2019年3月31日日曜日

理想的な「中高年ひきこもり」もありますよ!

中高年ひきこもり61万人 若年層上回る



















中高年ひきこもりが61万人ということでマスコミが大騒ぎです。
マスコミの皆さまはレッテル貼りがお好きなので、
一律にひきこもりが「こんなにいて大変だ!」と騒いでいますが、
問題なのは、「8050問題」に代表される、
親が亡くなったら生活できなくなる人達でしょう。

そもそもひきこもりの定義自体が

「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、
6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」

とのころですから、自発的なセミリタイア者でも当てはまる人が多いはず。
ひきこもる為に今まだ散々苦労してきた人を
無理やり外の世界へ引きずりだそうなんてのは大きなお世話ですね。

そこで、全く問題のないひきこもりの典型を2つとりあげたいと思います。

① 大富豪の息子型ひきこもり

私の知人でも何名かいるのが、親が大富豪なので子供が働かないというパターン。
そもそも労働経験が全くない人も人もいます。

一代でそれなりの財を成した人曰く、

「ワシの財産はサラリーマンの生涯賃金より多く、それはいずれは息子に引き継ぐ。
 だから、息子は働く必要はなく、ワシの身の回りの世話だけしていればいいんだ。」

などと言っていました。

こういった人は親がなくなっても遺産で十分生活できますので、
全く問題はありません。

ただし、基本的に社会経験がないので、
詐欺にあって財産を失う可能性は普通の人より高いかと思います。

② 富裕退職者

セミリタイアしている人で家から出ない人はこれに該当しますね。
一日中、大好きな映画を見たり、ゲームをしたりして過ごし、
やっと理想の生活を手に入れた!なんて人も少なからずいるでしょう。

そもそも、ひきこもり状態となるきっかけは退職が一番多いそうです。
産経新聞の記事を引用するとある仮説が成り立ちます。

今回の調査で、誰が生計を立てているか尋ねたところ、
自分と答えた人は29・8%にとどまり、
父母(34・1%)や配偶者(17・0%)に依存している実態が明らかになった。

引きこもり状態になるきっかけ(複数回答)は「退職」(36・2%)のほか、
「人間関係」「病気」(いずれも21・3%)、
「職場になじめなかった」(19・1%)が続いた。

(引用元: https://www.sankei.com/life/news/190329/lif1903290022-n1.html )

つまりですね、ひきこもりの内3割が自分で生計を立てており、
ひきこもりの理由の内退職が36%ですから、
MAX3割程度は退職して金持ってるからひきこもっているんで、
ほっといてくれよ!ということになります。

ここから職場になじめなかった2割がやむを得ず退職した人と仮定しても、
残りの1割は定年や早期退職といったスタイルで、
結構な確率で自分でひきこもりを選んでいる可能性は高いです。

理想的なひきこもり生活もある

自分はアンケート・モニターのバイトで週1ペースで外出するし、
月1程度の飲み会もあるのでひきこもりにはカウントされないようですが、
中高年ひきこもりに相当近い存在であることは間違いありません。

ただし、世間様から非難をされるいわれもなければ、
「こいつを何とかしてやらねば!」
などと同情される筋合いのあるものでもありません。

一方、50代で長い間労働から遠ざかっている人で、
親が死んだら経済的に即アウトという人も少なからずいるでしょう。
こういう人達を社会がどう扱うかは大問題です。

もちろん、解決策が簡単に思いつくレベルの問題ではないのは承知ですが、
基本的には働いてもらわないとどうしようもないと思います。
そもそも税金で養う話ではありませんからね。

いずれにしましても、本件が重要な問題であることは間違いないので、
もう少し丁寧な分析の上で報道する必要があるのではないかと思います。

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2019年3月30日土曜日

花粉症すら自慢のネタにするおじさんにかつての上司のニオイを感じた

花粉症が酷いのは自慢になるの?



















