2022年2月28日月曜日

再現性のないFIRE ② 「投資で儲けた」 という疑念

本当に投資で儲けたのか?


FIRE達成の資産をどうやって貯めたかと言えば、
「投入資産」と「運用益」の合計でしかないと思います。

しかしながら、FIRE達成者でもある程度メジャーな方ともなれば、
その運用益などに疑問を向ける方がおられ、
計算してみるとちょいとおかしい...
なんてことを発信される方がいらっしゃいます。

何がおかしいのか?


計算がおかしいとなると、考えられる理由はいくつかあります。
代表的なものが、

① 投入資産がおかしい(給料がもっと多い)
② 運用利回りがおかしい (かなりのリスク商品に投資していた)
③ 投資資金は0円からスタートしたのではない (学生時代に既に相応の資産を持っていた)

と言ったところでしょうか?

スタートした時は給料が少なくても、
少しずつ昇給していた為、
投入資産は増えていたのかもしれません。

分散投資をしていた関係上、
一部の資産が大幅に増えたので、
全体的に利回りが向上したのかもしれません。

投資を始めたのは実はサラリーマンになる前で、
既にそれなりの資産を持っていたのであれば、
こちらの元本が寄与していたのかもしれません。

これらの情報が意図的かどうかは別として、
漏れているという可能性はあるのではないかと思います。

ブログや本にすべての情報があると思わない方が良い


そもそも論としてですが、
ブログや本にはすべての情報を開示しているわけではない!
という前提で接した方が良いのではないか?
という風に思いますね。

そして、必要なエッセンスだけブログや本から吸収する、
その程度で良いのではないかと思います。

まあ、「何が省かれているのか?」というのを探るのも、
謎解きみたいで面白い部分があるとは思いますが、
肝心なのはその人のFIRE資産形成法が自分にとって有益かどうかだと思うので、
そこだけに焦点をあてるようにすればよいのかな?
なんてことを考える次第です。


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2022年2月27日日曜日

再現性のないFIRE ① 高給取り

FIRE指南系には注意が必要


私は元々「FIREは誰にでもできる!」というのは、
ちょっといかがなものか?と考えているからかもしれませんが、
FIRE指南系の言動でよくある

「私のような普通のサラリーマンでもFIREできました」

というのはちょっと注意が必要かと思っています。

お金の貯め方がちょっと”普通”ではないのでは?
と思われるケースが多々あって、
その代表的なパターンは

① 高給取りサラリーマンである
② 投資で儲けた

の2つであると思います。

高給取りならFIREは簡単だが...


例えば、手取り1千万円のサラリーマンが3千万円貯めるのは、
ちょっと節約すれば4~5年で可能ですが、
手取り2百万円のサラリーマンであれば、
20年かけてもかなりの困難が付きまといます。

この辺りについては意図的なのかどうかはわかりませんが、
触れられていないケースが多い気がしますね。

給与アップ転職を進める人は少ない...


本来、給与が高いからFIREできた人のアドバイスは、

”私は給与がそこそこ高い水準だったのでFIREできました。
 なので、給与水準が低い方は給与水準をいかに上げるか?
 まずはここに照準を絞った方が良いのでは?"

みたいなものになると思います。

それが、いかにも投資と節約のみで誰でもFIRE達成可能みたいに言うのは、
ちょっと不親切というかミスリードではないかな?
なんて思われるケースもあります。

それと、節約と投資でFIREを達成したというと
自分もやってみようと思うかもしれませんが、
例えば1年間難関資格取得の為勉強して見事合格し、
転職で給与アップしたのでFIREできました!
というとあまりに遠回りな気がしますし、
一般受けしない話ではあると思います。

ただし、早期にFIREを達成する為には、
まずは日々のキャッシュインを増やすことに注目するのは当然で、
投資より先にやることがあるかもしれない...
というのは頭に入れておいても良いかと思います。

