2025年9月30日火曜日

50代で転職できるスキルより、FIREできる資産を身に着ける方が難易度が低いのでは?

三菱電機の早期退職募集


昨日取り上げたIHIのケースは、
60代以降も給与下げないから現役世代と同様に働け!
というものでしたが、
三菱電機のように黒字でも、
53歳以上の社員を対象に早期退職募集を行うケースもあります。

この早期退職募集を象徴的な出来事として、
これからのサラリーマンの在り方を上手くまとめているのが、
以下の記事となります。

"三菱電機の早期退職募集は、単なる一企業の人事施策ではなく「大手だから安泰」という神話が終わったことを示す象徴的な出来事である。社会が「70歳まで働け」と求める一方、企業は50代で「もう要らない」と告げる。生き残るためには会社に依存せず、市場で通用する力を持つ「キャリアオーナーシップ」が不可欠であり、これが令和の働き手に求められる新たな常識になっている。” (引用元) 三菱電機、最高益も53歳以上1万人に早期退職募集で黒字リストラ時代の到来か
この方のご意見は全くその通りと思うのですが、
「キャリアオーナーシップ」をどうやって築くのか?
というのはかなり難しい問題です。

自分の実力をどうやって証明するのか?


私の知っているレベルで申し上げますと、
50代で待遇アップ的な転職をしているケースは、
以下の2つのパターンのみです。

・超難関資格を保有
・取引先からのオファー

50代で転職できるケースというのは、
超難関資格で自分の実力を担保する、
また、長年の取引関係でその実力を示してきた、
というくらいしかないかな~という感じです。

極めて特殊なスキルが要求される職場とか、
外資系企業で実績が明確に給与に反映している職種とかでない限り、
極々普通に、営業や経理とか総務でやってきた人が、
その実力を証明するのは至難の業のような気が致します。

まあそれ以前に、50代に対する求人自体がそもそも少ないと思うのですが...

まともな再就職よりFIREのが簡単


となると、50代の生き方としては、
FIREというのがよりクローズアップされるかと思います。

と言いますのも、50代で容易に転職をできるスキルを身に着けるのは困難ですが、
それに比較すれば、FIRE資金を用意するのは難易度が低いからです。

今回の三菱電機クラスの大企業であれば、
財形や持ち株に加えて退職金・割増退職金だけで、
FIREできるだけの資産が手元に残っているなんて人もいそうです。

まあそれはともかく、今のところ、
40代くらいまでは普通に働ける企業が多いようなので、
50歳くらいまでにFIREの目途をつけるような人生プランというのは、
黒字リストラが一般的になる状況では、
かなり有効であるとは思いますね。

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