2021年9月30日木曜日

FIRE未経験者の語るFIRE論の見方

誰がFIREを語っているか?


FIREに関する記事がネットに溢れるようになりましたが、
メジャーな媒体で多いのは

・FIREとは何か?という言葉の説明や入門的なもの
・FIREに対する否定的見解(暇とか仕事のやりがいを重視)

と言ったものという印象です。

語り手は経済評論家やFPと言った金融のプロが多く、
彼らはFIRE経験者でないのはもちろん、
FIRE希望者ですらありません。

実際にFIREした人がその素晴らしさを語る!みたいなのは、
私が目にする範囲では個人ブログ等々で語るのが中心、
時々雑誌やWEBの特集で組まれるくらいかな?

FIRE未経験者はFIREについて語るべきでない?


FIRE未経験者はFIREについて語るべきでない!
というのは暴論であり、この論拠に立つと、
例えば教師以外は教育について語ってはいけない!
なんてことにもなりかねないので、
ちょっと危険な発想のような気は致します。

しかしながら、FIRE未経験者はともかく、
FIREを希望しようと思ったことが一度もないような人がFIREについて語る場合、
どうしてもネガティブなバイアスがかかっているように思えますし、
批判内容も「暇を持て余す」「仕事にやりがいと持たねば人生ダメ」などと、
特別代わり映えがしない内容が中心になっている気がします。

彼らのFIRE論について、

「なるほどそういう視点もあるのか!」
「FIREにはそういった落とし穴があるのか?」

と言ったことを聞いたことがないのは、
FIREに対する熱量が低い事に加え、
客観的なようで客観的でない内容が多いからのような気がします。

金融のプロが語るFIRE論というのは、

「最近FIREとかいうのが流行っているらしいな?
 どれどれ、ちょっと金融のプロのワシが、
 いっちょFIREについて語ってみるか?」

みたいなのが中心なので、
FIREを目指して10年、毎日FIREの事ばかり考えています!
みたいな人から見ると違和感があるのは当然かと思います。

FIRE経験者が必ず正しいわけでもない


もっともFIRE経験者が常に正しいことを語っているわけではないので、
こちらも注意が必要です。

サラリーマン生活を必要以上にけなすものや、
セミリタイア生活を過度に礼賛するものについては、
ちょっと本当かな?いった目で見ることも必要かと思いますね。

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2021年9月29日水曜日

【セミリタイアと真逆】50歳以降にものすごくお金のかかる生活ってすごいな~というたわいのない感想

お金のそれ程かからないセミリタイア生活


私はセミリタイア生活者の中ではそんな節約していない方かもしれませんが、
世間一般の50代に比べれば、低燃費生活を過ごしていると思います。

これからの人生で大金が必要なイベントはあるかな?
ということを考えれば、
ちょっと豪華な旅行に行くかもしれないくらいですかね?

まあ、それも行かなければいけないものでもなく、
マストでの出費は極めて限定的なものになります。

これからお金のかかる同級生


ただ、私の同級生にはこれからがお金がかかるのだ!
という人も少なからずいます。

お金のかかる二大巨頭は「住宅」と「教育」ですね。
先般友人とこの手の話をしたのですが、
我々の仲間で一番遅くまでお金がかかる人は、

・住宅ローンは65歳まで
・子供が大学を卒業する年は67歳

でした。

これから10年以上働くというのは、
聞いただけで眩暈がしそうですが、
本人は至ってやる気に満ち溢れています。

50歳以降にお金が必要な環境に耐えられるか?


私のサラリーマン時代の晩年については、

「いつでも会社を辞められる」

というのが唯一の精神的な拠り所だったので、
お金の関係で絶対に10年以上働かなければいけない!
ということだったらどうなっていたことか?

案外と諦めておとなしく働くのか、
はたまた、精神的にちょっとやばくなってしまうのか...
この辺りはよくわかりませんが、
これから大金が必要なので働かなければいけない!
というのはなかなかすごい状況かもしれないと思いました。

この手の話は定期的に聞くのですが、
随分と私なんかとは違う人生を歩んでいるんだな~
としみじみと実感しますね。



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2021年9月28日火曜日

【仕事のやりがい】雑用的なものを自分でやるかどうかが鍵?

