2021年7月31日土曜日

【あり or なし】発熱したのに普通に病院に来るお婆さん

病院の診察で発熱のある場合は事前連絡が基本


コロナ蔓延以降の医院の対応ですが、
受付時の検温をすること、
発熱した場合は事前に連絡の上指定された時間に来院、
といったことが基本になっているかと思います。

この辺りは周知徹底されてきたと思いきや、
発熱したお婆さんが普通に病院にやってきたので、
ちょっと待合室の雰囲気が微妙に変わりました。

昨晩発熱した!


私の通っている内科は、生活習慣病的なもので定期通院している人がほとんどで、
前述のお婆さんもその一人です。

受付時では検温と変わったことはないかを聞かれるのですが、

「昨晩38度以上の熱が出たので見てもらおうかと...」

などというので、受付の人もあわてて別室へ通す手順をしていました。

その後は、とりあえず順番をすっとばして診察して、
さっさとお引き取り頂くという処置をしたようです。

病院のルールは守るべきでは?


発熱したら診察してもらえないなどというのは病院の意味がなくなるので論外ですが、
感染リスクを避けるために発熱者は来院時間をずらす等している、
病院サイドのルールを守らないのもダメではないかと思います。

受付にデカデカと書かれているから見たことないわけないと思いますが、
お婆さんとかにそこまで期待してはダメなのでしょうか?

ちょっとモヤモヤした感情が残りましたね。

2021年7月30日金曜日

オリンピックを堪能できるセミリタイア生活

オリンピックを朝から晩まで見るセミリタイア生活


今年はコロナ禍という特殊な状況でのオリンピック開催の為か、
セミリタイア生活者の中でもオリンピックへのスタンスが別れているように思えます。

どちらが良い悪いという問題ではありませんが、
私個人は朝から晩までオリンピック中継を見ております。

ただ、1日10時間以上TVを見るなんてことはこれまでなかったので、
肉体的にはかなりのダメージを負っています。

持病の腰痛が悪化


私はソファーに腰掛け、前傾姿勢でTVを見ています。
そういった姿勢を長時間キープしているからか、
持病の腰痛が悪化しました。

また、過度に日本選手に感情移入をして随分と力を入れてTVを見ているせいか
競技を見終わった後、どっと疲れを感じることもあります。

普段の怠惰なセミリタイア生活より明らかに疲労が蓄積していますね。
そんなわけで、ちょっと見る競技をしぼった方が良いかな?
なんてことを考えています。

セミリタイア生活のメリットは堪能


とは言っても、朝から晩まで世界のトッププレイヤーの真剣勝負が見れるのは、
まさにセミリタイア生活の醍醐味と言ってよいかと思います。

これまでのオリンピックはサラリーマンだったので、
ダイジェストとメジャー競技くらいしか見れませんでしたが、
柔道など予選からずっと試合が見れるし、
普段見ることのないスポーツを見ることができるのは至福のひと時ですね。

2021年7月29日木曜日

上級セミリタイア者が言う「退屈」「暇」に惑わされるな!

FIREへの警鐘を聞くべきか?


FIREブームの反動からか、
FIREやセミリタイアへ警鐘を鳴らす人も増えているように見えます。

FIRE達成しても結局暇でやることなくて退屈、
やっぱり適度に働いた方が生活に張りが出てきますよ!
なんてのが典型的なものです。

これらの批判は傾聴に値するでしょうか?

警鐘を鳴らすのは何故か金持ちばかり


私個人の意見としましては、
これらの意見に傾聴に値するものは少ないと思っています。

理由の第一ですが、警鐘を鳴らしているのは何故か金持ちばかりという事です。

「いや~、〇億円貯めてセミリタイアしたけどさ。
 毎日退屈でさ。このコンドミニアムから眺める海も飽きたよ。」

まあ、ここまで露骨に言う人はいませんが、
どうも新手の自慢話のように聞こえるタイプの人が多いんですよね。

警鐘を鳴らしているんだか、
自慢をしているんだかよくわからないケースもあります。

理由の第二ですが、戻るべき仕事の質の問題です。

金持ち系FIREの場合、仕事で成功して資産を築いた方が多く、
セミリタイア生活に飽きて仕事に戻る場合、
同じような成功者としてのポジションに戻ることを想定しているように思えます。

