お金はあるけどやることがない高齢者
お金はあるがやることがない...というのは、
リタイア系の記事ではお馴染みとなってきました。
下記の記事もまさにそれで、
総資産は1億円以上で、年間配当は300万円、
年金は夫婦2人分で240万円の方が日常生活を以下のように嘆いています。
"「結局、家でひとりぼっち。ネットで投資ニュースを見て、証券口座の残高を眺めて、『よし、順調だ』と自分に言い聞かせる。でも、心のどこかが空っぽなんです」そう語る加藤さんは、「使っていれば得られたかもしれない時間」の存在を痛感しています。 旅行も、人との交流も、「貯めてから」「老後に回そう」と思っていたことの多くが、いまでは“やろうにもできない”状態になってしまっているのです。” (引用元) 何もしないで1日が終わります…資産運用で「資産1億円」を達成した68歳元会社員。人生勝ち組のはずが、潤沢な残高を見ても“心は空っぽ”の老後「時間が取り戻せたら」【FPの助言】"
この記事を読んで、何を嘆くことがあるんだろう??
と個人的に思ったので、そのことについて触れたいと思います。
お金の心配がないだけでOK!
老後のこの手の記事を読みますと、
70歳とか75歳とかでも肉体労働をしている方の記事が多いです。
それに比べたらこの方は68歳で1億円以上の資産、
年金と配当で500万円以上を毎年受け取っているわけで、
それだけで全く嘆くことがないのでは?
と思ってしまいます。
旅行と人との交流を後回し?
この方が今を嘆いている理由として、
旅行や人との交流を後回しにすべきでなかった!
というのがあります。
ただ、この方は結婚して子供が一人いると書いてあります。
今も離婚もせずに暮らしているということは、
最低限の家族旅行とかは行かれていたのではないか?と推測されますし、
旅行なんて本当に行きたいなら今からでも行けば良いかと思います。
交流については、この方、
サラリーマン時代に「飲み会は月1回」と書かれています。
この「飲み会」が学生時代の友人とかであるなら、
まあ普通はそんなもんじゃないでしょうかね?
それだったら、その交流は今も続いている可能性が高いので、
それだったら月1回飲み会がある程度で良いと思うべきでは?と思います。
もしも、月1回の飲み会が会社関係で、
友人関係の飲み会は投資資金の為にに断っていた!
というならば、それは確かに愚行と言わざるをえないとは思いますが...
若い内にお金と時間を使ったとて...
総合的に判断致しますと、FPさんの言っている
"加藤さんも、今からでも遅くありません。資産はすでに十分。あとは“お金の使い方”を少し変えるだけで、「満たされない老後」は、「充実したセカンドライフ」に変わる可能性があるのです。"
というのは全くその通りではないかと思います。
ただ発想として改めて考えていた方が良いのは、
若い内にお金と時間を使っておけば!というのはちょっと違うということです。
サラリーマン時代は忙しく休みもそれほどとれないので、
仮に、若い内に旅行に行きまくろう!と思ったところで、
GWなどにバカ高いお金を出して短期間にちょこっと行くだけ...
それで老後に「もう旅行は行きつくした!」みたいにはならないでしょう。
また、「人との交流」と言ったところで、
若手サラリーマン時代は皆忙しいので、
こちらも毎週のように飲み歩くとか、
毎週末にバーベキューをするみたいなのは非現実的です。
逆にお伺いしたいのは、
老後にお金がなくて働いているけど、
若い内に好き勝手やってきたし、
友達はたくさんいるので今は幸せ!
みたいな人がどれだけいるかということですね。
自分の場合、サラリーマン時代の交流が途絶えてしまったので新しく交流を作るのが一番の課題になっています。飲み会や旅行は現役時代に散々出張していたので親しい友人と行く温泉旅行と台湾旅行だけでもう十分です。
返信削除友人との温泉旅行は良いですね。私は久しく行っていませんが、ここに来て、皆さん子供が大きくなってきたからか、ボチボチ行こうかみたいな話が出てきています。
削除若い時の旅行はまったく楽しくなかったけど今行く一人旅行はものすごく楽しいけどな。変な比較心とか邪心みたいなものが若い時には有ったからのような気がする。
返信削除私の場合は、若い頃は仕事が気になり旅行を100%楽しめなかったのが大きかったですね。実際に電話がかかってきて旅行が中断したこともありました。
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