労働規制緩和で人手不足解消
というエミン・ユルマズさんと永濱 利廣さんの対談本を読んでいて、
ちょっと気になる部分がありました。
それは国内の供給力強化の処方箋として
"行きすぎた労働時間規制の緩和が効果的”(p.178)
という御主張をされている部分です。
永濱 利廣さんは、
”過剰なサービス残業を抑制することも重要ですが、それによってもっと働きたい人の労働時間を抑制してしまっては本末転倒だと思います。”(p.178)
とも言っており、
と我々(?)のような働きたくない人に考慮するところは見せていますが、
ちょっと危険な流れだと思っています。
労働時間抑制は行き過ぎと思っている人は多い
と言いますのも、現在の労働時間規制は行き過ぎである!
と思っている人は結構多いらしく、
同様の主張はチラホラ聞こえてくるようになりました。
確かに、人出不足で残業なしでは仕事が回らず、
建前上は残業していないことになっているので、
家で無給労働をしているみたいなのは最悪で、
それだったら普通に会社でお金を払って残業させる方が良いというのはあります。
ただ、そうなると、昔のような残業野放し状態になるリスクが高いし、
残業などしたくない人まで、実質的に残業を強要される事態になるでしょうから、
やるなら制度設計は慎重に行って頂きたいところです。
FIRE希望者が増える流れか?
今の流れとしては、給料もアップしたし、
配属ガチャのリスクも昔に比べて激減、
残業時間も常識的なレベルに収まっている会社は多いかとは思います。
それだったらサラリーマンとして定年まで働くのも良いか...
と思っていたところで、
残業時間が激増するとか、残業しないと出世できないとか、
そういう流れになるなら話は別と思う人も増えるかもしれません。
まあ、既にサラリーマンではない私には関係ないことですが、
個人的にはちょっと嫌な流れだな~と気になっています。
仕事の効率化とか先にやることがいくらでもある気がしますからね...
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