セミリタイア住居選びで大切なもの
セミリタイア後の住居選びで重要なものはいくつもありますが、
あまり触れられていないように思える視点で、
個人的には重要と思っているのは「都心までの距離」で、
それも物理的な距離というよりは「経済的な距離」だと思っています。
最近はそれを実感することも多く、
この点についてまとめてみたいと思います。
都心部へ出る用事
都心部へ出る用事として大きいのが以下の3つです。
① 会場調査などのバイト
② 飲み会
③ 大型書店・家電量販店へ行く
①については、3,000 ~ 4,000円程度の報酬のものが多いですね。
このついでに③をこなすことも多々あります。
②はコロナで壊滅状態ですが、
普段人と話す機会がない自分にとっては貴重な場です。
③は自分の趣味的側面が強いですね。
地元の書店や家電量販店では品揃えに難があります。
都心への経済的距離が重要な理由
仮に私が都心に出るのに片道1,000円の場所に住んでいたとします。
となると、都心までは往復2,000円となります。
①のような案件について考えると、
3,000円の報酬の為に2,000円の交通費を使うのはナンセンスです。
②の飲み会について考えれば、
基本的に交通費を理由に断ることはないと思いますが、
頻度が増えれば経済的ダメージが蓄積します。
③は行く機会が激減するでしょうね。
この手の暇だからぶらっと外出みたいなのが気楽にできなくなります。
結果的にセミリタイア的引きこもり生活が加速することとなります。
都心までの交通費往復1,000円の壁
個人的には都心までの経済的距離は片道500円以内に抑えたいですね。
私の懐具合を考えると、往復1,000円以内であれば、
気軽に出かけることが可能です。
また、セミリタイア生活は基本的には時間はたっぷりありますので、
都心までの時間はあまり気になりません。
例えば、京王線で新宿から京王八王子までは37.9Kmで45分程かかりますが、
京王線は運賃が安いので367円しかかかりません。
これが八千代中央から新宿まで行くとすると、
距離は40.9Kmで乗車時間は55分程度と大きな違いはありませんが、
東葉高速鉄道は運賃が高いこともあり967円もかかります。
サラリーマンは定期券がありますので、
交通費を意識することが少ない人もいますが、
自分が行く機会の多い駅までの交通費は重要だと思いますね。
地元完結系の方には無問題ですが...
もっともセミリタイアを機に生まれ故郷に帰った方など、
地元ですべてが完結している方ににとっては意味のない議論かもしれません。
ただ、家賃の安さだけを考えて引っ越し先を考えて田舎へ引っ越すと、
最初は良いかもしれませんが、
段々と問題が出てくる気がしますね。
私がそれなりに楽しいセミリタイア生活を過ごせているのも、
都会へのアクセスが良いというファクターが大きいです。
帰れる地元のない方で都心暮らしが長い方は、
このファクターは軽視しない方が良いと思います。
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