とある会合に出席していた時の雑談の時間に花粉症の話になりました。

私は今年の花粉症については、最初はちょっときつかったのですが、
今年から飲み始めた薬が思いの外効果を発揮していて、
何とか普通の生活を過ごせるようになりました。

そんな話をポロっとしてしまったのが運の尽きというか、
それを聞き逃さなかった"自慢話大好きおじさん"が私に畳みかけてきました。

「薬何飲んでいるの?〇〇?それはいい薬なんだけど弱いんだよ!
 私ぐらいの花粉症になるとそれじゃ効かないのよ。
 だから××って強いのを飲んでいるけどこれでもダメなのよ。
 いやー、〇〇程度で効くなんてうらやましいね~」

実際はもっと長いのですが、要は聞きたくもない花粉症の蘊蓄に加え、
いかに自分が花粉症に苦しめられているかを何故か自慢気に語るのです。

そもそもセミリタイア後は人と話す機会が激減していて、
自慢話を聞く免疫力が著しく低下しているので、
このような自慢話を聞くのは苦痛そのものだったのと同時に、
久しぶりに味わうこの苦痛はかつての上司を想起させました。

日々自慢話を聞かされたサラリーマン時代

私がサラリーマンを辞めた理由の一つが上司の自慢話を聞くのが嫌!
というのは度々当ブログでも述べていますが、
自慢話をする人はどこにでもいますので注意が必要です。

ただし、サラリーマン時代と決定的な違いはあります。
上記の例では、自慢話のおじさんは偶々同じテーブルに座った人で、
上下関係もなく、また、二度と会うこともありません。
従って、話は基本的に適当に聞き流せば良いのです。

しかし、会社の上司はこうはいきません。
会社の上司の自慢話なら適当な相槌を入れたり、
感心したりしなければいけません。

私もサラリーマン時代には相槌やら感心くらいはしていましたけど、
これが苦手かつ下手くそなので、

「適当な相槌を打つな!」

とか

「人の話をちゃんと聞け!」

とかよく怒られましたね。

まあ、花粉症の自慢話くらい寛大な気持ちで聞けば良いのかもしれませんが、
サラリーマン時代の後遺症の残っている今はちょっと無理ですね。

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2019年3月29日金曜日

日本の会社には「丁度良い仕事」がない

丁度良い仕事とは?

















友人達と話しをしていて、しみじみと思ったことがありますので、
本日はそれについて触れてみたいと思います。

それは一言で言えば、

「丁度良い仕事をしている人が全くいないな~」

ということです。

自分が考える「丁度良い仕事」とは何かと言えば、

① やりがいのある仕事
② それなりのポジション
③ それなりの給与
④ ストレスのない職場環境
⑤ 残業のない労働時間

といった条件が満たされている職場です。

① ~ ③ が満たされている友人は結構います。
仕事内容だけ聞けばなかなかすごいことやってんな!
というケースがあります。

問題は ① ~ ③が満たされている人で、
④と⑤も満たされている人は皆無ということです。

④のストレスについては、自分は人間関係的なものがほとんどでしたが、
ポジションが上がると数字のノルマの方が大きいようです。

⑤の労働時間は最もシリアスな問題かもしれません。
定時で帰ってる人が皆無であるのはもちろん、
そもそも何でそんなに忙しいの?という人ばかりです。

比較的正解に近い人がいますが、
この人は会社推奨の定時に帰るために、
始業時間より2時間以上前に来て仕事しています。
これは残業よりきついかもしれませんね。

理想の職場条件で働いているひとはそもそもいるのか?

今の日本の会社の人員構成は社員の残業を前提としているので、
⑤が当てはまる人はメインストリームからはずれた人くらいでしょうか?

サラリーマン時代の晩年の私は⑤のみ当てはまる感じで、
① ~ ④ はものの見事に当てはなりませんでした。
これに「屈辱感」「敗北感」も加わりますから気分的には最悪です。

いや、① ~ ⑤ まですべて当てはまらないぜ!
なんて人も多いかと思いますが、これはむしろ多数派でしょうかね?