私のような一般サラリーマン系セミリタイアの場合、
仕事で成功するのが不可能だったのでセミリタイアしたという側面もありますし、
そもそも同じような仕事に戻ることは不可能です。

仕事に戻るとしたら、現役時代よりはるかに条件の悪い仕事にしか戻れないし、
そんなの冗談じゃないよということで、
それを考えたら「退屈」とか「暇」なんて贅沢なことは考える余地はありません。

この辺りは良く注意して話を聞く必要があると思いますね。

要は「金持ちの自慢話に惑わされない!」ということです。


2021年7月28日水曜日

「修行は時間の無駄」論争に思う事

ホリエモンの主張には基本的には共感


堀江貴文さんの
「修業は、まぎれもなく時間の浪費だ」
の持論を久しぶりに目にしました。


これについては以前から賛否両論、色々な意見が出ています。

堀江さんは、"修業したいという人の意欲は、否定しない"とする一方、
"修業はスキル習得の絶対条件だ! という意見には、真っ向から反対する"
としており、基本的にはこの考え方に賛成です。

ただ、この問題を考えるにあたってもっと重要なファクターがあると思っています。

修行の先には何もないかもしれない


堀江さんはこの問題を語るときには寿司屋の例を良く出されています。
上記サイトから該当箇所を引用しますと

"修業は、まぎれもなく時間の浪費だ。寿司(すし)屋の修業を例に取ろう。昔の寿司職人の修業といえば、高校卒業か早ければ中卒で店に入り、皿洗いなど雑用を数年こなす。その後、焼き物を担当してまた数年。師匠から包丁さばきや、料理のノウハウを教わるようになるのに、気づいたら10年という流れが当たり前だった。

 独立できるのは、もう40代だ。そんな修業の時間は、完全に無駄遣いである。"

私が一番問題とするのは、修行にとんでもない時間がかかることではありません。

上記の例では「雑用を数年こなす」「焼き物を担当して数年」を経て、
ようやく包丁さばきなどの料理に辿り着くと書かれています。

私が問題にしたいのは、
雑用と焼き物をこなしたら本当に包丁さばきを教えてもらえるんでしょうね?
ということです。

雑用をさんざんやらされて安月給でこき使われて、
「お前には才能がない」
と言われてクビになるかもしれません。

昨今では飲食店の倒産・閉業という問題もあります。
さあ、いよいよ包丁を持たせてもらえると思ったら店を閉めるとか、
そんなリスクもありますからね。

恐らくこの手の業界には契約書なんてのはないでしょうから、
一生飼い殺しのリスクも否定できません。

サラリーマンにも近いものがある


実はサラリーマンの世界にも同じようなことはあります。

例えば私が就職した頃の30年程前の金融機関は、
資金運用や国際業務と言った華やか仕事を前面に押し出して学生を集め、
実際はどぶ板営業の最前線に投入するということをやっていました。

どぶ板営業を一所懸命やったら希望の部署に異動させてくれるのなら良いですが、
実際は生涯営業の人が圧倒的に多いわけです。

これなど、「一生修行していろ!」と同義ではないかと思います。

そもそも華やかな部署に配属されるのは一部の人だけですから、
採用の仕方に大きな問題があったと言わざるを得ません。
(昨今はかなり改善したとは聞きますが...)

一生修行よりセミリタイア


寿司屋の例で言えば、
一生「雑用」みたいな形で終わるサラリーマンは結構多いかと思います。

サラリーマンの場合、仕事の本質は雑用なのに、
それなりに昇進・昇給とかしていきますので、
ちょっと見えずらく、自覚しにくい部分はある気がしますね。

いずれにしましても、自分の仕事が生涯修行みたいなポジションだったら、
そこに見切りをつけてセミリタイアを目指すのはありかと思いますね。


2021年7月27日火曜日

【セミリタイア住居】都心までの交通費往復1,000円の壁

セミリタイア住居選びで大切なもの


セミリタイア後の住居選びで重要なものはいくつもありますが、
あまり触れられていないように思える視点で、
個人的には重要と思っているのは「都心までの距離」で、
それも物理的な距離というよりは「経済的な距離」だと思っています。