仕事のやりがいを感じる条件


久しぶりに同世代の人と話す機会がありました。

その中で、50歳を過ぎて仕事のやりがい的なものを感じる条件として、

「雑用的なものを自分でやるかどうか?」

というのがあるのかな?という気がしてきました。

と言いますのも、同世代でバリバリ働いている人は、
部長クラスになっている人が多い為、
細かい資料作成などの業務は自分ではやらず、
知的労働に専念できる体制が整っていると感じました。

本当に偉くなっている人は、
スケジュール管理など含めて秘書がやっているようで、
至れり尽くせりと言った感じです。

面倒な仕事は嫌ということ


私のサラリーマン時代は中間管理職でしたが、
人数の少ないユニットに所属していた関係上、
雑用からマネージメントまで幅広い業務を担当していました。

と言うと聞こえが良いですが、
要は何でもやらされていたということで、
仕事の時間配分的には雑用寄りのものが圧倒的に多かったです。

同じ中間管理職的なポジションでも、
大人数の部署だとアシスタント業務をやる若手がいたりして、
仕事の内容はまるで違いました。

自分ももう少しマネージメント寄りの業務の比重が高ければ、
仕事にうんざりすることもなかったかもしれないかな??
ということを思いましたね。

50歳過ぎてやりがいありは狭き門


まあ、昨今の風潮として昇進自体が狭き門になっていますので、
50歳を過ぎて、マネージメント業務的なものに専念するとか、
専門業務に特化するというのは、
非常にレアなケースではないかと思います。

となると、いつまでたっても雑用的な面倒なものがいつまでも付きまとう...
うーん、やっぱりこの年齢になると面倒なことはしたくないですね。
特にセミリタイア生活を経験してしまうと、
という感じです。

こういった「雑用」という視点で仕事を見つめ直すと、
自分が置かれていた状況から考えて、
セミリタイアを選択したのも間違っていなかったと再認識しますね。
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2021年9月27日月曜日

FIRE目標金額はレンジで設定した方が良いのでは?

4% & 25倍ルールは便利な計算方法


FIREで有名な4%ルールや25倍ルールにより、
FIRE目標金額のとりあえずの設定は簡単になりました。

年間100万円生活を目指すなら、
とりあえずは25倍掛けて2,500万円を目標にすれば良いわけですから。

ただし、昨今はFIREを前倒しにしたいあまり、
年間支出額を極端に低く見積もるケースが増えていますが、
長いFIRE生活を考えるとこれが得策かを見極める必要があります。

最低・理想・最高の3つを設定してみては?


そこでお勧めするパターンは、
FIRE目標金額をレンジで設定するものです。

という記事を書きましたが、
基本的な発想は同じです。

具体的に言えば、FIREに必要な金額を、
最低でもこれくらいは必要、理想的にはこれくらい必要、
個人的な価値観でそれ以上のFAT FIREでもこれ以上はいらないだろう、
この3つを設定するものです。

例えば、

最低金額:2,500万円 (年間100万円)
理想金額:5,000万円 (年間200万円)
最高金額:6,250万円 (年間250万円)

という具合です。

運用方法は労働環境による


最低金額が貯まった時点で、仕事が非常にきつい、
このまま働き続けると確実に鬱病になる!
と言った場合は仕事をスパっと辞めて良いかと思います。

ただ、この時点で仕事がやや凪のような状態、
もしくは何とか我慢できるレベルであれば、
理想金額まで頑張って働いた方が、
その後のFIRE生活が潤うのではないかと思います。

と言っても、ずるずるとそれ程好きでもない仕事を続けるのは得策ではありません。
これ以上はFIREには必要ないだろう??という最高金額を達成した場合、
もしくは事前に設定した年齢(例えば45歳とか)に達した場合、
スパッと辞める方が良いです。
この時点では、時間 >>>お金が確実に成立していると思いますからね。

セミリタイアにいくら必要かは永遠のテーマだが...


セミリタイアにいくら必要かというのは永遠のテーマですが、
設定金額は〇〇万円と一つで決める人が多いです。

私自身は〇〇万円~〇〇万円という決め方をしました。
私の場合、理想金額を達成した段階では仕事がハードでなかったので、
もう少しセミリタイア資金を上積みさせたわけですが、
これはこれで良かったと思っています。

実際に会社を辞めたタイミングは、
仕事がハードになるのと年齢設定上限が同時に来たので、
精神的には非常に辞めやすかったです。

なので経験も踏まえたうえで、
セミリタイア目標金額はレンジで設定した方が良いのでは?
というのが私の考えです。
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2021年9月26日日曜日

私が年金繰り下げ受給を選択する理由

82歳以上は生きる気がしています


私は今のところ、年金繰り下げ受給を選択しようと思っています。

70歳で繰り下げ受給をする場合、年金額は1.42倍となります。
概ね、82歳より長生きすると元が取れます。

今現在50代の私にとって、何歳まで生きるのかは全く読めませんが、
何となく、82歳よりは長生きするような気がしています。

ただ、年金の繰り下げ受給を目指すのは、
長生きリスクに備えるだけでもなく、
以下の気持ち的なものが大きいです。

仮に70代で寿命を迎えたとすると...


