2021年7月18日日曜日

「セミリタイアすれば幸せ!」は楽観論すぎると思う

セミリタイアするだけで幸せ?


「セミリタイアしさえすれば幸せ」
「セミリタイアして後悔している人を見たことがない」

などという、セミリタイアに対する楽観論とでもいう話が多いですが、
これって本当なのでしょうか?

こういった楽観論が出てくる背景として、
大きく分けると3つ程の要素があると思っています。

「セミリタイア = 幸福」の3要件


セミリタイアして幸福と言っている人の話を総合すると、
以下の3つの要素を満たしていると思われます。

① 低コスト生活 (思ったよりお金を使わない)
② セミリタイア後の収入 (稼ぐ手段は思ったより多い)
③ 自由時間の確保 (自由時間は素晴らしい、会社に行かないだけで幸せ)

しかしながら、この3つは結構危ういところに立っている気も致します。

セミリタイア生活が危うい理由


①の低コスト生活については基本的にはその通りで、
セミリタイアしてみたら実際にはもっとお金が必要だった...
という話はあまり聞きません。

ただ、低コストが行き過ぎて、
何かの罰ゲームのような暮らしをしている人もいて、
話を聞いている分には面白いけど、
自分もやりたいかというと違うかと...
という方が増えています。

この辺りについては、まだまだ若い人が中心なので、
彼らがミドル層になってからの感想を改めて聞きたいと個人的には思っています。

②について気になるのは、2点です。

一つ目は、ブログやYouTubeで稼いでいる人の中には、
その作業に相当な時間を使っていると思われる人もいて、
そうなると「セミリタイア」より「フリーランス」に近いようにも思えます。

この分野で稼げるのはそれなりの才能とかも必要と思いますので、
一般人がこの辺りの収入を充てにするリスクは高いと思いますし、
彼らとて、本当に継続的に稼げるのかどうかは結構危ういかと思います。

二つ目は、スポット仕事はミドル~シニア層になってもあるか?ということです。
「仕事はいくらでもある」といった記事もちらほら見かけますが、
それも30~40代までのような気がします。

③についても評価を下すのはまだ早いかと思います。

セミリタイアしたは良いけど、
ある一定数は仕事に復帰したくなる人も出てくると思いますし
(実際に仕事に復帰されている方は結構目にします)、
①と②の条件を満たさなければ、
強制的に労働市場に逆戻りで、
結果的にトータルでの自由時間が減少するリスクがあります。

セミリタイアのリスクを十分認識する


セミリタイア生活を礼賛するブログは多く見かけますが、
セミリタイア生活のリスクのようなものを客観的に分析するブログは多くありません。

某転職エージェントの広告に

「転職を勧めない場合もあります!」

という内容のものがありましたが、
セミリタイアも然り!と思います。

誰もがセミリタイアした方が良いなんてことはないので、
セミリタイアのリスクを十分認識することが、
FIREブームになりかけている今必要な気がしますね。


4 件のコメント:

  1. 書かれていることはおおむね同意なのですが、
    さすけ3世さんに関しては
    あんまり心配ないような気がします。
    なぜならそれは「東京」に住んでいるからです。
    東京に住んでいるというだけで
    働くことに関してのアドバンテージは
    相当に得られていると思います。

    東京とそれ以外では雇用環境が相当違うと言うのは
    以前からずっと感じているところなのですが、
    例え(セミ)リタイアした人でも
    親等の家族がいる人が多く
    そういった家族関係の呪縛で
    なかなか住みたい場所に住めない人も多いと思うので・・・

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    1. 私の副業的案件の多くは、東京在住だから成り立っています。
      普通の仕事も東京と地方では環境が大きく異なるでしょうね。
      いざとなったら働くという場合、東京の有利性はかなりあると思っています。

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  2. セミリタイアにものすごい夢を抱いてしまったらこんなはずじゃなかったってなるかもしれないですね。
    今まではどうしようもなくなって逃げ込んだって人が多かったからみな幸せだったかもしれない。

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    1. あまりにひどい職場環境であれば、会社を辞めてしばらくはそれだけでハッピーというのはあるでしょうね。
      ただ、普通のサラリーマンとかがセミリタイアすると、
      想定と違ったというのは多々ありそうです。

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