2018年1月31日水曜日

「定年後の歩き方」を読んでの感想 ① ~リタイア後の不安を整理する ~

本書は、いざ定年となってからの「お金、健康、孤独」
といった不安を解消すべく書かれた「定年後入門書」
というべき位置づけの本です。

本書の構成は以下の通りです。

PART1 定年後のリアル 「第二の人生」のライフスタイル入門

PART2 自分を自分で「たな卸し」する!【仕事編】
めざせ!生涯現役
リタイア後の「上流」「下流」は60歳からの働き方で決まる!

PART3 自分を自分で「たな卸し」する!【お金編】
収入源に負けない!
「強い定年家計」のつくり方

PAERT4 わかれば不安が半減!
病気と介護に必要なお金

本書はリタイア者向けの本であるので、
対象としている年齢層は恐らくアラフィフの私より
10年程度上の層かと思います。

従って、セミリタイア者の自分から見ると「生涯現役」は目指したくないし、
差し当たって孤独は特に恐怖でもないしなあ~、
とちょっと方向性の異なる内容もあります。

しかしながら、定年再雇用の厳しい現実を見ると、
セミリタイアという生き方もやはりアドバンテージがあるな!
と改めて認識したり、
「定年後にかかる生活費・医療費や貰える年金を整理する」
といった作業はセミリタイア者にとっても参考になるところが大です。

また、人気コミック『マンガ 自営業の老後』の著者に聞く
どん底の不安からの脱出法 自営業の生き方 (p96~p99)

は年金を一度も払ったことがない著者が年金のことに加え、
生活収支や保険のことを学ぶにつれて将来の不安が解消された過程の
一環がコンパクトにまとめられて興味深かったです。
この本は面白そうなので読んでみようと思います。

ムック本で図表も多く読みやすい本でした。
個別にいくつか考えさせられるトピックスもありましので、
それについては別稿で述べたいと思います。

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2018年1月30日火曜日

セミリタイア希望者の賃金抑制への対抗策は?

「65歳まで雇用義務化で、他世代の賃金抑制
 …月給40万超えが50歳へ後ろ倒し」

上記タイトルの記事を読みました。
(引用元: http://biz-journal.jp/2018/01/post_22128.html)

現在が中高年サラリーマン受難の時代であることが、
以下の引用からもわかります。

"高齢者の人件費を捻出するため、
企業がほかの世代の労働者の賃金ベースを緩やかにする"

"昔に比べて40~50代の賃金が確かに下がってきています。(中略) 
上がるには管理職になるか高度専門職になるしかない
仕組みにしている企業が増えています"

これまでだったら、この会社に入ったらこのくらい貰える、
40歳くらいにはこのくらいの給料かな、
というのはある程度計算できました。

これからは、このような計算がしにくくなる時代です。
ひょっとすると、30代から定年まで同じ給料で働くということもあり得ます。

セミリタイア計画への影響

上記のような「賃金制度改革」がセミリタイア計画へ
与える影響について考えてみます。

Negativeな影響はもちろん「収入減少」です。
セミリタイア資金を貯めるという観点からは明らかにマイナスです。

これに対抗する手段としては、以下が考えられます。

① 残業代はしっかり貰う!

管理職になると残業代がつきませんが、
非管理職は残業代がつきます。
それなりの残業をすれば、下級管理職より手取りは良い!
というのはそれほどレアなケースではありません。

② 「働き方改革」で副業を!

働き方改革で残業ができなければ、副業のチャンス。
毎日定時で帰れれば、副業に割く時間の確保が容易です。
給料が上がらなければ、その分他で稼ぐことを考えてもいいと思います。

上記記事では、

"制度設計上、従来の賃金カーブを早期に立ち上げ、
30代である程度の生活ができる賃金水準にする。"

というコメントがあります。

セミリタイアを40代で目指すと仮定すれば、
「30代では従来よりむしろ賃金が上」というのは朗報です。

会社によって給与水準・給与体系は全く異なりますが、
一般論で言えば、多くのサラリーマンが40代・50代でも
非管理職のままという状況では長く働こうという
モーチベーションが大きく低下するのでは?
と思います。

そう考えると日本の将来はちょっと不安な部分はありますね。
一方、セミリタイアをする人間にとっては、
「もう少し頑張れば給与アップ!」
という展開がないので、すっぱりサラリーマン生活に
見切りをつけられるのでは?と思います。
私もそんな一人です。

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2018年1月29日月曜日

セミリタイア生活にはコーヒーよりほうじ茶が似合う

セミリタイアしてからは、生活スタイルが色々変化しましたが、
その中の一つが「コーヒー消費量の減少」が挙げられます。

サラリーマン時代には、「眠気覚まし」「気分転換」といった理由で
コーヒーを良く飲んでいたのですが、これらが不要になりました。
セミリタイア生活は眠ければ眠ればいいし (昼寝は結構します)、
気分転換しなければいけないシチュエーションもありません。

コーヒー消費量の減少の代わりに増えたのは、ほうじ茶消費量です。
ほうじ茶は胃に優しく、飲むとほっこりする感じですね。
まったりしたセミリタイア生活にぴったりです。

この変化は経済的 & 健康面からも大きなメリットがあります。
私が愛飲する「大井川茶園 茶工場のまかないほうじ茶 300g」ですが、
Amazon で583円です。
1杯3gの茶葉を使うとすると300gは100杯分で、
1杯当たり5.83円とかなり格安なドリンクです。

また、私はコーヒーはミルク & 砂糖で飲むので、
カロリー摂取量も減少したかな?と思います。

もちろん今でもコーヒーは飲みたければ飲むのですが、
「節約」という観点からもお茶にもっと早く注目すればよかったかな?
と思う次第です。




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2018年1月28日日曜日

"知られたくないウラ事情「不都合な真実」〜世の中の仕組み&カラクリ"を読んで

今回読んでみて面白かった本ですが
知られたくないウラ事情「不都合な真実」〜世の中の仕組み&カラクリ
という本です。

サブタイトルが

★知らないほうが幸せだった!?★
ビジネスから日常生活まで、ブラックな日本社会を賢く生きるためのサバイバル戦術。

となっており、これだけ見ると陰謀論的ニオイがしますが、
そんなことはなく、逆にある程度知られているトピックスが多いかな?
という感じがします。

例えば、

・現役サラリーマンの9割が老後破産する!?
・マイホーム購入は狂気の沙汰!

といったあたりはお馴染みのトピックスですね。

そんな中、個人的にとても面白いと思ったのが

【自費出版】
「あなたの人生を本にしませんか?」でぼろ儲け!

という章ですね。

著者によれば、ピーク時の半分近くまで縮小した出版業界において、
自費出版の制作が一番儲かる!とのことです。
詳細は本書をご参照頂きたいですが、
出版社は1冊で200~300万円儲かるらしいですね。

著者は自費出版をする人の動機を

「内発的達成願望」を刺激されると突如として本能が行動を起こす!(p86)

と分析しています。 

結論として

「内発的達成願望」を刺激されると、退職金をつぎ込んで飲食店を開いたり、
自費出版で「自分史」づくりに走ったり-と言った人が後を絶たないわけです。

と斬って捨てます。

「内発的達成願望」自体は悪い事ではないでしょう。
私がこのささやかなブログを書いているのも
「内発的達成願望」の一つと言えるかと思います。

とは言え、これが行き過ぎると、
「自分のこれまでの立派な人生の軌跡を知ってもらいたい!」
「ここまで腕を磨いた旨い蕎麦を一人でも多くの人に味わってもらいたい!」
となってしまい、少なからぬ「投資」をする可能性があるわけです。

幸いなことに、私は本を自費出版をするほどの
たいした人生は歩んでいないことを自覚していますが、
ちょっと売り込んだら自伝の一つも書きそうな人が
前の会社で少なくとも3人くらいはすぐ思い浮かびます。

それにしても、かつての上司に自費出版した
書物を送りつけられたらぞっとするな!
なんて想像をしたのが本書を読んでの一番の感想でした。


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2018年1月27日土曜日

和気あいあいとした職場は理想か? ~ あまり仲がいいのも考え物だ ~

転職者募集の説明でちょっと引っかかった内容がありました。
職種・待遇面についてはごく普通の内容だったのですが、
職場の雰囲気の説明がこんな感じでした。

・職場はフレンドリーな雰囲気で「和気あいあい」と言った感じ
・職場みんな仲がいいから良いから、仕事終わりに飲みに行くことも多い。
 仕事終わりのビールは旨い!

