2018年1月4日木曜日

老後破産を避けるには最初から生活レベルを上げないこと

老後破産を避ける

セミリタイアした自分にとって、今後避けるべきは「老後破産」です。
何しろ定期収入がないわけですから、老後どころか「中年破産」もありえます。

また、「老後破産を避けるにはできるだけ長く働くことです」
と言う回答は自分にはとっては意味がありません。
そもそも、なるべく早く仕事を辞めたい人に、「なるべく遅くまで働くように」
と言うことは発想が真逆なのです。

それでは、セミリタイア者が老後破産を避けるにはどうしたらよいか?
と言えば、支出をコントロールするというありきたりの発想しかないかと思います。

生活レベルを下げるのは難しい

老後破産系統の質問に対するよくあるFPの回答で気になるのが、
「退職後は生活のレベルを落とす」というアドバイスがあります。
例えば、月の食費が7万円だったのを3.5万円にするとかいうものです。

簡単な例で比較しますと、50歳で老後を考え初め、60歳で会社を辞めるとします。
FPさんのアドバイス(仮定) に従えば、食費は下記のようになります。

50歳~60歳: 7万円 × 12 × 10年 = 840万円
60歳~70歳:3.5万円 × 12 × 10年 = 420万円
月平均:5.25万円

率直な印象で言えば、60歳からいきなり食費を半額にするのは
相当な精神的なダメージがあるかと思います。
印象的には相当「みじめな老後」に感じると思います。

それよりも、上記の例でいえば、老後を見据えて
最初から5.25万円で食費をコントロールすればいいのでは?
と思います。

私がセミリタイアできた理由の一つに、
「30歳くらいから生活レベルを上げていない」
ということが挙げられます。
セミリタイアを本格的に意識してからは、
自炊比率が上昇したことより、むしろ食費などは下がっています。

そんなわけで、セミリタイア後も特別みじめな思いはしていません。
むしろ時間ができたことにより、スーパーの特売に普通に行けるなど、
少ない金額でサラリーマン時代と同等の生活ができているかと思います。
(サラリーマン時代は、今日はイトーヨーカドーのハッピーデーなので帰ります、
 などということはできません。)

「生活レベルを上げない」などというのは、
若くしてセミリタイアを目指される方々にとっては当たり前かもしれませんが、
自分達アラフィフのバブル世代には中々難しいですね。
なにしろ若いころには、「セミリタイア」や「ミニマリスト」
なんて言葉を聞いたこともなかったですから。
もっと早くにこういった概念に接していれば、
もう少し早くセミリタイアできていたと思います。
その点はちょっと残念ですね。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