2019年4月30日火曜日

"終身雇用は守れない"について考えたこと ② 企業側のメリットを考えていないのでは?

終身雇用の企業側メリットとは?



















終身雇用の企業側から見たメリットと言えば、

① 愛社精神を育むことができる
② 長期的な視点で人事戦略を立てる

といったことができるということです。

一般的な企業で歩む道としては、

新卒一括採用 → ジョブローテーションで色々な職種を経験
→ 企業内で必要なノウハウを獲得 → 年功序列で出世していく

といった流れでしょうか?

「企業内で必要なノウハウ」と言えば聞こえが良いですが、
企業内部の人脈であるとかその会社でしか通用しないルール・事務処理とか、
会社外では役に立たないものが多いです。

私が転職して苦労したのもこの点ですね。
社内でしか通用しない「専門用語」を覚えなければいけなかったり、
会計処理上正しいのに、この会社ではこうしなければいけないとか、
汎用的でない知識を身につけなければいけないのは苦痛でした。

しかしながら、こういったムラ社会の掟のようなものを共有することによる一体感、
それは確かにあったような気がしますね。
私が最後まで馴染めなかった部分でもありますが、
この愛社精神的なものも終身雇用のメリットであったかと思います。

また、営業一筋だった人材が管理部門も見て行け!
と言わんばかりに企画部門に異動したりするのも終身雇用前提ですね。
将来的にお偉くなる方にはこういうのも必要だというのが経営側の認識なんでしょう。

経営側の思惑通り行かないのでは?

終身雇用制が崩壊すれば、「愛社精神」的なものも消えるでしょうね。
会社にいるのも「今たまたま」この会社にいるだけですからね。
また、終身雇用を見据えた人事ローテーションも消えてなくなるでしょう。

愛社精神の欠片もないような社員相手に今の経営陣がうまくマネージできるか?
優秀な人材が辞めてすぐ代わりを補充できるか?
この辺をきちんと考えているのか気になるところです。

私が終身雇用崩壊の議論でいつも疑問に思っているのは、
終身雇用制の企業側のメリットがフォーカスされないことですね。
何か、不要な人材も養ってやっているんだ!みたいな上から目線を感じます。

確かに不要な人材を養ってきたという一面もあるでしょうが、
優秀な人材を安く使ってきたという一面もあるかと思います。
雇用が流動化すれば優秀な人材が出ていくリスクもあるし、
引き留めるにはそれなりの給与を払わなければ!
なんてことを考えると、格差は拡大するけど総人件費は
それほど下がらないかもしれません。

まあ、終身雇用制後のロードマップ的なものが
経団連から出るのかどうかわかりませんが、
いつでも会社を辞められる準備だけはしておく必要がある時代が到来しそうですね。

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2019年4月29日月曜日

"終身雇用は守れない"について考えたこと ① シナリオが読めない

終身雇用は本当に崩壊するのか?


















経団連会長が “終身雇用を続けるのは難しい" という発言を聞いてから、
自分なりに色々と考えていることがありますので、
その点について述べてみたいと思います。

「終身雇用は守れない」というくらいなので、
最終的には会社が社員を自由に解雇できるようにする、
その前提として年功序列賃金は当然崩壊...

この程度の想像はできるのですが、
現在は終身雇用崩壊どころか定年延長が絶賛実施中。
むしろ以前より「終身雇用」じゃないの?という状況です。

そんな状況でいきなり解雇規制を緩和して、
大量の中高年を解雇するなどということが本当に行われるのか?
解雇規制が緩和されたら定年延長中の方々を即解雇するんでしょうかね?

流石にいきなりは無理だろうと思いますが、
じゃあどうするの?というスケジュールが自分には見えてこないです。

そもそも年金受給年齢を後倒しにする代わりの定年延長。
終身雇用はがっつり守りますというこの政府のスタンス、
そう簡単には崩れないような気がします。

とは言え何が起こるかわからないのも事実。
経団連なんて庶民の事など全く考えませんからね。

まあ、方向性は終身雇用崩壊&新卒一括採用廃止でしょうから、
準備をしておく必要はあるでしょうね。

「準備」と言ってもできることは限られます。
自分が思いつくの「貯金」と「副業」ですかね?

