2025年5月21日水曜日

転職が困難だから早期退職 ~ だから定年後に希望の職なんて無理... ~

再雇用を断ったら再就職できず


定年直前の月収が62万円で退職金は2,600万円の方が、
後輩のアドバイザー的ポジションの月収30万円の再雇用を断り、
その結果、希望の職では仕事を見つけられなかったという話を読みました。

"岡本さんは、定年後に新天地へと転職する選択をしました。経験や人脈を生かして、もうひとつのキャリアを築こうと意気込んでいたのです。ところが、現実は想像以上に厳しいものでした。人脈を辿って仕事がないか探ったり、求人に応募したりしましたが、結果はすべてNG。半年間で応募した求人は150件以上にのぼりましたが、結果はすべて不採用。書類選考すら通らない、まさかの展開でした。マネジメント経験や制度構築の実績などを丁寧に書いた履歴書には、ほとんど反応もなかったといいます。” (引用元) 甘く考えていました…「月収62万円」「退職金2,600万円」の定年管理職、転職目指すも書類審査150件全滅、「時給1,480円」にすがるしかない厳しい実態"
この方は結局は、近所の物流倉庫での軽作業アルバイトをして、
時給は1,480円、1日8時間勤務で月収25万円ほど稼ぐことになったそうですが、
この記事には色々と違和感はあります。

再雇用の打診を断る前に「人脈」を頼らないのか?


まず第一に疑問に思った事ですが、
再雇用の打診を断る前に、
「人脈」を頼って自分が働ける会社があるか確認しなかったのか?
と言う事ですね。

半年間で150件以上の求人に応募するようなアクティブな人であれば、
この程度の事をしないのは不自然なのかな?とは思います。

私が働いていた会社でも、
「定年後は他社でバリバリ働く!」
みたいに宣言していた人が、
結局どこにも相手にされなくて再雇用を選択したケースがありました。

このような自意識過剰とも思える人でさえ、
事前に色々と打診をしているわけですからね...

定年後に再就職できるくらいなら...


記事内では、”現実は想像以上に厳しいものでした”とありますが、
一般的に見れば、想像通りすぎて拍子抜けという感じではないでしょうか?

そもそも、定年後とかに今までの実績を企業が評価、
それで再就職がすんなり決まるような世の中であれば、
早期退職を目指す前に転職を目指す人も多いのでは?
と私なんかは思ってしまいます。

実際は30代も半ば過ぎだと転職は困難ですからね...

正直、私も40代後半になってからだと、
新しい会社にチャレンジする気力は完全に失われていましたが、
30代後半くらいですんなり転職できるようであれば、
あそこまで真剣にセミリタイアを目指していたか?
転職というオプションをとっていたかもしれません。

ただ最近は、50代のサラリーマンに向けて、
「今までのキャリアを棚卸してみると、
 自分の新たな可能性に気付く!」
みたいな、謎の中高年を褒める記事も目立つようになって、
それを信じてしまうと痛い目にあう可能性が高いのでは?
と私なんかは思ってしまいます。

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2 件のコメント:

  1. 50歳過ぎると転職エージェントではほとんど相手にされず、知り合いから誘われるいわゆるリファラル転職以外で成功例を知りません。あと、今人を募集している自社のことで言うと、不足しているのは現場作業者であり、マネジメントを定年まできっちりやってきたという履歴は返って会社の管理に文句を言いそうな人材という印象でマイナス評価になります。

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    1. やはり50代過ぎで条件の良い転職は相当なイレギュラーかと思います。私の知人でも50過ぎでまともな転職をしたのは、取引先から請われてというパターンのみですね。

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