ここで私が問題にしたいのは、① ~ ③の条件を見事に勝ち取ったとしても、
④と⑤の条件を満たすのは極めて困難だということです。

要するに、自分にはサラリーマン生活自体が
当たりくじの入ってない福引にしか見えないのです。
出世するれば「ハズレ」、出世しなければ「大ハズレ」みたいな。

果たして① ~ ⑤ を満たす「大当たり」はあるのか?
少なくとも私がいた会社にはなかったような...

そういう意味では、セミリタイア生活は「小当たり」じゃないですかね?
自分が取りうる選択肢の中では悪くなかったんじゃないかと思いますよ。

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2019年3月28日木曜日

セミリタイア後の海外移住をやめた理由 ④ 日本にあって海外にないもの (図書館・大浴場)

日本にあって海外にないもの
















日本食ブームによって海外でも日本食を食べるのは容易になりました。
また、日本の映像コンテンツを見ることも比較的簡単です。

ただし、私が海外で生活すると考えた場合、
ちょっと困ると考えたのは以下のポイントです。

① 図書館

セミリタイア者のオアシスである「図書館」。
一部の日本人居住者が多い大都市には日本語図書館があったりしますが、
使い勝手や書籍の数では日本国内のものと比較にはなりません。

自分のセミリタイア資金を考えると、読む本をすべて購入するのは資金的に困難です。
今でも Amazon や 楽天 の電子書籍で相当数の書籍はカバーされているので、
お金に糸目をつけなければ海外で充実した読書ライフをエンジョイするのは可能ですが、
ちょっと資金的に厳しいですね。

 Kindle Unlimited がもう少し充実してくると話は変わってくると思いますが、
現状では「これさえあれば!」とまではいかない印象ですね。



② 大浴場

私のセミリタイア生活の楽しみは朝夕にスポーツクラブの大浴場に行くことです。
私が通っているクラブは炭酸風呂と人工温泉に加えサウナがあります。
この施設にほぼ毎日通い月額10,000円程度というのは破格の安さと思っています。

これと同じことを海外でするには無理があるかな?と思っています。

地方移住にも同じ問題が

上記は地方移住を考えた場合も同様の問題が生じる可能性があります。

地方都市で図書館がないケースはないかと思いますが、
施設がイマイチだったり、場所が遠いという問題はありえます。

大浴場付きのスポーツクラブはどこにでもあるかは疑問ですね。

しかし一方、充実した図書館を市の中心部に構え、
格安の公共天然温泉がある町もあります。
この辺りは移住先として有力かと思います。

海外移住を考える場合、治安、物価、言葉、食事などは真っ先に考えますが、
上記のポイントは実は結構重要かな~と思います。

もちろん、本など読まない人もいるでしょうし、
風呂はシャワーのみなんて人には全く何の問題もないでしょうが、
私にとっては結構重要な問題なんですよね、これが。

2019年3月27日水曜日

セミリタイア後の海外移住をやめた理由 ③ 海外ロングステイより国内でちょっとリッチに?

タイでのロングステイのコストを考える


















タイで30日間のロングステイをするケースを考えてみます。
この場合、エクストラコストをまず念頭に置くべきかと思います。
ここでいうエクストラコストは、日本の自宅にいればかからないコストです。
主要な項目は航空券代と宿泊代金です。
仮にこのコストを以下の通りと致します。

・日本⇔タイ往復航空券 50,000円
・宿泊代金 50,000円

そうしますと、1日当りのコストは

∴ 100,000円 ÷ 30 = 3,333円

となります。

一方、タイの物価は日本より安いことは間違いありません。
タイでは40~50バーツ (140円 ~ 175円)で外食できますし、
ビールもコンビニで320ml缶が39バーツ (137円)程度で買えます。
(注: 1バーツ = 3.5円程度)


















しかし、タイの物価は安いと言っても、上記1日3,333円をひっくり返す程安くないです。
そもそも、私は日本で1日3,333円も使いませんのでひっくり返すのは不可能なのですが。