クビになっても当面生活できるだけの資金があれば体制を立て直すことができます。
貯金が十分でない場合、副業で稼ぐというオプションを持っていれば気が楽です。

副業は早期退職&セミリタイアへ進んだ場合、
貴重な収入源にもなりますので、考えた方が良いでしょうね。

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2019年4月28日日曜日

1日2~3時間くらい自由時間がなければ生きる楽しみなんかない

1日2~3時間の自由時間を確保するということ


















10連休と言っても昨日の土曜日は通常営業のお店が多かったですね。
私の数少ない行きつけの定食屋もその一つです。
そのお店の常連同士でちょっと気になる会話をしました。

会話をリードしたのは60代と思われる男女です。
男性は中小企業 (たぶん工務店) 勤務、
女性はパート清掃員の仕事をしているようです。

会話のテーマは「忙しくて時間がない」ということでした。

中小企業のおじさんの方は、働き方改革なんてウチは関係ないから
10連休はほとんど出社だなどと嘆いていました。

女性の方は、10連休は一応休みになるものの、
仕事から帰って家事をこなさなければいけないので普段は忙しいとのこと。
ひとしきり会社と仕事の愚痴を言った後 (これが長かった!)
その会話の最後のシメとして言っていたことが印象に残りました。
それは、

「それでも2~3時間は自分の時間を作るようにしているのよ。
   そうじゃなきゃ生きてても全然楽しくないじゃない!」

というようなものです。
 
1日2~3時間の自由時間で本当に良いのか?

上記のセリフについては、自分もセミリタイアを考え始めた時、
ほとんど同じような事を考えていました。

私が仕事が忙しい時期は、平日は帰って寝るだけ+休日出勤あり。
たまの休日は疲れをとるだけ。
これで仕事がつまらなかったので最悪の人生です。
せめて2~3時間でも自由時間が欲しい!
その点は上記の女性の考え方と同じです。

ただ実際にその後に仕事がある程度暇になって考えると
平日の2~3時間の自由時間だけではまるで十分ではありません。
主要なポイントをまとめますと、

・2~3時間と言っても仕事で疲れ切った後の2~3時間である
・そもそも2~3時間では全く時間が足りない
・仕事次第ではそれすら確保できない

と言ったところですね。

特に一番最初の項目は非常にインパクトが大きかったです。
仕事で疲れ切った後で明日も仕事がある、
翌日叱責されるのが確実、なんて状態で自由時間が楽しめますかね?
私には無理ですね。

文句を言いつつも仕事が好きな人とそうでない人

ただ上記の女性は仕事を辞める気は当面ないとのこと。
「生活ができなくなる」というのを理由にしていましたが、
どうもそれだけが理由でないようです。

「給与は他の人よりちょっと多めに貰っている」
「会社に頼りにされている」
なんてのが会話の中にさりげなく挿入されていましたからね。

「忙しすぎる」という問題に対する解決策は、
それなりに仕事が好きな人であれば少しでも自由時間を確保する努力をする、
こういった方向性で良いかと思います。
上記の女性の場合はこのパターンですね。

それでは、仕事が好きでもなく、会社に評価もされていない場合はどうするか?

転職などで環境を変えるというのも一考ですが、
セミリタイアというのも一つの解決策かと思いますね。

1日2~3時間の自由時間 VS 1日24時間の自由時間。
勝敗は明らかなんですけど、このことを本気で考える人はまだまだ少数派。
そんなことを考えました。


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2019年4月27日土曜日

10連休は模擬セミリタイア生活を過ごすチャンス

10連休に模擬セミリタイア生活を!


















