【2018年を読む】年金は破たんしない!
少子高齢化社会の本質とは(ライフネット生命・出口治明)
を読んでみた
J-CASTニュースの出口氏の記事を興味深く拝見させて頂きました。
まずは、年金は破綻しませんよ!というのを端的に以下のようにまとめています。
要するに、市民からお金を集めて、必要な人に年金として給付しているわけですから、
これは政府の仕組みそのもので、破たんするはずがないのです。
(引用先) https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/04313541.html?p=all
私のセミリタイアプランというのは、「70歳から年金で生活する」
というのを基本にしていますので、年金が破綻するとものすごく困ります。
私のスタンスは、年金給付額の減少、受給年齢の後倒しは避けられないものの、
年金が0になるという極端なことは起こらないのでは?というものです。
50歳を過ぎると、仕事へのやる気を失うのが一般的?
実はこの記事で一番気になったのは、年金が破綻するかどうかではなく、
「50歳を過ぎると、仕事へのやる気を失うのが一般的?」という部分です。
出口氏は
まずは職場で年功序列の働き方をやめることです。
成果主義に切り替えて、実力中心の職場にすることです。
大企業では、50歳を超えたビジネスパーソンはみな、
途端に仕事へのやる気を失うといわれています。
当たり前です。役職定年が53~55歳、60歳になれば定年になるのですから。
やる気など出るはずがありません。
(引用先) https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/04313541.html?p=all
と述べています。
この分析の後半部分、「50歳を超えるとやる気がなくなる」
というのはある程度正しいかと思います。
(私はもっと早くになくなりましたが。。。)
個人的な経験で言えば、定年間際になった役職者の中には、
露骨に仕事を丸投げしだしたりとか、
飲み会での金払いが悪くなる(年長者だから多めに出すどころか、
細かいのがないのでとりあえずこれだけ出すとか言って、割勘以下しか払わない)
といったしょーもない人も散見されました。
自分にとってちょっと首をかしげるのは前半部分です。
「成果主義に切り替えて実力中心の職場にする」
というのは基本的に賛成なのですが、
この手の議論で抜け落ちていると考えると思うのは、
「成果とか実力が客観的に正確に評価することができる」
という前提です。
営業などでは数字である程度判断できるでしょうが、
それでも営業エリアや担当部署によって当たりはずれはあるでしょう。
(例えば、伸び盛りの企業の担当になり数字を大幅に伸ばした人と、
難攻不落の企業の担当になり数字をある程度伸ばした人のどちらを評価するか?
といのは難しいと思います。)
私などは管理部門が長かったので、評価などはそもそも上司のさじ加減一つです。
私が言いたいことは、ある程度の年齢を越えて仕事のやる気を失う理由の大きな部分は、
自分の仕事に対する評価に納得できないからではないか?と思います。
企業という組織内では役職数が限られるので、
評価に優劣をつけるのは当然ですが、
その基準はかなり曖昧にならざるをえないのではないかと思います。
人事のベテランに言わせれば、「そんなことはない」と言われそうですが、
評価されなかった側の人間が納得しているケースは稀かと思います。
私も、50歳を過ぎても自分を評価してくれない会社で、
年下の上司の下で働くのが嫌で会社を辞めたパターンですが、
とは言え、本当に客観的に誰が見てもわかる方法で
「だからあんたはダメなんですよ」
なんて言われたら、もっと会社を辞めたくなっていたとは思います。
いずれにしましても大事なのは結果なので、
・出世コース ⇒ サラリーマン継続
・失路コース ⇒ セミリタイアで違う人生を歩む
というのはありかと思います。
そういう観点から見ると、この記事の最後の結論
高齢化社会に備えるとは、決してお金を貯めることではありません。
働き続けることが一番のです。
(引用先) https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/04313541.html?p=all
と言うのは、自分には当てはまらないですね。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