ゴマすりの対極の出来事
昨日、外資系企業のゴマすり事情について書いたところ、
自分が外資系企業で働いていた25年くらい前の事を、
あれやこれやと思い出してしまいました。
その中で、自分が短期間で外資系企業を去ることになった理由の一因が、
ゴマすりの対極とも言っても良い出来事だったので、
本日はその点について述べてみたいと思います。
何故か本社の偉い人に嫌われる...
私が外資系企業に転職してから割とすぐの時期に、
本社のお偉いさんに会うという出張がありました。
この出張自体は他のメインの要件のついでで、
表敬訪問的な要素が強いものでした。
その際、指定された時間は午前10時くらいで、
飛行機が到着するのが午前8時くらいとかなりきつかったのですが、
何とか間に合って到着すると、他の急なアポが入ったとのことで、
結果的に2時間くらい待たされました。
その間、その偉い人の上司(日本支社長より偉い人)が、
それじゃお前に会ってやるとばかりにやってきて、
5分くらい面談することになりました。
面談の内容は、私の前職について聞かれてそれに回答、
その後は、
「日本で何かあったらすぐに本社に報告しろ!」
「とにかく報告することが大事だ!」
とよくわからないことを念を押されただけです。
ところが、どうやらこの面談でそのお偉方が私を随分と気に入らなかったらしく、
私の部署のトップの外国人に「あいつはダメだ!」とクレームが入りました。
たった5分の面談で何を判断したのか?
私は未だにあの面談の何がお気に召さなかったのか全然わかりませんので、
その当時は「何を言っているんだ?」くらいにしか思いませんでしたが、
実は結構な粗相だったことが後にわかります。
そりゃ日本トップより偉い人のご機嫌を損ねたわけですからね。
私が短期間でこの会社を辞めることになった要因の一つとして、
この事件もあるわけです。
何故か偉い人に嫌われる私...
実はその後転職した日系企業でも、
役員クラスの人には何故か嫌われる...ということが起き、
異動がぽしゃったこともありました。
まあ、理由がわかれば努力のしようもありますが、
この辺が私の能力では全くわからないので、
やはり、サラリーマンの適正が全くないのでしょう。
そう考えますと、早期退職に踏み切ったのは結果的に大正解ではあったと思います。
ただ、今となってはどうでも良い事なのですが、
思い出したら気になってしまったので、
私の何がそんなにお気に召さなかったのか?
出来れば回答を教えて頂きたいところではあります。
なぜかわからないが嫌われるというのはよく似てます。ただ私の場合上だけでなく同僚とかからも嫌われるのでなお悪いかもしれない。ただいまとなっては相手の気持ちに配慮する能力がなかった、つまり思ったことを歯に衣着せずに言ってしまうことが原因じゃないだろうかと思っています。
返信削除私も一部の同僚から嫌われていた自覚はありますが、これについてはいい加減に仕事をしていたと見られていたことに起因していると思っています。ただこれは誤解であること、特に実害がなかったので気にしていませんでした。
削除外資系のボスは、頭が良さそうな部下を見るとクビにする人が多いです。その頭の良い部下に出世で追い抜かれかねないので。私が良く言われたのは、役職上位の偉い外人の前では頭を良く見せないこと!言われた仕事はするが頭は悪いと思われるのが生き残るコツと言われました。ちなみにその会社、5年で長年勤続表彰が出るくらい人の入れ替わりが激しい会社でした。
返信削除頭が良くても悪くてもクビになるのですから、外資系というのは厳しいですね。私がいた会社は中途採用者の出入りは激しかったですが、新卒やオリジナルメンバーは長いこと居座っていました。
削除