10連休と言ってもセミリタイア中の自分にとってはあまり関係ありません。
と言っても、昨日あれだけのATMの行列を見せられると、
「明日に備えて現金をおろしておく人がこんなに多いんだ!」
なんてことを考えて、ちょっとだけ10連休を実感しております。

私のサラリーマン時代のGWは完全な連休にはならず、
月末月初は出社していましたが、
それでも3連休 + 4連休程度にはなっていました。

セミリタイアすることが確実になったサラリーマン生活晩年では、
連休中だからと言って外出することはありませんでしたね。

むしろ「セミリタイア生活のシミュレーション」として、
自分が会社を辞めたら普段どんな生活になるか?
そんな観点から普通の生活をしていました。

今回は10連休ですから、セミリタイア予行練習には良い条件です。
そもそも勤続30年クラスのベテランでも10連休は初めてなんて方もいるのでは?
10日連続で会社を休んであえてどこにも行かないことにより
見えてくるものもあるんじゃないかと思いますね。

セミリタイアに向いてないのを実感する人もいるかも?

万が一、「10連休でやることがなく退屈した!」
なんて人はセミリタイア向きではないかもしれません。

一方、自分は長めの連休では「1日の長さ」を実感し休日を楽しめました。
サラリーマン時代の疲れをとるだけの休日ではなく、
1日をたっぷりと自由に使える休日となれば意味合いは全然違います。

そもそも土日は疲れをとるだけ、なんて人が多数派かと思います。
休日を本当に有意義に使っているか?
それを考える契機になるかもしれません。

最近は昼寝のし過ぎでこの辺の実感・有難みがやや疎かになっていますが、
自分的にはセミリタイアへの意欲が一段と湧いたのを思い出します。

いずれにしましても、「成田空港が開港以来の人出予想」
なんてのを聞くと外出意欲もなくなりますね。

そういう意味でも10連休は「自宅でまったり過ごす」
のが良いんじゃないでしょうか?

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2019年4月26日金曜日

タメ口外国人店員に日本人が合わせる時代が来るのだろうか?

コンビニでタメ口で対応する店員が増えている



















コンビニはコスパが悪いので原則的には買物をしませんが、
税金の支払いや無料商品お試し、移動先でコンビニ一択の場合等、
それなりに利用する機会も多いです。

私が行くことが多い近所の某最大手コンビニの中国人(多分)店員は、
異様なくらい腰が低く丁寧な接客で好感が持てます。

当たり前だと思うかもしれませんが、
中国本土の接客をある程度知る身としては、
恐ろしい程の対応力かと思います。

しかし上記のようなケースは少数派のような気がしますね。

日本語能力的な問題に加え、日本流接客を全くわきまえず、

「袋いる?」
「ポイントカード持ってる?」

何て感じの人を時折見かけます。

私はお前の友達か?と突っ込みたくなりますね。

過剰接客は廃止すべきだが、タメ口接客は論外

一般論として、そもそもコンビニやスーパーなどでの低額商品購入に対して、
そこまで丁寧な接客が必要なのか?
というのが日本の接客レベルで、これはこれで問題があります。

このことが、労働者にとっては無用なストレスを生むとともに、
一部のクレーマーを助長することにもなっています。

とは言え、一足飛びにタメ口接客でも良いわけもないのですが、
昨今、コンビニや外食チェーンではこの手の応対が増えているのが気になります。

「人手不足なんだから文句を言うな!」

なんて意見もあるかと思いますが、
日本人サイドが外国人の接客レベルに合わせるのはちょっと違うかな?と思います。

ちなみに私は、一番近くのコンビニではなく、
一番接客の良いお店に行くようにしています。
値段が同じなら、不愉快な思いをしない店で買うのは当然ですね。

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2019年4月25日木曜日

昨今のリストラ報道で思う事 ~ スキルより貯金が必要 ~

リストラ報道に感じる違和感

昨日も取り上げたのですが、ここのところ
リストラ関連のニュースがまた多くなっているような気がします。

この手の記事で見られる論調というのは大きく2つあり、
少々乱暴にいうと以下のようなものに大別されるかと思います。

① 悪いのは経営者

リストラが必要な状況まで会社を追い込んだのは経営者の責任。
中高年リストラより先に経営者が責任をとって辞めろ!

