2025年1月28日火曜日

FIREより起業? ~ 起業お勧めの風潮には違和感あり ~

中高年起業家グランプリ優勝者コメント


中高年の起業家向けビジネスコンテストなるものがあったそうで、
そのグランプリを取られた方のコメントが印象的でした。

"「気づいたら50代まで来てしまった。(起業を)やらずに、暇を持て余してソファーに座っていた自分を思い出して。年代的にも最後の挑戦をしようと思い切って起業しました」” (引用元) 第二の人生”定年前後に起業 成功カギは?…小額投資でリスク避ける”"
「50代で暇を持て余してソファーに座っていた」なんてFIREそのもの!
何が不満なんだ!なんて私なんかは思ってしまうのですが、
世間一般にはなかなか説得力のある言動のように思えます。

50代でFIRE生活 VS 起業だったら...


50代で起業でビジネスを成功させる方が、
50代でFIREでまったりと生活するより、
世間的には遥かに良い印象があるでしょうね。

私個人の印象を振り返って考えてみると、
40代で仕事に絶望しきっている状態でこの発言を聞いたところで、
自分が起業しようなどとはまるで思わないでしょうが、
30代でまだ仕事に未練が全くないわけでもない状態であれば、
起業という方法もあるのか...と思わないでもなかったかもしれません。

それで起業してうまくいけば良いでしょうが、
その確率はやはり低いでしょうね。

そして最悪のシナリオというのは、
FIRE資金を起業へ振り向けた結果、
サラリーマンの安定した職もFIRE資金も失うというものですかね?

リスクの低い1人起業が中心らしいが...


もっとも記事では、

"初期投資が50万円以下で融資も受けないリスクの低い「1人起業」が目立ってきているといいます"

とのことなので、起業リスクもそこまで高くないのかもしれません。

ただ、最近はやたらと起業を勧める記事を見かけるのがちょっと気になるところです。

「中高年のポテンシャルはあなたが思っている以上にあるのです!」

何て文言をよく見かけますが、本当なんでしょうかね?

起業の成功確率であるとか、失敗した時の影響とか、
この辺りももう少しきっちり報道して欲しいとは個人的に思います。

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2 件のコメント:

  1. 自分の周りの50代の起業者は、いい会社に雇われないので仕方がなく起業したという人しかいませんけど...

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    1. 自分の知っている範囲では、営業系でこれまでのコネクションを頼りに起業した方は何人かいますが、成功しているのかしていないのかはちょっと傍から見ていてわかりません。

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