ロングステイのコスパの考え方

上記の考え方をまとめると以下のどちらが良いかという話です。

A:タイに行くと掛かった費用 100,000円 を使って生活をグレードアップする

B:タイに行ってロングステイをする

Aは例えば、1カ月間毎日3,000円程度の店で外食することもできます。
10万円もあれば、185円の缶ビールなら540本購入できますので、
1年間毎日晩酌できますね。
要は、1月10万円も余計に使えれば相当楽しいことができるのです。

Bのケースで想定しているのは1泊1,700円程度の安宿なので、
部屋にいるときは自宅よりも快適ではないケースがほとんどでしょう。
食費は安いけど、日本での自炊ほどで安くないのでは?

そう考えると、コスパの面でのロングステイ推奨は無理があるかもしれません。

今年の冬にロングステイをしなかった理由

最初の話 (セミリタイア後の海外移住をやめた理由 ① 日本での生活に不満はない)
の結論部分と重複する部分が大なのですが、
セミリタイアをした場合、日本での生活が荒んで退屈なもので
タイではバラ色の生活!というわけではありません。
セミリタイア生活は日本でもそれなりに楽しいものなのです。

そう考えれば、ロングステイ予算を日本での生活グレードアップに
使った方が良いかもしれないな~というお話です。

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2019年3月26日火曜日

セミリタイア後の海外移住をやめた理由 ② 日本の住居をどう考えるか?

海外移住に対する考え方の推移 ~ 住居を軸に考える ~


















海外移住をする場合、日本の住居をどうするのかという問題があります。
ざっくり分けると以下のパターンがあるかと思います。

① 完全なる海外移住 (= 日本に住居なし)

② 二拠点生活 (日本、海外ともに住居あり)

③ ロングステイ型 (日本に住居あり、海外はマンスリーアパート等で対応)

私の場合、セミリタイアを考え始めた当初は、
単純に海外での生活コストのみを計算して、
それが高いとか安いとかを考察していました。
この時点で考えていたパターンは①の完全なる海外移住です。

セミリタイア当初はあまり深く考えもせずに、
漠然と海外でのんびり暮らせたらいいな~
というのが出発点だったと言えます。

しかしながら、ある程度資産が積みあがってきて、
セミリタイアにリアリティがでてくると考えが変わってきます。

本当に1年の大半を海外で過ごす生活を自分がしたいのか?
よくよく考えるとそれはちょっと違うのではないか?

理想的な生活とは、海外で暮らしたいときは海外で、
日本で暮らしたいときは日本で理想ではないか?

例えば、冬の寒い季節や花粉症の時期はタイで過ごし、
それ以外は日本で暮らすというのが理想ではないか?

そんな風に考え方がシフトして、②の二拠点生活というパターンへ思考が向かいます。

ただし、二拠点生活と簡単に言いますが、
当然の事ながらこれはコストがかかります。
セミリタイア資金に限りがあり、不動産を持たない自分にとっては、
2か所の家賃を負担するというのは大変です。

本件で考えれば、日本とタイで格安物件を探してコストを抑えるとか、
バンコクで500万円以下の格安物件を購入するとか、
色々な選択肢を考えましたがどれもピンとこなかったですね。

上記の例で言えば、日本とタイの格安物件の家賃を
すべて日本の家賃へと回せばそれだけ良い物件に住めますし、
海外不動産所有はリスクもあるし、維持管理が面倒なこともあります。

そう考えると、③のロングステイ型が理想に思えてきましたが、
これを海外移住と呼ぶべきかと言えばちょっと違う気もします。

海外ロングステイについては引き続き検討中

上記をまとめると

・365日間海外で暮らす「完全移住型」を自分は求めていない

・資金が潤沢であれば「二拠点生活」が理想だが、
 自分の手持ち資金では現実的ではない

・海外ロングステイの可能性については引き続き検討

と言ったところです。

まとめてしまえばシンプルですが、
考え方の変遷は10年くらいかけて少しずつ変化していきました。

特に、セミリタイアがある程度現実的に見えてきますと、
色々発想も変わってきましたね。


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2019年3月25日月曜日

セミリタイア後の海外移住をやめた理由 ① 日本での生活に不満はない

昔はセミリタイア = 海外移住だった!


