② 40歳にもなって転職できるスキルがない方が悪い

そもそも会社の役に立っていないからリストラされるのである。
40歳にもなって何のスキルもない方が悪い。

①についてはその通りかと思いますが、
厳密に言うと悪いのは現経営陣というより昔の経営陣ではないかと思います。
いずれにしても、彼らが本当の意味で責任をとることなどありえません。
せいぜいが、たんまりと退職金をもらっての引責辞任程度でしょう。
最近のはやりの言葉風に言えば「上級会社員」ですからね。

②について異論はあります。
スキルのあるなしは、本人の努力・実力によるところもありますが、
そもそもの配属先による部分が大だと思うからです。

実際に、実力は?だけど、花形部署にいたというだけで転職できた人もいれば、
社内では実力者と言われながらも斜陽部署が長いので、
そもそも転職は無理と言う人もいました。

ただし、「転職するだけのスキルがない」という事実を変えることはできません。

40歳以上受難の時代に持つべきものはやはり貯金!

リストラ報道で思うことは、

「経営者が責任をとって辞任をする代わりに中高年の雇用は断固守ります!」

なんてことが起こりうるはずもないし、

「40歳まで貧乏籤を引き続けた人がいきなりスキルを身に着ける」

なんてのも現実的ではないな、ということです。

それではスキルに乏しい一般会社員はリストラにどう立ち向かうか?
結局のところ、頼れるものは「お金」ということになるのではないかと思います。

40歳でセミリタイアするまでの資金がなくても、
そこそこのまとまったお金があれば、
給与が安くとも仕事が比較的ライトなものへとダウンシフトすることは可能です。

私が申し上げたいことは確率論的なものでもあります。

① 40歳でどこでも通用するスキルを身に着ける

② 40歳までにある程度まとまった資金を作る

どちらが簡単かと言えば、圧倒的に②の方じゃないかな?

もちろん、①と②を同時に目指すという事も出来ますが、
その場合は、スキルを見つける為の余計な出費は避けた方が無難ですね。
(例:資格を取るのに通う学校代だとか)

いずれにしましても、セミリタイアという選択肢は持っていても良いのかな?
なんてことを思います。

仕事だけが人生じゃないですからね。

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2019年4月24日水曜日

"45歳以上クビ切り横行中"に対抗するには?

年功序列崩壊のディメリット


















人手不足のはずなのに中高年のリストラ報道の多さは相変わらずです。
下記の記事もその一つです。

早期退職しない限り面接が続き…「45歳以上クビ切り」横行中

本記事のメインは、希望退職とは名ばかりの、
退職強要まがいの「面談」が行われている実態を暴くものですが、
私が気になったのは下記のパートです。

意外だったのはカシオ計算機だという。

「典型的な年功序列、終身雇用の会社で、部下のいない中高年社員に
『副課長』『課長代理』といった肩書を与えてやるような会社だったんですが、
すっかり変わってしまいました。リストラは会社のイメージも損なうんです」
(引用元: https://blogos.com/article/372440/)

上記の記事を読んでの一般的なイメージは

「無能な中高年社員もそれなりの役をつけて高い賃金を払う。
 今の時代、それでは生き残れないよ!」

といったものかと思います。

ただし、自分が見てきたサラリーマンの現場はちょっと違います。

例えば、実績・実力がほぼ同じのAさんとBさんがいるとします。
しかし、課長の椅子は一つしかありません。

上記の例に倣えば、昔であればAさんが課長になればBさんは副課長で、
給与もそれほど大きく違わないといったところでしょう。

しかしながら、今であれば、Aさんが課長になってもBさんはヒラ。
しかも給与も大きく変わるといったところです。

私は超絶的に仕事ができる人の給与が高いのは全然問題ないと思いますが、
実績・実力・会社への貢献度がほぼ同じなのに、
給与に大きな差が出るのは問題と思っています。

何が問題かと言えば、努力が報われる人と全く報われない人に分かれるという事です。
Aさんは良いけど、Bさんにしてみれば冗談じゃないということになります。

そもそも会社の評価なんて誰がどう評価しているのかわかりませんからね。
そんなもので給料が何割も違うのではやりきれないと言ったところです。

処遇に不満があればセミリタイアもあり!

