事態に陥るのであれば、
「70歳時点の貯金額はゼロでも良い」
などと悠長な事は言っていられなくなります。

すでに退職したので打てる手は少ないが...


とは言っても、私は既にサラリーマンを辞めているので、
現状打てる手は少ないかな?

私は国民年金保険料については退職後もきちんと払っており、
全額免除の申請等々はしておりませんが、
この方針も不変のつもりです。

ただ、年金をある程度あてにしている現役サラリーマンであれば、
早期退職時期を遅らせるとか、
早期退職後の仕事であえて厚生年金対象になるものを選ぶとか、
プランの微調整をした方が良いかもしれません。

ただ、この辺は気にしすぎると退職のタイミングを逸しますし、
また、独身者は不必要な財産を残して旅立たなければいけないとか、
色々な弊害が出る可能性がありますので、
シンプルな正解というものはなくて、
最終的には回答は人それぞれになるんじゃないでしょうか?


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2022年10月20日木曜日

【気持ちの悪い未来】国の個人資産把握は果てしなく拡大していく...

収入がゼロでも資産があれば優遇なし!


先日もちょっと言及しましたが、
マイナンバーによる国の金融資産把握が進展すれば、
収入がゼロで金融資産をそれなりにもっているFIRE民は、
これまで受けていた様々なメリットを受けられなくなるリスクがあります。

FIRE民の多くは当然ながら、この事態を危惧しています。
国に資産を把握されるのは何となく嫌だという不安から、
超最悪なケースとしては預金封鎖とかしやすくなるのでは?
といった物騒なケースまで、危惧の範囲は結構広いのではと思います。

話はそんな簡単ではないかも?


仮にマイナンバーによる金融資産把握が完成したとしましょう。
そして、所得が一定額以下の人に給付金を配るという施策が浮上してきたとします。

これまでなら、住民税非課税世帯ということで、
機械的に給付対象者を絞ってきましたが、
金融資産額というファクターを考慮できるようになります。

となると、例えば、1,000万円以上の金融資産を持っている人には配布しない!
などいう決定が可能になるかもしれません。

ただそうなると、金地金は10億円相当を持っているが預金は100万円しかないとか、
不動産は多く所有するが預金は少ないといった、
資産家なのに対象になる人は依然として残る気がします。

また、預金は2,000万円あるけど借入金は3,000万円あるとか、
そういった場合はどうなるのか?
きちんと相殺してくれるのか?

色々な疑問が湧いてきてしまいます。

デジタル円に一本化でタンス預金も無理?


それならタンス預金だ!と考えたとて、
デジタル円が現実化され、将来的に紙幣・硬貨が廃止されるようなことがあれば、
タンス預金という概念そのものが消滅する可能性もゼロではない気が致します。

そんなことを色々と考えていきますと、
結構気持ちの悪い未来が待っている気も致しますが、
この手の話は進むときは一挙に進みそうなので、
個人でとれる対策は色々と考えておいた方が良さそうですね。
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2022年10月18日火曜日

【来るかFIRE受難時代?】住民税非課税メリットは将来的に期待しない方が良いかも?

マイナンバーカードと健康保険証一体化


政府が現行の健康保険証を2024年秋に廃止して、
マイナンバーカードと一体化する方針を明らかにしました。

健康保険証については、不正利用が横行しており、
その金額は正確には把握できないレベルともいわれておりますので、
これにより医療費全体が結構下がるんじゃないでしょうか?

それはさておき、政府の思惑としては、
マイナンバーによる資産把握を急ピッチで進めることもあるでしょう。

所得はないけど資産はある人は不利になる?


FIREを実現した方の多くは、それなりの資産を持ってはいますが、
所得は少ない方が多く、住民税非課税のメリットを受けています。

コロナ禍で10万円の給付金を貰ったり、
国民健康保険料の7割軽減等、
サラリーマン時代の重税が嘘のような処遇を受けることが可能でした。

しかしながら、国がマイナンバーにより金融資産の把握が可能になれば、
ある一定資産以上を持っている人には給付金を支給しないとか、
国民健康保険料をガッツリと徴収するとか、
物騒な施策が可能になってきます。

住民税非課税メリットは減少する?


とは言っても、財産と言うのは金融資産だけではありません。
不動産もあれば貴金属、美術品などもあります。
金融資産だけ税金の算定根拠になると、
他の財産との整合性の問題が出てくる気も致します。

例えば、金融資産はそれ程ないが不動産をたくさん持っている人は、
これまで通り住民税非課税のメリットを享受できるのか?
この辺の線引きはは結構難しい問題になってくると思います。

いずれにしましても国による資産把握が進展すれば、
FIRE民が得意とする住民税非課税メリットというのは、
将来的には縮小傾向へ進む可能性は高いと言わざるをえないでしょう。

こういった傾向に対して、
今後の動向に注意して対策を練るのはもちろんですが、
住民税非課税メリットを未来永劫期待する人生プランではなく、
多少のゆとりをもった人生プランを立てた方がよいかもしれません。

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2022年10月17日月曜日

本当に経済的自由達成? ③ 毎日長時間相場をチェックする

保有資産の増減を気にしすぎる...


経済的自由を達成したのであれば、
少々の保有資産の増減などは気にせず、
自分の好きな事に自由時間を注力するのが理想ではないかと思います。

しかしながら、保有資産額から推定するに、
仮に資産が半分になったとてセミリタイア生活には大きな影響はなさそうな人の中にも、
日々保有資産の増減を気にされている方もいらっしゃるように見えます。

このように、日々資産の増減を気にする状況であるならば、
絶対的資産の金額にかかわらず、
経済的自由とは程遠い生活となっている可能性があります。

自分の好きな事 = 投資


もっとも、FIREやセミリタイアを達成した後に、
ブログやYouTubeなどで日々投資について語り、
トレード成績などをレポートしている方々の多くは、
投資が好きでやっているという感じが致します。

FIRE生活には十分な資産を既に持っていても、
更に資産を増やすことをゲーム感覚で楽しんでいるのであれば、
それは趣味の延長線上にあるでしょうから、
むしろ趣味を楽しんでいると言えるかもしれません。

私には無理な投資中心の生活


私はセミリタイア生活をスタートさせてから5年以上が過ぎましたが、
自分の資産状況や相場状況が妙に気になる時期もあれば、
全く気にならない時期もあるという感じで過ごしてきました。

ただやはり、相場が気になる時期というのは、
そればかり気になってセミリタイア生活が楽しめないな~
と言うのが今時点での結論です。

まあ、相場をウォッチすることによって資産がガンガンに増えでもすれば、
その印象は随分と変わるのかもしれませんが、
それは相当難易度が高いですし、
そもそも投資関連にはそれほど多くの時間を割きたくないですからね...

理想のセミリタイア生活を過ごすという意味では、
セミリタイア生活において投資・経済ウォッチに対するスタンスを、
事前にきちんと決めておいた方が良いと思います。

投資が本来好きでもないのに、
気が付いたら一日中チャートを見ていた...
なんて事態は避けたいですかね...

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