2020年9月30日水曜日

30百万円貯めてからのチェック事項 ② 退職金 & 最後の賞与は要再確認

退職金 & 賞与 ~ 本当に満額貰えるかチェック! ~


セミリタイア資金で大きな比率を占めるのが退職金、
そして最後に貰う賞与かと思います。

セミリタイア資金が30百万円貯まった!
という中にはこれらが当然含まれているでしょうが、
本当に退職金や賞与が計算通り貰えるかどうか?

この辺はチェックが必要かと思います。

複雑な退職金の計算


退職金の計算は結構複雑な事が多く、計算間違いの可能性が高いので、
今一度のチェックが必要かと思います。

私の場合でわかりにくかった点は以下の2点でした。

・退職金算出のベースとなる給与の範囲
 → 基本給のみ? or 役職手当は含まれる? or 家族手当は含まれない?

・退職金算出の掛け率
 → 依願退職と会社都合退職で異なる

退職金の算出式を単純化する為に、

ベース給与 × 退職金掛け率 × 勤続年数

としますと、ベース給与が基本給だけか、
役職手当などが含まれるかによって、
退職金は大きく異なる点に注意です。

また、退職金掛け率は勤続年数によって高くなるのが一般的ですが、
依願退職と会社都合で異なる可能性もあります。
私のケースでは、勤続15年までの場合は異なりますが、
15年以上では全く同じという計算方法でした。

これは逆に言えば、14年11カ月で辞めるのと15年で辞めるのでは、
退職金が相当異なることにもつながりますので、
辞めるタイミングを考える上で重要なファクターとなります。

賞与が満額貰えるか?


賞与規程も要チェックです。
私の経験した会社での賞与規定のルールは、
大きく分けて2つのタイプがありました。

① 退職時に賞与は月割で支給される
② 〇月〇日に在籍している社員に賞与を支払う

①のケースであれば、自分が好きな時に会社を辞めて問題ありません。
6月が給与支給日で3月末退社でも、3か月分の賞与は貰えます。

しかし②のケースであれば、3月末に会社を辞めれば、
賞与が0円となる可能性が高いです。

私のケースは6月15日が賞与支給基準日だったので、
6月末退職にこだわりました。

人事部に確認できないかも?


この辺の内容は人事部に確認すれば教えてもらえるでしょうが、
「なんだお前、会社を辞めようと思っているのか?」
などと勘繰られるのも嫌なので、
自分で職務規程にあたり計算するケースも多いのではないかと思います。

退職金や賞与は金額も結構な額になりますから、
今一度きちんと計算してみるとともに、
セミリタイア後の資金充実のためにも、
ベストの退職時期を改めて考えるのも有効かと思います。
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2020年9月29日火曜日

30百万円貯めてからのチェック事項 ① 30百万円貯めたとはどういう状態か?

セミリタイア目標金額達成?


セミリタイア生活に必要な資金額は、

・セミリタイア後にどのような生活をするか?
・何歳でセミリタイアするか?
・年金をいつからいくら受給するか?

等々、様々な条件によって異なるので一概には言えませんが、
3,000万円をエントリーラインに設定している人が多いようです。

ここで取り上げてみたいのは、
「30百万円貯めた!」というのはどういう状態か?
というのは考えてみるとなかなか難しい問題だ!
ということについてです。

フルインベストメント派


セミリタイア希望者の多くは資金運用を積極的に行っており、
手持ち資金のほとんどを投資に向けている人もいらっしゃいます。

これらの方が3,000万円達成!といった場合でも、
個別株などリスクの高い資産の比率が高い場合、
次の日には2,500万円になっていた!
なんてことにもなりかねません。

こういったリスクを勘案すると、
例えば資産下落リスクを20%と見込んで、
3,750万円を目標設定とするという考え方もあります。
(3,750万円 × 80% = 3,000万円)

ただし、相場がどん底の時の3,750万円だったケースでは、
逆に20%手持ち資産が上昇する可能性もあり、
この場合は必要以上に資産を貯めたことになり、
結果的にはセミリタイアが遅れることにもなります。

フルインベストメント派の方々が3,000万円ためたから会社を辞める!
というのは人によって実は保有資産額が随分と違う可能性があります。

全額預貯金派


一方の全額預貯金派の場合は話は至ってシンプルです。
預金通帳の残高が3,000万円であるならば、
突然の預金封鎖や金融機関の倒産などない限りは、
そのまま3,000万円と考えて間違いないからです。

