「FIREは1ヶ月で飽きる」は計算通り!
前項では、実際にFIRE生活を過ごした経験から考えると、
1ヵ月など、サラリーマン時代の疲れを取るだけで過ぎ去るし、
また、健保や年金など諸手続きも結構大変なので、
FIREが1ヶ月で飽きるはちょっとおかしいのでは?
ということについて述べました。
となると、1ヶ月でFIRE生活が飽きたと主張する人は、
最初からFIRE生活は1ヶ月程度で飽きる前提の計画だったのではないか?
と私なんかは思ってしまいます。
この辺りは、FIREへ至る道から考えるとわかりやすいかと思います。
FIREへの長い準備期間&不退転の決意
私のFIREへ至る過程は単純化すると以下の通りです。
① 仕事がしんどい & つまらないのでFIREを決意
→ 10年以上の緊縮生活を経て何とかFIRE達成
② サラリーマンへは絶対戻らない強い決意でFIRE生活開始
③ 1ヵ月で飽きるどころか、退職後8年以上経ってもFIRE生活は全然飽きない...
今現在FIRE生活を過ごしている方は、
同じような経緯を辿っているのではないでしょうか?
いきなりFIRE&仕事に戻る前提
ただこれが、1ヶ月でFIREが飽きた人となると、
以下のような経緯を辿っている人が多いように思われます。
① 予期せぬ異動などで突然FIREを決意
→ FIREとか関係なく手元には潤沢な資金があるのでFIREできてしまう
② 会社を辞めて無職にはなるが、FIRE生活がつまらなければ、
仕事に復帰する気は満々!
→ というより、単なる次の仕事へ向けての準備期間?
③ FIRE生活は計画通り1ヵ月で飽きる
→ 新たな天職を見つけて働き始めて、
FIREはお勧めできないとか言ってFIRE生活をディスる
ここでの重要なポイントは2点ではないかと思います。
一つ目は、FIREへ至る準備期間が極めて短い人が多いということです。
10~20年間とかFIREへ向けて準備して、
ようやくFIREしたけど1ヶ月で飽きた!みたいな話は聞いたことがないですね。
二つ目は、強い決意でFIREに臨んでいる人は見たことないということです。
嫌なら仕事に戻ればよいさ!という感じの人が多く、
元々の高スペックを活かして、
実際に仕事に戻れてしまうのも特徴かと思います。
この辺の経緯を見てしまうと、
1ヵ月でFIREが飽きるというのは計画通り!という気がしますね。
ただそうなると、1ヵ月はFIRE生活というより、
単なる次の仕事への準備期間にしか見えません。
FIREの水が合う人もいる
しかしながら、私の知っている人でも、
突然会社からリストラされて、
割増退職金を貰ってそのままFIRE生活、
軽くトレーディングなんかをしながら楽しく暮らしている人もいます。
まあ、FIREの水が合う人もいるわけですが、
こういった人は少数派なのかもしれませんね。
いずれにしましても、本当にFIREしたいと思っている人にとって、
1ヵ月でFIRE生活が飽きたみたいな話は、
全く違うスタンスの言っていることなので、
参考にする必要はないのでは?と思います。
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外資系だと、50代でリストラに合って仕事が見つからずにリタイアという人が結構多いです。飽きる飽きないという発想にはならず、単純に良い仕事に就くことが出来ないのでFIREを続けてしまうというパターンです。外資系はリストラが常にあるので独身だとそれなりに資産を築いている人が多く、FIREでもあまり問題にはなりません。
返信削除外資系だと、クビになる可能性を常に念頭に置いている人も多いので、ある意味計算通りということなんでしょうね。
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