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2022年2月26日土曜日

FIRE関連のメディア記事に有益なものが少ない理由

FIRE関連の記事に有益なものは少ない


FIREという言葉が広く使われるようになってから、
FIREに関するメディア記事を多く見かけるようになりました。

しかしながら、FIRE希望者にとって有益な情報はそれ程多くない印象です。
その理由を色々考えましたが、
大きく言って次の3つが挙げられるのではないかと思います。

① FIREという言葉を利用した単なる投資の宣伝
② 反FIREという形をとった仕事の充実自慢
③ そもそもFIRE経験者が書いていない

FIREを利用した投資宣伝


FIRE関連の用語で検索する機会が多いからか、
多くのFIRE関連のメディア記事がお勧めされますが、
かなりの部分を投資関連の宣伝が占めています。

これらの中にはハイリスクハイリターンや怪しげなものもあり、
有用性はかなり低いと言わざるを得ないですね。

反FIRE = 仕事充実自慢?


反FIREの記事の主眼が、
もう少しお金を貯めてから会社を辞めた方が良いとか、
暇を持て余すリスクがありますよ...というものであれば、
まだ傾聴に値する要素があるかと思いますが、
どうも記事の主眼が「仕事の充実自慢」になっているのでは?
という疑念を抱かせるようなものもあります。

記事中に、
「私から仕事を取り上げないでくださいよ~」
みたいなものがそれかと勝手に思っています。

ひねくれたものの見方かもしれませんが、
このように考えるとスッキリとするメディア記事も結構ありますね。

FIRE経験者の話が聞きたいのに...


そもそもFIRE関連のメディア記事の著者はFIREをしていないケースが多く、
FIREを切望する人の視線からは書かれていないかな?
という印象があります。

なかなか面白いと思うのは、FIRE経験者の特集ですかね?
FIRE経験者のFIREへの道筋がコンパクトに纏まっていて、
わかりやすく読み応えのあるものもあります。

ただこの手の記事のスポンサーは投資関連企業だったりするので、
どうしても投資や資産形成に傾いているのは致し方ないといったところですかね?

本当はもっとFIRE生活の日常を知りたかったりするわけですが...

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2022年2月25日金曜日

【メリット or ディメリット】サラリーマンだからこその経験

【肯定的意味】サラリーマンでしかできないこと


昨日引用させて頂いた、
の著者のDokGenさんのコメントですが、
その続きの部分については、
サラリーマン生活に対して随分と肯定的な意見を述べられており、
多くのFIRE経験者にとっては違和感があるものではないか?
と個人的には思いますので、以下該当部分を引用させて頂きます。

" 海外プロジェクトへの参加などは、まず個人では経験できない。サラリーマンだからこそ経験できることだ。一定の年齢に達して管理職などの役職を解く役職定年になって、一線を退くようになるまでは、たとえ経済的自立を果たしていてもサラリーマンでい続けたほうが良いように思う。"(引用元)【サラリーマン投資家が教える】「FIRE」のリアルとは?
この発言につきましては、
「幸運なサラリーマン生活であれば」
という前提条件を付ければ、
全くその通りとなるのではないかと思いますが、
サラリーマン生活をこのように一般化するのはやはり無理があると思います。

幸運なサラリーマンなら継続する価値ありだが...


運よく、大規模海外プロジェクトに参画するチャンスを与えられ、
その中心的役割を担うなど、面白味のある仕事を任されるのであれば、
そもそもFIREだとか早期退職とかを考える暇もないのでは?
という風に思います。

そうではなくて、まるで面白味のない細かい仕事を与えられて、
おまけに毎日パワハラ上司に怒鳴られ続ける、
なんてサラリーマン生活であるからこそ、
FIREやセミリタイア、早期退職といったものの価値が増すのです。

サラリーマン生活では異動の希望がかなう確率も低く、
そもそも上司や同僚は選べないわけですから、
努力云々の及ばない不幸な職場だったらどうするか?
この辺りについての考察は必要かと思います。

要は、サラリーマンだからこそ経験できる、
ダイナミックなプロジェクトに参画する等々のメリットと、
サラリーマンだからこそ経験させられる、
細々とした雑用や上司からのパワハラ等々のディメリット、
この辺りの比較をきちんとすべきかと思います。

