2018年1月26日金曜日

午後8時に退社できてもサラリーマン生活はツライ

午後8時に退社できるか?

激務で有名な某証券会社の知人が言っていた言葉で
今でも印象的で覚えているのは、

「午後8時に仕事が終われば何とか人生楽しめる」

というものです。

この言葉の意味するものを簡単に言うと、

「午後8時に退社すれば、1日に2時間程度、自由時間が持てる」

ということです。

彼の想定していたスケジュールは以下の通りです。

・午後8時退社 (通勤時間1時間を想定)
・午後9時帰宅 (1時間で入浴 & 食事)
・午後10時 ~ 12時:自由時間
・午後12時 ~ 就寝

退社時間が午後10時より遅れることになると、
家には寝に帰るだけになるので、
そういう生活だけは避けたい!というのが彼の弁です。

午後8時に仕事が終わっても自由時間は無きが如く

上記のような会話を交わしたのは、お互いが20代後半の時期のことです。
当時は終電 or タクシー帰りも当然の時代でしたので、
午後8時に帰れるというのは、結構嬉しい話だったわけです。

それから相当の年月が経ち、最終的には午後8時には帰れることが多い
職場に転職しましたが、平日に満足できる自由時間を確保していた認識はありません。
何故かと言えば、以下の理由が挙げられます。

・体力の低下

私は30代までは、就業後に勉強をする体力もまだありました。
しかし40代になると体力は急低下、
家に帰るとただ「疲れた」という感情しかわかなくなりました。
この身体の感覚は20代の自分にはわからないものでした。

・気持ちの変化 (仕事からプライベートへうまく切り替えられない)

若い頃は仕事が終われば、すぐプライベートモードに切り替えて、
「よっしゃ、遊ぶぞ!」となっていましたが、
年齢とともに、この切り替えができなくなりました。

特に、プロジェクトが進行中だったり、
翌日にプレゼンがある時などが特にそうで、
結果、「平日は24時間仕事のことが頭の中にある状態」で、
仕事が終わってもあまり楽しめない状況が続いていました。

・携帯電話の発達

携帯電話を会社が支給することになり、
自宅は安寧の地ではなくなりました。
「残業している者が早く帰った者に電話するのは当然」
という文化があった会社なので、
とりあえず携帯電話は常に傍らに置いておく状態でした。
これがものすごいストレスになりました。

結局セミリタイアしかないかな?

もし私が、

・体力があって
・気持ちの切り替えがうまくて
・勤務先が就業時間外の携帯電話を禁止している

という状況にあったのなら、サラリーマン生活を続けていたかも、
と思いますが、現実にはちょっとあり得ない仮定ですね。

特に、「体力の低下」とか「気持ちの変化」は致し方ありません。
サラリーマン時代の後半は、いつも身体が重い状態でした。
会社を辞めることが決まってからも、出勤中はこの状態が継続していたので、
やはり心も身体も会社を拒絶していたのだと思います。

会社を辞めた今では「身体が重い」ということはありません。
やはり身体の不調の解決策はセミリタイアしかなかったのだろう、
というのが今の実感ですね。



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