FI達成後にREする必要はないのか?
水瀬ケンイチさんが、FIを達成したとしても、
必ずしもREする必要はないのではないか?
ということを述べられています。
"億を超える資産形成に成功したいま、FIRE(経済的自立と早期退職)のFI(経済的自立)部分はすでに達成したと言っていいと思う。しかし、必ずしもRE(早期退職)する必要はないのではないか、という考えに変わってきた。というのも、上記のような環境変化によって、現在の働き方でも自分のやりたいことが実現できるようになっているからだ。” (引用元) FIREを目指した〈億り人〉が直面した意外な現実…「早期退職」が必ずしも正解ではないワケ
水瀬さんのご主張は良く理解できるものの、
私個人の置かれていた環境を鑑みると、
私個人はやはりREがマストだった!ということになるかな?と思います。
この辺りをまとめてみたいと思います。
REをしなくても良い理由
水瀬さんがREをしなくてよいと考えた理由をまとめると、
以下の通りになります。
① インデックス投資の登場で投資にかかる時間が劇的に減少
② リモートワークで通勤時間がなくなり、1日あたり3時間弱の時間が浮く
③ 資産形成が進んだことで、やりたい仕事・社会貢献できる仕事に集中
④ 上司、同僚、部下との関係もおおむね良好
なるほど、資産形成でこういった好循環が生まれれば、
会社を辞める必要はないというのは説得力のある意見ではあると思います。
ただ、一般的にこういった好循環が発生する確率ですが、
決して高くはないのでは?という疑問は湧いてきます。
FI達成による感情は真逆な部分もあった
まずは、私の場合を見ていきましょう。
①の投資にかける時間については、そもそも大して時間を使っていないので、
本件は私には関係ない感じです。
②についても、私がサラリーマンを継続していた場合、
職種的にもリモートワークは無理!であてはまりません。
仮に可能だったとしても、
上司とかからガンガンに電話が掛かってきたことが予想されるので、
ゆっくりと仕事ができる環境ではなかったと思われます。
③についてが、私とは感じ方が真逆な部分です。
私の場合は、資産形成が進むにつれて、
仕事がどんどん自分の望む方向と乖離していきました。
コアの仕事は相変わらずつまらなかったのですが、
それに、雑用的な仕事もどんどんやらされるようになりました。
となると、仕事を辞めてもよい資産があるのに、
何でこんなつまらない仕事をしなければならないのだろうか?という疑問、
また、こんな仕事をさせる会社への怒りみたいなものも出てきました。
水瀬さんは、”不思議なもので、いつでも辞められる自由を手にすると、
肩の力が抜けたからか、かえってよい仕事ができるようになった気がする。”
と感じたそうですが、このような感覚は私には全くありませんでした。
むしろ、仕事のつまらなさの感じ方が倍増しましたね...
④の職場の人間関係においても、
FI達成しようがしまいがダメでしたね。
私のFI達成は会社には無関係
まあ、私がFIを達成したところで、
会社には無関係な話というのが基本かと思います。
例えば、私の資産がFIRE目標金額を達成して、
これからは出世も考えないし、仕事は手を抜くぞ!と考えても、
別に会社からのノルマが軽くなるわけでもなく、
上司の叱責がなくなるわけでもありません。
せいぜい、飲み会を躊躇なく断るくらいがメリットでしょうか?
まあそれとて、忘年会みたいなのはマストだろうし、
何の変化もないかもしれません。
なので、FI達成してもREしなくてよいと言う人は、
仕事そのものは嫌いでないが忙しすぎて...と言う人で、
FI達成により仕事を減らせることができる人という感じの人になるのでしょうかね?
うーん、これに当てはまる人はどの程度いるのかわかりませんが、
あまりいないんじゃないかな?
いずれにしましても私の場合は、FI達成したらREしなければ絶対ダメ!
というタイプではあったことは確実かと思います。

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