2024年12月22日日曜日

FIREを勧めるのは無責任? ~ 勧めるというよりは問題提起だが... ~

シニア海外移住を勧めるのは無責任?


ネットニュースで定期的に見るのが、
シニア海外移住で成功した方々に関する記事です。


上記の記事では、年金でタワマンに暮らす人や、
飲食店経営者、日本語教師で活躍する人が取り上げられています。

これに対して、ヤフコメには批判が結構多いですね。
というのも、タイ移住で失敗している人も多く、
特に昨今の物価高もあって帰国者も相次いでいる、
この辺も報道しないとダメではないか?というものです。

確かに、報道という観点で見ると、
移住失敗者も取り上げた方が良いのでは?
と私なんかも思います。

ブログでFIREを勧めているのか?


こういった批判を読んでいたら、
私がFIRE生活を礼賛しているのも、
FIRE卒業とか失敗が増えている中、
無責任ではないか?という意見を持っている人もいるかもしれない...
ということをふと思いました。

しかしながら、当ブログは個人の経験・意見を述べているだけであり、
報道などとは性格が全く異なるものかと思います。

また、私個人としては、特別にFIREを勧めているという自覚はないですかね?

私は65歳とか70歳まで好きでもない仕事で働くのはいかがなものか?
と言った主張はしていますが、
これについて、私がFIREを勧めているというよりは、
これで人生、本当に良いのか?と問題提起をしているという認識です。

よくよく考えた結果として働くという決断をした人に対して、
特に批判をするつもりは全くありません。

ただ、漫然と働けるまで働くというのは、
将来的に後悔する可能性は結構あるのでは?
みたいな話をしているわけです。

生涯現役礼賛のが気になった...


最初のタイ移住の記事の話に戻りますと、
シニアの老後でのタイ暮らしが快適というより、
シニアでも海外でバリバリ働いているのを礼賛しているのが気になりました。

最初に紹介されている人は20万円の年金でタワマン暮らしの人ですが、
72歳の飲食店オーナー、同じく72歳の日本語教師などは、
バリバリ働いているとして紹介されています。

こういった方はかなり特殊かと思いますが、
シニアも働けとか、海外で活躍の場もあるよ!
というメッセージが記事にこめられているとすると、
むしろそっちの方がいかがなものかな?と個人的には思いました。

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4 件のコメント:

  1. 国の推奨パターンからそれても幸福に生きていけることを示したことには意義が大きい

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    1. 私なんかも定年までは働くと漠然と思っていましたので、この辺が当たり前でないことを築かせくれた方々には感謝しかないという感じです。

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  2. 日本料理人のようなニーズが高いスキル持ちはタイで都合のいい余生がすごせますが、それ以外の大多数の日本人にはタイに移住する魅力は無いと思います。物価が高くなってしまったし、タイやマレーシアなどの食事は油、辛味などで日本人高齢者が毎食食うにはきつい。低年金で移住した日本人が軒並み生活難になり、日本人観光客を騙すようになったのはよく聞きます。個人的には高齢での海外移住は、その土地に駐在、長期出張していたくらいの経験がない人にはお勧めしません。

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    1. 年金でタイで快適に生活している人の動画もよく見ますが、基本的には同じ生活はちょっと無理かな?と言う人が多いです。ご指摘のように、物価的なメリットはかなり縮小していますし、三食フードコートは無理な人が多いでしょうね。

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