それでは報われない側になったときはどうするべきか?

一番に考えるのはどこでも通用する実力を身に着けて、
いつでも転職できるようにするということでしょう。
ただし中高年では、そもそも労働市場の関係で極めて困難です。

もう一つは「セミリタイア」という方向性を模索することではないかと思います。
要するに仕事をメインとする生き方からの離脱です。

私の考えでは、50代で経営に近い位置にいて辣腕を振るうはありですが、
若手と同じ一つの駒として働くのは無しといったところですね。

まあ、50歳くらいでいきなり梯子をはずされるとどうしようもないですからね。
若い時期から色々な対策を考えておく必要があるでしょう。
嫌~な時代になったものです。

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2019年4月23日火曜日

セミリタイアを一瞬だけ後悔する瞬間 ~ ちょっと良いレストランにて ~

サラリーマン続けていれば贅沢できたな!
















セミリタイア中の身ではありますが、
時々、ちょっとだけ良いレストランなどに行くこともあります。

日本と言う国は然るべき場所に行ってそれなりのお金を払えば、
いくらでも美味しいものが食べられます。

そんなレストランで食事している時、一瞬だけですが、

「サラリーマン続けてれば、毎日このお店に来れたな?」

なんてことが頭によぎることがあります。

例えば、そのレストランの食事代が5,000円とすれば、
毎日通っても月額15万円程度です。

サラリーマン時代初期からこのような散財をしていれば
セミリタイア資金など貯まるはずはありませんが、
セミリタイア資金を貯めた後では話が別です。

セミリタイア資金で最低限の生活費を確保できたのであれば、
その後に稼いだお金はお小遣い的に使うことができます。

簡単に言えばこういう図式です。

A: 50歳でセミリタイア資金を確保、以降、慎ましい生活を送る

B: 50歳でセミリタイア資金は確保、しかしサラリーマンは継続、

  その後稼いだ資金はすべて贅沢支出にあてる

私の場合でも、Bの生活への誘惑が0だったわけではありません。

贅沢な生活にそれほどの価値はない

とは言え、自分にとって「贅沢な生活」などというものは、
「サラリーマン生活の苦行」に見合うだけの効用を得られるはずはありませんので、
B案は即却下ということになります。

よくよく考えたら、サラリーマン生活を継続したと仮定すると
夕食や趣味を心から楽しめる時間的・精神的な余裕はありません。
なので、私の場合はB案で楽しい人生を歩もうとするのには無理があります。

というわけで、セミリタイア生活に突入したことを真に後悔することはないのですが、
もうちょいお金があればね~なんてことは考えなくはないです。

まあ上記の例で言えば、5,000円くらいは時々ならやりくりできないことはないし、
会場調査のバイトなんかが入れば稼げるレベルの金額です。
そもそも毎日良いもの食べたいと思いませんからね。

セミリタイアとお金の問題はなかなか難しい問題なので、
これからもこのような事はずっと考えていくのだろうと思います。


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2019年4月22日月曜日

10連休が楽しめなければセミリタイア

10連休が憂鬱?




















セミリタイアした身として10連休について思うことは、

① 連休前に必ず病院に行って薬を入手すること
② 人出が多くなる場所には行かない

という程度ですね。

スーパーや図書館は基本的に開いているようなので、
生活に全く影響は無さそうです。

ただし、自分がサラリーマンだったとしたら話は全く別。
連休前の週の始まりという事で、さぞや憂鬱な朝を迎えていると思います。

一番の理由は10連休前ということで、その分の仕事を前倒ししなければいけないこと。
10連休だからと言ってその分仕事が減るのは限られた職種でしょうね。
今週は通常月の最終週より忙しくなることは確実です。

それでも仕事が終了しなければ連休中に出社やむなしでしょう。
なので、怖くて旅行の予定など入れられません。

そもそも、10連休中はどこもバカ高い料金ですからね。
旅行に行こうと思わなかったでしょう。

10連休を楽しめるかどうかが一つの試金石

サラリーマンを続けるべきか?
それともセミリタイアすべきか?
一つにはこの10連休を楽しめるかどうか一つの試金石かと思います。

仕事もつまらなくてしんどい上に、
せっかくの10連休も楽しむことができないのでは何のための人生だか...