例えば、私が仮に75歳で寿命を迎えたとして、その時に、

「もっと早く年金を受給すればもっと贅沢できたのに!」

なんてことを思うかと言えば、
そんなことは思わないのではないかと思います。

その時は年金の事など考えずに、
おとなしく運命を受け入れることになるでしょう。

70歳以降は心置きなくお金が使える


一方、70歳で1.42倍の年金を定期的に受領した暁には、
その後は年金の範囲内で心置きなくお金を使おうと思います。

65歳受給開始に比べれば1.42倍ですから、
この金額の差は大きいと思いますね。

70歳から使える金額が大きいというのは、
実際の経済的なベネフィットよりも、
気持ち的な余裕というものがものすごく大きい気がするのですね。

ましてや、80代に突入したらそのありがたみを、
ますます日々実感することになるかと思います。

65歳~70歳の精神的・肉体的・経済的事情は?


もちろん、65歳で手元資金が不十分で、
極端な節約を強いられるのに70歳受給に拘るのはナンセンスですし、
年金制度の改悪的なものにより、
早く貰っとかないと損すると思うかもしれないので、
何とも言えない部分はあります。

年金については「リセットする」などいう物騒な議論もあるので、
引き続き状況の観察が必要かと思っていますが、
心境の変化も含めて、戦略の見直しがあればこちらで触れたいと思います。
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2021年9月25日土曜日

年金見込額を聞きに年金事務所に行ってきました

ねんきんネットの年金見込額試算は正しいか?


ねんきんネットでは条件を入力することによって、
将来自分が受け取れる年金額を簡単に計算することができます。

ただ、入力画面自体はあまりわかりやすいとは言えず、
本当にこれで合っているのか??
という疑問がぬぐえない部分も多少ありましたので、
年金事務所で正確な数字を聞こうと思い、
年金事務所に相談に行って参りました。

3通りのシミュレーションを確認


私は大学卒業後に就職して厚生年金に加入、
セミリタイア後に国民年金に切り替えて現在に至ります。

そんな私が依頼した年金受給見込額は下記の3通りです。

① 60歳まで国民年金保険料を払い続けて、
  65歳で年金受給を開始する場合

② 60歳以降は国民年金に任意加入し、
 40年の納付済期間を満たして、
   65歳で年金受給を開始する場合

③ 60歳以降は国民年金に任意加入し、
 40年の納付済期間を満たして、
   70歳で年金を繰り下げ受給で開始する場合

私の今のところの基本方針は③となっています。
65歳で手元資金が不安になれば②に切り替えますが、
「長生きリスク」の為には自分的にはこれが最良と考えています。

微妙に金額が違ったが概ね計算通り


さて、年金事務所だったら上述の計算は1~2分でできるのかな?
なんて思っていたので、思いのほか時間がかかり、
合計で10分以上はかかりましたね。

しかも、途中で係の人が離席して何かを確認に行ったので、
それなりに複雑な計算のようでした。

そして頂いた計算結果ですが、
自分がねんきんネットで計算した結果とほぼ同じで一安心。

まあ、これで見込額が思ったより半分だった!
なんてことがあるとセミリタイア計画は音を立てて崩れるわけですが、
流石にそれはなかったです。

サラリーマン時代に確認しておくべきだったかも?


セミリタイア計画を立てる場合、
将来の年金受給見込額は最初の内に済ませるべき事柄です。

ねんきんネットで概ねの金額はわかりますが、
何か本当にこれであっているのかな~
という不安はちょっとあったままでした。

そんなわけで、手続き等についての確認も兼ねて、
サラリーマン時代に年金事務所で確認しておくべきだったかも?
なんてことは思いますね。

まあ、年金事務所は基本的には平日しか空いていないので、
わざわざ有給休暇をとって行くか??と言われれば、
ハードルは高いですけどね...

