仮に短命に終わるとしても...
FIREを達成してすぐに寿命が尽きるというリスクを考える場合でも、
「FIRE達成直後」というのは、いささか極端な設定ではないかと思います。
仮にサラリーマン時代の激務で身体がボロボロになっても、
5~10年くらいはFIRE生活を過ごせる確率の方が、
FIRE直後に身体を壊してそのままという確率よりは高いかと思います。
そして、仮にFIRE期間が結果的に5年とかの短期に終わっても、
人生トータルで見た場合、
やはりFIREして良かったということになるのではないでしょうか?
趣味だけにフォーカスしてみても...
このことは趣味だけにフォーカスしても、
ある程度は説得力を持つかと思います。
例えば、映画が唯一の趣味の方がいるとします。
FIRE後は映画三昧で1日3本の映画を楽しめるとすると、
年間1千本程度の映画を堪能することができます。
サラリーマンだと平日は疲れて映画どころではなく、
土曜日は疲れをとるのと家事で潰れるとすると、
映画が楽しめるのは日曜日だけ...
仮に日曜日に映画を3本見たところで年間では150本程度...
となると、FIRE後の1年はサラリーマンの1年の6倍以上の価値があると言えます。
また、旅行についても同様の比較が可能です。
サラリーマンだとまとまった期間の旅行は年に1度に1週間がせいぜい、
FIRE後は年の1/3とか1/2を旅行で使うことも可能です。
となれば、旅行に行ける時間は、
16~24倍にもなります。
質的要因を考えると比較不可能
上記は単純に趣味を楽しめる時間を比較したのみですが、
質的側面に目を向ければ、その差は更に際立ちます。
上記の映画の例で見ますと、
サラリーマンは日曜日に純粋に映画に集中できるのか??
という問題が出てくるかと思います。
次の日の会議の事で頭が一杯であるならば、
映画を楽しむことなんてできないかもしれないし、
仕事の電話が掛かってくるリスクもあります。
FIRE後であれば、何の憂いもなく映画に集中できます。
旅行でも、サラリーマンの旅行であれば、
前日は引継ぎ関連も含めて夜遅くまで働き、
出発当日朝で既に疲れていることも...
FIRE生活者であればこのようなこともありません。
また、FIRE生活者であれば、2週間以上の長期旅行も可能で、
これはサラリーマンでは絶対に無理です。
私もFIRE後に1か月程度の欧州旅行へ行きましたが、
この経験だけでもFIREした価値はあったと思っています。
そもそもサラリーマンの1年に価値はないかも?
まあそもそも論で申し上げますと、
サラリーマンの1年なんてしんどいだけで、
何の楽しみもないなんて人も結構多いかと思います。
だとすれば、FIREして1年でも人生を楽しむことができれば、
その方がよくないですか?ということになるのでは?
まあ、私のざっくりした感覚では、
サラリーマン時代の10年間の楽しみを足し合わせても、
FIRE生活の1年間には遠く及ばないのでは?
なんてことを考えてしまいますね。
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