高額なリフォーム費用で老後破綻?
THE GOLD ONLINEではお馴染みと言える、
老後破綻関連の記事で面白いものがありました。
遅くに生まれた次女の大学院進学費用とリフォーム費用で、
退職金2,000万円が5年で300万円まで減少したという内容です。
コメントでは、娘の大学院進学費用を負担することへの批判が多いですが、
私が驚いたのはリフォーム費用が1,000万円かかったと言う事。
まあ一部コメントにありますように、
銀行出身者でお金のプロであるはずの人が、
娘にお金が掛かるのをわかっていて、
1,000万円もの費用を掛けてリフォームなんかするのか?
確かに、色々と疑問が残る内容の記事ではあります。
老後の大規模修繕を考慮している人は少ない?
ただ、私も知人と老後の住まいについて話す場合、
リフォーム費用について考えていない人が結構多い印象はあります。
30~40歳くらいで家を買った場合、
今の新定年とも言える65歳くらいになると、
かなり大規模な修繕が必要となる可能性が高いと思うのですが、
家は買ったので、住むところがあるのでとりあえず老後は安泰!
みたいな考えは結果的にどうなるのか不安は残ります。
それだったら、老後も賃貸で年金の範囲内で借りれる家に住む!
と最初から決めている私なんかほうが、
予期せぬ出費での老後破綻リスクは少ないのではないか?
と思っています。
老後の家賃負担 VS リフォーム費用
持家派のセミリタイア生活者の方の多くは、
修繕費などもきっちり考慮した上で、
賃貸よりも経済的メリットがあると計算されている印象があります。
ただ、子育て期間中に理想的な家に住むことに重きを置いている方は、
そこまで考えていない人が大部分という感じは致します。
老後もずっと今の家に住むの?みたいな質問したら、
「そんな先の事なんて考えてない!」
とキレられたこともありますからね。
この辺りを総合的に改めて考えてみますと、
老後の住居に関わる破綻リスクを考える上では、
老後の家賃負担 VS リフォーム費用
と言う図式もあるんじゃないでしょうかね?
前述の方の1,000万円リフォームについては、
全面リフォームしないと家に住めないというケースだったとしたらどうなんでしょう。
老後破綻リスクがあるなら、
今の家を手放して賃貸に移るという選択肢もあるのでは?
ただ、今の家に住むことに固執して、
賃貸に引越すとかできないタイプの人は、
持家派の方が老後破綻リスクはむしろ高くなるかも?
なんて思ってしまいましたね。
違和感が多い記事でしたが、個人的に違和感を感じたのは博士号を取得したら高収入の仕事につけると考えていること。現実には30年くらい前から博士を取ったら逆に貧乏になることが多く、特に大学に残ったら貧乏のまま激務にさらされることがほとんどです。政府がポスドク1万人計画でポストドクターの待遇アップを図ったが大失敗に終わり、大量のドクタープアを生み出したのは大学生の子供を持つなら知っておくべきです。
返信削除私もこの点は気になりました。博士号取得で高収入が期待というのは、ご両親がそう思ったのか?FPさんが思ったのか?もうちょい、この辺は掘り下げて書いた方が良いと思いました。
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