人生の価値観が変わったらどうする?
FIREを批判する記事は相変わらず多いという印象ですが、
ちょっとこれはどうかな?と思ったのが以下の記事です。
"また言うまでもなく、残りの人生を絶対に年間4万ドルで暮らしていきたいと思うだろうか?人生の目的や価値、望みが変わったらどうするのか?そして実際、それらは変わる。自分の性格は変わらないと思っていても、常に人は変化しているのだ。” (引用元) FIREに憧れすぎて、いまを犠牲にする「求道者」にイエローカード。FPがおすすめする"最適解"とは?(海外)"
翻訳物の為か、内容がわかりにくい部分も多いのですが、
100万ドルを貯めて4%ルールでFIREした人に対して、
4%ルールは理論であって保証されたものではないのに加えて、
FIRE後に年間4万ドルで暮らすのが嫌になったらどうするんだ?
だったら、もっと稼げるように頑張るのはどうだ?
みたいな話のようです。
もっと贅沢したいと思うか?
記事の例では、100万ドル(=1億5千万円)の資産で、
4万ドル(=6百万円)で暮らすという風になっていますが、
これはアメリカの話のようなので、
日本の感覚だとその半分くらいがしっくりくるのかもしれません。
仮にそうだとすると、
資産7,500万円、年間300万円で暮らすということかと思います。
今の物価水準を考えて、また、独身男性でこの金額で暮らすとなれば、
普通に家賃を払って、普通に食べたいものを食べて、
旅行などの遊興費も普通に使えるかと思います。
確かに、人生の価値観は変化するものかと思いますが、
「もっと贅沢したい!その為ならもう一度働いても良い!」
などと思うかは甚だ疑問ですね。
「再び生きがいを求めて」ならわからんでもない...
そもそもFIRE卒業とか言う人の例では、
・FIREは暇なので再び生きがいを求めて働きたい
・孤独に耐えかねて職場に復帰
・資産が大幅に毀損
と言ったものが大半で、
もっと贅沢したいとか言う理由は聞いたことがないですね。
むしろもっと少ない金額で暮らせた!が大半
それよりも、実際にFIRE生活に入られた方の感想で多いのは、
「思ったよりも全然お金を使わない!
これならもっと早くFIREできた!」
というものではないでしょうか?
価値観は変わるというご意見はその通りかと思いますが、
消費に関してはその方向性というのは、
むしろ贅沢したいというより質素倹約に向かうような気がしますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