昔のバックパッカー
私が初めて海外に行ったのは今から35年以上前で、
最初に訪問した国はマレーシアです。
当時のマレーシアは物価が今よりはるかに安いと言っても、
インドやタイなどに比べれば高く、
年単位で世界を放浪するバックパッカーは少なかったです。
とは言っても、それなりにそういったバックパッカーはいて、
彼らの話は当時大学生の自分には新鮮に映りました。
お金が貯まったら海外へ!
当時のバックパッカーの話で共通していたのは、
旅費の捻出方法と使い方です。
日本で肉体労働を集中的に行って旅費を稼ぎ、
纏まったお金を手に海外を放浪するスタイルです。
例えば、1年間日本で働いた後に2年間海外を放浪するとか、
もっとスパンが短くて、数か月働いて1年間海外に行くとか、
そういったスタイルです。
将来はどうするのか?
このスタイルだと、40代くらいまでは何とかなりそうですが、
それ以降は肉体的にもしんどくなっていくでしょう。
実際問題として、海外で力尽きる人もいたりして、
バンコク辺りで沈没していた人も昔は健全なバックパッカーだった?
なんて人も何人か見てきました。
この手の生活は若いうちは良いのですが、
50歳以降の事を考えるとあまりお勧めできる生活スタイルではないですね...
貧乏系海外セミリタイア
ただ、時代を経るに従ってか、
上記に近いライフスタイルを「外こもり」と呼んで、
一部ではかなり肯定的な意味にとらえられるるようになりました。
それからさらに一歩進んで、ある程度まとまった資金を手に、
そこから得られるキャピタルゲインや配当を原資に生活する、
貧乏系海外セミリタイアを謳歌する人達が表れています。
ブログやYouTubeである程度稼げるようになった環境というのも、
こういった人たちにとっては追い風になっていますね。
無謀かもしれないが確実な進化を感じる
貧乏系海外セミリタイアというのは、
一部では無謀な生き方と言われていますが、
昔のバックパッカー的な生き方から比べると、
かなり進化している感じますね。
個人的には老後の資金確保に関しては脆弱性があると考えますが、
この辺りで優秀なモデルケースが出てくると、
よりこのスタイルの魅力が増すのでは??
と思っています。
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