この問題を考えると真っ先に思い浮かぶのは土日でも平気で電話してくる上司の存在。
こういう人の下では、私は真にリラックスできる瞬間はありませんでしたね。

ただし、世の中には「こんなの当然!」と考える人も多いです。
「休日の急な対応等々含めて給料をもらっているんだ!」
なんてことを真顔で言う人もの少なくありません。

また、恐ろしく切り替えが上手な方もいます。
休日に電話が掛かってくるかもしれないと思っても、
実際にかかってくるまで全く気にならないとか、
翌日の会議で怒られることが100%わかっていても
当日はフルに楽しめるとかいう人です。

なので、10連休は心の底から楽しめるぜ!
なんて人はサラリーマンの適正があるのかもしれません。
もしくは、素晴らしい会社に勤務しているとか。

私のように、サラリーマンを辞めたのに、
月次決算どうするんだとか頭に浮かんで憂鬱な気分になる人は、
そもそもサラリーマンには向いていなかったんだと思いますね。


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2019年4月21日日曜日

免許返納問題 ~ 家族の説得など聞く耳を持たない高齢者が多い ~

運転者の家族の責任を問う声について

今回、起こってはいけない痛ましい事故が池袋が起きてしまいました。
東京・池袋で87歳の老人が運転する乗用車が暴走し、
母子2人が死亡、運転手を含む男女8人が重軽傷を負った事故です。

再び高齢者運転の是非を問う議論が沸き起こっていますが、
一つ気になったのは家族の責任を問う声についてです。

以前この件で議論をしたことがあるのですが、
多くの家族が口にしたのが

「免許返納をお願いしたらすごい剣幕で怒られた!」

みたいな話です。

簡単に言えば、例えば50年くらい威張り続けた老人が、
「80歳になったからこれから家族の言うことを第一に聞こう!」
とは思わないらしいですね。

運転を止めなかった家族に道義的責任が全くないとは思いませんが、
家族内で一番威張っているかもしれないお爺さん・お婆さんを
他の家族が説得するというのは困難であることを前提に議論すべきかと思います。

私は運転が下手なので車は運転しません

私は運転が下手であることを自覚しておりますので、
もう20年以上も運転していません。

セミリタイア後の住居で田舎を選択しなかったことについても、
「車を運転しない」というファクターが大きいです。

しかしそんな私でも免許は持っていますので、
運転しようと思えば運転できてしまうのです。
これは良く考えれば怖いことだと思います。

20歳で運転免許を取得してから1度も運転してなくても、
60歳とかなら普通に運転することが認められているわけですからね。

現状でも高齢者講習なるものが義務付けられていますが、
これは面倒だけど相当あまちゃんらしいですね。
体験談なんか読むと「この人が更新されるの?」
みたいなケースもあるとか。

いずれにしましても、都内では運転の荒いドライバーが散見されますので、
普通に街歩きする場合でも注意が必要です。
個人レベルではそれぐらいしかできないのが歯がゆいところですが。


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2019年4月20日土曜日

「仕事の達成感」より「セミリタイアした達成感」のが遥かに上

仕事の達成感?0ではありませんが...


