職場の雰囲気はギスギスしているよりは和気あいあいの方がいいです。
ここは同意致しますが、後半部分が問題です。

当ブログでも何度か述べていますが、私の退職理由の一つは

「会社の飲み会が嫌だから」

というものです。

もちろん、私の職場は和気あいあいでもなかったし、
嫌なのは上司の説教だったりするわけですが、
「仕事終わりに飲みに行って楽しいよ!」
というのが、転職希望者にアピールになるのか疑問に思った次第です。
仕事終わったらすぐ帰りたいし。

そういえば、転職パンフレットなんかには、
「会社の運動会」「ファミリーフェスティバル」なんかが良く載っています。
この辺りは会社の福利厚生の充実をアピールしたいのかもしれませんが、
自分のような人間にとっては逆効果ですね。

そもそも「和気あいあい」とかがアピールポイントになるのは、
いかに世間の会社がそれとは程遠いかを物語っているのでは?
と思います。

本当に和気あいあいの会社でも、
仲が良すぎて毎晩のように飲み行く会社はそれはそれで嫌だな?
なんてことをふと考えてしまいました。



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2018年1月26日金曜日

午後8時に退社できてもサラリーマン生活はツライ

午後8時に退社できるか?

激務で有名な某証券会社の知人が言っていた言葉で
今でも印象的で覚えているのは、

「午後8時に仕事が終われば何とか人生楽しめる」

というものです。

この言葉の意味するものを簡単に言うと、

「午後8時に退社すれば、1日に2時間程度、自由時間が持てる」

ということです。

彼の想定していたスケジュールは以下の通りです。

・午後8時退社 (通勤時間1時間を想定)
・午後9時帰宅 (1時間で入浴 & 食事)
・午後10時 ~ 12時:自由時間
・午後12時 ~ 就寝

退社時間が午後10時より遅れることになると、
家には寝に帰るだけになるので、
そういう生活だけは避けたい!というのが彼の弁です。

午後8時に仕事が終わっても自由時間は無きが如く

上記のような会話を交わしたのは、お互いが20代後半の時期のことです。
当時は終電 or タクシー帰りも当然の時代でしたので、
午後8時に帰れるというのは、結構嬉しい話だったわけです。

それから相当の年月が経ち、最終的には午後8時には帰れることが多い
職場に転職しましたが、平日に満足できる自由時間を確保していた認識はありません。
何故かと言えば、以下の理由が挙げられます。

・体力の低下

私は30代までは、就業後に勉強をする体力もまだありました。
しかし40代になると体力は急低下、
家に帰るとただ「疲れた」という感情しかわかなくなりました。
この身体の感覚は20代の自分にはわからないものでした。

・気持ちの変化 (仕事からプライベートへうまく切り替えられない)

若い頃は仕事が終われば、すぐプライベートモードに切り替えて、
「よっしゃ、遊ぶぞ!」となっていましたが、
年齢とともに、この切り替えができなくなりました。

特に、プロジェクトが進行中だったり、
翌日にプレゼンがある時などが特にそうで、
結果、「平日は24時間仕事のことが頭の中にある状態」で、
仕事が終わってもあまり楽しめない状況が続いていました。

・携帯電話の発達

携帯電話を会社が支給することになり、
自宅は安寧の地ではなくなりました。
「残業している者が早く帰った者に電話するのは当然」
という文化があった会社なので、
とりあえず携帯電話は常に傍らに置いておく状態でした。
これがものすごいストレスになりました。

結局セミリタイアしかないかな?

もし私が、

・体力があって
・気持ちの切り替えがうまくて
・勤務先が就業時間外の携帯電話を禁止している

という状況にあったのなら、サラリーマン生活を続けていたかも、
と思いますが、現実にはちょっとあり得ない仮定ですね。

特に、「体力の低下」とか「気持ちの変化」は致し方ありません。
サラリーマン時代の後半は、いつも身体が重い状態でした。
会社を辞めることが決まってからも、出勤中はこの状態が継続していたので、
やはり心も身体も会社を拒絶していたのだと思います。

会社を辞めた今では「身体が重い」ということはありません。
やはり身体の不調の解決策はセミリタイアしかなかったのだろう、
というのが今の実感ですね。



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2018年1月25日木曜日

40歳以上の転職で賃金減少鮮明 ~ それでも辞める人は辞める ~

「40歳以上での転職は賃金が減少する」
と言うのは実感としてもその通りだろうと思います。

特に、倒産やリストラなどの非自発的失業の場合、
転職の準備もしていないケースがほとんでしょうから、
「働けるだけありがたい」なんてこともあるかと思います。

それでも辞める人は辞める

この手の話が出てくると

「40歳過ぎたら転職もままならない。
 多少辛くても会社にしがみついた方が良い。」

という意見が散見されます。

これは働く側の意見であって、
「収入」という観点から見た場合は正しいかもしれません。
従って、仕事が辛くても給与が下がるから転職しないでここで頑張るんだ、
という決断に対して私がコメントすることは特にありません。

ただし、会社側からのこういった考えには異議ありです。

「40歳過ぎたら転職もままならない。
 転職できても給与が下がる。
 だから文句言わずに働け!」

私は人事評価の面接でこのような趣旨のコメントを言われた事があります。
(実際は「年齢的にもこれだけ給料払える会社は外ではないから、云々。。」
と言ったもっと丁寧な持って回った言い方でしたけど。)

結局のところ、待遇改善なんかしなくても、また、
多少無茶な事言ってもどうせ辞めやしないだろ、
という誤った前提がパワハラ的なことを生み出すんだろうと思います。

私は上記面接のコメントを聞くまでは、
会社の出方によってはセミリタイア撤回の可能性を40%程度と見ていましたが、
(まだそれなりの処遇を得られると思っていたのだから甘かったですね)
ここからは脇目も振らずにセミリタイアへ向かって邁進しました。

そういう意味では、今のセミリタイア生活があるのは、
当時の上司だったかもしれませんね。
感謝はしませんけど。




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2018年1月24日水曜日

大雪のセミリタイア生活への影響

交通機関は予想通りの大混乱

「東京は月曜日は午後から大雪」という予想を受けて、
午前中に鍋の具材をスーパーで買い込み、
夜はワインを飲みながらの雪見酒を楽しみました。

TVニュースでは予想通り交通機関が大混雑とのこと。
午後3時くらいで既に電車は満員&遅延。
サラリーマンは大変だと改めて実感した次第です。

大雪がセミリタイア生活へ与える気分的影響

セミリタイア生活は基本的に家に居るので、
大雪の影響は基本的にはないのですが、
気分的には少々変わる部分もあります。

それは、

・堂々とゴロゴロできる

という点ですかね?

基本的には何もしなくていいからセミリタイアという決断をしたのですが、
どこかで「せっかく時間があるから何かしなければ!」
という感情がまだ残っている部分があります。
大雪で外出できないとなると、この変な義務的感情がなくなります。
「大雪だからしょうがないか!」と。

そんなわけで、いつもよりちょっとリラックスして、
美味しいお酒を楽しめたのかな?と思います。

雪の中遊ぶ子供を見て思うこと

この雪の中でも子供達は元気です。
雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりと楽しそうです。

サラリーマン時代は「雪 = 電車遅延 = 帰れない」
という発想しかありませんでしたが、
雪には楽しいとか美しいという一面もあるのを思い出させます。

ふと、10年ほど前、飯山線に乗った時に
雪景色がきれいだったことを思い出しました。
「寒い!」とか文句ばっかり言っていないで、
積雪地帯の温泉にでも行ってみようかな?
とちょっと思ったりしました。



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2018年1月23日火曜日

早期退職者の募集 - 5年ぶり増加

早期退職者の募集、25社が実施 
2017年 5年ぶりに前年を上回る

「好景気」「人手不足」が話題になる昨今ですが、
「早期退職者」についても増加傾向である、
とJ-CASTニュースが伝えています。

上場企業のうち、2017年に希望・早期退職者の募集を実施した企業は25社で、
5年ぶりに前年を上回った。
(中略)
その要因について、東京商工リサーチは、
業績不振により人員の削減が必要であることはもちろん、
業績が好調であっても将来の経営を見据えて
不採算事業の整理をするなどといった、
既存事業の構造改革に踏み切ったことがあるとみている。

出典: https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/22319233.html

こんなはずではなかった!

「将来の経営を見据えて」とありますが、
「既存事業の将来の経営を見据えて」採用されたはずなのに、
リストラ候補にされてはたまったものではありません。

私は上記記事を読んで、下記のケースを思い出しました。

A社の事業は好採算の新規事業と不採算の既存事業の2本柱で成り立っています。
採用活動はA社として単独で行っています。
B君はA社の新規事業に将来性を感じてA社を受験して見事採用されます。
B君は「ジョブローテーション」でまずは希望していない既存事業に配属されます。
数年して、A社は不採算の既存事業を切り離し分社化します。
B君は「たまたま」既存事業に配属されていたので、
分社化した会社の所属になります。
既存事業は不採算事業なので当然給与は下がります。
B君は「話が違う!」と憤慨しますが、
B君がA社で働くことは今後一切ありません。

この場合、A社がB君に対して、「絶対に新規事業分野の配属にしてやる」
ということを言っていれば詐欺になると思われますが、
「ウチは希望が通りやすい会社だ」程度なら詐欺にはならないでしょう。

しかしながら、A社は新規事業の将来性をさかんにアピールして採用活動を行い、
実際は不採算の既存事業に配属させて最終的にはリストラ。。。
というのはいかがなものでしょうか?