役職定年についての考察は同意する部分あり


引用部分の後半にある「役職定年」の考察については同意する部分は大です。

役職定年と言っても、給料が下がるだけで仕事内容が変わらないものから、
全くの閑職に追いやられるものまで色々なパターンがあるようですが、
自分に相応しくない仕事内容・報酬だと思ったら辞める事を考えても良いと思います。

なので、役職定年というのをセミリタイア開始の一つの目途にするのは賛成です。

とは言っても、それなりのエリートコースの人と言うのは、
役職定年後もそれなりのポジションを与えられているケースが多い印象です。
なので、こういった人は役職定年だから辞めるとはならない確率が高そうです。

逆に、その前段階の仕事がつまならいとかシンドイ場合、
そこまで待ってられないよ!というのが本音になる気がしますね。

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2022年2月24日木曜日

FIREは"食べて・寝て・出す”だけの人生なのか?

FIRE感の違いを実感する


FIREに対する感覚というのは人によって大きく異なりますが、
自分とはかなり違うな~と久々に思ったので、
私なりの考え方を述べてみたいと思います。

FIREについて意見を述べているのは、
の著者のDokGenさんです。

以下、ご発言を引用させて頂きます。

" 50代半ばの自分は、ちょっとだけ早いリタイアを画策しつつ、サラリーマンを続けている。そんな自分からすると、FIREであまりに早期にリタイアすることには疑問も感じる。
早くリタイアしすぎると、残された人生の時間もそれだけ長くなる。その間にはリーマン・ショックやコロナ禍のように、景気と市場を揺るがすような予期せぬ出来事が何度も起こり得る。
数千万円の資産では心もとないし、年率4%で運用し続けるという方程式が崩れる恐れだってある。数千万円の資産では、やりたいことも満足にできない恐れがある。資産が目減りしないようにずっと気にかけながら、“食べて・寝て・出す”だけの人生を延々と送るのはつまらない。"
(引用元)【サラリーマン投資家が教える】「FIRE」のリアルとは?

「数千万円の資産」でやりたいことができない?


リタイア後の人生が長ければ、その間に市場の暴落もあるでしょうし、
安定的に4%で運用し続けることは困難かもしれません。

ただし、数千万円の資産を前提とするのであれば、
預金取り崩し型の生活も可能かと思いますし、
運用重視でも資産が即なくなるほどの暴落は考えにくいかな?

そもそも数千万円もの資産があってやりたいことができない、
とは具体的にどういった生活をイメージしているのか、
この辺りをもう少し詳しく述べて欲しいところですね。

“食べて・寝て・出す”だけの人生はむしろサラリーマン?


また、若くしてのFIRE生活について、

『資産が目減りしないようにずっと気にかけながら、
“食べて・寝て・出す”だけの人生を延々と送る』

とありますが、自分的にはむしろ逆かな?

FIRE生活に入ってから初めて、自分の好きなように時間が使えて、
人間らしい生活ができるようになったと言ったところです。

むしろ私のサラリーマン時代の一時期のように、
自分の好きでもない仕事を延々とやらされて、
機械のように働かされる方が、
“食べて・寝て・出す”だけの人生に近いように思えます。

まあ、資産については使う時間もないので、
目減りどころか増えていく点は大きく異なりますが...

筆者は父子家庭で子供を育てるご苦労をされるなど、
独身男性である私と出発点がそもそも異なるとは思いますが、
FIREに対して私とは真逆とも思える考えを述べられていたので、
ちょっと取り上げてみた次第です。

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2022年2月23日水曜日

確定申告終了 ~ 今年の反省点まとめ ~

今年もe-Taxで確定申告終了


年に一度の面倒くさい作業である確定申告。
何とか昨日に終了しました。

今年もe-Taxで終了させたので、
税務署や国税局に行く必要はなし。
それ自体は随分と楽ではありました。

ただし、細かい箇所でわからない点等々ありましたが、
それについての事前リサーチなど不十分な点があり、
反省材料は多々あるといったところです。

反省材料は大きくわけで2つあります。

税理士による無料相談会の利用


一つは税理士会主催の無料相談会に行けばよかったかな?というものです。
確定申告書類自体、自己流というか、
関連本やネット情報を元に作成しているので、
これで良いのかな??という疑問は常に付きまとっています。

一度はプロの方に見て頂きたかったですが、
この相談会は気が付けば終了していました。

ただ、この相談会、事業関連の確定申告の相談のみとなっていて、
株式に関連する税の相談にはのってもらえないっぽいことも書いてあります。

この辺も含めて来年はきっちりと準備をしたいと思います。

金曜日から作業するものではない...


