2021年7月29日木曜日

上級セミリタイア者が言う「退屈」「暇」に惑わされるな!

FIREへの警鐘を聞くべきか?


FIREブームの反動からか、
FIREやセミリタイアへ警鐘を鳴らす人も増えているように見えます。

FIRE達成しても結局暇でやることなくて退屈、
やっぱり適度に働いた方が生活に張りが出てきますよ!
なんてのが典型的なものです。

これらの批判は傾聴に値するでしょうか?

警鐘を鳴らすのは何故か金持ちばかり


私個人の意見としましては、
これらの意見に傾聴に値するものは少ないと思っています。

理由の第一ですが、警鐘を鳴らしているのは何故か金持ちばかりという事です。

「いや~、〇億円貯めてセミリタイアしたけどさ。
 毎日退屈でさ。このコンドミニアムから眺める海も飽きたよ。」

まあ、ここまで露骨に言う人はいませんが、
どうも新手の自慢話のように聞こえるタイプの人が多いんですよね。

警鐘を鳴らしているんだか、
自慢をしているんだかよくわからないケースもあります。

理由の第二ですが、戻るべき仕事の質の問題です。

金持ち系FIREの場合、仕事で成功して資産を築いた方が多く、
セミリタイア生活に飽きて仕事に戻る場合、
同じような成功者としてのポジションに戻ることを想定しているように思えます。

私のような一般サラリーマン系セミリタイアの場合、
仕事で成功するのが不可能だったのでセミリタイアしたという側面もありますし、
そもそも同じような仕事に戻ることは不可能です。

仕事に戻るとしたら、現役時代よりはるかに条件の悪い仕事にしか戻れないし、
そんなの冗談じゃないよということで、
それを考えたら「退屈」とか「暇」なんて贅沢なことは考える余地はありません。

この辺りは良く注意して話を聞く必要があると思いますね。

要は「金持ちの自慢話に惑わされない!」ということです。


6 件のコメント:

  1. 上級下級とかいうのは別に資産額の多寡ではなくて
    例えセミリタイアしても
    好きなことをできる能力のあるなしで
    決まっている気がします。
    そしてセミリタイアの在りようも
    それによっていろいろあってもいいような気がします・・・

    でもその能力と資産額は
    往々にして比例している場合が多いのですが、
    最近では親ガチャとかギャンブル成功なんかで
    濡れ手に粟の資産を手にしてる人も多そうなので、
    そういう人達への警鐘を鳴らしているのでは
    ないのでしょうか・・・

    働いている時分にイケてなかった人は
    いくら濡れ手に粟のお金があったところで
    所詮ロクな使い方はできないだろうなみたいな・・・

    返信削除
    返信
    1. 「親ガチャ」への警鐘ならわかる気はしますね。
      生活があまり楽しそうでないのと、
      最終的に資産を想定以上に減らすケースが多いかと思います。

      削除
  2. これとかを言ってるんだと思いますが、
    自分は別に間違ってないと思いますよ・・・
    いろんな人やいろんな考え方があることも認めてるんだし・・・

    >これはどちらが正しいかどうかではなく、
    >本人がどういう生き方を志向するかという問題ですし、
    >もちろん人によって考えも異なりますから、いろんな人がいます。



    なぜ富裕層はいつでも早期リタイアできるのに
    「FIREに目もくれない」のか
    会社員を辞めても働き続ける人々
    https://president.jp/articles/-/48034

    返信削除
    返信
    1. 私も間違っているとは思いませんが、現役時代の仕事内容の差は考慮する必要があると思います。仕事は充実していたけど忙しく過ぎて会社を辞めた人と、
      仕事自体がつまらくてしんどくて辞めた人では、「仕事」の指す意味がまるで違うと思うからです。

      削除
  3. よりシンプルに言えば「他人の意見に惑わされてはいけない」ということなのだと思います。自分の中にある価値観に沿った選択であれば間違えることはないでしょう。

    返信削除
    返信
    1. ご指摘の通りかと思います。付け加えれば、他人の意見の背景や前提条件についても十分吟味することが必要なんだと思います。

      削除