私自身は上記構図とは若干異なりますが、
採用時の面接の話と大きく異なったという点では一緒です。

若い時分には「転職」という形で新天地を求めましたが、
ミドルエイジを越えてからは「セミリタイア」に活路を見出しました。

会社員生活を振り返ってみれば、
会社が社員一人一人のニーズを的確に把握して
反映させるなんてことは不可能だし、
そもそもそんなこと考えてないというのはわかりますが、
「いつか分かってもらえる!」
みたいな淡い期待があったのが判断ミス (= セミリタイア決断の遅延)
つながったのかな?と思います。



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2018年1月22日月曜日

まずは2年分の生活資金を貯める!話はそれからだ!

いつでも会社を辞めれる準備をする

会社の仕事がつまらない、つらい、出来ることならすぐ辞めたい!
と思っていても、実際に会社を辞めるというのは大変です。

ではなぜ会社を辞めないか?と言えば、
理由は大きく2つに分けられると思います。

A. 会社は辞めたいが、辞めると生活ができなくなる
B. 会社は辞めたいが、今辞めると損をする

Aのケースは世の中のサラリーマンの多くが当てはまると思います。
住宅ローンが残っている (= 実質の貯蓄額はマイナス) 、
これから子弟の進学が控えておりまとまったお金が必要、
等々の人です。
(要するに会社を辞めると資金ショートする、ということです)

Bのケースは、当座の生活資金はあるので辞めようと思えば辞められるが、
今辞めるのは得策ではないからもう少し様子を見るか、というケースです。
もうちょっとでボーナスが貰える、という短期的なものから、
退職金額があと1年勤めると飛躍的にアップする、
嫌な上司が転勤するまで待つ、という中長期的なものまで考えられます。

当座の生活資金があるのとないのでは余裕が大違い

私が後半のサラリーマン生活を耐えることができた大きな要因の一つが、

「当座の生活資金があったので、会社をいつでも辞めることができた」

というのものです。

同じ厳しい労働環境下でも、
「辞められるけど辞めない」というのと、
「辞めたくても辞められない」のとでは、
こちらの心の余裕は大きな違いがあります。

実際に自分は到底承服できない転勤の打診を受けた時に
「転勤の辞令が出るなら辞めます」
ときっぱり言って、辞令を撤回させたことがあります。
これなど、本当に辞めてもいいと思っていたから言えたと思います。
(辞令が出たら本当に辞めるつもりでした)

余裕ある当座資金 = 2年分の生活資金

何故2年分の生活資金を貯めるべきなのか?

確かに、会社を辞めたら転職をするという一択であるならば、
生活資金は1年分で十分かもしれません。
1年もあれば何等かの職は見つかる可能性が高いと思います。

しかしながら、ここでサラリーマン生活に見切りをつけて、
次のステップへ踏み出す場合は、1年では不足かな?と思います。

公認会計士・司法書士と言った大型資格にチャレンジ、
語学留学で語学力を磨く、
といったケースでは最低2年程度は見ておいた方がいいと思います。

また、次のステップを会社を辞めてからじっくり考える、
というケースでは1年ではちょっと心もとないです。

自分の経験上からも、2年分の生活資金は確保してからは、
いつでも会社は辞められる、
辞めたところで特に困ることはないな、
ということで、かなりの心の余裕ができました。

セミリタイアというゴールを設定してからも、
それからの勢いそのままでゴールに駆け込めたような気もします。
(それでも途中、何度も辞めようと思いましたが。。。)

セミリタイアへの道は相当長いものになると思いますので、
まずは「セミリタイアへの一里塚」として、
2年分の生活資金を貯めるというのは、それなりに有効性を持つと思います。

また、最終的にセミリタイアをしないという選択肢を選んだ場合でも、
その後の生活にかなり余裕が持てると思います。



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2018年1月21日日曜日

「副業図鑑」を読んだ感想

セミリタイア者の理想の副業とは?

「稼げる! 自分に合った副業が必ず見つかる! 副業図鑑 戸田充広」
を読んでみました。

この本を手に取った理由は至ってシンプルで、
何もしないと無収入なセミリタイア生活において、
理想的な日銭を稼げる副業が何かあるかな?と思ったからです。

本書の構成は以下の通りとなっています。

第1章 副業のすすめ
第2章 始めやすい副業
第3章 資格が活かせる副業
第4章 ハイリスクハイリターンな副業
第5章 スキルを活かせる副業
第6章 すき間時間・短時間でできる副業
第7章 元手0円でできる副業
第8章 趣味にもなる副業
第9章 知っておきたい副業の決まり

私の副業のスタンスとしては、

・原則1日程度で完結するもの
・わざらしい人間関係はなし
・高いリスクや責任を伴わないもの

といったところですが、既に実行中のものも含めて、
なかなか面白いものがリストアップされていました。。
自分が良いと思ったのは以下の通りです。

【実行中のもの】

・アフィリエイト
・純金積み立て (副業なのかな?)
・アンケートモニター
・治験モニター
・ポイントサイト
・覆面調査員 (最近お呼びがかかりませんが。。。)

【やってみたいと思ったもの】

・試験監督
・選挙スタッフ
・墓参り代行
・Webライター

一読してみての感想としては、やはりドンピシャな副業は
そう簡単には見つからないな、というところですが、
「試験監督」や「選挙スタッフ」などは1日限定で後腐れもないので、
暇なとき(基本的にはいつでも暇ですが)にはちょっとやってみてもいいかな?
と思いました。

「カメラマン」「翻訳」は趣味の延長線上としていつかできたらいいと思う反面、
ガチな仕事に近づくのでちょっと二の足を踏む感じですね。

まあ、世の中いろいろな副業があることはわかりましたので、
自分としては気長に理想の副業を探そうかな?と思います。

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2018年1月20日土曜日

出世するメリットのない時代へ

支店長ともなると専用運転手がいた時代に就職した

私が最初に勤務したのは金融機関の営業店でした。
人員は50名強程度の中規模店舗ではありましたが、
支店長ともなると「支店長車 + 運転手」がついていました。

新人時代の自分は、支店長クラスになるとそういう待遇になるのだな!
とそれなりの羨望の眼差しで見ていたような思い出があります。

※ 支店長車といっても、支店長が使わないときは、
 他の営業課員も使用することができましたし、
 もちろんお客さんの送迎に使うこともありました。

経費削減の嵐

その後、会社全体の収益が悪化してくると、経費見直しの一環で、
このような専用車は大型店舗を除き廃止されることとなりました。

「そもそも支店長車なんかがあるのがけしからん!」
という議論はさておき、自分が20代の頃に見ていた支店長や部長のイメージと
今の支店長や部長のイメージは大きく異なりますね。

私はすでに転職しているので、20代の頃とは単純比較できませんが、
20代の頃見ていた上席役職者はもう少し余裕があったかな?と思います。

今は様相がかなり違っており、仕事量も増え余裕がなくなっているように見えます。
正直言いまして、部長が課長より長く働いていて、
ヘロヘロになっている姿を見せられたら、
新入社員なんか夢も希望もないと思いますよ。
「30年働いて出世したの生活がこれかよ!」とね。

どうも人員削減とか経費削減とかのコスト意識が行き過ぎた結果、
社会全体が息苦しくなっている気がしますね。
この辺に関しては、これから良くなっていくとはとても思えません。

出世してもダメ!もちろん出世しなくてもダメ!
ならばやはり違う道を探さなければダメですね。
自分はそれがセミリタイアだったという事です。



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2018年1月19日金曜日

セミリタイア成功 > サラリーマンのベストシナリオ

セミリタイアを後悔しないために

セミリタイアをしたものの、

「ひょっとしたらサラリーマンを続けていた方が良かったかもしれない」

と思うこともあるかもしれません。

私はこのような後悔をしたくなかったので、
サラリーマン生活についての様々なケースについて考えてみました。
そんな中で有効だと思った考え方は、

「サラリーマンとしてのベストシナリオを歩めた場合、
  セミリタイア生活と比べてどちらが良いか?」

と言うものでした。

実際の自分はベストからは程遠いサラリーマン生活でしたので、
サラリーマン生活の先は見えていました。

しかしながら、セミリタイアをした後に、
「あの時もう少し頑張っていれば違う人生が。。。」
などと考えて後悔したくなかったので、一応このケースも考えてみました。

簡単に言えば、

① 希望の部署に異動をして
② 希望通りの出世をして
③ 上司 & 部下はいい人ばかり

だった場合の会社員生活は、セミリタイア生活に比べて良いか?
というものです。

「自由時間」を考えたらセミリタイア生活の圧勝

結論から言えば、セミリタイア生活の圧勝と判断致しました。
一番大きな理由は「自由時間」の問題です。

私が勤めていた会社は、権力分散型ではなく集中型の会社だったので、
ある役職以上になるとカバーする仕事が増えます。
(簡単に言いますと、兼務辞令がやたら増えます)
そうなると仕事量も必然的に増加することになります。
出席しなければいけない会議も増えるし、
夏休み & 冬休みは自分の都合ではほぼ取れません。
つまり、自由時間というものが極端に減少します。

