2018年1月23日火曜日

早期退職者の募集 - 5年ぶり増加

早期退職者の募集、25社が実施 
2017年 5年ぶりに前年を上回る

「好景気」「人手不足」が話題になる昨今ですが、
「早期退職者」についても増加傾向である、
とJ-CASTニュースが伝えています。

上場企業のうち、2017年に希望・早期退職者の募集を実施した企業は25社で、
5年ぶりに前年を上回った。
(中略)
その要因について、東京商工リサーチは、
業績不振により人員の削減が必要であることはもちろん、
業績が好調であっても将来の経営を見据えて
不採算事業の整理をするなどといった、
既存事業の構造改革に踏み切ったことがあるとみている。

出典: https://www.j-cast.com/kaisha/2018/01/22319233.html

こんなはずではなかった!

「将来の経営を見据えて」とありますが、
「既存事業の将来の経営を見据えて」採用されたはずなのに、
リストラ候補にされてはたまったものではありません。

私は上記記事を読んで、下記のケースを思い出しました。

A社の事業は好採算の新規事業と不採算の既存事業の2本柱で成り立っています。
採用活動はA社として単独で行っています。
B君はA社の新規事業に将来性を感じてA社を受験して見事採用されます。
B君は「ジョブローテーション」でまずは希望していない既存事業に配属されます。
数年して、A社は不採算の既存事業を切り離し分社化します。
B君は「たまたま」既存事業に配属されていたので、
分社化した会社の所属になります。
既存事業は不採算事業なので当然給与は下がります。
B君は「話が違う!」と憤慨しますが、
B君がA社で働くことは今後一切ありません。

この場合、A社がB君に対して、「絶対に新規事業分野の配属にしてやる」
ということを言っていれば詐欺になると思われますが、
「ウチは希望が通りやすい会社だ」程度なら詐欺にはならないでしょう。

しかしながら、A社は新規事業の将来性をさかんにアピールして採用活動を行い、
実際は不採算の既存事業に配属させて最終的にはリストラ。。。
というのはいかがなものでしょうか?

私自身は上記構図とは若干異なりますが、
採用時の面接の話と大きく異なったという点では一緒です。

若い時分には「転職」という形で新天地を求めましたが、
ミドルエイジを越えてからは「セミリタイア」に活路を見出しました。

会社員生活を振り返ってみれば、
会社が社員一人一人のニーズを的確に把握して
反映させるなんてことは不可能だし、
そもそもそんなこと考えてないというのはわかりますが、
「いつか分かってもらえる!」
みたいな淡い期待があったのが判断ミス (= セミリタイア決断の遅延)
つながったのかな?と思います。



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