このパターンはセミリタイア希望者に限れば少数派かと思いますが、
投信も株も買ったことない人は相当の人数がいますし、
昔読んだブログで、持株や退職金を全部普通預金にして、
そこからの取り崩しで生活するというセミリタイアラーもいらっしゃいました。

私の資金戦略


私のとった資金戦略は上記をミックスしたものです。

そもそも私の場合、セミリタイア後に相場の変動で一喜一憂したり、
相場次第ではセミリタイア失敗というリスクは避けたいことから、
預貯金比率は高めになっています。

セミリタイア資金30百万円を例にとって考えてみると、
以下のような考え方になります。

・預貯金 2,000万円
→ この金額さえあれば、衣食住は何とかなるという金額は安全資産で持ちます。

・株式/投信/貴金属 1,000万円
→ 株主優待狙い、配当狙い、キャピタルゲイン狙いといった、
 より生活を充実させるための資金です。
 万一相場が大暴落した場合は、
 家でおとなしく図書館で借りた本でも読んでいれば良いし、
 逆に相場が好転した場合は、
 美味しいものを食べたり、旅行のグレードが上がったりします。

要するに、キャッシュ部分の20百万円はきっちりと目標管理して、
投資部分の10百万円はアバウトに10百万円くらいかな?
で良いという考え方です。

資金効率という観点からはあまりお勧めはできない作戦ですが、
「セミリタイアを絶対に失敗させない!」
という観点から見るとこんなものなのかな?と思っています。

もちろん、フルインベストメントで資金運用をして、
時価総額が30百万円いった時点で、
20百万円を安全資産に振り分けたうえで、
セミリタイア生活に入るというパターンもあるかと思います。

ただし、30百万円貯めたからすぐ会社を辞めよう!
というのはちょっと待った方が良いというのを、
次項で述べてみたいと思います。
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2020年9月28日月曜日

終電30分繰り上げ問題 ~ タクシー代が出るかどうかが最大の問題 ~

終電30分繰り上げ


JR東日本が発表した終電の30分繰り上げが話題になっています。
なんでも、来春のダイヤ改正で、東京駅から100キロ圏内にある在来線、
これの終電が30分程度早くなるということです。

在宅勤務の増加や働き方改革で大した影響はないという意見や、
飲食店などへの影響もかなりあるのでは?という意見など、
様々な見解がでていますが、
私が考えるに、サラリーマンへの影響の大きさは

「終電を逃したら、会社からタクシー代がでるのか?」

によって大きく違うのではないかと思います。

タクシー代がでない場合


私が働いていた会社・部署でもタクシー代が一切でないところもありました。

入社したての頃は、単なるブラック職場だっただけですが、
後々の職場の理屈では、

「残業しろとは一言も言っていない!
 本来は定時で終わるはずの仕事だ!
 定時で終わらないのはお前が悪い!」

というような論理展開でタクシー代はでませんでした。

終電が何時だろうが仕事は仕上げなければいけないので、
終電30分繰り上げは「自腹タクシー」のリスクが高まるわけで、
経済的には大打撃となるのではないかと思います。

タクシー代がでる場合


逆に、恒常的に残業が続くような部署で、比較的ホワイトな職場の場合、
タクシー代はあっさりと出るケースもありました。
(終電過ぎまで働かせてホワイトもないものですが...)

こういう職場では、11時過ぎまで働いたら、
立ちっぱなしで電車で家に帰るより、
タクシーで爆睡しながら帰った方がよいということで、
無理やり残業するという人もいました。

こういった職場では、タクシー帰りのハードルが下がるわけですから、
終電繰り上げはむしろ良い影響がでるかと思います。

自腹タクシーなど論外!


後者の職場でも、ある日突然「タクシー券廃止」となって、
タクシー帰りのハードルはかなり高くなりました。
世間一般を見回しても、タクシー代がすんなり出る会社は多くはないのでは?

私のタクシー自腹時代は6~7千円が多かったですが、
1万円越の方も結構いましたからね...

そもそも自腹タクシーなど論外なわけですが、
今回のJR東日本の決定がどうでるか?