また仕事内容で見ても、「管理」の仕事が増えることにより、
やりたくもない仕事が増えることは明白でした。

一方、給与面ではどうか?
こちらはそれなりの上昇はするものの、
仕事の量をカバーするだけのものがあるかは疑問です。
億単位のお金ならともかく、しょせん同じ会社なのでたかがしれてます。
このレベルの差なら「時間 >> お金」です。

人間関係についていえば、人間関係が良くなれば、
会社に行きたくなくなる大きなファクターがなくなります。
これはもちろん素晴らしい話ではありますが、
では「会社に行きたくなるか?」というと全く別の話です。

実際に順風満帆の人と比べても

幸い?私の身近には若くしてそれなりのポジションについた人がいたので、
そのケースが参考になりました。
電子スケジュール帳で彼の予定をチェックして気になったのが、
早朝会議と土日にまたがる研修の多さですかね?

正直彼の今の生活と自分のセミリタイア生活、
代わって頂けるとしても丁重にお断り致しますね。

こういうことを前の会社に人に言ったならば
「負け惜しみだ!」
と言われるかもしれませんが、
そう言われても笑って
「そうですね。負け惜しみですね。」
と言えるだけの心の余裕が自分には出来つつあります。



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2018年1月18日木曜日

自分がもし今大学生ならばサラリーマンになったか?

就職内定率が上昇

大学生就職内定率86%と過去最高を記録しているとのことです。
自分はバブル世代なので、その当時と同じようなものか?
と勝手に想像しています。

当時でも今でも人気企業はそれなりに狭き門だったと思いますし、
この86%の方がどこまで自分の希望する企業へ就職できたか?
と考えると微妙な部分はありますが、内定率アップは良い事ですね。

もう一度やり直せるならサラリーマンになったか?

私自身、それなりに就職活動を頑張ってサラリーマンになったわけですが、
結局、サラリーマンが嫌で「セミリタイア」という道を歩むことになります。
当時大学生だった自分がほぼ想定していない人生ですね。

では、仮に今現在、自分が大学生だとしたらもう一度サラリーマンになるか?
と聞かれると、非常に微妙ですが「なるかもしれない」というのが回答です。
理由としては、やはり「セミリタイア資金確保の問題」となります。

自分のセミリタイア資金というのは、大部分がサラリーマンとしての給与が
源泉となっています。
仮にサラリーマンでなかった場合、同額の資金を確保する方法(仕事)があったか?
と考えるとなかなか難しい問題だからです。

もちろん、「収入は安くてもやりがいのある仕事」というのがあれば、
そちらを選んでいたかもしれませんが、そのようなものが見つからなかったから
普通にサラリーマンになったという事が言えます。
(今でもそのようなものには出会っていません。)

そう考えると、サラリーマン生活を経てセミリタイア生活に入ったのも、
ベストではないにしろワーストではなかったのかもしれません。

こんなこと考えても意味はないのかもしれませんが、
どうしても時々こういうことを考えてしまいますね!



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2018年1月17日水曜日

セミリタイア後の浪費リスクは回避できる自信ができた

浪費リスクをいかに避けるかが課題と思っていたが。。。

自分がサラリーマン時代に、セミリタイアしてからの最大のリスクは
「浪費」ではないか?と思っていました。
何故浪費するかというと、こんなシナリオを想定していました。

・セミリタイアしてやることがなくなり暇である
→ 暇と寂しさを紛らわすために散在する
 (例: やたら飲みに行きたくなる、
     温泉宿などで豪遊、等々)

むしろストレス解消費用が激減

それでは実際どうだったか?と言えば、
セミリタイア後の現実はむしろ逆ですね。

まず上記の大前提の「セミリタイアしてやることがない」ということはないです。
元々、セミリタイア後の日常の中心に考えていたのは読書ですが、
本を読んでいて飽きるということはないですね。

セミリタイア前は、一日中家に居て本を読んでいたら流石に飽きることもあるか?
という懸念はあったのですが、今のところその心配はありません。

もちろん、読書以外にもラジオを聞いたり、
興味あるニュースを深掘りしたりしているとすぐに時間が経つというのもあります。

また、「暇と寂しさを紛らわすために散在」については、
実際にそのようなコストは1円も掛かっていないです。
むしろ、サラリーマン時代に「ストレスを紛らわすために散在」していた費用
(まあ、飲み行くという程度ではありますが)が無くなった分、
コストが抑えられているといってもいいです。

計算違いと言えるのが「旅行費用」です。
セミリタイア前は、もっと旅行に行きたくなるかな?と考えていましたが、
実際はそれほどでもありません。
家にいるのが思ったより居心地がいいからですね。

そういうわけで、セミリタイアコストは当初想定より安く推移しています。
浮いた費用の一部は、7月に行く予定の欧州旅行の費用にあてます。
このままのペースで行けば、当初予定よりちょっとグレードの高い旅行が出来そうです。
そういう旅行の計画を考える時間というのもセミリタイアの楽しい時間の過ごし方です。

結論として、セミリタイア後の浪費リスクは回避できる自信がつきました。
理由はシンプルで、セミリタイア生活は浪費しなくても楽しいからです。



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2018年1月16日火曜日

川崎重工の在宅勤務制度がすごい! ← でも決定打ではないな

川崎重工業株式会社の在宅勤務制度に注目

川崎重工の在宅勤務制度がなかなか魅力的です。
自分がこれから会社勤めをしようと思うと仮定すると、
こういった制度が導入されている企業を選ぶ確率は高まりますね。

川崎重工の在宅勤務は、パソコンでデスクワークをしている
国内の正社員約9000人が対象。30分単位で勤務時間を設定でき、
午前中は出社し、午後だけ在宅で働くといった組み合わせも可能。
月4回まで利用できるほか、育児や介護目的でないと利用できない多くの企業と違い、
理由を一切問わず、当日朝の申請も受け付けるなど、一歩踏み込んだ内容とした。
http://www.sankei.com/economy/news/180116/ecn1801160004-n1.html

ここで私が注目したのは

・理由を一切問わず
・当日朝の申請も受け付ける

というポイントです。

私のような独身・一人暮らしという人は在宅勤務の対象から外れるケースが多いので、
「理由は一切問わず」というのもありがたいですね。
「当日朝の申請もあり」だと、つい飲み過ぎた翌日などにも有効活用できそうです。

それでも懸念材料は残る

それでは、こういった制度が導入されていればセミリタイアという道を歩まず、
サラリーマンを続けていたか?と言われれば、やはり「NO!」でしょうね。

一番の懸念は「携帯電話」ですね。
在宅勤務中でも携帯がバンバン鳴り響きそうで
落ち着いて仕事が出来そうもないです。
「説教」などされるものなら、電話でも怒られたあとに、
出社後にも改めて怒られることになりそうで却ってダメージがありそうです。

「働き方改革」と言う掛声が大きくなっている昨今ですが、
「これなら働いてもいい」「ぜひ働きたい!」というものは出てきませんね。

働き方改革において、自分にとっての妙案が出てこない一番の理由は、
会社員生活のストレスの最大の源である「人間関係のストレス」
を根本的に改善する施策がないことかと思います。

やはり様々な人間が一つの組織で働いている以上、
すべての人がハッピーになるというのはほぼ不可能では?と思います。
正直言いまして、自分にも良いアイデアというのはありません。

結局、自分が思いついた「改革」は「逃げ出すこと = セミリタイア」
だったという事ですね。



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2018年1月15日月曜日

「プレミアムフライデー」実施企業は7%未満 ← そりゃそうだ!

まもなく導入1年、「プレミアムフライデー」
実施企業は7%未満 
消費増えず、働き方改革も完敗!

J-CAST会社ウォッチの記事によると、

「当初の趣旨どおりのプレミアムフライデーを行なっているのは、
わずか6.9%というありさまだ」
https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/14318588.html

とのことですが、むしろ驚いたのは7%弱もの多くの企業が
プレミアムフライデーを導入していた!ということですね。

月末の金曜日は忙しい!

以前のエントリーでも書きましたが、私は経理部門にいたため、
月末最終日が金曜日に当たった場合は絶対に早帰りなどできません。
月次決算、入金確認、請求書発行、どれも末日にやらなくてはいけない作業です。
職種は違えども、月末に関しては同じような境遇の方は多いと思います。

プレミアムフライデーを月末ではなくて、
第2金曜日に持ってきた方がまだましだったかな?
と思います。

有給休暇取得の義務化が先!

