2019年3月9日土曜日

退職時に慰留されるリスクは考えておいた方が良い

退職時に慰留されるのは想定外だった!



















昨日のエントリーで

" 実際に辞めても良いぐらいの気持ちで待遇改善や異動について交渉していれば、
状況は変わっていたような気がします。" 

と書きましたが、本件について補足させて頂きます。

私が退職を申し入れた時、そもそも慰留を受けるとは全く考えていませんでした。
自分の評価が高くないのは自分が一番良くわかっていましたし、
自分の代わりなどいくらでもいると思っていたからです。

従って、退職申し入れから10日後くらいに上司に呼び出されたときは、
てっきり引継スケジュールの話かと思って行ったら、
退職慰留の話でびっくりしたというわけです。

しかし、慰留の背景を考えてみるとある程度納得できるものはあります。

・私の勤務していた会社は管理部門のリストラ真最中。
 従って、私が辞めても新しい人材を雇うのは不可能です。

・一方管理部門の仕事が減っているわけではありません。
 むしろ、コンプライアンスだなんだで仕事は増えています。
 全社ベースでみた場合、余力のある人材は全くいませんでした。

要するに、現場ベースで仕事が回らなくなるから辞めるなと言っているだけで、
実は私が評価されていたなんていう話ではありません。

なので、私が当初考えていた「自分の評価が低い」については正解、
「私の代わりがいくらでもいる」は不正解ということになります。

「慰留リスク」について

私の場合はセミリタイアへの決意が固かったこと、
慰留条件が一顧だに値しないものだったのでその場で断りました。

ただ「慰留条件」を出すためだけに会社では10日間も時間を使っており、
その結果、退職時期が1か月ずれたとも言えます。

そんなわけですので、一応会社から遺留されるリスクというのも
考えておいた方が良いかと思います。

遺留リスクには

① 辞める辞めないで揉めて退職時期が遅れる
② 慰留条件が魅力的で退職への決意が揺らぐ

といったものが挙げられます。

①についての対応策は、これ以上は退職は絶対遅らせない!
というラインを予め設定しておくことかと思います。

②の場合は退職の決意がそれほど固くない場合は厄介かもしれません。
それでも、①と同様、こういう条件なら多少は考えようと
予め最低条件を設定しておけば対処も容易かと思います。

ただこの場合で怖いのは、
しょぼい条件で妥協してつい会社に残ることと、
会社にウソをつかれることかと思っています。

特に、「1年我慢すれば君の希望をかなえよう!」
なんてのは口約束に終わる確率が高いんじゃないかと思います。

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3 件のコメント:

  1. >退職慰留の話でびっくりしたというわけです。

    私を含めて廻りで慰留された人の話は聞いたことがありません。「退職届」を受けた瞬間に、社員カードの利用制限がはいって、情報や部屋のアクセスに制限がかかり、辞める本人から不満が出たことはあります。

    私も一度くらいは慰留されたかったのですが、全くそんなことはありませんでした。余人をもって代えがたしと本人が思っていた部下から「退職届」が提出された時も二つ返事で受け取り、淡々と退職手続きを勧めました。当人は拍子抜けの感ありありでしたが。

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    1. この辺りについては会社によって相当違いがあるかと思います。
      私が最初に転職した会社を辞めた際は全く慰留がなかったです。

      ただ最後の会社は慰留された結果辞めなかった人もいましたね。
      私のケースとは違って相当真剣に引き留められたそうですが。

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  2. 慰留に応じる人がいるとは驚きです。最初の会社で退職勧奨が行われ条件が良かったせいで、想定以上の応募者がありました。この時は個別ではなく、全体に引き留めがあり、管理職だった私は泣く泣く取りやめました。それから二年後、役職定年制で強制カットされましたが、何の優遇もなく、単なる退職でした。
    関連会社への天下りもありましたが、未練はなかったので、別の会社に再就職しましたが。

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