新入社員は年功序列へ回帰
新入社員が保守化する傾向にあって、
成果主義より年功序列を好む傾向があるそうです。
"学校法人「産業能率大学総合研究所」(東京都世田谷区)が今年度入社の新入社員を対象に実施した調査で、旧来の年功序列型の人事制度を望む声が成果主義を上回った。(中略)「年功序列」を望む新入社員の割合は、22年度の38.9%から徐々に上昇。24年度に48.5%で過去最高となった。25年度はさらにこの割合が高まり、記録を更新した。また、「終身雇用」を望む割合は69.4%、「同じ会社に長く勤めたい」とする回答も51.8%といずれも増加傾向にあり、新入社員の“安定志向”の強さが浮かんだ。” (引用元) 新入社員は成果主義より年功序列に回帰? 調査開始から36年で初めて逆転 「意識の保守化」と見なす前に企業が取り組むべきことは"
背景には安定志向を求める声が強まっているとのことです。
ただ、30年近くサラリーマンを経験してきた自分からすると、
成果主義というのは、そもそもかなり無理がある制度だと思っています。
成果を正確にジャッジできるのか?
私が成果主義に対して疑問に思う理由としては、
主として以下の2つが挙げられます。
まず第一に、そもそも正確に社員の成果をジャッジできるのか?ということです。
例えば、同期が100人入社した場合、
その100人で同じ仕事をしている人は皆無である確率が高いです。
そんな全員が違う仕事をしている状況の中で、
1位から100位まで評点をつけて、
「君は全然会社に貢献してないから100位ね!」
などと言われて納得できるのか?ということです。
第二に、評価する側の実力というものがあります。
とてもまともに人を評価できるとは思えない上司に当たる確率も高く、
そういう上司にメチャクチャな評点をつけられるというリスクも存在します。
それだったら、年功序列システムを採用して、
評価による不公平感をなくした方が良いのでは?
と今の私なら思います。
成果主義で評価されなければFIREを目指す!
まあ私の経験上の話で言えば、
上司に嫌われてとんでもない低評価をつけられて、
不幸なサラリーマン生活を歩み続けている人は結構多いですね。
成果主義における評価なんてのは所詮そんなものなので、
低評価で好きな仕事につくこともかなわないとか、
やたらハードなだけで面白味の無い部署に回されるとか、
そういう状況に陥ったら、
評価とは無縁のFIRE生活を目指した方が遥かに良いと思いますね。

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