私がセミリタイアを目指し始めた頃は、
セミリタイアしたらタイにでも行ってのんびり過ごそうと思っていました。
いわば、「セミリタイア = 海外移住」と考えていました。

しかしながら今現在、海外へ生活拠点へ移そうという気持ちは大幅に減りました。
まだ0になったわけではないのですが、
恐らく今後も1年の半分以上は海外で!
なんてことは思わないかと思います。

この辺りの心境の変化と言ったものを、
考え方を整理する意味でまとめてみたいと思います。

一番の理由は今の生活に特別に不満はないから

私はセミリタイア生活に入って1年半以上が経過致しました。
セミリタイア生活に入る前には、

「国内にずっといたら退屈するのでは?」

なんていう不安が多少はありました。

確かに最初の半年くらいは海外に行きたくてうずうずはしていた部分はあるのですが、
いきなりお金を使いすぎるにもなんなのでちょっと我慢していました。

ただセミリタイア生活そのものは当初から想定より快適でストレスふりーでしたね。
そんな生活を続けているうちに、海外に行きたいという気分もトーンダウンしました。

要するに、今のままで特に不満はないな~、
別に海外なんかで生活しなくても良いな~、
なんて感じになったということですね。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではないのですが、
サラリーマン生活がしんどくてツマラナイと、
住んでいる街も含めて、日々の生活すべてがつまらないという錯覚に陥ります。

私が住んでいる東京という街も仕事さえしなければ、
なかなか面白く良い街なのです。
この辺りの感覚は仕事を辞めてから変わりましたね。

海外移住を辞めた理由はこのポイントが一番大きいのですが、
海外移住を多少真面目に調べた結果、
困難な部分、コスト高と感じた部分も大きいです。

これらについては、次項以降で述べたいと思います。


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2019年3月24日日曜日

春分の日から4連休と4連続出勤、この差は大きいな!

春分の日あたりは忙しかった思い出しかない


3月21日(木)が春分の日で祝日だったので、
3月22日(金)に有給休暇を取得すれば4連休となります。
実際に4連休を取得して今日がその最終日という方も多いかと思います。

一方、3月と言えば多くの会社にとって年度末です。
有給休暇取得など論外で、21日はもちろん、
23・24日の土日も出社という方も多いでしょう。

私は経理関係の仕事が長かったので、
サラリーマン時代はどちらかと言えば後者の時代が長かったですね。

何年前からか覚えていませんが、世の中では「決算の早期化」が進んでいます。
1秒でも早く決算の数字を持ってこい!というあれです。
言うのは簡単ですが、これなど現場の負担が相当大きいのですね。

4月上旬の土日の出社は従来から当然でしたが、それでも間に合わないので、
この時期に前倒しできるものはすべてやっておく!
ということで3月の土日出社も恒例行事となってしまいました。

そんなわけで、私はこの季節にはあまり良い思い出がありませんね。

友人からのメールで休日出勤を知る

突然こんなことを思い出したのには訳があって、
ここ数日の友人達とのメールのやり取りです。
友人達の多くは会社のメールアドレスを私用でも使っています。

春分の日の早朝に友人からメールを貰って、
相変わらず皆さん結構朝早くから働いてんでるだな~
なんて自宅でのんびりとメールを読んでいたのですが、
よく考えたら祭日だと後になって気づきました。

