横須賀線車内での出来事
先日は、地下鉄車内で優先席に座る小学生を恫喝する中年の話を書きましたが、
今度はその逆で、超親切な中年の話です。
私は横須賀線に乗車しており、横浜から東京方面へと移動中で、
平日の夕方だからか車内はそこそこ混雑しておりました。
私は優先席付近にいたのですが、
そこには50代と思われる3人が座っていました。
その真ん中に座っている恐らく私と同世代の50代後半の男性が、
70代と思われる男性が乗り込んできた際にサッと席を譲りました。
ここまでは親切というか、ある意味当たり前の行動かと思います。
自動ドアの横の場所を譲る
この50代後半の男性はその後自動ドアのすぐ横の場所に移動します。
こちらの場所は、手すりと寄りかかるスペースがあるので、
楽と言えば楽な場所とも言えます。
その後、70代と思われる女性が乗車してきた時ですが、
この超親切な男性は、なんと、この場所を女性に譲ると申し出ます。
女性も意外な申し出に困惑している感じで、
何度か断りますが、結局根負けのような形で場所を譲ってもらいます。
その後、今度はこの男性は優先席前に移動、
そして優先席が空いた際にすかさず自分の荷物を置いて席を確保、
先程の女性を呼び寄せて席を譲ります。
女性は前回のやりとりもあってか素直に席へ移動しますが、
周囲の注目を浴びているのでちょっと困惑というか迷惑という表情に見えました。
年齢がそんなに変わらないと思ったかも？
この男性の一連の行動ですが、
まずは最初のドア脇スペースを譲るはちょっとやりすぎという感じです。
そもそも、衛生面から電車内の壁など寄りかかりたくない人も多いでしょうし、
超満員電車で息もできない状態でもない限り、
あまり意味が無いようにも思えます。
それにそもそも、70代と思われる女性も背筋が伸びてビシッとしています。
そこを考えますと、彼女が優先席を譲ってほしいと思っているか？
その辺も疑問に思う点があります。
それに、席を譲ってくれるのが20代の若者とかなら素直に譲られるかもですが、
譲る人が50代（場合によっては60代に見えた...）ともなれば、
譲られる方もそんな年変わんないじゃない！とか思うかもしれません。
親切は難しい...
明らかに立っているのもしんどそうな老人が乗車してきて、
優先席でそれを無視してスマホに熱中とかは論外ですが、
席を譲る行為が難しい局面は結構あると思います。
実際問題、私も席を譲ろうとしたら
「そんな年じゃない！」
と怒られたり、迷惑そうに断れたとか言う経験はありますからね。
この辺を色々考えると、親切というのもなかなか難しいものだと思ってしましました。
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