サラリーマン時代に実践した「断ち物」
日本には「断ち物」という伝統があります。
Wikepediaによれば、「断ち物」とは、
"断ち物(たちもの)とは、神仏に願掛けをした時に、自分の好きな食品や嗜好品もしくは薬などを絶って、禁欲により願掛けを強力にできるという民間信仰。"
とあります。
私は、神仏に願掛けをしたわけではありませんが、
サラリーマン時代には早期退職・セミリタイアを願って、
「小説断ち」を実行しました。
その理由と結果について振り返ってみたいと思います。
小説断ちをした理由
学生時代から継続している楽しみはミステリーなどの小説を読むことですが、
サラリーマン時代のある時、
小説を読んでいてもそれ程楽しくないな~と思い始めました。
理由は極めて単純で、頭の片隅に常に仕事のことがあるからです。
小説を読むのは能動的に活字を追いかける作業なので、
ある程度、その作業に集中することになります。
「明日、朝一で会社に行って資料を作らなければいけない!」
「土日に出社しなければ仕事が終わらない」
などと言った状況で、小説に集中するというのは極めて困難です。
当時はすでに早期退職が頭の中にあったため、
「よし、サラリーマンを辞めるまで小説を読むのを辞めよう!」
「無職になったら、朝から晩まで本を読もう!」
と一念発起致しました。
小説断ちの効果
自分で勝手に決めたルールではありますが、
小説断ちには一定の成果はあったかと思っています。
第一に、セミリタイア生活へのモチベーションが上がりました。
会社を辞めたら自分の好きな事ができるのだ!
と思えば、気持ち的には随分と前向きになれました。
第二に、小説を読んでいた時間を経済活動に割くことにした結果、
セミリタイアが早まったという側面があります。
小説の代わりに経済書を読んだり、
アンケートなどの副業に勤しむことにより、
投資 & 副業の収益はアップすることになりました。
退職後に断ち物を振り返る
実際に会社を辞めて、セミリタイア生活に入ってみて感じるのは、
サラリーマン時代に趣味を楽しむのと、
無職になって趣味を楽しむのでは、
クオリティや密度で大きな違いがあることですかね?
同じ本を読むでも、退職後の方が段違いに楽しめますね。
ここは想定以上だったかと思います。
このポイントから見ても、
「早期退職実現まで断ち物をする」
というのは、なかなか良い作戦だったような気がしますね。
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