最近TVCMで仕事のやりがい的なものをアピールするものをよく見かけます。
映像作品としては良くできていているな~と感心はするものの、
私の知る現実の仕事とは恐ろしく乖離があると感じます。

その中でちょっと考えさせられたのが、
某飲料メーカーのCMで出てくる「仕事の達成感」というキーワードです。

自分のサラリーマン人生を振り返って仕事に達成感を感じたことはあるか?
流石に30年近くの会社員生活ですので皆無というわけではありませんが、
心の底から「やったぜ!」みたいなものはなかったですね。

理由は単純でどれも「評価に結びつかなかった」からです。
何故評価に結び付かないかと言えば、

① そもそも大したことをしたと思われていない

② 手柄をとられる

の2つが挙げられます。

特にチームプレイの場合は、プロジェクトに何も貢献していないリーダーが、
一番高い評価を受けるということは珍しい事ではありません。
ネット上の仕事の愚痴でも多く目にしますね。

仕事が純粋に好きということはなかった

「純粋に仕事が好きで評価なんか気にならない」
「手柄ぐらい上司に差し上げますよ」
なんて人がいるのかもしれませんが、私はこれとは別タイプ。

嫌いな仕事をそれなりに一所懸命にやったうえで、
評価もされないんじゃ仕事なんてやってられませんよね?

一番の達成感 - セミリタイアできたこと

会社員時代に一番達成感を感じたのは仕事ではなくて、
セミリタイアで退職した時ですかね?

達成感よりホッとしたといった方が正解かもしれませんが、
「やっとここまで辿り着いた!」
という感慨はありましたね。

最終出社日の「やり遂げた感」のような気持ちは
仕事では味わったことのないものでした。

やはり自分にとっては「仕事の達成感」より
「セミリタイアした達成感」のが遥かに上だったと言えますね。


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2019年4月19日金曜日

セミリタイアと公園 ~ 平日と休日で異なる公園の顔に注意! ~

公園はオアシス?



















「朝から缶チューハイ」老人については、以前にもちょっと書きましたが、
気候がよくなったせいか、最近多く見かけるようになりました。

私の家から近い公園のひとつは、老人達の集会場となっており、
朝から安酒 (なぜか缶ウーロンハイが多い)を飲みながら、
見ようによっては楽しそうに語らう姿が見られます。

こういった光景を見て自分が率直に感じたことを述べてみたいと思います。

① ご近所に仲間がいるのも考え物かな?

率直に言って朝から酒飲んでどうでも良い話をするくらいなら、
家で落ち着いて本でも読んでいた方が良いですね。

リタイア後の孤独を心配する人も多いですが、
こういう仲間なら一人の方が良くないか?
と率直に思ってしまいます。

② 住環境で公園重視派は要注意

上記の人達は何故か土日には出没しません。
家族連れなどに遠慮しているのかな?

ここで大事なポイントは、平日と土日では公園の顔は異なるということです。
平日は保育園児の遊び場となっている公園で、
休日には家族連れで賑わっている公園というのは多いです。

上記は平日と土日であまり変わらないケースですが、
平日はサラリーマンのたまり場となっていたり、
上記のような老人の酒飲みスポットになっているような公園は要注意です。

セミリタイア後に住む候補地に土日に下見に来て、
近所によさげな公園があって、
会社を辞めたら公園でのんびりと読書でもしよう!
なんて思って住み始めたら、
平日はサラリーマンのタバコの煙でもうもう状態だったり、
老人の宴会でうるさくて読書どころではない!
なんてケースは十分考えられますからね。
(駅近の公園はこのパターンが多いです)

私は住宅街の微妙な大きさの公園でのんびりすることが多いですが、
ここも午後3時以降は小学生で賑やかになるので、
行くのは午前中が多いですね。

公園でランチ ~ 郊外じゃないと無理かな? ~

サラリーマン時代には、近くの公園でランチをとるOLさんをよく見かけましたが、
単純に同僚とランチを一緒にしたくないんだろうな~
としか思えませんでした。
やはりオフィス街の公園は落ち着きませんからね。

私の家の近所は基本的には住宅街ですが、
ここでランチをとりたいというほど落ち着いた公園は近くにはないですね。

こういう視点から見ると、セミリタイア住居はやはり郊外のが良いのかな?
とも思います。

まあ、すべての要望を満たす場所なんてないかもしれませんけど。

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2019年4月18日木曜日

「稼いだ分貰えない」「払った分貰えない」のが今の日本社会

稼いだ分貰えないという悲劇

例えば、私が勤めていた会社がなるほど内部留保を積み過ぎていたと反省し、
給与を大盤振る舞い的に上げると致します。
現役の社員は喜ぶでしょうがが、既に辞めてしまった私には何のメリットもありません。