どうもサラリーマンにとって嫌~な方向へ行くような気がしてなりません。
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2020年9月27日日曜日

年功序列崩壊で高まるセミリタイア欲求

年功序列がワークした時代


私が20代だった30年くらい前の話ですが、
今思えば年功序列がそれなりにワークしていたのかな?
と思うことがありました。

登場人物はAさんとBさんで、アラフォーの同期です。
この二人は経歴・実績はほぼ互角といったところですが、
Aさんが先に課長に抜擢されました。

ただし、Bさんも係長のままというわけではなく、
「支社長付」という一見よくわからない肩書がついて、
待遇面ではほぼ課長と同じ(役職手当分だけ安い)、
実務面でもそれなりの仕事をまかされていました。

将来、取締役とかを目指すのであれば、
「課長」と「支社長付」の差は天と地ほど離れているらしいですが、
そこまで偉くなる人はそもそも極少数ですので実質的な差はありません。

むしろ課長になってしまうと部下の面倒も見なければいけないので、
支社長付のが自分の仕事のみに没頭すれば良いという、
プラスの側面もあります。

それなりに努力が報われる時代


上記の例では、AさんとBさんは実力・これまでの実績面でほぼ互角ですから、
その後の待遇をほぼ同じにするには理にかなっています。

仕事面でも、Bさんはそれなりに難易度のある仕事を特命的に任されるので、
それなりにやりがいというのもあります。

人材を活かすという面でも年功序列の良い部分がでていたかと思いますし、
それなりに努力が報われやすい時代だったかと思います。

「実力主義」が導入された結果


いわゆる「実力主義」というものが導入されるとどうなるか?
上記のAさんとBさんの例を自分なりに推測してみると、
「天国と地獄」が待っていることになるかと思われます。

Aさんは課長に昇格ということで給料が跳ね上がります。
一方、Bさんは係長のままですから給料はそのまま。

給与面では、最近は役職間の給与が開く傾向にありますから、
おそらくBさんはAさんの2/3以下の待遇になるかと思います。
しかも、仕事も従前と変わらずです。

実力・会社への貢献度はほぼ同じにも関わらず、
その後の人生は大きく異なることになります。

負け組に入れられたらセミリタイア


今の人事制度を俯瞰してみますと、
一部の「優秀」な連中が会社を回しているので彼らには高給で遇し、
その他の代わりはなんぼでもいるので薄給でいいや!
というコンセプトに近いのかな?と思います。

私はこの辺の構造には多いに疑問を持っていますが、
アメリカに比べてトップマネジメントの給料は安い!
なんて思っている経営層が多い昨今ですから、
この傾向は強まりこそすれ、
昔の年功序列的なものに戻ることはないでしょう。

まあ、少数の勝ち組に残れる確率はそもそも低いですからね。
負け組前提で、さっさとセミリタイアを目指すというのは、
今の人事制度に対抗する意味でも有効なんじゃないかと思います。

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2020年9月26日土曜日

【迷惑 or 致し方ない?】非キャッシュレス老人について考えたこと

日常生活でもキャッシュレス化が進む


私が週に1~2回行く町の小規模なパン屋でも、
ついにキャッシュレス決済が可能となりました。

AirPAYを導入されたので、複数の決済方法が選べて、
極めて便利になりました。

これで、日常的な買い物でキャッシュレスに対応していないのは、
商店街の八百屋と総菜屋くらいで、
現金を使う機会は更に減少しました。

痛みを伴う出費が減りますので、これまで以上に、
セミリタイア資金の管理の重要性が高まるかと思います。

老人への浸透はイマイチなキャッシュレス


ただ、上述のパン屋では主要顧客がハイアダルト層ということもあり、
未だ現金で支払うのが多数派というのが現状です。

スーパーではそれに比べるとキャッシュレス取引比率は高いですが、
特に老人層ではイマイチ浸透していないようです。

たまたま、70歳くらいのご老人の会話を聞いて、
その理由の一環がわかりました。

キャッシュレスを使わないお婆さんは、

「300円程度の少額でカードを使うのは申し訳ない!」

というもので、それに対してカード派のお婆さんは、

「カードだと300円でも3%のポイントが付くのよ!」

と応酬していました。

確かにポイントも極めて重要ですが、このコロナ禍ですから、
現金のやりとりをしないというは大きいでしょう。

スーパーではカード操作も自分でやりますから、
カード払いだと従業員との接触は0となります。

金額の多寡にかかわらず、カードが使えるところはカードで!
が鉄則ではないでしょうかね?

あとは現金だと時間がかかります。
お婆さんとかは小銭とかをイチイチだして、
エライ時間をかけることがありますからね。

未だに指を舐めてからお札を出すお爺さん


現金主義の老人の中でも困るのが「指舐めお爺さん」でしょうね。

先日もポケットからお札を取り出して、
指をペロリと舐めてからお札を店員に渡すお爺さんがいました。

最近はスーパーの店員さんもゴム手袋をしているケースが多いとはいえ、
このご時世、これはちょっと恐怖を感じる行為でしょうね。

そもそもコロナとか関係なく、汚いので指を舐めるのは辞めてほしいですが...