最近はそれを実感することも多く、
この点についてまとめてみたいと思います。

都心部へ出る用事


都心部へ出る用事として大きいのが以下の3つです。

① 会場調査などのバイト
② 飲み会
③ 大型書店・家電量販店へ行く

①については、3,000 ~ 4,000円程度の報酬のものが多いですね。
このついでに③をこなすことも多々あります。

②はコロナで壊滅状態ですが、
普段人と話す機会がない自分にとっては貴重な場です。

③は自分の趣味的側面が強いですね。
地元の書店や家電量販店では品揃えに難があります。

都心への経済的距離が重要な理由


仮に私が都心に出るのに片道1,000円の場所に住んでいたとします。
となると、都心までは往復2,000円となります。

①のような案件について考えると、
3,000円の報酬の為に2,000円の交通費を使うのはナンセンスです。

②の飲み会について考えれば、
基本的に交通費を理由に断ることはないと思いますが、
頻度が増えれば経済的ダメージが蓄積します。

③は行く機会が激減するでしょうね。
この手の暇だからぶらっと外出みたいなのが気楽にできなくなります。

結果的にセミリタイア的引きこもり生活が加速することとなります。

都心までの交通費往復1,000円の壁


個人的には都心までの経済的距離は片道500円以内に抑えたいですね。
私の懐具合を考えると、往復1,000円以内であれば、
気軽に出かけることが可能です。

また、セミリタイア生活は基本的には時間はたっぷりありますので、
都心までの時間はあまり気になりません。

例えば、京王線で新宿から京王八王子までは37.9Kmで45分程かかりますが、
京王線は運賃が安いので367円しかかかりません。

これが八千代中央から新宿まで行くとすると、
距離は40.9Kmで乗車時間は55分程度と大きな違いはありませんが、
東葉高速鉄道は運賃が高いこともあり967円もかかります。

サラリーマンは定期券がありますので、
交通費を意識することが少ない人もいますが、
自分が行く機会の多い駅までの交通費は重要だと思いますね。

地元完結系の方には無問題ですが...


もっともセミリタイアを機に生まれ故郷に帰った方など、
地元ですべてが完結している方ににとっては意味のない議論かもしれません。

ただ、家賃の安さだけを考えて引っ越し先を考えて田舎へ引っ越すと、
最初は良いかもしれませんが、
段々と問題が出てくる気がしますね。

私がそれなりに楽しいセミリタイア生活を過ごせているのも、
都会へのアクセスが良いというファクターが大きいです。

帰れる地元のない方で都心暮らしが長い方は、
このファクターは軽視しない方が良いと思います。

2021年7月26日月曜日

一足飛びにセミリタイアより転職?

普通のサラリーマンよりセミリタイア


仕事に面白味もなく、それでいて毎日結構遅くまで働かされて、
人間関係も悪い職場だけど、給料はごく普通に貰っている人がいるとします。

仮にこの人が今30歳で、給料が年間500万円、
この給与と職場環境が60歳まで継続するとした場合、

A: 60歳まで働いて、年間500万円を消費する生活

B: 30歳~45歳までの15年働いて給料の半分を貯金、
  45歳~60歳まではその資金を食いつぶしてセミリタイア生活
 (働く期間も消費する金額も半分、消費金額は年間250万円)

のどちらが良いか??

世間一般の考え方では圧倒的にAを支持する人が多いと思いますが、
セミリタイア的発想に魅力を感じる人にとっては、
Bの方が魅力を感じると思います。

私も、AとBしか選択肢がないとすれば、
Bの生き方を選択します。

勝ち組サラリーマンへ移れるとしたら?


