2018年1月14日日曜日

「人生100年時代のお金の不安がなくなる話」を読んでの感想

本書は竹中平蔵氏と出口治明氏の対談形式の本になります。
出口氏の主張の要旨は、
「将来の生活の不安はないです。何故ならばずっと働けばいいから」
というもので、竹中氏も
「老後の心配より、自分が何をした以下の方が大事」
と呼応致します。

これからの高齢化社会を「年齢フリー」などの考え方で生き抜くなど
示唆に富んだ内容はありますが、全体的なトーンは少々楽観的すぎるかな?
という気が致します。

とは言いながらも、セミリタイアという観点から見た場合、
本書には幾つか印象的な言葉がありますのでピックアップ致します。

出口: 国が潰れたら、公的年金保険がどうとか言ってる場合ではありませんので、
悩んでいてもしかたがありません。(p59)

年金破綻を恐れるあまり「生涯現役」というのはちょっとね?と思います。
徴税権を持つ国家が破綻、というのは中々大変なことでだと
認識していない人が多いのでは?と思います。

出口: 「60歳になったらもう働きたくない、遊んで暮らしたい」という人は、
それができるようにお金を貯めておく。
「ずっと働いて稼げばいい」という人は別に貯める必要はない。(p94)

ここはまさにその通り!と思った箇所ですね。セミリタイアを目指す人間にとっては、「60歳」を「40歳」だったり「50歳」だったりに置き換えればいいです。

竹中: 私の教え子が、仕事に煮詰まって相談に来ることがあるんです。
「上司とうまくいかない」とか、「自分のやりたいことができない」とか。
そんなとき私は、ニコニコしながら言うんです。
「そんなのは簡単だ。辞めるか、辞める覚悟でもうひと頑張りするか、どちらかだ」
「アホな上司のもとで働きたくないのなら、辞めたほうがいい。時間の無駄だ」と。
(p157)

雇用の流動性の低い日本社会において、会社を辞めるのはそんなに簡単な話
ではないとは思いますが、後半部分は全く同感です。
私もある時期を境に、会社にいるのは時間の無駄と思ったから会社を辞めたわけです。
会社に不満を持ったまま、展望も見えずに仕事をすることは極めてつらい時間でした。
まさに「時間の無駄」です。

結論的には、この本を読んだだけで、人生100年時代のお金の不安は
解消することはないと思いますが、今の日本の置かれている状況の論点を
整理するにはいい本かな?と思います。

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