サラリーマン時代の後半は「休日出勤」というと憤りしか感じなかったのですが、
今現在も当然の事として休日に出勤している人達が
少数派でないことを思い知る瞬間です。

やっぱり休日出勤で憤りなんか感じていた自分は
サラリーマン適正がなかったのだと思いますね。

ただですね、今年のカレンダーの並びですと
4連休の人もいれば4連続出勤の人もいるという感じになります。
この差はとてつなく大きいですよ。

大きいんですけど、休日出勤が続くとこの辺の感覚が麻痺します。
私なんか麻痺しきる前に会社を辞めて大正解だったと言わざるを得ませんね。


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2019年3月23日土曜日

同僚派遣社員がクビになって考えたこと

派遣社員の雇用はやはり不安定


















短期間ですが一緒に働いていた派遣社員の方がクビになったという話を聞きました。
派遣社員ですからクビではなく、「契約延長されなかった」だけかもしれませんが、
この辺は言葉の問題だけで実質はクビですね。

彼女はものすごく仕事でできて誰からも愛されるとまで行きませんが、
まあ普通に仕事をこなしていたのではないかと思います。

それでも仕事がなくなればあっさりと契約延長しません!とのこと。

世間ではあまりによくある話ではありますが、
身近で起こると派遣社員というものについて考えさせられます。

私がこの話を聞いて思ったことは以下の通りです。

① 本当はもっと辞めてもらいたい人がいる

私がざっと見まわした範囲でも、彼女より仕事ができない正社員は結構います。
正社員の解雇規定がもっと緩ければ、実際に辞めるのは彼女ではなかったでしょう。

② 当初は彼女が辞めることを心配していた

実は彼女を採用する際にネックとなったのは経験社数の多さです。
要するに採用した当初は「すぐ辞めてしまうのでは?」
なんて不安を上司がささやいていました。

しかしながら蓋を開けてみればなんてことはなく、
会社側から辞めてもらうことになるわけですから勝手なものです。

彼女はまだ40代でそれなりに仕事もできるので、
次が全く決まらないということはないでしょうが、
無給期間がでてしまうのはお気の毒なところです。

実はこのエントリーは「本当は辞めてほしい人」を
頭に思い浮かべて書いているのですが、
仕事ができても辞めさせられる人がいる一方、
仕事ができないのに辞めさせられない人もいるのは理不尽ですね。

会社というのはこんな釈然としないことばかりです。

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2019年3月22日金曜日

老後の三大不安要素「お金・健康・孤独」について

老後の「お金・健康・孤独」をどう解消するか?

定年3.0 (大江英樹) を読んだ感想です。

本書は「老後資金と年金」や「老後の資産運用」「健康と趣味」
といった定番の内容に加えて、
老後の三大不安要素「お金・健康・孤独」についても述べられおり、
この問題をどう対処するかがコンパクトにまとまっていて読みやすかったです。

働くことで老後の不安は解消?

「お金・健康・孤独」は老後に働くことで解消できるというのが筆者の主張です。

お金については当然の事ですが、

健康については

" ほんの少しぐらいならストレスがあった方が逆に心や体によい影響がある " (p57)

とのことで、

孤独については

" 働けば必ず何らかの形で人との関わりが出来てくる " (p58) 

との理屈です。

主張は非常によくわかりますが、これは中々難しいですね。
ほんの少しのストレスの職場...こんな都合の良い職場があるのか?
また、孤独解消の為に働いて人との関わりを持って、
それが新たなストレスを誘発しはしないか?
この辺は私なんかはどうしてもネガティブに考えてしまいますね。

上記問題は、筆者の提唱する定年後起業にも解決の糸口がある
というのはある程度納得できますが、
現実問題としての一般人には起業のハードルはやはり高いでしょうね。

ただし、セミリタイア希望者でも本当はもっと働きたい!という人は、
ある程度の資金を蓄えた前提にはなりますが、
採算など二の次で起業という考え方はありかもしれません。
採算度外視ならば、嫌な客は全部断れば良いですからね。
本当にやりたいことだけやることは可能です。

自分なりの理想のセミリタイア生活を構築する

本書の最後の方にはこのような一文があります。

" ただ、誰にとっても「絶対正しい定年後生活」などというものがないのは確かですから、
「定年3.0」の世界では「老後生活はこうあるべき」といった周りの雑音などきにしてはいけません。セカンドライフは自分のやりたいように過ごすべきです。" (p269)

まさにセミリタイア生活にも当てはまりますね。
そう意味では、自分なりのセミリタイア生活というのを再考するうえでは
参考になった一冊でした。

「好きなことして、感謝されて、お金が貰える」
ハードルは高そうですが、こういったことを考えてみる契機になりましたね。

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2019年3月21日木曜日

セミリタイア後は近所に知り合いなんかいない方が良いんじゃないの?