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2021年9月24日金曜日

サイドFIRE経由の完全リタイアはありか?

サイドFIRE経由の完全リタイア


完全リタイアともいうべき純粋なFIREはハードルが高いので、
FIRE用資産からの投資収益を補うべく、
自分の好きな副業やスモールビジネスを手がける
「サイドFIRE」を名乗る人が増えています。

サイドFIREは完全リタイアに比べればハードルが低く、
仕事そのものは嫌いじゃないよ、
ただ、フルタイムは忙しすぎて嫌!
という人には向いています。

実際にサイドFIREを目指したり実践している人には、
仕事に対して前向きな人が多い印象です。

ただ、とりあえずフルタイム・サラリーマンは辞めてサイドFIREへ、
その後に完全リタイアを目指すという流れはありでしょうか?
これについて検討してみたいと思います。

私なら完全リタイアの早い方を選ぶが...


物事を単純化する為に、以下の例を考えて見ましょう。
(単純化の為、途中の金利収入分は計算から排除しています。
 投資収益を複利を運用すれば実際はもっと早くお金は貯まります。)

年間200万円の支出の人がいるとして、
これをすべて投資収益で賄おうとすると、
FIRE理論の25倍ルールだと5,000万円の資産が必要となります。

この人の年収が20歳からずっと400万円で推移すると仮定すると、
毎年200万円の貯蓄が可能ですから、
25年後の45歳で資産5,000万円を達成することが可能です。

これに対抗する「サイドFIRE経由」のプランだと、
20歳から32.5歳まで働いて資産2,500万円を達成した時点で、
とりあえずフルタイムワークのサラリーマンは辞めます。

ここからは年収200万円のサイドFIRE生活を実施、
資産2,500万円を4%で運用して100万円を捻出、
労働収入からも100万円を捻出すると、
100万円は貯蓄が可能となります。

そこで完全リタイアの目安である5,000万円貯めるには、
更に25年かかりますので57.5歳になることになります。

以上をまとめると、

① 45歳までフルタイムワーカーを続けて、
 その後は完全リタイア生活に入る

② 32.5歳までフルタイムワーカーを続けて、
 その後は57.5歳までサイドFIRE生活に入り、
 その後は完全リタイア生活に入る

の2択でどっちを選ぶかということになります。

私なら完全リタイアが早い方を選ぶ


私が上記2つのうちどちらを選ぶかと言えば、
圧倒的に①となります。

まず、「サラリーマン時代に比べて労働時間も収入も半分の仕事」というのが、
ごく普通の一般サラリーマンだった自分にはハードルが高いですね。

仮にこのような仕事が見つかったとしても、
週に2~3日働く暮らしが定年間際まで働くというのは、
完全リタイアに近いセミリタイア生活を一度経験してしまうと、
かなりの重荷に感じてしまいます。

この辺りを総合的に考えますと、
サイドFIRE経由の完全リタイアというのは、
自分的にはちょっとないかな??
というのが結論になります。

サラリーマンなら40代までは収入が計算できる


サラリーマン45歳定年制とか早期退職募集などが流行していますが、
まだまだ40代まではある程度の年収予測が立てられるのではないかと思います。

なので、サラリーマンのメリットを享受しつつ、
なるべく早く完全リタイアを目指すのが、
無難な気が致します。

一方、ある程度腕に自信のある方や、
どうしても30代である程度の自由時間を確保する理由がある方は、
サイドFIREをとりあえず目指すのもありかと思います。

ただ、こうして改めて考えて見ますと、
意外とサイドFIREのハードルは高いような気がしますね...


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2021年9月23日木曜日

【セミリタイアへの近道】節約の限界 VS 転職で収入増

支出の見直しは一番最初にやることだが...


セミリタイアやFIREを目指すと決めたら、
いの一番にやるべきことは「支出の見直し」です。

私もセミリタイア・モードへ支出の舵を切った時、
いかに自分が無駄使いをしているかを実感致しました。

支出を減少することに成功すれば、
そのまま低支出のセミリタイア生活へ入れますので、
その意味でも極めて重要な方法であることは間違いありません。

支出の見直しには上限がある


ただし、支出の見直しには限界があります。
実家に衣食住のすべてを依存するといった荒業でも使わない限り、
支出は0円になることはありません。

仮に、理解のある素敵な親御さんと同居するというラッキーな環境でも、
収入以上の資金を投資や貯蓄に回すことはできません。

そこで「投資です!」と鼻息の荒い人が多いのですが、
人によってはむしろ転職かもしれません。

転職による給与アップには上限はない


例えば、年収200万円の人が生活を切り詰めまくって、
年間100万円をセミリタイア資金の積み立てに回す生活の場合、
これ以上の節約はかなり無理がある気が致します。