そしてそのお爺さん、帰り際にはご丁寧に、
スーパー備え付けの消毒液で手を念入りに消毒していましたが、
やってることがちょっとチグハグですね。

2020年9月25日金曜日

【断ち物】セミリタイアを目指すために「小説断ち」をしたことを振り返る

サラリーマン時代に実践した「断ち物」


日本には「断ち物」という伝統があります。

Wikepediaによれば、「断ち物」とは、

"断ち物(たちもの)とは、神仏に願掛けをした時に、自分の好きな食品や嗜好品もしくは薬などを絶って、禁欲により願掛けを強力にできるという民間信仰。"

とあります。

私は、神仏に願掛けをしたわけではありませんが、
サラリーマン時代には早期退職・セミリタイアを願って、
「小説断ち」を実行しました。

その理由と結果について振り返ってみたいと思います。

小説断ちをした理由


学生時代から継続している楽しみはミステリーなどの小説を読むことですが、
サラリーマン時代のある時、
小説を読んでいてもそれ程楽しくないな~と思い始めました。

理由は極めて単純で、頭の片隅に常に仕事のことがあるからです。
小説を読むのは能動的に活字を追いかける作業なので、
ある程度、その作業に集中することになります。

「明日、朝一で会社に行って資料を作らなければいけない!」
「土日に出社しなければ仕事が終わらない」
などと言った状況で、小説に集中するというのは極めて困難です。

当時はすでに早期退職が頭の中にあったため、

「よし、サラリーマンを辞めるまで小説を読むのを辞めよう!」
「無職になったら、朝から晩まで本を読もう!」

と一念発起致しました。

小説断ちの効果


自分で勝手に決めたルールではありますが、
小説断ちには一定の成果はあったかと思っています。

第一に、セミリタイア生活へのモチベーションが上がりました。
会社を辞めたら自分の好きな事ができるのだ!
と思えば、気持ち的には随分と前向きになれました。

第二に、小説を読んでいた時間を経済活動に割くことにした結果、
セミリタイアが早まったという側面があります。

小説の代わりに経済書を読んだり、
アンケートなどの副業に勤しむことにより、
投資 & 副業の収益はアップすることになりました。

退職後に断ち物を振り返る


実際に会社を辞めて、セミリタイア生活に入ってみて感じるのは、
サラリーマン時代に趣味を楽しむのと、
無職になって趣味を楽しむのでは、
クオリティや密度で大きな違いがあることですかね?

同じ本を読むでも、退職後の方が段違いに楽しめますね。
ここは想定以上だったかと思います。

このポイントから見ても、
「早期退職実現まで断ち物をする」
というのは、なかなか良い作戦だったような気がしますね。


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2020年9月24日木曜日

上司は無能な方が良い? ~ 有能な上司なら「逃げ道」がない ~

上司の悪口で溢れかえる現代日本


サラリーマンを辞めた今、直接上司の悪口を聞く機会はなくなりました。
しかしながら、ネット空間では様々な上司の悪口に溢れています。

その悪口の多くは「上司の無能さ」に起因することが多いかと思います。

きちんと報告したのに「聞いていない!」と言われたり、
上司の指示通り行ったのに「勝手にやるな!」と言われたり、
無意味な資料を大量に作らされたりと、
似たような話は多々あります。

こう言った無能な上司に当たるのはサラリーマンにとって不幸ではありますが、
有能な上司ならラッキーか?と言えば、
事はそう簡単な話ではないかと思います。

理はどっちにあるのか?


無能上司の理不尽な命令に振り回される場合、
理は明らかにこちらにあります。

悪いのは向こうなので、
「またか...」というあきらめにも似た気持ちになり、
うんざりとすることは多々あります。

しかしながら、有能だが性格が異様に悪い上司の場合、
事態は逆転する可能性もあります。

仕事のミスとかについて、
理詰めでネチョネチョと説教をくらうわけですが、
これがイチイチ上司の言っていることは正しい...

