FIRE志望者に多い「あと1年」症候群
昨日も取り上げました、海外の方のFIRE関連の記事の中で、
もう一つ気になるテーマがありました。
それは、FIRE志望者でよく見られる、
「あと1年」症候群です。
"4. 退職するのが遅すぎる「あと1年」症候群は、私がいまだによく目にする間違いだ。人々は退職資金が足りないのではないかと心配して、仕事を辞めたり新しいことを始めたりするのを遅らせる。そのほとんどの場合で、資金はすでに十分すぎるほどで、人々は保守的になりすぎているだけなのである。人々は、人生には限りがあることを理解していない。この地球上で80年か90年生きられれば本当に運がいいほうで、健康でいられる期間はさらに短い。1日、1日と、必要以上に長く働くごとに、取り戻すことのできない唯一の資源である「時間」を無駄にしていることになる。” (引用元) FIRE達成者が犯しがちな"間違い"は4つある。経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて、私はそれに気づいた(海外)
これについてはその通りだとは思うのですが、
FIREの為の目標金額を達成したのでスパッと会社を辞めた!
という人の方が少数派な気も致します。
この件に関しましては、それ程心配しないでも良いのでは?と言う点と、
対策が必要な点と、2つのポイントがあると思っています。
辞めるタイミングはやってくる!
まずは、退職が遅くなりすぎるリスクをそれ程心配する必要はない点ですが、
FIREしたくなるほど嫌な会社であるならば、
それなりの資産を持っていれば絶対に会社を辞めてやる!
というタイミングが来る可能性は極めて高いのでは?
と思われることです。
私の例で言えば、仕事がシンドイのでFIREを決断、
10年以上の時を経て目標金額を達成、
ただ、最も仕事がシンドイ時期に比べれば仕事はまし...
ならばもう少し働いて資産を増やそうか...とずるずる仕事を継続。
しかしながら、組織変更に絡んで仕事がきつくなる、
一緒に働く社員も変わり、これ以上働くのは絶対無理!
と辞表を提出という流れでした。
既に数億円の資産を持っている方とかであれば、
こういった働いている期間はまるっきり無駄だと思います。
ただ、資産額に一抹の不安があって、
FIRE後も多少のバイトくらいはしようと思っていたのであれば、
退職後に最低賃金に近い労働をするよりは、
正社員としてより高い時給で働けた!
お陰様で完全FIREできた!みたいな解釈も成り立つかと思います。
年齢で切るしかないか?
とは言っても、FIRE目標金額を達成した後に、
一番きつかった時期に比べればなんとか耐えられるけど、
ツマラナイ仕事がずるずる続く、みたいな状況もあり得るかと思います。
その場合は、40歳とか45歳とかの年齢を設定し、
大きいプロジェクトの途中であろうがなんだろうが、
その年齢に達したら会社を辞めるというのがよいのかな?と思います。
会社によっては役職定年であるとか、
この年齢で課長になっていなければずっとヒラとか、
そういった会社独自の区切りの年齢を、
一つの目安にするのも一案だと思います。
なかなか難しい問題...
まあ自分が退職を申し出る時を考えてみても、
本当に大丈夫なのか?という不安はありました。
そして、実際は(今のところ)本当に大丈夫ではありましたが、
それは相場の好調に支えられている部分もあったりするので、
結果論的な部分もあります。
なので、「あと1年だけ働く」をずるずる続ける気持ちもわかりますが、
会社を辞めて本当に良かった身からすると、
最後は自分の覚悟や計算を信じるということなのかな?
といったところかと思います。

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