誰がFIREを語っているか?
FIREに関する記事がネットに溢れるようになりましたが、
メジャーな媒体で多いのは
・FIREとは何か?という言葉の説明や入門的なもの
・FIREに対する否定的見解(暇とか仕事のやりがいを重視)
と言ったものという印象です。
語り手は経済評論家やFPと言った金融のプロが多く、
彼らはFIRE経験者でないのはもちろん、
FIRE希望者ですらありません。
実際にFIREした人がその素晴らしさを語る!みたいなのは、
私が目にする範囲では個人ブログ等々で語るのが中心、
時々雑誌やWEBの特集で組まれるくらいかな?
FIRE未経験者はFIREについて語るべきでない?
FIRE未経験者はFIREについて語るべきでない!
というのは暴論であり、この論拠に立つと、
例えば教師以外は教育について語ってはいけない!
なんてことにもなりかねないので、
ちょっと危険な発想のような気は致します。
しかしながら、FIRE未経験者はともかく、
FIREを希望しようと思ったことが一度もないような人がFIREについて語る場合、
どうしてもネガティブなバイアスがかかっているように思えますし、
批判内容も「暇を持て余す」「仕事にやりがいと持たねば人生ダメ」などと、
特別代わり映えがしない内容が中心になっている気がします。
彼らのFIRE論について、
「なるほどそういう視点もあるのか!」
「FIREにはそういった落とし穴があるのか?」
と言ったことを聞いたことがないのは、
FIREに対する熱量が低い事に加え、
客観的なようで客観的でない内容が多いからのような気がします。
金融のプロが語るFIRE論というのは、
「最近FIREとかいうのが流行っているらしいな?
どれどれ、ちょっと金融のプロのワシが、
いっちょFIREについて語ってみるか?」
みたいなのが中心なので、
FIREを目指して10年、毎日FIREの事ばかり考えています!
みたいな人から見ると違和感があるのは当然かと思います。
FIRE経験者が必ず正しいわけでもない
もっともFIRE経験者が常に正しいことを語っているわけではないので、
こちらも注意が必要です。
サラリーマン生活を必要以上にけなすものや、
セミリタイア生活を過度に礼賛するものについては、
ちょっと本当かな?いった目で見ることも必要かと思いますね。
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