ただし、30歳くらいだと本来は「転職」というオプションもあるはずです。

仕事が面白く、きちんと休みも取れて、
職場の人間関係も良く、給与も大幅アップという職場に移れれば、
話は変わってくるかもしれません。

このオプションをCとすると、
Bにシンパシーを感じるものの、
Cを目指したいという人は一定数いるのではないかと思います。

35歳くらいまでは転職というオプションは有効


普通のサラリーマンでセミリタイアを目指されている方で、
そもそもセミリタイアよりとりあえずは転職した方が良いのでは?
という方が結構多いように思えます。

転職先の水が合えば、そもそもセミリタイアなんて
目指さなくてもよくなるかもしれません。

まあ、良い職場に移れる確率は低いかもしれませんが、
リサーチやトライもせずに一足飛びにセミリタイアというのは如何なものか?

35歳くらいまでは転職というのにもっとフォーカスを当てても良いかと思います。

職場環境とかは事前リサーチではわかりにくく、
入ったら事前の話とは違うというのはありがちですが、
給料とかは条件提示があるから比較的騙されにくいです。

給料だけでも上がればセミリタイアには近づくわけですから、
転職というオプションはセミリタイアを目指すにしても有効と思うのですが...

2021年7月25日日曜日

「さわやか系退職挨拶」は本心なのか?

さわやかな退職挨拶への疑問


これは文句とか批判ではなくて、単純な疑問なんですが、
30歳くらいで仕事を辞めて、

「10年弱という短い期間でしたが、
 これだけ多くのプロジェクトに携わらせて頂き、
 会社には感謝の念しかありません」

と言った類のコメントを言う人がいらっしゃいますが、
これって本心なんでしょうか?

最初の10年は下っ端仕事のみ


私のサラリーマン生活の最初の10年間なんていうのは、
下っ端仕事ばかりでしたね。

それなりに大きな案件にタッチしたことは皆無とは言いませんが、
末端で雑用みたいなことをやっていただけですからね。

10年で会社を辞めていたら、それなりの仕事をしたみたいなことは、
とても言える状態ではなかったです。

確かに一部エリートのような連中には、
若くして責任ある仕事についているような人もいましたが、
そんな勝ち組の連中は10年で会社なんか辞めませんからね。

私は会社に感謝はしていないな~


会社に感謝というのも違和感がありますね。

私のサラリーマン時代の最初の10年間なんて、
サービス残業や自腹接待が一般的だったので、
感謝どころか今からでも金返せの世界。

とても、会社に対してさわやかな挨拶を言える余裕はありませんね。

今回は取り留めのない愚痴みたいになってしまいましたが、
ちょっと長年疑問に思っていたことをつらつらと書いてみました。

2021年7月24日土曜日

Q: FIREして何がしたいの? A: 何がしたいより、嫌な仕事をしたくない!

羽田圭介氏の問いかけに答えてみる


羽田圭介氏の週刊文春オンライン上でのインタビューが一部で話題になっています。
タイトルの


というのはなかなか刺激的ですね。

私の読後の感想としては、
インタビュー内容に同意する箇所としない箇所が半々くらいといったところかな?

ただ、「皆、FIREしてなにがしたいの?」という問いかけは面白いので、
以下、私の回答を述べてみたいと思います。

「嫌な仕事をしないで済む」が一番


羽田さんの周りの人はFIREして豪遊するとか言っている人が多いようですが、
私がチェックしているブロガーの方なんかではこのタイプはほぼいないですね。
仕事をしないで慎ましく生活している人が大半かと思います。

では、FIREして何がしたいか?
FIREをセミリタイアと同義で使うとして、
自分がサラリーマン時代に考えていた理由を%表記すると、
こんな感じになるかと思います。

40%:嫌な仕事をしないで済む
40%:資金の許す範囲で旅行をしたい
20%:好きなだけ本を読みたい

ただこれが、実際にセミリタイアしてみると、
微妙な変化を遂げています。

50%:嫌な仕事をしないで済む
25%:資金の許す範囲で旅行をしたい
15%:好きなだけ本を読みたい
10%:何もしなくても幸せ

羽田さんのインタビュー内では
" FIREしても鬱になる人って、割と多いんじゃないでしょうか"
という問題提起をされていますが、
そもそもサラリーマンで鬱になる人のが圧倒的に多いだろうし、
何もしなくても何でこんな幸せなんだろう?
なんて人のが鬱になる人よりは断然多い気が致します。

そんなわけで、
「FIREして何がしたいの?」
という問いかけにストレートに回答すると「旅行と読書」ですが、
ただそれ以上に、「嫌な仕事をしなくて良い」方がウエイトが高いですよ!!
というのが私の答えになるかと思います。

2021年7月23日金曜日

【JT株主優待】カップ麺到着!どう活用するか?