言い方・指導法については大きな問題はあるものの、
「言っていることは正しい」
というタイプに当たった場合は、
ある意味、理は向こうにあるわけで、
これが続くと「オレはなんて仕事ができないんだ...」
と自己嫌悪に陥る可能性があります。

無能上司の方が良いかもしれない


有能で性格に難がある上司に当たると、
逃げ道がなくなってシンドイと思います。

そう考えると、無能な上司に当たって、
そいつを内心見下しながら、
粛々と仕事をこなしている方がまだ楽かな?
なんてことを考えて、
サラリーマン時代の仕事に耐えていたことをふと思い出しました。

とは言っても、やはり理想は
「上司のいない生活」
であることは言うまでもありません。

この素晴らしさは、サラリーマン時代の想像をはるかに超えていますね。
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2020年9月23日水曜日

セミリタイア生活 × アル中リスク ~ 昼間から酒を飲みたくなる? ~

セミリタイア当初に感じた「昼酒の誘惑」


元TOKIOの山口達也容疑者が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
アルコール依存症の恐ろしさを再認識させられる話です。

この話を聞いて、私もセミリタイアしたての頃は、
昼間からお酒を飲みたい誘惑に駆られていたな~
というのを思い出しました。

あの時、本能の赴くままに昼酒を飲み続けていたら、
今頃、アル中になっていたかもしれません。

今は昼間にお酒を飲みたい欲求に駆られることは全くないですが、
このような精神状態になった経緯をまとめてみたいと思います。

昼間から酒を飲む老人軍団の存在


当ブログでは時々とりあげる、公園で酒盛りする老人軍団ですが、
反面教師としての彼らの存在は大きいです。

第一に純粋に迷惑であるといこと、
第二に酒飲んでしている話がどうでも良いこと、
こういった人達のお仲間にはなりたくないなと思ったのは大きいです。

サラリーマン時代のストレスの残滓


昼間から酒を飲みたくなる原因の一つが「ストレス」なのではないかと思います。
セミリタイアしてすぐのころは、
サラリーマンを辞めたという開放感も強いですが、
サラリーマン時代に染み付いたストレスの残り香みたいなものがあったのかな?
と今振り返ると思います。

会社に行かないのが当たり前という生活に慣れてきますと、
こういったストレスの残滓のようなものは消えていきます。
そうすると、昼間からお酒を飲もうという気はそもそも起きなくなります。

私の場合、半年くらいで昼間に飲みたくなる気分から解放されました。

セミリタイア生活も最初が肝心


まあ、私がセミリタイア生活でアル中にならなかったのも、
運が良かったという側面もあるかもしれません。

近所に酒盛り老人がいなかったら、
昼間からお酒を飲む習慣が身についていたかもしれませんからね。

やはりセミリタイア生活も最初が肝心、
セミリタイア生活はお酒の問題だけでなく、
やや抑制気味にスタートした方がよさそうです。
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2020年9月22日火曜日

回転寿司ヒエラルキー

回転寿司にも2パターンありますが...


回転寿司にも2パターンあります。
全皿料金一律のお店とお皿の色で値段が違うお店です。

私は後者のお店によく行くのですが、
家の近所のお店は130円 ~ 580円という値段設定になっています。

お昼はお椀(あら汁、みそ汁)が飲み放題ということで、
これを目当てに行く人も多いです。

回転寿司顧客にもヒエラルキーが


このようなタイプのお店ですので、顧客によって注文するものは大きく異なり、
使うお金によってヒエラルキーがあるかのようです。
私はこれを3つのタイプに分類しました。

① お大尽タイプ

高級なお皿を惜しげもなく注文するタイプです。
大トロ・ウニどんとこい!という感じで注文していますが、
同じお金を使うなら、普通のすし屋の特上寿司とかのが良いような気が...

地元の中国系顧客に多いパターンです。

② 普通タイプ

基本的には食べたいものを食べるというのが回転寿司の基本かと。
お昼だと、1,000円~2,000円程度でしょうかね?

サラリーマンだと1,000円程度、リタイア風の夫婦なんかだと、
お昼から軽くビールを飲みながら2,000円程度 + お酒代と言った感じです。

③ ケチタイプ

無料あら汁メインの顧客です。
130円の寿司を3皿程度しか頼まないのに、
あら汁は何杯も食べるというパターン。

若者が多いと思われるかもしれませんが、
中年女性比率が高いです。
最初はちょっとビックリという感じです。

私は1,000円程度を軸に


私は1,000円程度を軸にメニューを組み立てており、
たまに行くちょっとだけ贅沢なランチという位置づけです。

2,000円を出すと考えると、近くの普通のお寿司屋さんで、
上寿司ランチとかを食べた方が、
クオリティが高い気がしますね。

なので、1,000円程度におさめるのが、
コスパが良いような気が致します。

ただ、住宅街にある回転寿司ということで、
平日お昼にはそこそこ裕福そうな老人も多いです。

優雅に食事をしている彼らの姿を見ていると、
自分が彼らくらいの年金を貰うような年齢になったときに、
貯金がいくら残っていて、
年金が実際にいくらもらえているか?