そもそも内部留保を積み過ぎていたのが、
過去に利益に応じた給与を支払わなかったことにあるのであれば、
遡って給与を支給しないと不公平ではないかと思います。

儲かっていたら給与を上げるは当然ですが、
内部留保を取り崩してまで給与として支払う場合はちょっと違和感があります。

もちろん、過去10年間在籍していた社員に対して、
辞めた人も含めて特別ボーナスを支払う!
なんてのは会計処理の問題も含めて現実的ではないとは思いますが。

払った分貰えない悲劇

年金なんかはこれとは逆の構図になっていて、
昔それほど払っていなかった人が今たくさんもらっていて、
今払っている人が将来的には払った分は貰えないのではないか?
という疑心暗鬼な状態となっています。

納得のいく仕組みづくりが重要だと思いますが

上記も含めて、誰もが納得いく公平な仕組み作りは難しいとは思いますが、
ちょっと今の日本の社会的枠組みは色々なところに問題が散見されます。

「働いた分だけ報われない」というのは、
私がサラリーマンを辞めて理由の一つでもありますが、
この辺のうまい解決策というのは聞いたことがありませんね。

バイトも含めた全員の貢献度に応じて給与を支払う仕組みがあればよいですが、
今の仕組みは手柄はすべてトップ・マネージメントが持っていきますからね。
この辺は本当に何とかしてほしいと思います。

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2019年4月17日水曜日

やよい軒「ご飯おかわり」有料化問題を憂う

やよい軒の対応は間違っていますね、明らかに

やよい軒がご飯のおかわりを有料化するということでネットで大炎上です。

これに対するやよい軒サイドのコメントは以下の通りです。

プレナス広報室は、
「以前より、おかわりをしている人もしていない人も同じ値段を頂戴しておりましたが、
その不公平感にご意見をいただいておりました。
今回のテストは、改めて定食の価格とおかわり自由の価格を設定し
、お客様の評価を把握する一環でテストを行います」
とコメントした。
試験的な導入のため、おかわりの料金は実施店舗によって異なり、
30~100円の幅という。実施期間は未定。
(出典: https://media.moneyforward.com/articles/2903 )

この対応の何がいけないかと言うと、消費者の誰も得をしていないことです。
おかわりをしないで文句を言った人も値段が下がったわけでもなく、
おかわりをする人が余計にお金を払うだけだからです。

本当に顧客の声を聴いてそれに応えるというならば、
「おかわりをしなければ50円引き」とかでしょうね。

これでは儲かるのはやよい軒だけ。
顧客のクレームに名を借りた便乗値上げと言われても
反論できないのではないでしょうか?

こんなの無視で良いと思いますけど?

上記記事によれば、やよい軒とは逆の動きも出ていて、
吉野家やてんやではおかわり無料を一部導入するとのこと。
やよい軒に文句を言っている人はこちらにも文句をつけるのでしょうかね??

ちなみに吉野家は
" 牛丼チェーンの吉野家は4月1日、利用客数の少ない午後3時~午前0時は、
定食メニュー11種類を対象にご飯おかわり無料としました。" (引用同上)
とのこと。

「オレが行かない時間だけおかわり無料とは不公平!」
なんてクレームも理論上はありえますね。

しかしまあ、定食チェーンの「おかわり自由」にまで文句を言う人がいるとは驚き!
とは自分は思いませんね。
こういう顧客は昔から一定数いましたが、
昔は担当者レベルで何とか抑えていたのが、
SNSの発達等で大袈裟に広まるようになっただけではないかと思います。

こんな声は無視でも良いと思うんですけどね?
こういう話を聞くと本当に現場レベルの人は大変だな~と思うと同時に、
私は個人相手の仕事には二度と戻りたくないと切に願う次第です。

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