JTからカップ麺が24個到着!


JTの株式を200株保有してから1年以上経過して、
待望の株主優待品が到着致しました。

今回お願いしたのが

「ホームラン軒 合わせ味噌ラーメン 12食入」
「ホームラン軒 鶏ガラ醤油ラーメン 12食入」

の計24個のカップ麺です。

大きい箱にドカンと到着したので、
なかなかの迫力です。





お味の方は?


ホームラン軒はノンフライ麺ということでカロリーは低めだそうです。
肝心のお味の方ですが、なかなか本格的な感じで良かったです。

昔のイメージと異なり、インスタントでない麺にかなり近い味で、
「インスタントのあの食感が良いのだ!」
という人以外は満足できるかと思います。


ホームラン軒 合わせ味噌ラーメン

ホームラン軒 鶏ガラ醤油ラーメン 




カップ麺活用法


ヘルシー志向の食生活を実行している今現在、
カップ麺の位置づけは微妙なところがあります。

一番ダメなのが、お酒を飲んだ後に「締めのラーメン」というやつですかね?
ノンフライと言えどもカロリー過剰摂取となります。

そこで、基本的には昼ご飯として頂くことに。
冷蔵庫の中の野菜と一緒に食べれば、
それなりにおなかが膨れて健康的かと思います。

ただ飽きてきたので来年はご飯セットにします


とは言っても、8個食べたところでちょっと飽きてきたので、
来年はご飯セットにしようかと思います。

ご飯なら飽きることはないですし、
時短アイテムとしても使えます。

JTも1,000株以上だと株主優待の選択肢は増えますが、
流石にそこまでJTに入れ込むつまりはないですね。

2021年7月22日木曜日

"セミリタイアがゴール"でも良いと個人的に思う理由

セミリタイアしてからが大事?


「セミリタイアを達成して何をするかが大事!」
というのは正論で、まさにその通りだとは思うのですが、
「セミリタイアがゴール」
ではいけないのか?
と言われると個人的にはそうでもないような気も致します。

それには以下の2つの理由があると考えます。

① 辛すぎる時には先の事を考える余裕がない
② お金と時間があれば人生何とかなる

それぞれについて以下述べていきます。

辛すぎる時には余裕がない


私はセミリタイアしても大丈夫ではないか?
と思われる資金が貯まってから、
しばらくの間はサラリーマンを続けていました。

それはまさにセミリタイアしてからの旅費を稼ぐためで、
セミリタイア後をにらんでのことになります。

まさにこれなど、「セミリタイアしてからが大事」というコンセプトのもと、
すぐ仕事を辞めるよりもう少し働いて、
資金を稼いだ方が良いという計算に基づくものです。

ただそのような余裕をかませることができたのも、
サラリーマン生活がやや落ち着いていた時期だったからです。

これが一番しんどい時期にセミリタイアの資金目途が立っていたら...
そりゃすぐ辞めたでしょうね。

すぐ辞めたら後悔していたか?


それでは明確なセミリタイア後のビジョンがなくて、
会社を辞めたとしたら後悔したか?
私個人の特性から考えればそんなことはないと思っています。

お金がある程度あって、やらねばならぬ義務もない、
となればやりたい事など次から次へと湧いてくると思うんですよね。

この点については私自身は非常に楽観的に考えています。

状況次第ではセミリタイアがゴールはあり!