この辺が、私の老後に食べる寿司ネタに直結してくるんだろうな~
などとどうでも良いことつい考えてしまいますね。
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2020年9月21日月曜日

セミリタイア生活者の「時間のムダ」なんて大したことないですよ!

セミリタイア生活には「時間のムダ」が多いが...


セミリタイア生活には時間のムダが多いことは自覚しています。

もう少し効率的に色々やっておけば、
あれもできた、これもできた!
ということは多々あります。

ただ、この後悔というものは極めてライトなものであって、
心の底から後悔するというよりは、
「まあ、明日はもうちょっと頑張ろう!」
というレベルのものです。

よくよく考えれば、受験時代だって1日10時間とか勉強するのは困難なわけで、
そんな効率的に時間のムダなく生活できるわけはありません。

サラリーマンの時間のムダ


一方のサラリーマン生活は時間のムダの宝庫と言えます。

不要な会議、使わない資料の作成、誰も話を聞いていない朝礼...
例を挙げればきりがありません。

私は40歳を過ぎた辺りから、
この「時間のムダ」が異様に気になるようになりました。
この生活をあと20年とか30年続けるなんて冗談じゃないぞ!と。

というのも、若手時代はこういった無駄な作業の中にも、
少しは勉強になることが含まれていたりするわけですが、
ある程度のベテランになると勉強になる要素は皆無となります。

こういった仕事は単なる苦痛の時間が続くだけであって、
更に、会社にとって別にプラスになるわけでもないです。
極めてむなしい作業なわけです。

お金の為と割り切れるか?


もっとも、つまらない & 非生産的な会議とは言え、
出席していればきちんとお金は貰えるわけです。

この辺の気持ちの折り合いがつくタイプの方であれば、
会議の時間はじーっと耐えて、
時々放たれる自分への説教なども華麗に受け流し、
帰りに同僚と酒を飲みながら愚痴を言いあう、
なんてことも可能かもしれませんが、
自分的にはちょっと違うかと...

まあ、セミリタイア生活者の時間のムダなんて、
サラリーマンの時間のムダに比べれば可愛いもんですよ!
というのが今のところの結論ですね。

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2020年9月20日日曜日

「セミリタイアを失敗するわけにはいかない」という気持ちは強まっている

セミリタイア生活失敗!


「セミリタイアを失敗するわけにはいかない!」

という内容については何度か過去にも書いていますが、
その感覚については強まりこそすれ、弱まることはありません。

「セミリタイア生活の失敗」と言っても、
いきなり資産が0円になるわけではないでしょうから、
まずは「週に何日かは外で働く」ということになるかと思います。

セミリタイア生活者の中には、
週1~3日程度の労働がアクセントになっていて、
完全リタイアよりセミリタイアの方が良い!
という主張をされている方も多いです。

「働かないと生活できない」を避けたい


これらの「週1~3日働いているセミリタイア生活者」の方々ですが、
その多くはお金の為というよりは、
セミリタイア生活のアクセントという色彩が強いようです。

これが「働かないと生活できない」となると、
「生活のアクセント」といった余裕のある発言ができるかどうか?

この辺りは人それぞれ感じ方は異なるかとは思いますが、
私だったらちょっと無理という気が致しますね。

そう考えますと、「サラリーマンへ逆戻り」が
今まではセミリタイア失敗と考えていましたが、
生活の為に週1~3日程度でも組織で働くのもセミリタイア失敗の一種かな?
と思うようになりました。

いきなり「無職」は危険かも?