しかも、さらに節約で生活費を削り取ったとて、
MAXでも年間200万円以上をセミリタイア資金に回すことは不可能なのです。

しかし、ここで年収300万円の会社に転職に成功、
支出を年間100万円レベルにキープすれば、
一挙に200万円の貯金が可能になりますし、
少し余裕をもって150万円の支出生活にしたところで、
毎年150万円の貯金が可能になります。

要するに、給料据え置きなら節約できる金額は限界がありますが、
転職での給料アップは理論的には限界はないということです。

収入アップにトライしているケースは少ない?


上記に述べたことようなことを言えば、

「そんな会社に転職ができないから苦労しているのだ!」

というような反論が当然出てくると思いますが、
本当にそういったアクションをとっているのか疑問に思う事は多々あります。

と言いますのも、
投資や極端な節約生活でセミリタイア資金を稼ごうという話はよく聞きますが、
資格取得や転職で給料アップさせてセミリタイアを早く手繰り寄せるという話は、
それほど目にする機会はないからです。

私は過度な節約はしたくないので、
節約の限界値を超えた生活をするくらいなら、
本気で転職を考えた方が良いという考えです。

また、例えば、投資で毎年10%以上のリターンは可能だが、
転職で給料アップなど無理無理などというのも、
難易度を冷静に考えたら、
後者の方が確率が高い気も致します。

まあ、転職エージェントの登録とかは基本的にはタダなので、
とりあえず自分の転職市場での立ち位置くらいは知っても損ではないのでは?
とは思いますね。
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2021年9月22日水曜日

中年セミリタ独身男性が注文住宅について考えた

「セミリタイア × 注文住宅」は少数派?


私は住居に関しては今のところ賃貸派ではありますが、
住宅を買うという選択肢を排除したわけではありません。

ただ、住宅を買うと言っても可能性のあるのは、

・都内もしくは近郊の格安中古マンション
・郊外もしくは別荘地の格安中古一戸建て

の2つくらいかと思っています。

セミリタイアを目指す前に既に家を持っている人は別にすれば、
よほどの金持ちセミリタイア以外は、
新築マンションとか新築一戸建ては選ばないのではないか?
と勝手に思っており、
ましてや注文住宅なんてのは極めて少数派かと思います。

注文住宅も面白そう!


ただ、偶然手に取った本 貯金0円・知識0から家建てちゃいました! 
を読んだら結構面白くて一気に読んでしまい、
注文住宅を買うという大事業も面白そうだと思いました。

著者のえのきのこさんはフリーのイラストレーターで、
会社員の夫と2人のお子さんがいらっしゃいますが、
家が手狭になったので引越を決意、
賃貸も中古もピンとこないので注文住宅へ。

その注文住宅を買うまでの過程をマンガでユニークに紹介しているもので、
家へのこだわりとともに、地鎮祭や上棟式の費用なども書いてあって、
家を0から建てるのはこういうことなのか!というものが随所にありました。

注文住宅でこだわりを持って家を建てるのは大変だけど、
こだわりを持って建てた家は愛着もあるし住みやすいだろうな~
としみじみ思いました。

自分好みのリフォーム程度はありか?


まあ、50歳を過ぎた中年セミリタ独身男性にとって、
実際に注文住宅を建てることはハードルが高すぎですが、
中古住宅を自分の好みにリフォームするくらいはありかな?

今までは、賃貸も中古も自分の予算レベルだったら、
物件そのものは大差ないと思っていました。

しかしながら、部屋を自分の好みに大幅にアレンジできるなら、
家にいる時間の長いセミリタイア生活にとって、
大幅に利便性がアップする気もしてきましたので、
一考の価値はあるのでは?と思いました。

不動産・リフォーム関連はセミリタイアよりは遥かに情報が多いので、
ちょっと色々と調べてみたいですね。

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2021年9月21日火曜日

「働き盛り」という言葉に騙されてはいけない!

「働き盛り世代」とは何歳?


