東京都職員に週休3日制導入
東京都が週休3日制を導入すると発表しました。
"都総務局によると、都職員は現在、始業や終業の時間を自分で決めるフレックスタイム制を活用して勤務時間を調整することで、休日を4週間に1日追加できる。これを1週間に1日加えられるように見直して、「週休3日」を実現できるようにするという。また、小学3年生までの子がいる職員を対象に、勤務時間を1日最大2時間短縮できる新たな「部分休暇」も導入する。関連する条例改正案を来年の都議会第1回定例会に提出する予定。” (引用元) 「隗より始めよ」小池百合子知事、都職員の週休3日や部分休暇導入へ"
これってうまくいくんですかね?
かなり不安な要素があります。
調整が可能なのか?
一口に東京都の職員と言っても、
仕事内容は多岐にわたっているので一概には言えないでしょうが、
週休3日制を導入できるような調整が効く職場がそんなにあるのか?
また、小学3年生までの子がいる職員が
1日最大2時間勤務時間を短縮できる制度については、
その人が2時間早く帰った分、誰が働くのか?
この辺をきちんと計算したうえなのかが疑問です。
仮に私が勤務した会社でこれを導入した場合どうなるか?
まず、週休3日制について言えば、
制度はあるけど誰も使わない(使えないが正確か?)となりそうです。
根拠となるのが、私の会社で夏季休暇は2週間まで
連続で取れるという制度が導入された際、
私の知る限りでは誰も取得した人がいなかった!という例です。
これより遥かにハードルの高い週休3日など、
仕事の調整などほぼ不可能ですし、
やったら周囲からどんな目で見られるやら...
また、子育て2時間の時短はできるでしょうが、
周囲にその仕事のしわ寄せが行くのが目に見えていますね。
しわ寄せが行くのは独身者...
まあ、この手の制度が出来て、実際に週休3日になる人や、
子育てで早く帰れる人は良いですが、
このしわ寄せがどこにいくのか?
この辺をきっちり明示して頂きたいところです。
これから人出不足が深刻になるというのだから、
代替人員の確保は困難、
となると周囲が大変になるのは目に見えている気がしますが...
そして、その矛先は独身者へ行くでしょう。
特に、20代独身女性と中高年独身男性がターゲットです。
FIRE志望者は要注意
週休3日制になるならFIREしなくても良いかな?
という類の意見を述べるFIRE志望者はいますが、
私はむしろ逆に考えています。
週休3日制の恩恵を受けるのは妻帯者が中心で、
むしろ独身者はそのあおりを受けて労働時間が増えるのでは?
という疑いを持っています。
まあ、東京都のケースがどうなるかはわかりませんが、
実際どうなるかは興味深く見守りたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