上記のような理由で、セミリタイアがゴールというのは、
置かれている状況次第ではありかと思います。

ただし、大前提としては「労働しなくても良い程度の資金」が必要です。

十分な資金がなくてやむなく働いた場所が、
若造にバカにされるような仕事しかなければ、
会社を辞める意味はありません。

また、仕事に未練が全くないというのも意外と重要かと思います。
セミリタイア後に前の会社の人事などを気にしている人を見ると、
この方はひょっとしたら多少は仕事に未練があるのかも?
なんてことを思ってしまいます。

まあ、サラリーマンを続けていたら不幸が目に見えているわけですから、
セミリタイアしたらそれより不幸になるなんてのは、
ちょっと考えにくいというのが私の実感でもあります。

2021年7月21日水曜日

【私のイメージ】セミリタイアとFIREの違い ② FIRE編

FIREのキーワード


FIREとは"Financial Independence, Retire Early"の略ですが、
FIREを語る上で重要なキーワードが2つあります。

それが

① 年間支出額の25倍相当の資産を持つ
② 資産を4%で運用する

といったものです。

私の持つセミリタイアのイメージとしては、
資産を取り崩して生活をして年金支給開始を待つといったものですが、
FIREは資産を減らすことなく、その運用益で暮らし、
そもそも年金は全くあてにしないというイメージがあります。

FIREの資産額


それでは "Financial Independence" の実現の資産額はいくらか?
これは年間支出額から簡単に割り出せます。

セミリタイアのエントリーラインは2~3千万円と言われることが多いですが、
FIREルールを当てはめると年間支出可能額は 80万円~120万円となり、
このレベルで生活することは可能かと思いますので、
FIREの定義とも整合性がとれている形にはなります。

ただ、"Financial Independence" って結構強い語感がありますよね?
「経済的独立」と言い切るにはそれなりの額が必要かと...

私の勝手なイメージとしては、
5千万円以上(年間支出可能額 200万円) はないと、
Financial Independenceを達成したという感じはしませんね。

早期退職のイメージも異なる


私はセミリタイアの説明では、
定年レス時代においては60歳でも早期退職と申し上げましたが、
FIREにおけるRetire Earlyはもっと早い年代をイメージしていると思います。

FIREで良く語られる
”早々と経済的独立を達成して好きなことをして生きる”
という事であれば、遅くとも30代では退職するというイメージです。

難易度 FIRE > セミリタイア


今までの私のイメージをまとめますと、
FIREの方が、より若く、より大きな資産で会社を辞めるイメージです。
従って、達成困難度はFIREのがセミリタイアより高い感じがします。

私は50歳を過ぎて会社を辞めて、
チマチマと預金を取り崩して生活している感じなので、
FIREよりセミリタイアが相応しいかと思っています。

以上は私の勝手なイメージをまとめたものですので、
考え方や印象が違う方も多いでしょうね。

ただ、FIREとかセミリタイアを異なる意味で使われているケースが多く、
その点は留意しておかないと、
「FIREなんて簡単に達成できる!」
とかいう言葉だけが先行するなど、
危険なケースがあるので注意が必要かと思います。

2021年7月20日火曜日

【私のイメージ】セミリタイアとFIREの違い ① セミリタイア編

セミリタイア & FIREの明確な定義はない?


セミリタイアとかFIREという言葉がある程度知られてきてはいますが、
明確な定義があるようでないような感じなので、
人それぞれ自分のイメージで言葉を使っているように思えます。

なので、自分とは随分と違うイメージでセミリタイアを名乗っている人、
ちょっとFIREを名乗るには資産が少ないのではないかと思われる人、
様々な人がいらっしゃいます。

それに対して文句を言うつもりがないのが大前提ですが、
私がセミリタイアやFIREに持っているイメージについて、
この機会にまとめてみたいと思います。

まずは「セミリタイア」からです。

セミリタイアのイメージ


私が考えるセミリタイアのイメージは以下の通りです。

① 平均寿命までは必要最小限の衣食住を賄えるだけの資産がある
 (年金考慮可)

② 働くのは趣味・生活の充実の為のみ

③ 年齢は不問

①については、少なくとも平均寿命までは、
手持ち資産をやりくりして生き残れるということです。

理想的には、この部分については預貯金を取り崩すだけで対応したいところで、
最低〇%の利回りとかを前提にはしたくないです。

②は嫌な仕事は一切しなくて良いと同義です。
嫌な仕事をするリスクを0にするのがセミリタイアと思っているので、
例えば、毎月5万円程度は稼がないと家賃が払えないとかでは、
自分の持つセミリタイアとイメージからはかなり遠くなります。