もう一つは、ちょっとツマラナイ話になるのですが、
確定申告準備は金曜日にスタートするものではないな~ということです。

e-Taxの入力を進めていたのですが、
入力箇所でわからないところが出てきて、
コールセンターに確認したのですが、
これが終了間際の時間帯でした。

これは何とか間に合ったのですが、
その後に住民税非課税要件について疑問が出てきましたが、
区役所の問い合わせ時間は終了していました。

そんなわけで、金曜日には確定申告は終了しないばかりか、
土日はこのことで頭の中がもんもんとした状態で過ごすことになりました。

来年は確定申告準備は月曜日の朝からスタート、
仮に色々と疑問点があってもすぐ電話で聞けるというのを重視したいですね。

まあ、慣れている方には関係ない話かと思いますが...
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2022年2月22日火曜日

ジェフグルメカードの金券屋価格が下がっていた!

ジェフグルメカードのヘビーユーザー


ジェフグルメカードと言えば、
外食チェーンの多くで使える金券で、
お釣りも出るので重宝しています。

私は怠惰なセミリタイア生活者ですので、
自炊するのが面倒な時等、
これら外食チェーンは比較的良く利用します。

具体的には、KFC、モスバーガー、吉野家、リンガーハット、
とんかつ新宿さぼてん、おむすび権米衛などです。

私は都心部にある激戦区の金券屋でまとめて購入、
少しでも家計を浮かすようにしています。

ジェフグルメカードを464円で購入


ジェフグルメカードの額面は500円ですが、
地元の金券屋だとこれが485~490円で販売と、
2~3%引にしかなりません。

しかし、都心の金券ショップが集中しているエリアだと、
これが475円程度で購入できるイメージで、
これだと5%引となります。

今回も相場はこの辺りだろうなと思って、
新橋駅前のニュー新橋ビルの金券屋を巡ったのですが、
一番安い店で464円で販売していました。
これだけ値下がりしているのは記憶にないのですが、
これだと7.2%引となります。

7.2%引と書きましたが、ジェフグルメカードはお釣りがでますので、
例えば、おむすび権米衛で160円のおむすびを買う場合、
160円で36円引になりますから22.5%引となるわけです。

お得度は7.2%以上はあります。

ジェフグルメカードの値下がりが意味するもの


ジェフグルメカードが値下がりしていたこと自体は嬉しいことですが、
これがチェーン系外食産業の不振を意味するものであれば、
手放しで喜んで良い話ではありません。

ただ、テイクアウトも可能なハンバーガーチェーンなどは
回復の兆しが見えると聞きましたが、
実際はどうなんでしょうかね?

まあ、私は引き続きこれらチェーンはテイクアウトを中心に利用しますが、
早く通常の状態に戻って欲しいと願うばかりです。
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2022年2月21日月曜日

セルフレジを使うリスク ~ ミスで未払いということもあり得るかも... ~

教員がセルフレジで窃盗


私の家の近所もスーパーでもセルフレジが導入されています。

混雑時間帯でもセルフレジは空いている確率が高いので、
私もセルフレジを使うことが多かったのですが、
重大な懸念があるので、最近は使用頻度が減りました。

その理由は下記の事件からわかります。

" 福岡県警門司署は19日、北九州市、中学校教員の男(62)を窃盗容疑で現行犯逮捕したと発表した。
 発表によると、同日午前5時50分頃、同区片上海岸のスーパーで、ウイスキーなど6点(計1223円相当)を盗んだ疑い。6点以外の商品をセルフレジで精算して店外に出て、女性保安員に呼び止められた。 男は「(バーコードを読み取る)ピッという音を聞いて、レジを通ったと思っていた」と容疑を否認しているという。"
(引用元)教員、セルフレジで一部精算せず「ピッという音聞いた」…女性保安員に呼び止められる
この教員は容疑を否認しているので断定的な物言いは避けますが、
6点もの商品を通していないのがわからないというのはいかにも不自然です。