以前から「働き盛り世代」という言葉に違和感を覚えていました。

理由はシンプルで、そんなの人によっても違うし、
職業によっても違うじゃないの??
と思っていたからです。

例えば、スポーツ選手だと30歳でベテランと言われることも多いけど、
サラリーマンなら職場によってはまだまだ駆け出しレベルです。

そんなわけで、働き盛り世代とは具体的に何歳なのか?
Wikepediaなんかだと、

"現代では世界的に35歳から64歳にかけてを指すことが多い"

と書かれていて、64歳で働き盛りってまじか!
といきなりずっこけましたが、
30代~50代を指すのが一般的なようですね。

私の働き盛り世代は29歳~45歳くらいかな?


私のサラリーマン時代でそれなりに働いたと言えるのは、
29歳から45歳くらいでしょうかね?

本来は45歳くらいから円熟味を増して、
働き盛りと行きたいところですが、
昨今の情勢を鑑みると、
こうした恵まれた人はほんの一握りのような気がしますね。

何しろ会社というのは、この世代の人達をいかに追い出すか?
そんなことばかり考えているように見えます。

「働き盛り」という言葉に騙されるな!


恐らく今後は、「60代もまだまだ働き盛り!」
といったキャンペーンを政府やマスコミは張ってくるかと思います。

40代でリストラとか窓際とか役職定年とか言っておいて、
何が働き盛りなんでしょうかね?

こういった言葉に騙されて、
50代~60代になっても、
唯々諾々とつまらない仕事を低給で働かされる事態、
これは何としても避けたいところです。

50代でも第一線でバリバリと働ける人や、
50代なりの体力で無理なく働ける人とかを除けば、
50代の仕事は働き盛りとは程遠い人が多いのでは?

50代が働き盛りなのは、あくまで仕事次第です。

50代でセミリタイアというと働き盛りが何言っているの?
みたいに言われることも多いですが、
いやいや50代こそ仕事はともかく、
好きな事なら注力できる体力もまだまだあって、
それなりのお金もあるのだから、
「セミリタイア盛り」じゃないのかな~
と個人的には思いますけどね?

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2021年9月20日月曜日

【セミリタイア目標年齢】会社のローカルルールから逆算もあり! ~

45歳で会社を辞めるというのは有力な選択肢だった


昨日は話題の「45歳定年説」を取り上げて、
45歳までにFIRE資産を確保し、
サラリーマンを辞めるかどうかはその時点で考える...
そんな生き方もありではないかという話をしました。

私自身を振り返ってみても、
45歳で会社を辞めるというのは、
一つの有力な選択肢でした。

何故かと言えば、45歳にしてサラリーマンとして、
充実した仕事をしていくという希望はほぼ消えたからです。

45歳でサラリーマンとしての希望は消える


私が45歳になった年の客観的な情勢を分析すると、

・今後の昇給 & 昇格の見込はない
・一線級のポジションで働く見込もない

ということがほぼほぼわかりました。

なので、この時点でスッパリ辞めれたら一番良かったのですが、
セミリタイア資金が当初の目標金額に達していなかったので、
実際はもう少し働くことになりました。

会社のローカルルールを把握するのは大事


私が会社のローカルルール的なもの、
すなわち、45歳くらいである程度のポジションにいないと将来がない!
ということをもっと前に把握していれば、
45歳をターゲットに絞ってセミリタイア計画を立てていたかもしれません。

実際に45歳以降の仕事は超絶的につまらなかったので、
この辺りは反省材料と言えます。

セミリタイア目標年齢を会社のローカルルールから逆算


この辺りの年齢が何歳かというのは会社によって異なるかと思いますが、
金融機関の友人なんかの話を総合しても、
45歳くらいで今後のルートもほぼ決まるらしいですから、
やはりFIREのターゲットを45歳に設定するのは、
ある程度の汎用性はありそうです。

セミリタイア目標年齢を定める場合、
「何歳でいくら貯める」
というのがポピュラーだとは思いますが、
上記のような会社のローカルルールから逆算するのもありかと思います。

例えば、セミリタイアで最低限必要な資金を2千万円と設定、
これを40歳で何とか達成したけど、
本当にこの金額で大丈夫か不安を感じることも多いかと思います。

だとしたら上記例に倣えば、
45歳まではとりあえず働いて資金の上積みを図り、
仕事の第一線を外されたらめでたくセミリタイア、
みたいなプランは結構有効のような気がしますね。

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2021年9月19日日曜日

45歳定年問題 ~ 既に導入済み? 早期退職勧告・役職定年 ~

サントリー新浪社長の「45歳定年説」


サントリー新浪社長の「45歳定年説」が色々と物議を醸しています。

この話を聞いて、色々と憤りを感じている人が多いようですが、
個人的な感想としては今更感があるかな?と言ったところです。

社会的責任のある方がこういうことを言うのは、
影響力を考えるといかがなものかと思いますが、
既に世の中では45歳定年に近い制度が導入されています。

早期退職勧告や役職定年といった制度がそれに当たります。

早期退職勧告とほど同じ?