自分は有給休暇を取得する際に、
「有給休暇を頂きたいのですが」
と上司に言っていた時代がありますが、
良く考えたらおかしな話で、有給休暇は労働者の正当な権利であり、
別に上司の恩情で頂くものではありません。

なので、それに気が付いてからは、有給休暇を取得する際には、
「この日を休みます!」
と宣言することに致しました。

それはさておき、有給休暇を完全に消化しきれていない段階で、
月に1回早く帰れ!などというのはナンセンスです。

従業員に有給休暇の取得を義務付け、従業員が有給休暇を完全取得できなかったら、
経営者はブタ箱行き!くらいしないと日本の会社は変わらないのでは?
と思います。
もちろん、これにプラスして残業時間の規制もきちんとプラスします。

そうすると、多くの企業では、現在の陣容では仕事が回らなくなるのでは?
と思います。

要するに多くの日本企業では、

「従業員の有給未消化+残業(場合によってはサービス残業)」

を前提に会社の仕事が回っているのではないかと思います。

個人的には賃上げとかより「有給休暇義務化」のが先だと思いますが、
あまりそういう声は聞かれないですね。

そして、まさにこの「有給休暇が満足に取得できない!」ということが、
私がサラリーマン生活に見切りをつけて、
セミリタイア生活を目指した理由の一つなのです。

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2018年1月14日日曜日

「人生100年時代のお金の不安がなくなる話」を読んでの感想

本書は竹中平蔵氏と出口治明氏の対談形式の本になります。
出口氏の主張の要旨は、
「将来の生活の不安はないです。何故ならばずっと働けばいいから」
というもので、竹中氏も
「老後の心配より、自分が何をした以下の方が大事」
と呼応致します。

これからの高齢化社会を「年齢フリー」などの考え方で生き抜くなど
示唆に富んだ内容はありますが、全体的なトーンは少々楽観的すぎるかな?
という気が致します。

とは言いながらも、セミリタイアという観点から見た場合、
本書には幾つか印象的な言葉がありますのでピックアップ致します。

出口: 国が潰れたら、公的年金保険がどうとか言ってる場合ではありませんので、
悩んでいてもしかたがありません。(p59)

年金破綻を恐れるあまり「生涯現役」というのはちょっとね?と思います。
徴税権を持つ国家が破綻、というのは中々大変なことでだと
認識していない人が多いのでは?と思います。

出口: 「60歳になったらもう働きたくない、遊んで暮らしたい」という人は、
それができるようにお金を貯めておく。
「ずっと働いて稼げばいい」という人は別に貯める必要はない。(p94)

ここはまさにその通り!と思った箇所ですね。セミリタイアを目指す人間にとっては、「60歳」を「40歳」だったり「50歳」だったりに置き換えればいいです。

竹中: 私の教え子が、仕事に煮詰まって相談に来ることがあるんです。
「上司とうまくいかない」とか、「自分のやりたいことができない」とか。
そんなとき私は、ニコニコしながら言うんです。
「そんなのは簡単だ。辞めるか、辞める覚悟でもうひと頑張りするか、どちらかだ」
「アホな上司のもとで働きたくないのなら、辞めたほうがいい。時間の無駄だ」と。
(p157)

雇用の流動性の低い日本社会において、会社を辞めるのはそんなに簡単な話
ではないとは思いますが、後半部分は全く同感です。
私もある時期を境に、会社にいるのは時間の無駄と思ったから会社を辞めたわけです。
会社に不満を持ったまま、展望も見えずに仕事をすることは極めてつらい時間でした。
まさに「時間の無駄」です。

結論的には、この本を読んだだけで、人生100年時代のお金の不安は
解消することはないと思いますが、今の日本の置かれている状況の論点を
整理するにはいい本かな?と思います。

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2018年1月13日土曜日

30年間放置されたバブル入社組から一言

バブル入社組を30年放置した企業のツケ

PRESIDENT Online で興味深い記事を読みました。

バブル入社組を30年放置した企業のツケ
http://president.jp/articles/-/24176

記事に簡単にまとめますと、

「東証1部上場企業の6人に1人がバブル入社組で、
   これらの人材は貴重な戦力ではあるが余剰だから切ろうという企業も多い。
 こういったリストラが起こる背景は、経営者が無策で何もしてこなかったから。」

といったところになるかと思います。

私はまさにバブル入社組であり、30年間放置された世代です。
そんな私が、この記事を「セミリタイア」という観点から見ていきたいと思います。

① 三越伊勢丹HD「退職金に最大5000万加算」の背景

会社の収益重視の姿勢があるにしても、
「通常の退職金に最大で4000万~5000万円を加算」
というのは非常に魅力的ですね。
「セミリタイア」と言う観点から見たら、
結果的にこういった企業に入るのがラッキーだった!ということかもしれません。

自分のケースで言えば、会社では「構造改革」が長年議論されており、
もしかしたら割増退職金付きの人員削減案が出されるのでは?と思ったのが、
自分の退職時期が遅れた理由の一つでもあります。
割増退職金ともなれば、少なくとも数百万円単位のはずなので、
これを逃すのはもったいない!と思いました。
しかし、結局出てきたのは配置転換的なことで旨みはゼロでした。
(というか、現状より悪くなりました。)

② 「50歳以上は非管理職でも賃金が高い」

これはある程度事実かと思います。
50歳でそこそこのセミリタイア資金が貯まったのに、
セミリタイアに踏み切れない理由の一つがここにあります。

私は管理職ではありましたが、実質的な部下はいないという
「名ばかり管理職」の一種でした。
給与は10年間程度あがることはありませんでしたが、
それでも派遣社員やバイトのレベルからすると高水準だったと思います。

会社を辞めて、「生活資金の一部をバイトで賄う」という発想ですと、
「もう少しここで働いて資金を貯めた方が効率がいい」という考えが成り立ちます。
要するに、「辞めるタイミングが難しい」ということです。

記事にあるようなケースで
「社員が一定年齢になると実績や評価に関係なく、
2ランク降格させて給与を2割程度下げる」
ということがあれば、そのタイミングで辞めるというのもありかな?
とは思います。

氷河期採用の部長の自慢はナンセンス

記事にもありますように、バブル入社組は人数が多いです。
これは同期の間での競争が非常に厳しいことを意味します。

ある部長クラスの人が、自分がいかに努力して部長になったか?
ということを延々と自慢していましたが、
その部長の代というのは同期が数人しかいません。
自分達はその何十倍もの同期がいるわけですから、
そもそも置かれている環境が違うのです。

ここ30年間に渡り経営者が無策であったため、
我々バブル世代が報われない
(それなりのポジションにつけない、給与があがらない)
のであれば、自分なりに解決の糸口を見つけなければいけません。

自分が考えたことは、会社内で報われないのであれば、
てっとり早いのは会社から出ることで、
さらに他の会社に移っても状況は変わらないのであれば、
やはり会社員を辞める = セミリタイアしかないな、という事でした。
「セミリタイア」という発想がなければ、
今でも会社でツマラナイ&ストレスフルな仕事をしており、
いずれどこかでパンクしていただろう、と思います。



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2018年1月12日金曜日

自転車パンク修理 1,030円 ! 手痛い出費だ!

自転車パンク修理へ

今朝、自転車に乗って外出しようとすると後輪のタイヤの空気が抜けています。
空気を入れてもすぐに萎むのでパンクだと思い自転車屋へ駆け込みます。

自転車屋のお兄さんの説明だと、
「画鋲のようなものが刺さった跡がある」
とのこと。

パンク自体は15分程度で直りましたが料金は1,030円。
無収入の身としては手痛い出費です。

自転車に掛かるコスト削減対策

いつもであれば、自転車を購入した店舗の系列店へ行くのですが、
実はこの店が家から少々遠いのです。
ここで修理すれば、ついでに色々チェックもしてもらえるうえに、
料金的には900円です。
今回は急ぎの用事があったので断念しました。
また、街中ではパンク修理は500円という店もあったような気がします。

そしてこのパンクですが、「いたずら」の可能性が高いです。
自転車の駐輪場は誰でも入れる場所にあるし、
空気を入れたらすぐに空気が抜ける状態なのに、
昨晩帰ってくるまで異常なしというのが引っかかります。
(過去にも同じパターンでのパンクが何度かありました)

そんなわけで、今後の「自転車対策」は以下の通りとします。

① パンク修理の安い店をチェック
 (修理キットを自分で買った方が安いけど、私は不器用なので、
  過去自分でやって失敗した経験からパンクはプロに任すことにしてます。)

② 自転車は家の前に保管
 (住んでいる建物もオートロックではありませんが、
  少しはリスクが軽減できると思います。)

今回は自転車が盗まれなかっただけでも良しと思うことにしますが、
こういう無駄な出費を避けるとともに、
不愉快な思いをしなくてすむよう対策は打ちたいと思います。

 