防犯カメラの映像等々で今後確定的なことがわかる気が致します。

セルフレジについて普段から思っていたこと


実は私が懸念していることというのが、
「自分の勘違いでセルフレジを通したつもりが通していない」
というケースがあり得るかも?というものです。

私はスーパーではあまりまとめ買いというものはせず、
せいぜい5点程度ですので、
会計していなければ液晶画面で気付くとは思いますが、
これが20点くらいのまとめ買いだと、
セルフレジを通さないというミスが起こるかもしれないかな?
なんてことを思う事があります。

こんなことで、「東京都在住無職の男が...」なんてニュースになったら、
本当にたまったものではありません。

最近は有人レジを利用するケースが増えた


まあ、いずれは買物かごを置くだけで、
ICチップなので自動計算ができるシステムになるでしょうから、
この手の問題はおきなくなるような気がします。
今は過渡期ではないでしょうか?

しかしながら、当面はこの手の問題を避けるべく、
私は最近は有人レジを利用するケースが増えましたね。

実はセルフレジで品数が多い場合、
自分で買物袋にいれながら手続きをするので、
有人レジより清算に時間がかかることがわかりました。

まあどうせ暇なので、空いている時間に有人レジ、
これから年をとると判断力も鈍るでしょうから、
リスクヘッジ的にはこれが良いと思いますね。


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2022年2月20日日曜日

【セミリタイアブログ】警鐘系より無謀系のが面白い

内容は面白い(かもしれない)無謀系ブログ


セミリタイアの為の資金のエントリーラインが2~3千万円と言われる中、
数百万円の資金でセミリタイアをするのは一見無謀にも見えますが、
どうやって少ない資金で生活をハンドリングしていくのか?
市場が大幅に落ち込んだ時などどう危機を乗り越えるのか?
セミリタイア生活は終了になってしまうのか?等々、
この辺りをうまく表現しているブログならエキサイティングで面白いかもしれません。

ただし、単純にサラリーマンを辞めたので極端な節約生活でもハッピー!
みたいなブログだと個人的にはイマイチ入っていけない部分はありますね。

お金はないけど、使うときは使うよ!という無謀系というか無頼派のブログ、
最近はちょっと見なくなったかもしれません。

警鐘系ブログとは?


一方、セミリタイアブログには「警鐘系」と捉えられるものがあります。

そこそこお金のある中高年セミリタイアブロガーが、
年をとってから、そこそこお金があって良かったという実感を述べ、
若い人でミニマムな生活をしている人は年をとってからどうすのか?
そんな生活を60歳とか70歳になってまで続けられるのか?
といった疑問を述べると、
若者への警鐘と捉えられるといったものです。

ただ、自分の印象としては、
彼らが警鐘をならすとか説教をしているのとはちょっと違うかと思います。

その多くは単なる「感想」を述べているだけで、
若者に対してああしろこうしろと言っているようにはみえません。

ただ、一部の人には「警鐘を鳴らしている」みたく見えるのかもしれません。

そもそも文句を言われたくなくてセミリタイア


ひょっとすると当ブログもそのように捉えられているかもしれませんが、
私的には若い方々に警鐘をならすつもりなどありません。

そもそも私は他人にああだこうだ言われるのが嫌でセミリタイアしたので、
自分が他の人の生き方にケチをつけるなど、
考えたくもないといったところですね。

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2022年2月19日土曜日

【仮説】セミリタイア向きかどうかは「チェーン店の牛丼」に対するスタンスでわかる

落合陽一先生も絶賛のチェーン店の牛丼


落合陽一先生の
を読んでいたら、印象的なフレーズが出てきました。

"たとえば、私にとってチェーン店の牛丼を食べている時間は「豊かな瞬間」ですが、「値段が安いものを短時間でかき込んで食べるのは豊かじゃない」と思う人もいるでしょう。あの牛丼はギリギリまで原価を削ってものすごいパフォーマンスを発揮した、大衆消費財としてとても豊かな食べ物だと個人的には思うのですが。
『ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える』 p84"

