2019年4月1日月曜日

「アーリーリタイア生活はそんなに楽しくない」は本当か?

リタイアしてわかる?アーリーリタイアは楽しくない!

















先日、定年3.0 50代から考えたい「その後の50年」のスマートな生き方・稼ぎ方
を読んだ感想を 老後の三大不安要素「お金・健康・孤独」について
というタイトルで文章を書きました。

その著者である大江英樹さんが気になるTwitterをあげられていましたので、
自分なりの考えを述べてみたいと思います。


便宜的に文章を前半部分と後半部分を分けて考えたいと思います。

① 投資で資産を作ってアーリーリタイアし、
 好きなことをして暮らしたいと思ってる人は多いけど、
 実際にリタイアしたらそんなに楽しいものじゃないよ。

私も含めセミリタイアブログを書いている人だけに限っても、
アーリーリタイアして人生をエンジョイしている人は多くいます。
従って、この文章を普遍的真理と考えると間違いです。
これは帰納的に証明されています。

要は、「実際にリタイアして好きなことして暮らしていたけど、
自分は思ったより楽しくなかった」ならば、なるほどそういう意見もあるな!ですが、
すべての人がそうだ!は極論となります。

仮に、「筆者のリタイア生活はそんなに楽しくない」
を一旦認めたとしても、「サラリーマン生活より遥かにマシ!」
というもう一つの視点で見れば、アーリーリタイア生活の見方も変わります。
私はセミリタイアの場合、こちらのが重要ではないかと思います。

② 人は自分の好きなことをして暮らすよりも、
    人に必要とされて生きる方がずっと幸せなんだよね。

自分が長年積み上げてきた経験やスキルが認められたうえで、
他の人に必要とされているのであればわからないではありません。
ただし、これは現実問題としてなかなか難しいのではないでしょうか?

例えば、私が退職する時の話です。

私の所属ユニットは経費削減でアシスタントの女性は全員派遣社員でした。
従って、日中営業が全員外出すると正社員は管理部門の私一人でした。
このことを念頭に、退職の挨拶をしに行ったときに某営業課長が私に言った言葉が、

「あなたが辞めると日中正社員が誰もいなくなって困るのよ。
 派遣だけだと何かあったとき大変でしょ?」

です。

これなどは、確かに私は必要とされていたかもしれませんが、
私自身のキャリア30年弱のアカウンティング知識が評価されたわけではなく、
単に留守番として必要とされているだけなのです。

こんなの幸せでもなんでもないです。
むしろ「なめてんのか?」という話です。

安月給でこき使われている労働者だって経営者には必要とされているかもしれませんが、
それで幸せなわけではないでしょう。

要するに、「他人に必要とされている」は「他人にいいように利用されている」
と紙一重の部分もあるから注意が必要なのです。

上記Twitterでの主張は、前掲の定年3.0にも書かれていたものですが、
定年3.0ではもう少しマイルド (~という考え方もある、みたいに) に書かれていました。

Twitterだと文字数の制限から断言口調になるのは
やむを得ない部分はあるかもしれませんが、
リタイアしてわかったのは、「サラリーマン生活のつまらなさ・しんどさ」と
「セミリタイア生活の楽しさ」だけだったのでちょっとコメントしてみました。

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