もっと少ない資産でFIREできた?
年間2百万円の生活費で生活すべく、
5千万円の資産でFIREした人がいるとします。
この方が資産減少の恐怖にかられて生活費を3割抑制したならば、
年間の生活費は1.4百万円となります。
となると、そもそも5千万円も資産は必要なく、
3.5千万円でFIREできたことになります。
また、FIRE後も資産減少リスクを少しでも食い止めるべくバイトをして、
月に5万円くらい稼ぐとすると、年間60万円の収入になります。
となれば、3.5千万円も必要ではなく、
年間80万円程度を投資からのキャッシュフローで賄えば良いので、
資産は2千万円で良いことになります。
もっと早くFIREすれば良かった!という方は多いですが、
このような流れで逆算したら...という理屈の方も、
一定数いらっしゃるのではないかと推測されます。
FIRE後に過度の節約や雇われ仕事を一切やってこなかった身としては、
こういった思考の流れは避けたいと思います。
今回はその辺の理由をまとめてみたいと思います。
節約で生活の質は下がる
上記の例で言えば、年間2百万円をベースに節約した結果として、
年間1.4百万円になったということなのかと思います。
なので、最初から年間1.4百万円にするのはちょっと違う気がします。
もし、年間1.4百万円の生活費というのが当初計画であれば、
更にそこから節約しようという気になるのでは?
そもそも論として、年間1.4百万円と2百万円の支出では、
生活の質は随分と異なると思いますよ...
労働ありきの計画はお勧めできない
また、FIRE計画に労働を組み込むというのは、
個人的には賛成できないです。
多くのFIRE系の方が行っている労働というのは、
ご本人は「楽な仕事」と言っているケースが多く、
その感想に文句をつける気はないのですが、
私の体力なら十分きついと思われるものが多いですね~。
これもそもそも論になりますが、
一応お金は十分あるけど、
若干の不安と暇だから働くというのと、
働かなくては生活できないというのは全然違うのでは?
FIRE後は思ったより資産は減らないかもだが...
FIREしたからといって散財する人の話はあまり聞きませんし、
計画通りバンバンお金を使うという話も聞くことはほとんどありません。
だからといって、その辺を予め計算して少な目の資産でFIREというのは、
資産クラッシュのリスクなども考えますと、
心にゆとりのないFIRE生活になるのではないかと思います。
なので、もっと低資産でFIREできた!
と言う方向性に思考を持って行くのは、
あまりお勧めできないかな?と考える次第です。
セミFIREを推す人が良くバイトで月5-10万稼ぐと言っていますが、彼らは良いバイトのコネでも持っているんですかね?私はおととしパート、バイトを探しましたが全然採用されず、やれたのはきつい警備だけでした。
返信削除私も詳しいことはわかりませんが、結構きつい仕事を楽と言っているとか、年齢的に仕事の選択肢が多いとか、そんなところではないかと推測しています。
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