落合陽一先生クラスともなれば、
牛丼でもA5黒毛和牛を使ったものが余裕で食べられそうですが、
チェーン店の牛丼を食べていても「豊かな瞬間」と思われるとのことです。

この感覚というのはセミリタイア生活を考える上でも重要かと思います。

牛丼が嫌ならずっとサラリーマン


独身であることが前提になるかと思いますが、

「オレは牛丼が食べられば幸せ!」

という価値観であれば、
生涯暮らしていくのに、それほどの大金が必要なわけではないので、
ある程度の資産が貯まった段階でセミリタイアが可能です。

ただし、

「オレはバリバリ稼いでもっと良いものが食べたい!」

という価値観であれば、お金などいくらあっても足りないので、
稼ぎ続けることができる限り働くという選択肢になります。

セミリタイア的倹約生活を批判するタイプの人は、
後者の価値観に基づいている気がしますね。

ただ、前者のタイプからすると、

「チェーン店の牛丼でも十分美味しいのに、
 何を好き好んで歯を食いしばって働いて、
 A5ランク黒毛和牛の牛丼を食べなければいけないの?」

ということになります。

牛丼で満足できるか?


普通のサラリーマンでセミリタイアとなると、
美食三昧ができる程の大金を貯めるのは極めて困難になりますので、
牛丼レベルの食生活で満足できるのか?
この辺りがセミリタイア適正を図る一つの基準になるかと思います。

私だってセミリタイアを諦めてあのまま働いていれば、
毎日、結構良いものを食べ歩きできたと思いますが、
それよりも牛丼でセミリタイアの方が、
はるかに自分にとって価値がある生き方と思ったわけです。

と言っても、「牛丼がご馳走」みたいな話になると、
節約の度合いが行き過ぎになって、
ちょっとこれまた違うかな?という感じになりますので、
牛丼というのはセミリタイアを考える上でちょうど良いレベルかな?
というのが個人的な感想ですね。

2022年2月18日金曜日

「過労死ラインの目安」を超えていた時期を思い出してみる

保健所の約23%が過労死ライン


保健所の方々の苦難が続いています。

自治労によると、全国の保健所などで働く組合員のうち、
約23%が「過労死ライン」を超えているとのことです。

「過労死ライン」というのは
「月80時間を超える時間外労働」
を指すそうです。

月80時間だと毎日9時半まで働く


月80時間というのは、毎日4時間平均の残業ということで、
定時が午後5時半だとすると、毎日午後9時半まで働くことになります。

今の私の生活からすると考えられない重労働ですが、
私のようなものでも、これ以上働いていた時期はあります。

私が忙しかった時のスケジュールを振り返ると、
当時の定時は「8時50分 ~ 17時20分」だったと思います。

出社は遅くとも午前8時だったので、
この時点で50分のタダ働きが確定です。

夜は平均すると午後11時頃まで働いていたので、
ここでは5時間40分の残業です。

この辺りをまとめて計算してみると、
一か月で20日間働くとすると、
130時間の残業だったことになりますね。

当時は土日はほぼ疲れて寝るだけだったという記憶があります。

厳しいのは精神的苦痛が上だった


ただし、当時は20代で体力があった時代なので、
実際にきつかったのは精神的な部分だったかと思います。

当時の上司とはそりが恐ろしい程合わなかったので、
ダメだしの仕方とかはそれはヒドイものでしたね。

幸い、そりが合わな過ぎて、その課を追い出されたので、
しばらくして普通の生活に戻りましたが、
あのままいたら何らかの異常はきたしていたと思います。

まあ、長時間労働というのは、
精神的に過酷な労働とセットだと思いますので、
こういった環境にいる人に言いたいことがあるとすると、
世の中、そんな仕事しかないわけではない!
ということです。

ただ、その渦中にいると正常な判断力を保つというのが、
極めて難しいので、その事にはなかなか気づかないのでは?

あるいは、給料もそれなりの水準で、
当時の私と異なり残業代もきっちり出るのであれば、
FIREの為の資金稼ぎと割り切って期間を設定して働くか?
といったところでしょうか?