③は人生100年時代、定年レス時代を考えての事です。
70歳まで働くのが当たり前の時代においては、
60歳で会社を辞めても早期退職となるでしょうから、
60歳でセミリタイアしました!というのも全然ありかと思います。

働ぎ過ぎも気になりますね


上記の条件を満たしているにもかかわらず、
随分と仕事に気合を入れている人も気になりますね。

ブログや投資の事をずっと考えて生活しているように見える人がそれで、
上記の3要件には当てはまりますが、
のんびり好きな事をするセミリタイアのイメージとはちょっと違うような...

ただ、それはそれで生活が充実しているっぽくは見えますので、
セミリタイアの一形態としてはありなんでしょうね。

2021年7月19日月曜日

FIREブームで減少した「自慢風セミリタイア相談」

低資産FIREがもたらしたもの


最近はFIREという言葉がある程度は知られるようになってきており、
セミリタイアにいくら資産が必要かというのが、
イメージ的に何となく知られるようになってきました。

その結果ではないかと思っているのですが、
ネットニュースでよく見かけた「自慢風セミリタイア相談」を
最近はあまり目にしなくなりました。

「自慢風セミリタイア相談」とは?


自慢風セミリタイア相談とは、
どう考えてもそれだけお金持っていれば、
セミリタイアなんて余裕でしょ!というのに、
著名FPなどに相談するものです。

例えば、

"私は50歳で資産は1億円、自宅マンションはローンを払い終わっています。
子供はいなくて、妻は働いております。
妻は仕事が生き甲斐なので、働けるまで働くと言っています。
私は今の仕事がきつくて早期リタイアを考えているのですが、
会社を辞めても大丈夫でしょうか?"

なんてタイプのものです。

いやいや、聞くまでもないでしょ。

これでセミリタイアできなきゃ、
世の中のセミリタイアラーの9割以上は無謀な生活をしていることになります。

本当に悩んでいたのなら申し訳ないのですが、
「自慢か?」という疑念を抱いてしまいますね。

FPさんの解説は結構好き


この手の相談の回答は「大丈夫です!」で終わりで良い気もしますが、
FPさんの丁寧な解説は結構好きですね。

出費を抑えましょうとか年金の再チェックとか、
あまり目新しいことは出てこないことが多いですが、
仕事ですのできちんと整理して回答するのは好感が持てます。

あと10年働けとか言われたら働くのかな?


この手の相談が「自慢風」と自分が思うのは、
FPの回答が以下のようなものだったケースを考えればわかります。

"人生100年時代、何が起こるかわかりません。
資産は暴落するかもしれませんし、インフレも怖いです。
年金なんてあてになりません。
従って、1億円程度の資産でセミリタイアは非常に危険です。
少なくともあと10年、定年まで働くことをお勧めします。"

やっぱりそうか、もう少し働かないとダメか...
とはならない気がするんですよね。

相談者からすると
「何言ってんだ、コイツ」
となるじゃないでしょうか?

そもそも本当に早期退職するつもりがあれば、
FPが何を言っても退職するでしょうから、
結局この手の相談はあまり意味がないよな~なんて思うわけです。

でも、ついこの手の相談は見ちゃうんですけどね...

2021年7月18日日曜日

「セミリタイアすれば幸せ!」は楽観論すぎると思う

セミリタイアするだけで幸せ?


「セミリタイアしさえすれば幸せ」
「セミリタイアして後悔している人を見たことがない」

などという、セミリタイアに対する楽観論とでもいう話が多いですが、
これって本当なのでしょうか?

