2018年1月13日土曜日

30年間放置されたバブル入社組から一言

バブル入社組を30年放置した企業のツケ

PRESIDENT Online で興味深い記事を読みました。

バブル入社組を30年放置した企業のツケ
http://president.jp/articles/-/24176

記事に簡単にまとめますと、

「東証1部上場企業の6人に1人がバブル入社組で、
   これらの人材は貴重な戦力ではあるが余剰だから切ろうという企業も多い。
 こういったリストラが起こる背景は、経営者が無策で何もしてこなかったから。」

といったところになるかと思います。

私はまさにバブル入社組であり、30年間放置された世代です。
そんな私が、この記事を「セミリタイア」という観点から見ていきたいと思います。

① 三越伊勢丹HD「退職金に最大5000万加算」の背景

会社の収益重視の姿勢があるにしても、
「通常の退職金に最大で4000万~5000万円を加算」
というのは非常に魅力的ですね。
「セミリタイア」と言う観点から見たら、
結果的にこういった企業に入るのがラッキーだった!ということかもしれません。

自分のケースで言えば、会社では「構造改革」が長年議論されており、
もしかしたら割増退職金付きの人員削減案が出されるのでは?と思ったのが、
自分の退職時期が遅れた理由の一つでもあります。
割増退職金ともなれば、少なくとも数百万円単位のはずなので、
これを逃すのはもったいない!と思いました。
しかし、結局出てきたのは配置転換的なことで旨みはゼロでした。
(というか、現状より悪くなりました。)

② 「50歳以上は非管理職でも賃金が高い」

これはある程度事実かと思います。
50歳でそこそこのセミリタイア資金が貯まったのに、
セミリタイアに踏み切れない理由の一つがここにあります。

私は管理職ではありましたが、実質的な部下はいないという
「名ばかり管理職」の一種でした。
給与は10年間程度あがることはありませんでしたが、
それでも派遣社員やバイトのレベルからすると高水準だったと思います。

会社を辞めて、「生活資金の一部をバイトで賄う」という発想ですと、
「もう少しここで働いて資金を貯めた方が効率がいい」という考えが成り立ちます。
要するに、「辞めるタイミングが難しい」ということです。

記事にあるようなケースで
「社員が一定年齢になると実績や評価に関係なく、
2ランク降格させて給与を2割程度下げる」
ということがあれば、そのタイミングで辞めるというのもありかな?
とは思います。

氷河期採用の部長の自慢はナンセンス

記事にもありますように、バブル入社組は人数が多いです。
これは同期の間での競争が非常に厳しいことを意味します。

ある部長クラスの人が、自分がいかに努力して部長になったか?
ということを延々と自慢していましたが、
その部長の代というのは同期が数人しかいません。
自分達はその何十倍もの同期がいるわけですから、
そもそも置かれている環境が違うのです。

ここ30年間に渡り経営者が無策であったため、
我々バブル世代が報われない
(それなりのポジションにつけない、給与があがらない)
のであれば、自分なりに解決の糸口を見つけなければいけません。

自分が考えたことは、会社内で報われないのであれば、
てっとり早いのは会社から出ることで、
さらに他の会社に移っても状況は変わらないのであれば、
やはり会社員を辞める = セミリタイアしかないな、という事でした。
「セミリタイア」という発想がなければ、
今でも会社でツマラナイ&ストレスフルな仕事をしており、
いずれどこかでパンクしていただろう、と思います。



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