終電で帰れるなんてラッキー!
この時期になると「大学生就職企業人気ランキング」なんてのが発表されます。
このようなランキングはCMとかのイメージとかで大きく左右されるので、
本当の人気とはかなり異なると思いますが、世間はこういうのが好きですね。
その中の某企業を見て、大学時代の先輩に話を聞きに行ったことを思い出しました。
サークルの直系の先輩なのでざっくばらんに話が聞けてよかったのですが、
その時の話で一つだけ強烈に印象が残っているものがあります。
毎日何時まで働いているんですか?という話に対する先輩の回答ですが、
「そうだね~、週に1回は終電で帰っているかな?」
でした。
私は週に1回くらいハードな残業があるのはそりゃ大変だ?なんて思いましたが、
それは大きな誤解で、週に1回だけ終電で帰れてそれ以外はタクシー帰りだとのこと。
普通は電車の動いている時間になんか帰れるわけないよ!
とドヤ顔で語っていたのを思い出しました。
私が就職活動をしていた時期はこの手の企業が多かったですが、
私はそういったハードワークの企業は軽いフットワークで避けつつ、
比較的仕事量が少ないと言われる企業に入社したわけですが、
それでもそれなりの残業はありました。
私には覚悟がなかった
私も入社当初は午後10時程度なら残業(当然無給)も止む無し!
なんて思っていたのですが、徐々に残業は1秒でも嫌だ!
という考えにシフトしていきました。
最終的には働くのも嫌になりセミリタイアという道を歩んだのですが、
同世代の多くの人はこのような考えに至りません。
「毎日電車で帰れるなんて良い時代になった!」
なんて本気で思っている人も少なくないですからね。
この辺の価値観の乖離がなぜ生じたのかはよくわかりませんが、
私は学生時代から生活の大半を仕事に捧げる覚悟がなかったのは確かな気がします。
そんな覚悟があったらセミリタイアはもちろん、
転職もせずにサラリーマン生活を運命と思って受け入れて
今でも粛々と働いていたんだろうと思います。
今のセミリタイア生活を考えれば、
そんな覚悟がなんてなくて良かったなんてことを思います。
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今思うとほんとに不思議なんだが昔はなにかそれが普通と言うか、むしろそれくらい耐えれないような奴は能無しだくらいの感覚あったよな
返信削除まさに狂った時代というか
狂った時代でしたね。
削除最近の風潮としてバブル時代が良かったみたいなのがありますが、
あまりに一面的な見方で違和感がありますね。