2022年2月17日木曜日

第三のビール & もやし前提のセミリタイアは是か非か?

一時的に無職になった知人の主張


若い頃、一時的に無職になることは意外と多いです。

勤務していた会社がひどすぎて転職先が決まらないのに辞める、
難関資格にチャレンジする為に勉強に専念する、
こういった知人は何人かいます。

そのうちの一人で税理士試験にチャレンジする為、
一時的(2年)に無職になった知人が言っていたことで印象に残っている言葉が、

「発泡酒ともやしはもう嫌だ!」

というものです。

無職なので資金が潤沢ではないためビールは買えないので発泡酒、
食事の中心に鎮座するのはいつでも安く買えるもやしです。

彼はその後に試験にきっちりと合格してそれなりの収入を得たので、
厳しい受験生活の思い出が沁みついたこれらのものはもう嫌だ!
という気持ちになったということです。

まあ、金がないなら酒を飲むな!と言われるかもしれませんが、
酒飲みにはできない相談ですね...

また、彼の受験時代は発泡酒より安い第三のビールはまだ登場していません。
いまなら、第三のビールに手を出していたでしょうね...

”第三のビール & もやし前提”のセミリタイア


若い頃にイマイチな食生活をしていても、
いずれはそこそこお金を稼いで良い食生活へ転換したい!
という見込みがあるならば、イマイチの食生活にも耐えられますが、
「そのイマイチな食生活を大前提として一生過ごす」
というのは、人によってはなかなか厳しいものがあるかもしれません。

セミリタイアプランを組むときには、
この点を注意すべきかな?と思います。

まあ、金麦なんて結構おいしいですし、
もやしも味付け次第で色々なバリエーションがありますから、
それなりに楽しめるかもしれません。

ただ私としましては、
普通のビールと旬の野菜程度は買える前提で、
セミリタイアプランを組みたいとは思います。

セミリタイアで暇になると、
生活における食事のウエイトも高まりますからね。

2022年2月16日水曜日

「注射が嫌だ!」とごねるお婆さんを見て、介護の大変さを垣間見る

老人は病院好きと思っていたが...


先日、お昼の閑散とした時間帯の駅の改札で、
老人二人が言い争っているのを見かけました。

「何かのトラブルか?」
と思ったのですが、そうではなく、どうやらこの2人は親子か夫婦のようです。

お爺さんは60代に見えますが、お婆さんは80代くらい。
なので、年の近い親子か年の離れている夫婦と言ったところと推測しました。

何を言い争っているかと言えば、
「お婆さんが病院に行きたくない!」
と駄々をこねているようなのです。

老人は病院好きと思っていたので、
自分的には意外な光景です。

「注射が嫌だ!」


お爺さんは電車に乗って早く病院へ行こうと促しているのに、
お婆さんの方が病院へ行くのは嫌だ!という感じです。

お婆さんが病院に行きたくない理由は、
行っても体調が良くなるわけでもないのと、
「注射が嫌だ!」
というものです。

注射が嫌ならコロナワクチンとかうったのかしら?
と余計な事を思いつつも、
お爺さんが病院に連れて行こうとするのを必死の力で抵抗しています。

こちらのお婆さん、どうやら足腰は丈夫のようですね...

「あんたどうする」みたいな顔されても...


実はこのちょっとした騒動、お隣りで私と同年代と思われる、
50代主婦風の人も一緒に見ていました。

何かこの女性は私の方を見て、
「あんた、どうするの?」
みたいな顔をしてきました。

どうすると言われても(正確には言われていないが...)、
お爺さんに加担してお婆さんに病院に行きましょうというのも変だし、
お婆さんに加担して病院に行くのを嫌がっていんだからというのも変です。

こちらもちょっと首をかしげて、
どうしようもないですよ...
という感じを示すと、
そうよね...みたいな雰囲気になりました。

まあ、介護とはちょっと違うのかもしれませんが、
この辺りのお世話というのはなかなか大変なことだと思いました。

ちなみに、私は最後まで見ていなかったので、
このお二人が結局どうなったのかはわかりません...