早期退職勧告であれば割増退職金が期待できますので、
45歳定年の場合より恵まれているように思えます。

ただし、45歳定年導入と同時に、
退職金額を増額するとか、セカンドキャリアを支援するとか、
そういった面での制度の充実を図るのであれば、
いきなり45歳になって辞めろと言われるよる良いかもしれません。

辞める側も準備をする時間がたっぷりありますからね。

役職定年は雇用が保証するだけ


役職定年という制度は多くの会社で既に導入されています。

ある年齢になると給料がドカンと下げられ、
役職も取り上げられるという制度ですが、
これなど、60歳までは一応雇ってあげるからね!
というレベルの話です。

仕事のやりがいとかを考えると、
既にお前はいらないと言われていると同義ですから、
モチベーションは著しく低下します。

まあ、役職定年は45歳よりは遅いケースが多いですが、
最近はそもそも役職に就かせないという形での
給料抑制策が摂られているという実感がありますので、
実質的には40歳~50歳で役職定年的扱いを受けている人は多いかと思います。

45歳までにセミリタイアできるかが鍵


45歳定年制が本当に導入されるとすれば、
45歳時点で会社に必要とされている人以外は、
第二の人生を歩めるだけの準備が必要となるわけですが、
それは今現在でも必要なことのような気がしますね。

となると有効なのはFIRE的発想かと思います。

45歳でとりあえずは生きていけるだけの資産を確保して、
気に入った仕事のオファーがあれば受ければよいし、
気に入った仕事がなければスパッと趣味に生きる方向へ切り替える、
そんな感じで良いのではないでしょうか?
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2021年9月18日土曜日

暇な時やりたい事と忙しい時にやりたい事は違うかも?

サラリーマン時代のオアシスは深夜ラジオ


私のサラリーマン時代のオアシスは深夜ラジオでした。
深夜ラジオを録音して、行き帰りの通勤時間とランチ時間に聞くのが楽しみでした。

それではセミリタイア生活に入ったら朝から晩までラジオ三昧か!
というとそういうことは一切ありません。

今でも時々深夜ラジオを聴くことはありますが、
その頻度は極めて少なくなりました。

この理由を簡単に説明すると、
暇な時やりたい事と忙しい時にやりたい事は違うから、
ということで説明ができるかもしれません。

忙しい時にやりたい事とは?


サラリーマン時代は忙しいというよりは、
「疲れている」とか「プレッシャーが常に気になる」
と言った方が適している部分もありますが、
じっくりと腰を落ち着けた趣味活動は困難です。

体力があって切り替え上手の人なら可能かもしれませんが、
私のような体力がなくて、
気持ち的に仕事をずるずると引きずってしまうタイプだと、
かなり無理があるということです。

となると、基本的にはあまり頭を使わずに、
気軽に楽しめる深夜ラジオやお笑い番組などが、
最適な自由時間の過ごし方なのかと思います。

暇になればじっくりと趣味に取り組める


一方セミリタイア生活に入れば、暇になって時間ができます。
それと同時に、疲れたら好きなだけ寝ていられるし、
プレッシャーとは無縁の生活なので、
じっくりと時間や労力の掛かる趣味に取り組むことができます。

今の私にとっては読書だったり、語学の勉強がこれに当たります。

サラリーマン時代にあれだけ好きで聞いていたラジオですが、
今の生活における優先順位が低くなりました。

時々聞くと面白さは健在なのですが、
1日の時間は24時間と決まっていますので、
そこまで手が回らないと言った方が正解かもしれません。

セミリタイア後は自然と取捨選択ができる


セミリタイア前はあれもやろう、
これもやろうと思いがちでしたが、
セミリタイア後は少しずつですが、
自分の中でも取捨選択ができてきたかな?
という感じで推移しています。