週1~3日のパートタイムなんて、正社員時代に比べたら何てことない!
というのはご指摘の通りで、
サラリーマン生活から週1~3日のパートタイムへ直接移行するならば、
全く何の問題もないかと思います。

ただ、私は3年間組織で働く事から遠ざかりましたので、
パートタイムとは言え労働に戻ることは非常に怖くもあり、
また、それ以上に面倒くさいという気持ちが強いです。

このことからセミリタイア計画に重要なのは、

・余裕のあるセミリタイア資金計画
・セミリタイア後も定職を持つなら無職期間は短めに

と言ったところじゃないかな?と思います。
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2020年9月19日土曜日

前払いのリスク ~ 学生寮運営会社が破産で年間家賃が戻ってこない! ~

オンライン授業の影響で学生寮運営会社が破産


コロナによるオンライン授業増加が色々な所へ影響を及ぼしています。
下記のニュースもその一つです。

"帝国データバンク東京西支店(東京都立川市)は11日、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化した学生寮運営会社「開成」(東京都武蔵野市)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。決定は9日。(中略)      破産管財人によると、現在の在寮生は約300人。1年分、半年分の寮費を前払いしている学生もいるが、返金のめどは立っていない。一部の寮を除いて、引き継ぎ先が見つからなかった場合は在寮生は10月末までに退寮しなければならず、給食も9月10日以降は提供されないという。"  
運営会社がつぶれたから出ていけ!というのはひどい話です。
寮費・管理費・給食費など年間130万円くらいらしいので、
半年分はサービスを利用したとしても、
残りの65万円相当は返ってこないというのも、
経済的には大ダメージと言えます。

前払い金を払うということのリスク


今回の件で驚いたのは、学生寮というのは経費を前払いするということ。
家賃のように毎月払うのではないのですね?

確かに大学の授業料などは、半年とか1年分を前払いするので、
学生寮の経費を一括前払いというのはそれ程違和感がないかもしれません。

しかしながら、地方の大学では定員割れも生じており、
大学すら破綻する可能性も否定できない世の中で、
学生寮の運営会社が健全経営をしているか否か?
この辺は一消費者が情報をつかむのは極めて困難です。

やはり自己防衛策としては、
高額な前払いの商品・サービスは利用しないことですかね?

旅行会社でも多かったパターン


そういえば昔、会社の同僚がトルコ旅行に行くということで、
ウキウキ気分で休暇に出かけたまでは良かったですが、
旅行会社が倒産したということで、
空港カウンターで航空チケットは受け取れず、
成田空港からそのまま自宅へ直行という悲惨なケースもありました。

このケースも前払いによる悲劇の一パターンと言えます。

この話を聞いて以来、エージェント経由の格安航空券とかには、
手を出さないようにしてきましたが、
今回の学生寮運営会社破綻のニュースを見て、
今一度、前払いリスクについて考えた方がよいことを再認識しました。

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2020年9月18日金曜日

「楽しいセミリタイア生活」と「お金のかからない古典傑作」の素晴らしい関係

新作は高い!


私は映画を見ることはほとんどないのですが、
私の近所の映画館で最新作の映画を見ると1,900円もの料金がかかります。

DVDを購入するにしても、新しい作品は相当な値段がしますからね。

新しいものを追いかけ続けるとお金がかかります。

古典名作は廉価 or タダ!


同じ映画でも古典的名作なら極めて廉価で入手することができます。
名作映画DVDなら1,000円以下で買えるものも多く、
図書館で借りれば無料です。

しかも「名作」なわけですから、
数年~数十年経過した今でもその価値は色あせず、
内容は折り紙付きなわけです。
面白くないわけがありません。

一方、今現在公開されている映画作品のうち、
数年~数十年度にまで評価されているものはどれだけあるか?

この辺りを考えると「古典」を楽しむことができれば、
「新作」を楽しむよりお金がかからず、
しかも質的には凌駕できる可能性が高いのでは?
というようなことを考えます。

読書も同じ


「読書」というフィールドでも同じことが言えます。

ハードカバーの最新刊は高いですし、
図書館で借りようと思っても100人待ちとかだったりします。

一方、古典的名作は文庫にもなっていますし、
図書館でもあっさりと借りられます。

映画でも読書でも時事問題を扱っているものに関しては、
最新作でなければというものはあるかと思います。

私も投資・政治経済関連の書籍は新作で買うこともありますが、
文学作品のようなものは古典的名作にあたることが増えました。

ちなみに今は...


ちなみに私は今、エラリー・クイーンの作品群を読んでいます。
昔のアメリカ合衆国が舞台となっていますが、
自分にとっては馴染みのない世界だったので、
非常に新鮮な気持ちで作品を楽しめています。

「自分と縁のない世界」が舞台というのが重要です。

実は最近のミステリー小説には読後の後味感が悪いものが多いのですね...
現代社会の闇などを浮かび上がらせる小説なんかは、
この手のものが多かったりします。

こういった作品群は、内容的には傑作であったとしても、
浮世離れしたセミリタイア生活者にはあまり向きません。
現実社会の嫌な面を目の当たりにさせられますので...