2022年2月15日火曜日

馴染みの和菓子屋閉店で思った事 ~ 10年後は街の景色はがらりと変わる ~

馴染みの和菓子屋が閉店


我が家から徒歩10分くらいにこじんまりとした和菓子屋があります。

お団子や饅頭などの定番商品に加えて、
赤飯なども売っているので比較的重宝していたお店ですが、
この度閉店したとの貼り紙がありました。

ここのところ、ぽつぽつと商売を辞めるお店が増えていますね。

コロナでなく高齢化


こちらの和菓子屋さんですが、高齢の夫婦が営むお店です。

店主が体調不良でお休みするという貼り紙に私が気が付いたのが2~3月前。
その後、再びお店を開けることがなく閉店に踏み切ったというわけです。

この閉店理由はコロナとかの影響ではなく、
店主の方の高齢化ということかと思います。
サラリーマンならとっくに定年のお年でしたからね。

ただ、これはこの和菓子屋さんだけの問題ではなく、
この和菓子屋さんのある商店街の多くに共通したことで、
八百屋・精肉店からお茶屋に至るまで、
店主・店員が高齢の方ばかりですから、
10年くらいのスパンで見れば、
かなりのお店が閉まる気が致します。

不動産購入には注意が必要


私が現在の地に引越してきた理由の一つが商店街の存在です。
総菜屋や八百屋は結構な頻度で利用します。

総菜屋は若い店員さんもいるのですが、
八百屋は高齢の方ばかりなので、
このままだといずれかのタイミングでお店は閉まるでしょう。

馴染みのお店が続々と閉まって空き店舗になったり、
チェーン系のお店が進出してくるようになると、
街の景色はがらりと変わるでしょうね。
(その兆しは既にあります)

そうなると街の住みやすさもがらりと変わるので、
不動産を購入するような場合はこの辺も考慮しないとダメですね。

まあ、そうは言っても、日本中どこも同じような状況かもしれませんが...

2022年2月14日月曜日

サラリーマン時代の3連休 ~ セミリタイアを意識する前は旅行とか行っていたことを思い出した ~

セミリタイア生活で3連休は関係ないが...


セミリタイア生活者ともなると、
3連休のような混雑する日には外出は極力控えます。

3連休くらいしか外出チャンスのないサラリーマンとは、
大きく異なるポイントの一つです。

ただし、私のサラリーマン時代の晩年は、
3連休というのは家で休んでいる機会が多かったですね。

というのも、セミリタイアを意識してからは節約モードに入っていたのと、
近場の旅行など会社を辞めればいくらでも行けると思っていたことが主な理由です。

セミリタイアを意識する前は日帰り旅行などしていた


今振り返ると、セミリタイアを意識する前は、
3連休ともなれば小旅行とか結構行っていたことに改めて気付きました。
特に、茨城・栃木・群馬辺りで行きやすいとことは概ね行ったかな?

行きやすいというのは、都内から普通列車で日帰りできる範囲という意味で、
ざっと言えば水戸・宇都宮・足利・桐生・高崎・前橋等々です。

旅行費用と言っても、日帰りならせいぜい5,000円程度なので、
飲み会に1回行くのとほぼ同じという感覚でした。

しかしながら、セミリタイアを意識するとともに、
会社の飲み会に極力行かなくなったのと同様、
日帰り旅行などもあまり行かないようにしました。

これでセミリタイアしなければ損してたな...


しかし、会社の飲み会はそもそも行きたくないものですが、
日帰り旅行はやっぱりそれなりに楽しかったですね。

その時の楽しかった思い出というのは結構残っていて、
季節が良くなったらもう一度行きたいところも多いです。

となりますと、
行きたい小旅行にも行かず我慢した挙句、
結局セミリタイアしなかった!なんてことになれば、
えらく損した気分になったでしょうね。

というのも、セミリタイア資金を貯めなくてもよいのであれば、
そこまで節約する必要はなかったからです。

もちろん、セミリタイアしなくてもその分のお金は残りますので、
無駄ということはないかもしれませんが、
お金と時間の有効活用という点では疑問符がつきます。

そういう意味では、
セミリタイア生活を勝ち取るまでに犠牲にしたものというのは結構あるので、
本当にセミリタイアできて良かったな~と改めて思った次第です。