自分はセミリタイア後にやりたいことは、
サラリーマン時代は封印していた部分もありましたが、
これはこれで正解だったと今振り返ると思いますね。

忙しい時に無理して労力の掛かることをやるよりも、
そういったことはセミリタイア後に回して、
サラリーマン時代は気軽にできることをやる!
というのも作戦的には悪くないのでは??
と思います。

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2021年9月17日金曜日

セミリタイアできる資産があっても、セミリタイアしないのが最強の選択の場合もある

最強の選択はセミリタイアではない


私はアラフィフでサラリーマンを辞めてセミリタイア生活に入りました。
仕事が辛くなることが100%わかるタイミングでの退職であり、
辞めるタイミングとしてはなかなか良かったと思っています。

実際はあり得ない話ではありますが、
会社を辞めようと思ったタイミングで魅力的な部署への異動、
昇進昇格も伴い給料もアップだったら会社を辞めなかったか?
と言われれば、会社を辞めなかったかもしれません。

ただ、この場合の会社を辞めないという選択肢は、
ある意味で最強の選択かもしれません。

仕事のやりがいがある50代 & リッチな60代


50代にしてすでに人生逃げ切れるだけの資産を持っているのに、
やりがいのある仕事を持ち、それなりの高給をとっていれば、
50代も充実した人生を歩めるでしょうし、
60代は相当リッチな生活を過ごせるでしょう。

50代で資産を減らすセミリタイア計画が、
資産はむしろ大幅に増える可能性もあるわけですから、
60代での人生の選択肢が変わります。

私で言えば、経済的理由で断念している、
日本と海外の2拠点生活とかが現実味を帯びてくるとなれば、
そっちの方がはるかに良い60代を過ごせるかもしれません。

セミリタイア断念派が勝ち組かも?


セミリタイアを断念したという典型的なパターンは、
思ったようにセミリタイア資金が貯まらなかったというものですが、
逆のパターンも案外あるかもしれません。

お金は十分に貯まったけど、
セミリタイア生活でプラプラするよりも、
仕事していた方が楽しそうであれば、
そりゃ~そっちの方がいいでしょうからね。

ただ、そんな仕事に就ける確率は極めて低いので、
私レベルの人間はセミリタイアを順当に目指した方が、
充実した人生を歩める確率が高いというのは不変じゃないかと思います。

ただ、人によっては、
セミリタイアと出世した場合の両睨みの人生設計というのが可能かもしれません。

そしてその場合、セミリタイアしない方が良い人生!
ということになるんじゃないでしょうかね?

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2021年9月16日木曜日

【持家なし】年金 > 家賃 + 生活費ならOKでは?

私が賃貸派の理由を年金の観点から説明


当ブログでも何度か述べてきていますが、
私は今のところ住居については賃貸派という立場です。

今回は賃貸派である理由の一つとして、
年金受領見込み額の観点から見ていきたいと思います。

私の現時点での年金受領金額については、
70歳以降の家賃・生活費を賄える見込みですので、

年金 > 家賃 + 生活費

という等式がなり立ちそうです。

であれば、持家派が主張する持家のメリットである、
「とりあえずは住むところを確保」
ということを気にしなくては良いのではないかと思います。

持家崩壊 VS 年金制度崩壊


そもそも人生100年時代と言われる昨今、
30~40代で建てた家に一生住み続ける前提は如何なものかというのがあります。

一方、賃貸派の弱点としては、
家賃が大幅に上昇したらどうするのか?
というのがありますが、
人口減少 & 空家問題を抱える日本で、
家賃が大幅上昇する確率がどこまであるのか??

まあ、その場合は家賃1万円の田舎に引っ込むとか、
タダ同然の空家に住むとか色々と手はありそうです。

あとは、年金制度が崩壊というリスクもありますね。
私は年金の3割カットはありうるという前提で考えていますが、
これが7割カットとかだと家賃の確保は困難かもしれません。

ただ、その確率は持家が老朽化で住めなくなるとか、
住めなくはないが住みたいレベルを超えて老朽化が進むよりは、
低いのではないかとみています。

住みたいところに住むのがベスト


上記の事を考え始めたのは、
「持家 VS 賃貸」ではどっちが得かという視点を中心に語られることが多く、
これってどうなんだろう?と思ったことによります。

そもそも家は住みたいところに住めるのがベストであって、
私的にはいつでも引越せるというのが気持ち的に大事なので、
お金的になんとかなんとかなるなら、
コスパ云々の話ではなくて賃貸派キープかな?
と言ったところですね。
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