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2018年1月11日木曜日

東急電鉄12か月定期発売 ~ セミリタイア希望者に1年は長い ~

「12か月定期」新たに認可申請 
3月から東急線全線で発売へ

東急電鉄が1年定期を発売するそうですね。

東急電鉄は2018年1月9日(火)、12か月有効の定期券発売に向けて、
国土交通省関東運輸局長宛てに運賃の設定認可申請を行ったと発表しました。
https://trafficnews.jp/post/79408

料金を見ると、6か月に比べて12か月は割安にならないようですが、
定期券を買う回数が減るのは利便性が高いかもしれませんね。

とは言え、ネットでは否定的意見も多いです。
割引率にメリットを感じないことに加えて、
1年分の定期券代の負担が大きいというのが主な理由のようです。
確かに、私のいた会社も定期券代は3ヵ月分を前払いですから、
MAX9か月分立替になります。

ただし、私がこの記事を見た時に真先に感じたことは、
「1年間は最低サラリーマンとして働くというのはちょっと長い」
ということでした。

セミリタイアを本格的に決意した時
定期券を買うのを辞めた

定期券と言えば、私はサラリーマン時代の最晩年は、
「会社をいつ辞めてもいいように」定期券を買いませんでした。

私は内勤で出張がほとんどなかったので、
定期券を購入した方が交通費は割安になるのですが、
定期券を購入すると、
「定期券を購入した期間は会社に勤めますよ!」
という宣言に感じて嫌でした。

定期券はもちろん払い戻しもできますので、
経済的にはあまり合理的な行動ではなかったかもしれませんが、
「絶対セミリタイアをする!」という自分の中の闘志を湧きたてるには、
一定の成果はあったのではないか?と思っています。

そうは言っても、その定期券なしの期間は結局2年程度続いたわけですから、
やはりセミリタイアへの最後の一歩を踏み出すのは中々大変でした。
このような「自分で外堀を埋める作業」もセミリタイアには必要かな?
と今では思います。



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2018年1月10日水曜日

セミリタイア後はサプリメント摂取量が激減

サラリーマン時代に毎日飲んでいた青汁&野菜ジュース

TVを見ていると「青汁」「グルコサミン」「セサミン」と言った
健康食品のCMをよく見かけます。
サプリメント市場は年間で約1兆5600億円程に成長しているそうなので、
それだけ多くの人がサプリメントを利用しているということですね。

そんな私もサラリーマン時代はサプリメントのヘビー・ユーザーでした。
朝食は会社で毎日おにぎりを食べていましたが、
その際は必ず野菜ジュースとサプリメントを飲んでいました。
お昼に野菜が少ないな、と感じた時は粉末の青汁を飲んでいました。

正直、この手ものは効果がどれだけあったか不明なので、
身体に良かったのか悪かったのも分からないというのが実情です。

セミリタイア後にはサプリメント摂取量が激減

セミリタイア後は基本的には家で自炊の日々が続いています。
野菜はブロッコリースプラウトと人参はマストで冷蔵庫に常備、
それ以外にも野菜多めの生活を心がけています。
その他、キノコ・納豆と言ったものも定期的に摂取するようになり、
野菜ジュース&サプリメントに頼るのは最小限にしています。
(というか、新規には購入していません)

結果的に体調は明らかに良くなっているのですが、
これが食生活の変化によるものなのか、ストレスが激減したものなのか、
本当のところは良くわからないですが、
少なくともサプリメントを止めて体調が悪くなったということはなさそうです。

「食生活の改善」というのもセミリタイアの大きなメリットと思います。
恐らく、60歳~70歳になった時にその違いができるものと思います。

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2018年1月9日火曜日

「真面目に働く VS 副業に精を出す」 ~ どちらがセミリタイアへの近道か? ~

副業の稼ぎは馬鹿にできない

私のセミリタイア資金の源泉の最大のものはやはり「会社員時代の給与」です。
「会社員としてそれなりの安定した収入がなければセミリタイア出来なかった」
というのは一面の真実であるとは思います。

とは言いながらも、「副業」での稼ぎがなかったら、
セミリタイアの時期はもう少し先だったのではないか?
と思います。

私の場合は副業と言っても、そんな大したことはしていないです。
(バイトでどこかで働くという類の副業はそもそも禁止でした)
そんなわけで、大きく分けると下記の2つになります。

① 投資 (株式、金、定期預金)
② ネット関連 (アンケートサイト、ポイントサイト、治験)

①の投資に定期預金を入れているのは、少しでもいい金利のところを探して、
ネットバンクを中心に色々検討したのも「投資」とみなしているからです。

あまり真面目に収益を計算していないのでわかりませんが、
① + ② でセミリタイア資金の15%程度を稼いだかな?と思います。

とはいえ本業が大事

私が副業に力を入れ始めたのは、「給料が上昇しない」と悟った時期と一致します。
これは会社の業績、自分の置かれている立場等々を
冷静に分析した結果導きだしたもので、
結果的にこの時の判断は正しいものとなりました。
(はずれて欲しかったのですが。。。。)

ここで私が言いたいことは、昇給や賞与アップの可能性がある場合は、
本業にエネルギーを注いだ方がいいのではないか?ということです。

私の「副業」のケースで言っても、

①はリサーチにそれなりの時間が掛かるし、確実に儲かる保証はありません
②はそもそも「お小遣い」が稼げる程度です

といった具合です。

副業に力を入れた結果、
「出世や賞与アップのチャンスを失う」
「本業が疎かになった結果、減俸や賞与ダウン」
となったら元も子もありません。

自分のケースで言えば、仮にワンランク職位が上がったら、
給与水準がそれなりにアップしていたので、
副業の必要性はかなり減少していたかと思います。

私は幸い?「給料の上昇がない」と判断した時期は、
窓際的ポジションになり仕事量が減少した時期とも重なります。
副業への道はナチュラルに開けたとも言えます。

そもそも会社が嫌で辞めたいからセミリタイアなので、
本業に注力するのは論外!という意見もあるかと思いますが、
「仮面サラリーマン」として最後の力を振り絞ることがセミリタイアへの近道ならば、
そこに掛けてみるのもありかもしれません。

もっとも、一所懸命やった結果評価されなければ、ある種の「タダ働き」になるので、
置かれている状況を冷静に分析することが重要ですね。



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2018年1月8日月曜日

「1月の3連休は仕事だった」という嫌な思い出

「1月の3連休は仕事」になってしまう理由

セミリタイアした今、1月の3連休はのんびりと過ごしております。
とは言え、街を歩いていても、正月モードは流石になくなってきたかな?
という感じですね?

そんな中、街中での出来事ですが、サラリーマン風の人が携帯電話で
何やら謝っているのを見かけました。
どうやら年始の挨拶の訪問時間が少々遅れるとかいう内容です。
営業は主要取引先を短期間にすべて廻るので大変ですが、
それを聞いていて、ふと自分がサラリーマン時代、
1月の3連休は「仕事」であることが多かったことを思い出しました。

自分は経理業務担当が長かったですが、経理業務は毎月決算業務を行います。
もちろん、1月も例外ではありません。
今回のカレンダーの並びで言えば、4・5日が営業日で、
6・7・8日が連休となりますが、9日が種々レポートの締切になると思います。
1月は通常の決算業務に加えて、四半期レポートなどありますので、
2日間で作業が全部終わるわけありません。
なので、連休中は出社となるわけです。

もちろん、後で代休が取れれば問題はないのですが、
代休が取れるケースのが圧倒的に少ないです。
そもそも有給休暇を完全消化できないのに、
代休をもらっても何の意味もありません。

会社の時短取組はあてにならない

私の勤務している会社でも労働時間の短縮に取り組んでいたらしいですが、
やってることは「早く帰れ」ということぐらいでした。
上記のような、「休日出勤前提」のスケジュールを変えよう!
というような話は一度も聞いたことがありませんでした。

「働き方改革」なるものが世間で言われていますが、
個人的な感想では特に何も変わっていないな、という感じですね。
こういったことも、サラリーマン生活に見切りをつけた理由の一つです。



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2018年1月7日日曜日

100歳までお金の制約なく生活できる?

~ 100歳時代 注目される「金融老年学」
お金の制約なく生活できる期間と寿命の一致を ~
を読んでみる

新年から、「このままだと老後はやばいですよ!」という類のニュースが多いですね。
その中でも、ひときわ目を惹いたのが産経新聞の掲題の記事です。
特に「興味深い」のは以下のポイントです。

野村証券が行った興味深い試算がある。60歳までに1500万円の金融資産を蓄え、
2800万円の退職金を受け取ったとする。
リタイアして勤労収入がなくなる中、年率0・5%の緩やかな物価上昇のもとで
老後を過ごすとどうなるか。まったく運用しなければ、79歳で底をつく。
「低リスク・低リターン」といえる年平均1・0%の投資収益率で運用したとしても、
83歳までしか持たない-。
引用先 http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/180102/ecn18010210000001-n2.html

この記事が暗に示しているのは以下のような事かな?と思います。

① 公的年金は破綻する

60歳で2,800万円も退職金が貰えるような方は、厚生年金もそれなりに貰えるでしょう。
そんな方が、79歳で資金の底がつくわけですから、
この計算の前提は「公的年金は破綻する」ということなのか思います。

② だから投資しましょうよ!

