2019年3月26日火曜日

セミリタイア後の海外移住をやめた理由 ② 日本の住居をどう考えるか?

海外移住に対する考え方の推移 ~ 住居を軸に考える ~


















海外移住をする場合、日本の住居をどうするのかという問題があります。
ざっくり分けると以下のパターンがあるかと思います。

① 完全なる海外移住 (= 日本に住居なし)

② 二拠点生活 (日本、海外ともに住居あり)

③ ロングステイ型 (日本に住居あり、海外はマンスリーアパート等で対応)

私の場合、セミリタイアを考え始めた当初は、
単純に海外での生活コストのみを計算して、
それが高いとか安いとかを考察していました。
この時点で考えていたパターンは①の完全なる海外移住です。

セミリタイア当初はあまり深く考えもせずに、
漠然と海外でのんびり暮らせたらいいな~
というのが出発点だったと言えます。

しかしながら、ある程度資産が積みあがってきて、
セミリタイアにリアリティがでてくると考えが変わってきます。

本当に1年の大半を海外で過ごす生活を自分がしたいのか?
よくよく考えるとそれはちょっと違うのではないか?

理想的な生活とは、海外で暮らしたいときは海外で、
日本で暮らしたいときは日本で理想ではないか?

例えば、冬の寒い季節や花粉症の時期はタイで過ごし、
それ以外は日本で暮らすというのが理想ではないか?

そんな風に考え方がシフトして、②の二拠点生活というパターンへ思考が向かいます。

ただし、二拠点生活と簡単に言いますが、
当然の事ながらこれはコストがかかります。
セミリタイア資金に限りがあり、不動産を持たない自分にとっては、
2か所の家賃を負担するというのは大変です。

本件で考えれば、日本とタイで格安物件を探してコストを抑えるとか、
バンコクで500万円以下の格安物件を購入するとか、
色々な選択肢を考えましたがどれもピンとこなかったですね。

上記の例で言えば、日本とタイの格安物件の家賃を
すべて日本の家賃へと回せばそれだけ良い物件に住めますし、
海外不動産所有はリスクもあるし、維持管理が面倒なこともあります。

そう考えると、③のロングステイ型が理想に思えてきましたが、
これを海外移住と呼ぶべきかと言えばちょっと違う気もします。

海外ロングステイについては引き続き検討中

上記をまとめると

・365日間海外で暮らす「完全移住型」を自分は求めていない

・資金が潤沢であれば「二拠点生活」が理想だが、
 自分の手持ち資金では現実的ではない

・海外ロングステイの可能性については引き続き検討

と言ったところです。

まとめてしまえばシンプルですが、
考え方の変遷は10年くらいかけて少しずつ変化していきました。

特に、セミリタイアがある程度現実的に見えてきますと、
色々発想も変わってきましたね。


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