こういった楽観論が出てくる背景として、
大きく分けると3つ程の要素があると思っています。

「セミリタイア = 幸福」の3要件


セミリタイアして幸福と言っている人の話を総合すると、
以下の3つの要素を満たしていると思われます。

① 低コスト生活 (思ったよりお金を使わない)
② セミリタイア後の収入 (稼ぐ手段は思ったより多い)
③ 自由時間の確保 (自由時間は素晴らしい、会社に行かないだけで幸せ)

しかしながら、この3つは結構危ういところに立っている気も致します。

セミリタイア生活が危うい理由


①の低コスト生活については基本的にはその通りで、
セミリタイアしてみたら実際にはもっとお金が必要だった...
という話はあまり聞きません。

ただ、低コストが行き過ぎて、
何かの罰ゲームのような暮らしをしている人もいて、
話を聞いている分には面白いけど、
自分もやりたいかというと違うかと...
という方が増えています。

この辺りについては、まだまだ若い人が中心なので、
彼らがミドル層になってからの感想を改めて聞きたいと個人的には思っています。

②について気になるのは、2点です。

一つ目は、ブログやYouTubeで稼いでいる人の中には、
その作業に相当な時間を使っていると思われる人もいて、
そうなると「セミリタイア」より「フリーランス」に近いようにも思えます。

この分野で稼げるのはそれなりの才能とかも必要と思いますので、
一般人がこの辺りの収入を充てにするリスクは高いと思いますし、
彼らとて、本当に継続的に稼げるのかどうかは結構危ういかと思います。

二つ目は、スポット仕事はミドル~シニア層になってもあるか?ということです。
「仕事はいくらでもある」といった記事もちらほら見かけますが、
それも30~40代までのような気がします。

③についても評価を下すのはまだ早いかと思います。

セミリタイアしたは良いけど、
ある一定数は仕事に復帰したくなる人も出てくると思いますし
(実際に仕事に復帰されている方は結構目にします)、
①と②の条件を満たさなければ、
強制的に労働市場に逆戻りで、
結果的にトータルでの自由時間が減少するリスクがあります。

セミリタイアのリスクを十分認識する


セミリタイア生活を礼賛するブログは多く見かけますが、
セミリタイア生活のリスクのようなものを客観的に分析するブログは多くありません。

某転職エージェントの広告に

「転職を勧めない場合もあります!」

という内容のものがありましたが、
セミリタイアも然り!と思います。

誰もがセミリタイアした方が良いなんてことはないので、
セミリタイアのリスクを十分認識することが、
FIREブームになりかけている今必要な気がしますね。


2021年7月17日土曜日

セミリタイア生活における「プチ贅沢シフト」

節約癖が抜けない...


セミリタイア実現の為に節約生活を過ごしていた結果、
「節約癖」のようなものがついてしまっています。
スーパーでの買物において常に一番安い商品を選択するなんてのは一例です。

ただ、セミリタイア生活も4年が経過しようとしており、
資金的にはそこまで節約しなくても良いのでは??
という気持ちに変わりつつあるということで、
一部はちょっとした「贅沢」へシフトしています。

最安値の玉子は買わない!


例えば、玉子です。

私の家の近所での玉子の最安値は、
某ディスカウトショップの10個150円のものです。
最近はあまりないですが、100円で買えたりすることもあります。

ただ、この玉子、明らかに殻が薄いのですね。
味的にもコクのようなものがありません。

スーパーだと200円弱が最安値で、味的には幾分改善します。
ただこれを、300円弱のものに変えるだけで、
相当美味しい玉子を頂くことができます。

野菜ジュースもメーカー品を!


野菜ジュースについても、マイナーな商品なら1L 120円とかで買えますが、
味的にはかなり微妙な水準ですね。

ここはきちんと、1L 200円くらい出して、カゴメ野菜生活を買いたいところです。

毎日飲むものですから、日々の生活の充実度は結構変わってきますね。

セミリタイアは人生を楽しむ時期


セミリタイアを目指す段階での資産形成期においては、
一番安いもので我慢するという選択肢に意味はあると思います。

しかしながら、セミリタイア生活というのは人生を楽しむ時期ですから、
資産の範囲内で「贅沢」をすることも考えて良いかと思います。

と言っても、私が愛用しているカナダ産豚肉をTOKYO Xなんかに変えたら、
食費が極端に跳ね上がり、セミリタイア生活を維持できなくなりますので、
あくまで自分の資産の範囲内ということですが。

この点を考えて見ますと、セミリタイア生活の支出計画も、
多少のバッファーを見込んでおいた方が良いかと思いますね。

精神的なものに加えて、物資面でもゆとりが違いますから。