さりげなく記事にはグラフがついていますが、年5%で運用できれば、
資金は減りませんよ!ということが言いたいみたいですね。
4,300万円の資金を5%で運用すると年に215万円ものリターンがあります。
「4,300万円の資金は運用しないと79歳で枯渇」ということは、
1年当たりに使うコストの平均は 4,300万円 ÷ (79歳 - 60歳) = 226万円
ですから金額がほぼ一致します。
「公的年金あてになりませんよ!」 ⇒ 「だから投資しましょう!」
ということが暗に言いたいのでしょうね。
証券会社が「毎年の支出を抑えましょう」とか「60歳以降も働きましょう」
などというアドバイスをするわけがないですから。

不安を煽る記事には裏がある

この手の不安を煽る記事には「隠された前提」と「誘導する目的」
があるかと思います。
本記事は、「年金破綻」と「運用への誘導」かと思います。

年金破綻については、
① 年金が1円ももらえない!
② 財産がすっからかんになっても生活保護が1円ももらえない!
という時代が本当に来るか?
ということを考えてみるといいかと思います。
本当にそうなると、日本国中餓死者であふれるんじゃないですかね?
(そうだ!という人もいるんでしょうが。。。)

また、運用には当然ですがリスクが付き物です。
このご時世に20年間も5%の安定運用なんかあるんでしょうか?
そういったことを考える必要がありますね。

正直言いまして、この手の記事に踊らされているようでは、
アラフィフで無職 (= セミリタイア) なんてやってられませんよ!
と言いたいところです。



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2018年1月6日土曜日

楽しめなかった正月旅行

お正月の海外旅行が一番の楽しみ?

年末年始に実家・海外で過ごされた方もそろそろ通常モードに戻った頃でしょうか?
この時期になると思い出すのが、かなり昔に正月番組を見ていた時に、
ある演歌界の大物歌手がハワイでTVのインタビューに答えていて、
次のような内容の事を語っていたことです。

「ハワイで過ごすお正月は本当に楽しいです。
こんなにも楽しい時間を過ごせるから、どんなにつらいお仕事でも、
来年のお正月にまたハワイに来れるように頑張ろう!と思うんですよ。」

私がこのインタビューを聞いた時は素直に共感を覚えて、
自分も年末年始には海外で休暇がとれるように仕事を頑張ろう!と思いました。

月日は流れて、サラーマン生活もある程度年月が経ってみると、
一応年末年始を海外で過ごすことができる(エコノミーな旅行ですが)
ようになってから我が身を振り返ると、
とても同じような心境になれないことに気が付きました。

つまり、正月休みに旅行に行っても「帰ったら仕事を頑張ろう」
などとはとても思えず、「帰りたくない」もしくは
「そもそも仕事が気になってゆっくりできない」
というような心境だったということです。

同じように年末年始を海外で過ごして
(同じと言ってもグレードは相当違うでしょうが)、
これだけ心境に違いがでる原因はなぜか?というのを考えましたが、
やはりそれは第一に「 仕事内容の違い」かと思います。

当然の事ですが、自分の夢を相当な努力な末勝ち取られた方と、
好きでもない仕事をやっているサラリーマンの自分では仕事の内容が違いすぎます。
自分の努力・才能その他諸々の不足は素直に認めるところではありますが、
自分のやっていた仕事はそもそも「仕事を頑張ろう」
という類のものではなかったですね。

海外旅行 and/or 海外移住をメインに据える

そういうわけなので、本件に関しては、自分はある時から
「発想の転換」をするようになりました。
そんなに年末年始に海外で過ごすのが楽しいのであれば、
いっそ海外で暮らせばずっと楽しいのではないか?と思ったわけです。

私は幸いなことに、高級ホテルに宿泊することをはじめとした
「贅沢型旅行」には元々興味はありません。
海外で暮らすだけなら安くすみます。
例えば、タイなら物価が上昇したとはいえ、まだまだ安く暮らすことができます。

セミリタイアを考え始めたころには、
「海外移住」というのはセミリタイアへの重要な動機付けになりました。
今でも、海外ロングステイというのは選択肢の一つで
近々下見旅行に行く予定です。

そもそもサラリーマン時代は、休暇中でも普通に仕事の件で
携帯電話に着信があるような環境でしたから、
心の底からリラックスできるはずがありません
(休暇中なのに電話にすぐでないと怒られる)。
ましてや、メールだけは毎朝チェックしろ!なんて言うのは本来論外のはずです
(旅行の荷物で一番重いのは会社のパソコン、
 しかも壊れ物なので移動中はいつもハンドキャリー)。

セミリタイア生活は始まったばかりで、
まだまだ手探りの段階で、
「毎日がバカンス」という状態からはまだまだほど遠いですが、
とりあえず日々リラックスだけはできているかな?
と思っています。



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2018年1月5日金曜日

50歳を過ぎると、仕事へのやる気を失うのが一般的?

【2018年を読む】年金は破たんしない! 
少子高齢化社会の本質とは(ライフネット生命・出口治明)
を読んでみた

J-CASTニュースの出口氏の記事を興味深く拝見させて頂きました。
まずは、年金は破綻しませんよ!というのを端的に以下のようにまとめています。

 要するに、市民からお金を集めて、必要な人に年金として給付しているわけですから、
これは政府の仕組みそのもので、破たんするはずがないのです。
(引用先) https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/04313541.html?p=all

私のセミリタイアプランというのは、「70歳から年金で生活する」
というのを基本にしていますので、年金が破綻するとものすごく困ります。
私のスタンスは、年金給付額の減少、受給年齢の後倒しは避けられないものの、
年金が0になるという極端なことは起こらないのでは?というものです。

50歳を過ぎると、仕事へのやる気を失うのが一般的?

実はこの記事で一番気になったのは、年金が破綻するかどうかではなく、
「50歳を過ぎると、仕事へのやる気を失うのが一般的?」という部分です。
出口氏は

まずは職場で年功序列の働き方をやめることです。
成果主義に切り替えて、実力中心の職場にすることです。
大企業では、50歳を超えたビジネスパーソンはみな、
途端に仕事へのやる気を失うといわれています。
当たり前です。役職定年が53~55歳、60歳になれば定年になるのですから。
やる気など出るはずがありません。
(引用先) https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/04313541.html?p=all

と述べています。

この分析の後半部分、「50歳を超えるとやる気がなくなる」
というのはある程度正しいかと思います。
(私はもっと早くになくなりましたが。。。)

個人的な経験で言えば、定年間際になった役職者の中には、
露骨に仕事を丸投げしだしたりとか、
飲み会での金払いが悪くなる(年長者だから多めに出すどころか、
細かいのがないのでとりあえずこれだけ出すとか言って、割勘以下しか払わない)
といったしょーもない人も散見されました。

自分にとってちょっと首をかしげるのは前半部分です。
「成果主義に切り替えて実力中心の職場にする」
というのは基本的に賛成なのですが、
この手の議論で抜け落ちていると考えると思うのは、
「成果とか実力が客観的に正確に評価することができる」
という前提です。

営業などでは数字である程度判断できるでしょうが、
それでも営業エリアや担当部署によって当たりはずれはあるでしょう。
(例えば、伸び盛りの企業の担当になり数字を大幅に伸ばした人と、
 難攻不落の企業の担当になり数字をある程度伸ばした人のどちらを評価するか?
 といのは難しいと思います。)
私などは管理部門が長かったので、評価などはそもそも上司のさじ加減一つです。

私が言いたいことは、ある程度の年齢を越えて仕事のやる気を失う理由の大きな部分は、
自分の仕事に対する評価に納得できないからではないか?と思います。
企業という組織内では役職数が限られるので、
評価に優劣をつけるのは当然ですが、
その基準はかなり曖昧にならざるをえないのではないかと思います。

人事のベテランに言わせれば、「そんなことはない」と言われそうですが、
評価されなかった側の人間が納得しているケースは稀かと思います。

私も、50歳を過ぎても自分を評価してくれない会社で、
年下の上司の下で働くのが嫌で会社を辞めたパターンですが、
とは言え、本当に客観的に誰が見てもわかる方法で
「だからあんたはダメなんですよ」
なんて言われたら、もっと会社を辞めたくなっていたとは思います。

いずれにしましても大事なのは結果なので、

・出世コース ⇒ サラリーマン継続
・失路コース ⇒ セミリタイアで違う人生を歩む

というのはありかと思います。

そういう観点から見ると、この記事の最後の結論

高齢化社会に備えるとは、決してお金を貯めることではありません。
働き続けることが一番のです。
(引用先) https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/04313541.html?p=all

