60歳でスパッと退職した人が多かった
昨日は67歳定年になって、60歳以降も給料が下がらないなら、
60歳で会社を辞めようと思っている人がずるずる働くことになるのでは?
という個人的な懸念を述べました。
このことは人生をトータルで考えた場合、
私は「リスク」となりうるという発想に至った理由の一つが、
私の会社では定年延長を断って、
60歳でスパッと退職した人が結構多かったことが挙げられます。
そして彼らの多くは退職したことを全く後悔していないのです。
職場復帰の打診はNO!
OB会などで話された彼らの話をまとめると、
退職後は特に何をするわけでもないが、
のんびりと楽しんでいるという人がほとんどだそうです。
マスコミの記事にあるような、
暇を持て余してつらいとか家で邪魔者扱いされている人はいません。
その証拠とも言えるのが、
再就職の打診にOKした人はゼロというものがあります。
元々定年延長を打診するくらいですから、
戦力的には期待されている人達です。
人繰りが厳しいこともあり、
週に2~3日とかでも良いから...と言っても、
OKをする人はゼロです。
一度働かない暮らしを経験してしまったら、
もう一度働きたいとは思わないというのは、
私なんかは非常に共感できる話です。
給料激減がなければスパッと辞められなかった?
60歳でスパッと辞めたことを後悔するなら、
職場復帰を喜んで受けるでしょうが、
そのような人はいないという事実は、
定年延長を断って後悔する人は、
経済的に問題の無い方であれば極めて少ないと言えそうです。
まあ、私の周囲という極めてサンプル数の少ない世界の話ではありますが、
それなりに一般論化できる話ではないかと思います。
ただ私が聞いている限りでは、
そんな60歳以降の生活を楽しんでいる人でも、
60歳で会社を辞める決断の大きな要素が、
給料が激減するということだったということです。
給料が減らないなら働いていたかもしれないというのは、
60歳以降の平穏な生活がなかったことを意味します。
これは、私なんかにすれば結構怖い話です。
この辺は当事者はどう考えているのか?
かつての先輩にちょっと聞いてみたいところではあります。
定年後に職場に残る人は知り合いではほとんど見ません。給料の下がり方が半端でなく、フルタイム勤務で年収200万まで下げられる人が多いです。金に困っている人以外は辞めますし、それが会社の狙いです。誰でも名前は知っている大メーカーでそれです。
返信削除やはりそうですか?私の職場では、辞めて欲しい人ほど残りたがるという感じでした。
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