超うざいおじさん現る!



















私がいつものように近所のイオンラウンジに並んでいた時の話です。

私の良く行くイオンは住宅街にありますので客層は近所の人が中心です。
従って、ご近所さんの知り合いも多く、お客さん同士で挨拶する姿が見られます。
大抵は挨拶して終わりですが、時々面倒なことがあったりします。

私のすぐ後ろには60歳くらいのおじさんが並んでいました。
そのおじさんは新聞を読みながら待っていたのですが、
その知り合いらしい同年代のおじさんが現れました。

私は偶々このおじさんの表情を見ていたのですが目がピクリと動きました。
どうやらこのおじさんにとっては会いたくない人が来たという感じです。
確かに見るからにうざそうなおじさんです。

案の定、あとから来たおじさんは新聞を読んでいるおじさんのことなどお構いなしに、
どうでも良い事(近所の人のうわさ話)をべらべら大声で話し始めました。
最初は我慢して聞いていたおじさんでしたが、
どうやら耐え切れなくなったらしくて、

「あっ、用事を思い出したから帰るは!」

と言って帰ってしまいました。

こういうシーンを見ると、地元に住み続けるディメリットもあると感じますね。
地元まで行かなくても、近所付き合いが活発だと起こりうる悲劇ではないでしょうか?

近所に知り合いなんかいない方が良いんじゃないの?

私が今住んでいるエリアは自分には縁もゆかりもない場所です。
セミリタイアに向けて、家賃、周辺環境などを考慮して移り住んだので、
近所に知っている人は誰もいません。
当然、買物先で偶然知人に会うと言ったこともありません。

正直言ってそれで不自由を感じたことはありませんし、
むしろ、その環境は素晴らしいとさえ思っています。

せっかくセミリタイアをして自由になって、
会社の上司のツマラナイ話に相槌を打つ必要もなくなったのに、
近所のうざいオヤジの話を聞かなきゃいけなければ、
それはある意味違う悲劇の始まりです。

「リタイア後は地域コミュニティにデビュー!」なんてのを見ると、
ちょっと違うんじゃないの?別にデビューしたくないけど?
なんてことを思います。

煩わしい近所付き合いを避けて一人静かに生きる。
これも楽しいセミリタイアの醍醐味だと自分は思いますけどね。

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2019年3月20日水曜日

毎日遅くまで働く覚悟がないのでセミリタイアできた

終電で帰れるなんてラッキー!



















この時期になると「大学生就職企業人気ランキング」なんてのが発表されます。
このようなランキングはCMとかのイメージとかで大きく左右されるので、
本当の人気とはかなり異なると思いますが、世間はこういうのが好きですね。

その中の某企業を見て、大学時代の先輩に話を聞きに行ったことを思い出しました。
サークルの直系の先輩なのでざっくばらんに話が聞けてよかったのですが、
その時の話で一つだけ強烈に印象が残っているものがあります。

毎日何時まで働いているんですか?という話に対する先輩の回答ですが、

「そうだね~、週に1回は終電で帰っているかな?」

でした。

私は週に1回くらいハードな残業があるのはそりゃ大変だ?なんて思いましたが、
それは大きな誤解で、週に1回だけ終電で帰れてそれ以外はタクシー帰りだとのこと。
普通は電車の動いている時間になんか帰れるわけないよ!
とドヤ顔で語っていたのを思い出しました。

私が就職活動をしていた時期はこの手の企業が多かったですが、
私はそういったハードワークの企業は軽いフットワークで避けつつ、
比較的仕事量が少ないと言われる企業に入社したわけですが、
それでもそれなりの残業はありました。