と言うのは、自分には当てはまらないですね。



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2018年1月4日木曜日

老後破産を避けるには最初から生活レベルを上げないこと

老後破産を避ける

セミリタイアした自分にとって、今後避けるべきは「老後破産」です。
何しろ定期収入がないわけですから、老後どころか「中年破産」もありえます。

また、「老後破産を避けるにはできるだけ長く働くことです」
と言う回答は自分にはとっては意味がありません。
そもそも、なるべく早く仕事を辞めたい人に、「なるべく遅くまで働くように」
と言うことは発想が真逆なのです。

それでは、セミリタイア者が老後破産を避けるにはどうしたらよいか?
と言えば、支出をコントロールするというありきたりの発想しかないかと思います。

生活レベルを下げるのは難しい

老後破産系統の質問に対するよくあるFPの回答で気になるのが、
「退職後は生活のレベルを落とす」というアドバイスがあります。
例えば、月の食費が7万円だったのを3.5万円にするとかいうものです。

簡単な例で比較しますと、50歳で老後を考え初め、60歳で会社を辞めるとします。
FPさんのアドバイス(仮定) に従えば、食費は下記のようになります。

50歳~60歳: 7万円 × 12 × 10年 = 840万円
60歳~70歳:3.5万円 × 12 × 10年 = 420万円
月平均:5.25万円

率直な印象で言えば、60歳からいきなり食費を半額にするのは
相当な精神的なダメージがあるかと思います。
印象的には相当「みじめな老後」に感じると思います。

それよりも、上記の例でいえば、老後を見据えて
最初から5.25万円で食費をコントロールすればいいのでは?
と思います。

私がセミリタイアできた理由の一つに、
「30歳くらいから生活レベルを上げていない」
ということが挙げられます。
セミリタイアを本格的に意識してからは、
自炊比率が上昇したことより、むしろ食費などは下がっています。

そんなわけで、セミリタイア後も特別みじめな思いはしていません。
むしろ時間ができたことにより、スーパーの特売に普通に行けるなど、
少ない金額でサラリーマン時代と同等の生活ができているかと思います。
(サラリーマン時代は、今日はイトーヨーカドーのハッピーデーなので帰ります、
 などということはできません。)

「生活レベルを上げない」などというのは、
若くしてセミリタイアを目指される方々にとっては当たり前かもしれませんが、
自分達アラフィフのバブル世代には中々難しいですね。
なにしろ若いころには、「セミリタイア」や「ミニマリスト」
なんて言葉を聞いたこともなかったですから。
もっと早くにこういった概念に接していれば、
もう少し早くセミリタイアできていたと思います。
その点はちょっと残念ですね。



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2018年1月3日水曜日

メガバンク・口座維持手数料導入検討への対抗策

3メガ銀、口座維持手数料を検討 マイナス金利で苦境

大手銀行も手数料を徴収する時代になるようです。

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、
銀行口座の維持にかかる費用を手数料として預金者から徴収できるか
検討を始めたことが30日、分かった。
(中略)
このため、3メガは企業向け、個人向けの預金口座について
口座維持手数料の徴収が可能か慎重に検討。
個人向けは年間数百~数千円が軸とみられる。
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/171231/ecn17123109020001-n1.html

口座維持手数料は「当然」だが。。

まず最初に述べたいのが、口座維持手数料導入自体は致し方ないかと思います。
「日本国内ならどこの店舗でもお金が引き出せる」
というシステムを構築するのにどれだけ費用が掛かっているか?
ということを考えれば、銀行にとって儲けのない顧客から
「手数料」を取るのは営利企業であれば当然なわけです。

とはいえ、当然とは言いながらも、
個人ベースでみれば手数料がかかるのは嫌なので、
何とか払わずに済む方法を考えるのは当然です。

ペイオフ対象1,000万円を睨む

そもそも3メガ銀行に庶民が口座を開く理由があるか?
というところからスタートすべきかと思います。

今ではネット銀行がメガバンクより高い金利を提示しています。
ネット銀行の多くはセブンイレブンにあるセブン銀行やゆうちょ銀行で
お金を無料で引き出せるケースが多いです(回数制限がある場合が多いですが)。

都心ではセブンイレブンの数はメガバンクの支店より多いのは明らかですから、
利便性でもネットバンクに軍配が上がります。

安全性という意味でも、1,000万円まででしたら、ペイオフ対象ですから、
メガバンクもネットバンクも変わらないでしょう。

最も、メガバンクの口座は勤務先に無理やり作らされるケースもあるので、
その場合は仕方ないでしょうが。。。

ミニマム残高の導入かな?

恐らく、口座維持手数料は〇〇円以下の残高から徴収という形になるのでは?
と思います。
また、給与振込口座とか年金振込口座にしていたら口座維持手数料は免除!
とか色々条件がつくのでは?と推測されます。

銀行口座について特に考えていなかった方にとっては、
今が準備期間かと思います。

とりあえず、

① 使っていない口座は解約
② ちょっとでも金利が高い銀行へ資金移動

というのはいずれにしてもやっておいて損はないかと思います。

私は個人的には資産の大部分はネット銀行です。
高金利目当て(イオン銀行、楽天銀行)、
振込・ATM手数料無料(新生銀行)
ANAマイルを貯める(スルガ銀行ANA支店)など、
それぞれの特性に応じて使い分けています。

そういえば、サラリーマン時代に無理やり作らされた
メガバンクの口座があるのを思い出しました。
次の機会に早速解約に行ってきます!



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2018年1月2日火曜日

私見・セミリタイアブログの楽しみ方

セミリタイアブログに求めていたもの

セミリタイアブログを読んでいて、
「セミリタイアをしてまでやりたいことが伝わってこない」
という類の批判を目にすることがあります。

こういう批判を目にする時に感じることですが、
セミリタイアブログへ求めるものが自分と違うな、
ということです。

自分がセミリタイア関連のブログを読んできて、
一番のポイントだと感じたことを述べてみたいと思います。

セミリタイアブログの書き手は大きく2つに分かれますので、
それぞれについて述べたいと思います。

① セミリタイアした人のブログ

実際にセミリタイアした人のブログを読んで心地よいのは、

「セミリタイアして良かった!」

というコメントです。

サラリーマン時代は、セミリタイアしたら本当に明るい未来が
開けるのが不安になることも多々ありました。
また、限られた資金で何とかなるのか?と言う意味でも不安は残ります。

しかしながら、比較的少ない資金で人生を楽しんでいる
諸先輩のブログを読んでいると、

「よし!自分も続くぞ!」
「自分の方向性は間違っていないな!」

と非常に励みになりました。

(ちなみに、私はセレブ系の方の書いたブログはあまり読みません)

② セミリタイアを目指している人のブログ

セミリタイアを目指している方(多くはサラリーマン)のブログは、
同じ方向で頑張っているという親近感のようなものが一番かな?と思います。
特に、会社の愚痴的なものは共感を覚えます。

「お互い頑張りましょう!」

という部分もありますが、程度の差はあれどこの会社は同じようなもので、
サラリーマンである以上安寧の地はないな、
やはりセミリタイアしか解決策はない!
と思いを強くする意味で、これまた励みになる部分はありました。

セミリタイアして求めることを書きすぎると
ブログは変質するのでは?

自分の考えでは、セミリタイアをしてまでやりたいことは何か?
ということを全面的に押し出すと、
セミリタイアブログはちょっと違う方向に行くのでは?
ということです。

私のケースで言えば、セミリタイアしてやりたいことのトップは旅行ですが、
旅行について熱く語りすぎると、セミリタイアブログではなく、
旅行ブログになってしまうと思うのです。

なので、セミリタイアブログに関しては、ある程度抽象的でいいと思うのです。
セミリタイアしてからの楽しみは人それぞれですから。。。



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2018年1月1日月曜日

新年の抱負

今年やりたいこと

新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

とりあえず新年と言うことで、今年やりたいことをピックアップしてみました。

① トレーニング

昨年度は自分にとっては「セミリタイア元年」ということもあり、
ちょっとまったりし過ぎたかな?と思います。
油断もあり、年後半は体調を崩し気味だったので、
きちんとトレーニングをして規則正しい生活を送りたいと思います。

② 海外旅行

セミリタイア後にやりたかったことのトップは海外旅行。
昨年は1度しか行けなかったのですが、
今年は3回程度行けるといいかな?と思っています。
この辺は資金面との相談なので、
普段は節約生活に勤しみ、引き続き資金確保に努めたいと思います。

「今年の抱負」と言っても、昨年度は「セミリタイア」という
大きなターニングポイントを迎えたので、
そんな大それたものはありませんね。
日々の生活を大切にしつつ、
基本的には無理せずマイペースで行きたいと思います。



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