その点、古典とセミリタイア生活は、
経済的にも内容的にも相性が良いんじゃないでしょうかね?

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2020年9月17日木曜日

会社の元同僚との付き合い方分析

セミリタイアラーの元同僚に対するスタンス


セミリタイア後に同じ会社に勤務していた人とのつきあいをどうするか?
セミリタイアブログを拝見すると、
この辺りは人によって相当異なるようですが、
自分が参考にしたのは「両極端」の意見です。

すなわち、

・元同僚とは一切関わらない
・元同僚がセミリタイア後の人間関係の中心である

といったものです。

元同僚とは一切関わらない


会社を辞めたからには、仕事で繋がっていた人間関係はすべて切る!
といった類の人を時々見かけます。

「セミリタイア」という結論に至る場合、
会社が嫌で辞めるというファクターも強いので、
会社員時代の嫌な思い出を払拭するたにも、
セミリタイア生活の充実には有効な方法かと思います。

もっとも、セミリタイア後に引っ越して携帯番号を変えても、
元同僚に連絡しなければナチュラルに縁が切れますので、
そこまで積極的にではなくとも、
このパターンに結果的になった人はそれなりにいそうです。

元同僚と頻繁に連絡をとる


サラリーマン時代に飲みに行く相手は、
会社の同僚が圧倒的に多いかと思います。

仕事はともかく、こういった同僚とのつきあいが楽しいというケースは、
会社を辞めても引き続きつきあいが続くというパターンもあるかと思います。

私の直接知っている人のパターンですと、
地方勤務になったときにその土地が非常に気に入って、
定年後にはその土地に移住した人がいました。

当然ですが、そこでの人間関係の中心は元同僚です。
もっとも元同僚の中には、その移住を歓迎していない人もいるようでしたが...

会ってみたい人はいるけど...


セミリタイア後の同僚との付き合いですが、
大抵の人は上記の間に納まる感じじゃないでしょうか?

私の場合は、ごく少数の人とだけ細々と付き合いが継続していますが、
それらの人との付き合いも日々薄れていく感じです。

元同僚との付き合いを広げ過ぎてしまいますと、
飲み会などで二度と会いたく上司がセットでついてきたりしますので、
この辺は注意が必要じゃないかと思いますね。

そう考えますと「元同僚とは一切関わらない」をベースに、
一部の人を例外とするというのが自分的には正解のような気が致します。

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2020年9月16日水曜日

【セミリタイア生活の弊害?】昔の嫌な事をよく思い出す

ふと昔の事を思い出すのが増えた?


幸いなことに、今のところセミリタイア生活は、
自分なりの課題というか、やることがありますので、
それを粛々とこなすことで充実した時間を過ごせているかと思います。

しかしながら、それらは誰に頼まれてやっているわけでもなく、
また、やらなかったからと言って誰かに怒られるわけでもないので、
進捗状況は計画の半分もいってないかもしれません。

そもそも何かを成し遂げようと思っているわけでもありませんので、
これはこれで問題はないのですが、
何もせずにゴロゴロしているときに、
ふと昔のことをつい考えている時間が増えるている気がします。

もちろん、昔のことでも楽しいことを思い出すなら良いのですが、
確率的には嫌な事を思い出す方が圧倒的に多いです。

これはちょっと困った問題かと思いましたので、
この点について触れてみたいと思います。

それなりに忙しいサラリーマン


サラリーマン時代であれば、閑職にいるといってもそれなりに仕事もあるので、
仕事中は昔の事を思い出すことなど、あまりありませんでした。

仕事後は疲れているので、あまり何も考えない事のが多かったですね。
それと、来るべき楽しいセミリタイア生活の事を考えている時間が多かったかな?

まあ、サラリーマン時代は昔のことを考える
精神的余裕自体がなかったとも言えますし、
新しい嫌な事が次々と起こりますので、
昔の嫌な事など記憶の奥にしまわれたままという部分もあるでしょう。

インプットを増やすことが重要かも?


ここに来てこのような事が気になるのは、
最近はインプットが少ないからなのかな?
という風に考えます。

旅行に行ったり、人に会ったりといった新しい経験がないので、
昔の事をついつい無意識に考えてしまうのではないか?

私自身は自粛後の引きこもり的生活にそれなりに対応していると思っていましたが、
それなりにストレスが溜まっているのかな~と思います。

10月はGO TOもスタート、気候も良くなくって来たことから、
外出の頻度をこれから増やしていこうかと思います。