私には覚悟がなかった

私も入社当初は午後10時程度なら残業(当然無給)も止む無し!
なんて思っていたのですが、徐々に残業は1秒でも嫌だ!
という考えにシフトしていきました。

最終的には働くのも嫌になりセミリタイアという道を歩んだのですが、
同世代の多くの人はこのような考えに至りません。

「毎日電車で帰れるなんて良い時代になった!」
なんて本気で思っている人も少なくないですからね。

この辺の価値観の乖離がなぜ生じたのかはよくわかりませんが、
私は学生時代から生活の大半を仕事に捧げる覚悟がなかったのは確かな気がします。

そんな覚悟があったらセミリタイアはもちろん、
転職もせずにサラリーマン生活を運命と思って受け入れて
今でも粛々と働いていたんだろうと思います。

今のセミリタイア生活を考えれば、
そんな覚悟がなんてなくて良かったなんてことを思います。

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2019年3月19日火曜日

見切り発車でセミリタイア生活は破綻するか?

セミリタイア生活へは見切り発車で入る人のが多い?


















私が昨日のエントリーで記述したのは、
とりあえずのセミリタイア目標資金が貯まった段階で、
余力があればもう少々頑張ってお金を貯めるのも一つの手ですよ!
というものでした。

ただし、セミリタイアブログを拝見させて頂くと、
上記の考えは少数派で、多数派は「見切り発車」のように思えます。
つまり、セミリタイア目標金額に達する前に辞めるということです。

良く考えればこれは当たり前の話で、
仕事が嫌だったりしんどいからセミリタイアしたい人が多数でしょうから、
それが限界点に達したら辞めたいと思うのは自然の流れです。

それでは見切り発車はセミリタイア生活破綻リスクが高いのか?
という点についてはそれほどでもないような気がします。
大きな理由は以下の2つです。

① 生活費は想定より安くなる

私の場合、セミリタイア生活資金は当初想定よりかなり安くなっています。

1つにはサラリーマン時代には知らなかった安い店で買物できるようになったこと。
激安の八百屋ならスーパーの半額以下で買えますからね。
こう言う店は平日の夕方で店じまいなのでサラリーマンが利用するのはムリです。

スーパーの特売なんかも機動的に行けますからね。
本当の特売品は仕事終わりで行ったら確実に売り切れです。

また、ストレス低下による物欲の低下もありますね。
特に、アルコール関連費用はセミリタイアによって下がる確率は高いと思います。

② お金がないならないなりに楽しめる

趣味・娯楽関係で言えば、私は書籍費の出費はそれなりにありますが、
お金がなければ読む本はすべて図書館であれば無料にできます。

セミリタイアと親和性の高い Amazon Prime の動画見放題なんかも、
すべて YouTubeにすれば無料となります。

セミリタイアするからにはそれなりの娯楽費は必要という考えもありますが、
その費用程度はセミリタイア後の労働で稼ぐという考えでも良いような気がします。
例えばこんな感じです。

お金なし → 家でゴロゴロTVを見る (費用は電気代のみ)

温泉旅行に行きたい → 2日程スポットでバイトで旅行費用捻出

目標金額の7割程度が目安かな?

上記の考えに基づき自分のケースをざっくりと計算しますと、
セミリタイア目標金額の7割程度の資金が貯まった時点でセミリタイアOKだったかな?
減少した3割分は2割が節約、1割がセミリタイア後の労働でカバーです。

そうなると、5~6年はセミリタイアを前倒しできた計算になります。
私はその頃、仕事に余裕ができたのでそのまま働いていましたが、
逆にしんどくなっていたら恐らく辞めていたと思います。

仮にその時点で辞めても恐らく何とかなっていただろうし、
もう少し真面目にお金を稼ぐことを考えて、
今よりメリハリの効いた生活を送っていたような気がします。

やっぱり退職はタイミングが重要ですね。
あまりに仕事がしんどい場合、セミリタイア資金を再計算すると、
何とかなりそうでは?というケースは多いような気がします。

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