シニアに対し現役時代と同様の活躍を求める
私がセミリタイアを目指した理由の一つが、
現役時代に10年間ほど給料が全く上がらなかったことがあり、
さらにその先を見据えると、60歳以降はその上がらなかった給料の半分以下になる!
というものがありました。
ただ、定年後に給料を下げない!という制度を導入する企業も増えているようで、
それだったら話は別だったかもしれないな...と一瞬思ったのですが、
なかなか厳しい条件が課せられるようです。
"例えばIHIはシニア従業員の賃金一律減額を廃止したが、その代わりシニアに対し現役時代と同様の活躍を求める。「この点では厳しい仕組みと言っていいかもしれない」と同社の人事制度改革を主導する斉藤真美子・執行役員人事部長は話す。賃金を減額した状態で働いてもらっている以上、これまではシニア従業員に対して「100%の力を発揮して下さい」とは言いにくい状況があった。マネジメントする上長としても、指導をためらう場面は多々あったという。賃金水準を現役世代と同水準にしたことで「フルで力を発揮してもらえるはず」と斉藤氏は期待する。ただし、ゆるやかに働きたいシニアも中には当然いるだろう。こうした従業員向けに週休3日制はある。賃金は減るが、余裕を持って働き続けてもらえるだろう。” (引用元) IHI、シニア従業員の給与減額を廃止 薄れる「定年の意義」
”シニアに対し現役時代と同様の活躍を求める”
と聞いて、個人的に考えさせられるものがありました。
60歳以降も仕事量が変わらない...
60歳以降も仕事内容・仕事量が変わらないのに、
給料が半分以下とかはそもそも論外ではないかと思います。
ただ、60歳以降も給料は変えないので、
それまで同様に働いてくれ!と言われると、
流石に体力的にきついのではないでしょうか?
それに加えて、自分より若い上長からの指示が厳しくなるなんてのは、
多くのシニアにとっては厳しい条件だと思います。
まあ、週休3日制という制度は魅力的には映りますが、
きちんと3日間、仕事の事を考えずに休めるのか?
この辺は未知数といったところですね。
どっちも嫌だが...
まあ、私と致しましては、
60歳を過ぎて給料が半額になって働くのも嫌だし、
60歳を過ぎても給料は変わらないけどこれまで同様に働くのも嫌ですね。
ただどっちが嫌かと言われれば、
後者の方が実は嫌かもしれません。
と言いますのも、給料半額で再雇用の場合、
「同じ仕事」とは言いながらも実際にはゆるく働いていた人も多かったですから...
なので、今回の記事を読んでの最終的な感想というのは、
どう転んだところでFIREして良かった!
といったところです。
シニアにとって理想的な働き方というのは、
やはり相当難しいという印象ですね。

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